将軍の花嫁あらすじネタバレ(全話)

将軍の花嫁
作品情報
  1. ドラマ:将軍の花嫁(全30話)
  2. 原題:将军家的小娘子
  3. 原作小説:将軍家の小娘子
  4. 豆瓣レビュー数:2665
  5. 豆瓣の評価:48
  6. 製作:2020年
  7. キャスト:タン・ミン(湯敏),ウー・シーザー(呉希澤),ツァオ・ジュンシアン(曹峻祥),リュウ・インジュン(劉胤君),ルー・ジア(卢佳),ユウ・ツォン(鬱蔥) ほか

辺境将軍・永寧伯楚修明(そしゅうめい)は、冷酷な悪鬼と噂され、前妻3人が謎の死を遂げていたため、瑞王(ずいおう)府の次女・沈梓(しんし)は、庶出の三女・沈錦(しんきん)に身代わり結婚を強要します。沈錦(しんきん)は母の安全を条件に承諾し、嫁入り道中、賊に襲われ護衛は全滅しますが、侍女の肉肉(じくじく)と共に将軍府を目指します。

将軍府で楚修明(そしゅうめい)を下男と勘違いした沈錦(しんきん)は、肉肉(じくじく)がスパイ容疑で殺されそうになったところを、身分を明かして救います。前妻3人がスパイだったことから、楚修明(そしゅうめい)は沈錦(しんきん)も敵国・鷹族のスパイではないかと疑い、刺客を送りますが、沈錦(しんきん)は自ら将軍府へ現れたのでした。楚修明(そしゅうめい)は部下の豹子頭(ひょうずとう)に2人の世話をするよう命じます。沈錦(しんきん)は仮死状態になる薬で将軍府を抜け出そうとしますが、薬を飲んだところを敵に拉致されます。楚修明(そしゅうめい)は沈錦(しんきん)を救出しますが、既に息絶えており、スパイではないと悟ります。将軍府に戻ると沈錦(しんきん)は奇跡的に蘇生。楚修明(そしゅうめい)は彼女の持つ玉佩が地宮の仕掛けと酷似していることに気づき、秘密を隠していると睨み、豹子頭(ひょうずとう)に彼女を閉じ込めるよう命じますが、沈錦(しんきん)は錠前破りの名人だったため、あっさり脱出。以後、楚修明(そしゅうめい)は彼女に府内での自由を許します。

鷹族が攻め込んできた際、楚修明(そしゅうめい)が不在の中、沈錦(しんきん)は男装して楚修明(そしゅうめい)を装い、時間稼ぎに成功。2人の仲は深まります。しかし、実家から送られてきた刺繍図を見た楚修明(そしゅうめい)は、沈錦(しんきん)を墓地へ連れて行き、彼女の玉佩で地宮を開けます。中には玉璽が。地宮が崩落した後、楚修明(そしゅうめい)は叔母と八王爷の死因を調べようとしますが、その鍵を握るのが沈錦(しんきん)だと考え、彼女を離縁します。

離縁を不服とする沈錦(しんきん)は、男装して軍営に入り訓練を受け始めます。楚修明(そしゅうめい)は彼女を不憫に思い、自ら訓練に付き合いますが、彼の態度に翻弄された沈錦(しんきん)は、自ら離縁状を書きます。皇帝は楚修明(そしゅうめい)の離縁の噂を聞き、禁軍統領の蕭肅(しょうしゅく)を密かに調査に派遣します。蕭肅(しょうしゅく)は沈錦(しんきん)の幼馴染。軍営で監軍となった沈錦(しんきん)は楚修明(そしゅうめい)にあれこれ命令し、楚修明(そしゅうめい)は困惑しながらも帰宅。翌日、沈錦(しんきん)は楚修明(そしゅうめい)に軍営に戻るよう頼み、離縁の報告をするまでは夫婦として振る舞い、職務を全うするよう求めます。楚修明(そしゅうめい)は承諾し、軍営での不便を考慮して彼女に赦免令を与えますが、沈錦(しんきん)はそれを蕭肅(しょうしゅく)に使い、楚修明(そしゅうめい)は激怒。蕭肅(しょうしゅく)に焚きつけられ、沈錦(しんきん)に告白。実は蕭肅(しょうしゅく)が想いを寄せていたのは肉肉(じくじく)だと知り、2人は和解します。蕭肅(しょうしゅく)と楚修明(そしゅうめい)は協力してスパイを捕らえ、蕭肅(しょうしゅく)は皇帝に楚修明(そしゅうめい)の潔白を証明し、偽装死を遂げて再び楚修明(そしゅうめい)を助けるため戻ります。

鷹族との和平交渉のため、鷹族の姫・瑪雅(マヤ)が楚修明(そしゅうめい)と試合をして負傷し、将軍府に滞在することに。沈錦(しんきん)は面白くなく、瑪雅(マヤ)と楚修明(そしゅうめい)の副官・楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)をくっつけようとしますが、楚修明(そしゅうめい)に邪魔され、2人は口論になります。その後、瑪雅(マヤ)が想いを寄せているのは沈錦(しんきん)の部下・元児(げんじ)だと分かり、2人は和解。改めて結婚式を挙げ、本当の夫婦となります。翌日、九児(きゅうじ)が訪ねてきます。楚修明に求婚しに来たと思い込んだ沈錦(しんきん)は、公主を阻止しようとしますが、2人の仲睦まじい様子に感動した公主は、実は侍衛の蘇晨(そしん)に恋しており、皇帝が気晴らしにと将軍府へ送り込んだのだと明かします。沈錦(しんきん)は公主と蘇晨(そしん)の再会を手助けし、駆け落ちの準備を始めます。楚修明は沈錦(しんきん)が重い病気にかかったと思い込み、献身的に尽くします。重陽の節句、沈錦と楚修明は公主の偽装死を計画し、皇帝も承諾。公主は沈錦に胭脂扣を贈りますが、楚修明はそれが空であることに気づき、蕭肅(しょうしゅく)は中の薬草が鷹族の天灯籠と同じだと指摘します。楚修明と蕭肅(しょうしゅく)は、楚修明に横領の罪を着せる計画を立て、京城へ戻る口実を作ります。楚修明は沈錦に叔母の形見の玉佩を渡し、自分の計画を打ち明けます。実は楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は先帝の皇子・八王爷と楚修明の叔母の息子で、火事で両親を失い、楚修明の母に育てられたのでした。

京城に戻った楚修明は皇帝に謁見し、横領の濡れ衣を晴らし、黒幕の調査を命じられます。沈錦は実家に戻りますが、冷遇されます。楚修明が沈錦を迎えに来ると、彼の素顔を知った瑞王(ずいおう)府の人々は態度を豹変させます。2人は将軍府に移り、沈錦は楚修明の支援を受けて布屋を開きます。向かいには幼馴染の呉若男(ごじゃくだん)の店があり、楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は彼女が命の恩人だと気づき、求婚を始めます。沈錦は2人を応援しますが、楚修明は反対し、2人は口論になり、沈錦は実家へ戻ります。そこで姉妹と揉み合いになり、転倒した拍子に妊娠が発覚。楚修明は彼女を将軍府へ連れ戻します。間もなく、楚修明は辺境へ戻るよう命じられますが、沈錦は妊娠のため京城に残ります。沈錦と呉若男(ごじゃくだん)は協力して宮廷の仕事を受注し、商売は繁盛しますが、沈錦の身代わり結婚が世間に知れ渡ってしまいます。皇帝の側近・劉大人(りゅうたいじん)は楚修明に謀反を持ちかけ、皇帝に身代わり結婚を密告。瑞王(ずいおう)府の人々は投獄されます。

沈錦の窮地を知った楚修明は京城へ戻り、皇帝に彼女の解放を嘆願しますが、聞き入れられず、牢獄を襲撃します。楚修明と楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は沈錦を呉若男(ごじゃくだん)の村へ匿い、花大爷(はなたいや)という医者に見てもらい、安胎薬を処方してもらいます。楚修明は八王爷の死が不死鳥という植物と関係があることを突き止め、花大爷(はなたいや)はそれが鷹族の天灯籠と同じ植物だと気づきます。楚修明は八王爷が生きていると確信します。劉大人(りゅうたいじん)から八王爷の死の真相を教えるという手紙を受け取った楚修明は、彼と会い、皇帝が八王爷を殺したと聞かされ、謀反を持ちかけられます。楚修明は承諾したふりをして、皇居を包囲しますが、実は策略で、劉大人(りゅうたいじん)を捕らえ、皇帝は彼の悪事を暴き、処刑します。楚修明と楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は沈錦の元へ戻り、怒る沈錦を優しく宥めます。楚修明は楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)に復讐を諦めるよう説得します。この会話を盗み聞きしていた花大爷(はなたいや)こそが八王爷でした。彼は生きており、事件を密かに調べていたのです。皇帝と楚修明は黒幕が司徒(しと)大人だと突き止めます。真相が明らかになり、皇帝は八王爷に皇位を譲ろうとしますが、八王爷は辞退。最終的に皇位は楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)に継承されます。2人の王爷は望み通りの生活を送ることになり、沈錦は出産後、楚修明と共に辺境を守るのでした。

第1話あらすじとネタバレ

沈錦(しんきん)が男装をして村人たちと冗談を言い合っていると、父親に連れ戻された。瑞王(ずいおう)府に戻ると、沐浴、著替え、化粧を施され、画家の前に端座させられた。画家は彼女の容姿を描き、婚姻相手を決めるために皇帝へと献上した。絵が王府を出るとすぐに聖旨が届いた。皇帝は、沈家の次女・沈錦(しんきん)の姉を永寧伯・楚修明(そしゅうめい)の妃として娶らせるよう命じ、全ての儀式を公主の例に倣い、礼部と欽天監が共同で執り行うよう指示した。

沈梓(しんし)が楚修明(そしゅうめい)と結婚するという知らせに、沈錦(しんきん)は大変驚いた。沈梓(しんし)と母親が沈錦(しんきん)を次女だと主張したため、最終的に父親は沈錦(しんきん)を楚修明(そしゅうめい)に嫁がせることに決めた。これに沈錦(しんきん)は怒り、結婚しないと断言した。沈梓(しんし)親子が沈錦(しんきん)の母親に無理やり拇印を押させようとした時、沈錦(しんきん)は棒を持って駆けつけ、二人を追い払った。争っているところに父親が現れた。母親がこれ以上いじめられないように、沈錦(しんきん)はやむなく結婚を承諾した。

母親の悲しみを前に、沈錦(しんきん)は自由気ままな生活が好きだと慰め、塞外辺境には思いがけない良いことがあるかもしれないと言い、自分のことは心配ないと約束し、母親にも穏やかな老後を送ってほしいと願った。婚礼衣装を著た沈錦(しんきん)は、侍女と共に馬車に乗り永寧伯府へ向かった。途中で、永寧伯の手下が瑞王(ずいおう)府の従者を帰らせ、沈錦(しんきん)と侍女だけを先に進ませた。盛大な婚礼の行列は、永寧伯の家人に差し向けられた刺客に襲撃された。突然の矢の攻撃に、沈錦は怯えた。激しい戦闘の中、侍女の肉肉(じくじく)は沈錦を馬車から逃がそうとしたが、敵は諦めなかった。沈錦が傷つけられそうになったその時、仮面の鬼将軍・楚修明(そしゅうめい)が現れ、沈錦と肉肉(じくじく)を救出した。

沈錦と肉肉(じくじく)が恐怖に震えながら大木の陰に隠れていると、あっという間に楚修明(そしゅうめい)一行は敵を倒し、立ち去ってしまった。道端に置き去りにされたことに気づき、沈錦は激怒し、肉肉(じくじく)と共に足跡を辿って永寧伯府を探し出した。城門が閉まる直前に滑り込んだものの、永寧伯府には誰も出迎えに来なかった。仕方なく、沈錦は肉肉(じくじく)の助けを借りて塀を乗り越えた。府内に入り、門が見つからない沈錦は、明かりのついた部屋に迷い込んだ。

小さな松明を持った沈錦が部屋の中を手探りで歩いていると、突然楚修明(そしゅうめい)の姿が目に入り、倒れそうになったが、楚修明(そしゅうめい)に支えられた。沈錦はこの温厚な人物を鬼将軍ではなく書生だと勘違いし、楚修明(そしゅうめい)の居場所を尋ねた。「鬼」と呼ばれたことに楚修明(そしゅうめい)は驚いた。結婚しに来たのではなく、文句を言いに来たのだと沈錦が説明すると、楚修明(そしゅうめい)は門の場所を教えた。沈錦は急いで門を開けに行ったが、肉肉(じくじく)がスパイと間違えられ、命の危険に晒されているのを見つけた。事態を収拾した後、沈錦は楚修明(そしゅうめい)の手下を楚修明(そしゅうめい)本人だと勘違いして責め立てた。その時、本当の楚修明が沈錦の背後に現れた。先ほどの部屋にいたのが楚修明本人だと知り、沈錦は驚愕した。

第2話あらすじとネタバレ

誤解が解けた後、沈錦(しんきん)と肉肉(じくじく)は部屋に案内され休息しました。二人が話している時、沈錦(しんきん)は母親に心配をかけないと約束したこと、そしてこれが皇帝陛下の賜婚であるため、家に帰ることはできず、家族に迷惑をかけるわけにはいかない、と話しました。一方、楚修明(そしゅうめい)は武術の稽古中に、嫁入り一行の中にスパイがいるという知らせを受け、皇族への敬意を示すため、自らこの件を処理することを決めます。

楚修明(そしゅうめい)が自分に会いに来ると知った沈錦(しんきん)は、急いで身支度を整えますが、彼からは詰問を受けます。嫁入り一行にスパイがいると告げられ、彼女は驚き、結婚のために来ただけだと主張します。しかし、楚修明(そしゅうめい)は彼女の言葉を完全には信じません。立ち去る楚修明(そしゅうめい)の後ろ姿を見ながら、沈錦(しんきん)は怒りに震えます。

楚修明(そしゅうめい)に処刑されるのを避けるため、沈錦(しんきん)と肉肉(じくじく)は一日中部屋にこもり、退屈していました。ある日、沈錦(しんきん)は大頭章が借金の代わりに渡した仮死状態になる薬を誤って飲んでしまいます。それを見た肉肉(じくじく)は急いで楚修明(そしゅうめい)を探しに行きます。薬を飲んだ沈錦(しんきん)は舌が痺れ、鷹族の人々に連れ去られます。駆けつけた楚修明(そしゅうめい)はこの光景を目にし、彼女が二重スパイではないかと疑い始めます。真相を確かめるため、楚修明(そしゅうめい)は一人で沈錦(しんきん)たちを追跡します。

鷹族の首領は、新しい夫人を人質として利用し、前回の敗戦の復讐を企みます。彼らは沈錦(しんきん)の顔を傷つけ、鞭で打つことで、楚修明(そしゅうめい)をおびき寄せようとします。この計画を聞いた沈錦(しんきん)は非常に恐れますが、その時薬が効き始め、仮死状態に陥ります。

倒れた沈錦(しんきん)を見て、楚修明(そしゅうめい)はすぐさま彼女を救出し、自分が彼女を誤解していたことに気づきます。彼は沈錦(しんきん)に謝罪し、彼女の母親の面倒を見ると約束します。沈錦を家に連れ帰ると、彼女は息をしていないことに気づき、肉肉(じくじく)は悲しみに暮れます。肉肉(じくじく)が絶望して泣いていると、沈錦は奇跡的に息を吹き返します。

楚修明(そしゅうめい)は沈錦の首にある玉佩に気づき、見せてほしいと頼みますが拒否され、最終的に無理やり奪い取り、彼女を部屋に閉じ込めます。自分の玉佩を取り戻すため、沈錦は鍵をこじ開けて楚修明(そしゅうめい)を見つけ、彼と豹子頭(ひょうずとう)を部屋に閉じ込めます。馬に乗って逃げようとするも失敗しますが、豹子頭(ひょうずとう)の助けを借りて、沈錦は鍵開けの才能を見せます。彼女をなだめるため、楚修明は彼女が将軍府を自由に出入りすること、そして馬術は得意ではないものの、馬に乗って遊びに出かけることを許可します。

ある日、馬で遊びに出かけた沈錦は、楽しそうに肉肉(じくじく)に体験を話します。肉肉(じくじく)は上機嫌な彼女をからかいます。玉佩の件に関して、沈錦はわざと楚修明をじらし、最終的に三日間の猶予と豊富な物資の提供を得ます。その後、彼女は美食を堪能し、自分の計画を実行に移し始めます。