概要/あらすじ
傲慢不羈な王爷と、天真爛漫なヒロインの運命的な恋を描いた中国小説『本王在此』をご紹介します。
高位にありながらも孤独を抱える碧蒼王(へきそうおう)・沈璃(シェン・リー)。彼女は魔界に生まれ、比類なき力と美貌を兼ね備えた存在です。千歳の誕生日を迎え、天界の帝君第三十三孫・拂容(フウ・ヨウ)との政略結婚を迫られます。しかし、プレイボーイとして悪名高い拂容(フウ・ヨウ)との結婚など、沈璃(シェン・リー)にとって到底受け入れられるものではありませんでした。誇り高き彼女は、運命に抗うべく逃亡を決意します。
逃亡劇の最中、深手を負い鳳凰の姿に戻ってしまった沈璃(シェン・リー)は、“肥えた鶏”として売りに出されてしまいます。そんな彼女を救ったのは、人間界で暮らす行雲(コウ・ウン)という名の青年でした。行雲(コウ・ウン)の正体は、実は上古の神君・行止(コウ・シ)の転生。沈璃(シェン・リー)は、この奇妙な人間との出会いをきっかけに、それまでとは全く異なる世界へと足を踏み入れていくことになります。
はじめは反発し合っていた沈璃(シェン・リー)と行止(コウ・シ)。しかし、共に過ごす日々の中で、互いの内に秘めた優しさや強さに惹かれ合っていきます。宮廷の陰謀が渦巻く中、二人の運命は激しく揺れ動きます。果たして沈璃(シェン・リー)は、自由と愛を掴むことができるのでしょうか。
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