将軍の花嫁あらすじ5話・6話、ネタバレ

第5話あらすじとネタバレ

楚修明(そしゅうめい)は眠りに落ちた沈錦(しんきん)を優しく抱き上げ、ベッドに寝かせ、休書と玉佩を彼女の傍らに置いた。翌朝、目覚めた沈錦(しんきん)は休書を見つけ、怒り心頭で楚修明(そしゅうめい)のもとへ詰め寄り、理由を問い詰めた。沈錦(しんきん)の追及に対し、楚修明(そしゅうめい)は彼女に愛情がないことを率直に告げ、大丈夫たるもの誌は高く、重責を担う身には男女の情に構っている暇はないと述べた。この言葉を聞き、沈錦(しんきん)は怒りを抑えきれず休書を引き裂き、自分が彼の思うままに離縁できる女ではないと断言し、たとえ彼が長期に渡り軍営に駐屯しても、自分は離れないと主張した。

楚修明(そしゅうめい)が自分を離縁しようとする真の理由を探るため、沈錦(しんきん)は新兵に扮して軍営に潜り込んだ。軍営では、豹子頭(ひょうずとう)がすぐに彼女の存在に気づき、楚修明(そしゅうめい)は彼女の無謀さを咎めたが、沈錦(しんきん)は自分が徴兵の条件を満たしており、どんな試練も受けると主張した。選抜の過程で、豹子頭(ひょうずとう)は沈錦(しんきん)を守るためわざと手加減をした。鉄球の訓練では、沈錦(しんきん)の安全を案じた楚修明(そしゅうめい)は彼女を呼び寄せ、他人を傷つけるのではないかと口実をつけた。さらに沈錦(しんきん)を守るため、楚修明(そしゅうめい)は自ら彼女と共に訓練を行い、最後は沈錦(しんきん)に敗れた。

一方、皇宮では、劉大人(りゅうたいじん)が画師(がし)を唆し、楚修明(そしゅうめい)が朝廷内に内線を持っていると誣告させ、皇帝の動向を熟知していると主張した。このことを知った皇帝は、将軍府へのあらゆる物資の輸送路を封鎖し、徹底的な調査を命じると同時に、蕭肅(しょうしゅく)に待機を命じた。その頃、蕭肅(しょうしゅく)は沈錦(しんきん)の消息を方々に探っていた。

楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は沈錦(しんきん)に、軍営生活の危険性と楚修明(そしゅうめい)が抱える外敵からの防衛や辺境警備といった大きな重圧について明かした。これらの話を聞き、沈錦は深く心を動かされた。皇帝が将軍府への全ての輸送路を封鎖したことを知ると、楚修明(そしゅうめい)は豹子頭(ひょうずとう)に沈錦の警護を強化し、軍営の防衛を固めるよう指示し、瑞王(ずいおう)府の人間が既に発覚したのではないかと疑った。

その後、軍営での沈錦は、自分に合わない武器を選んだり、楚修明(そしゅうめい)の好意を誤解したり、夜中に思いがけず入浴したりと、様々な騒動を巻き起こした。最終的に、楚修明(そしゅうめい)は酔った沈錦を湖畔に連れて行き、湖で沐浴する彼女の様子を見て、抑えきれない感情が湧き上がる。そして、沈錦は半醒半睡の状態で湖に倒れこんでしまう。楚修明は急いで駆け寄り彼女を助け、二人の関係にも微妙な変化が生じた。

第6話あらすじとネタバレ

楚修明(そしゅうめい)は川に落ちた沈錦(しんきん)を助け上げ、人工呼吸を施した。意識を取り戻した沈錦(しんきん)は、楚修明(そしゅうめい)に何かされたと思い込み、大声で抗議した。わけも分からず責め立てる沈錦(しんきん)に対し、楚修明(そしゅうめい)は彼女の行動が良家の令嬢にあるまじきものだとたしなめた。沈錦(しんきん)は、自分が離縁されたことを母が知れば悲しみに暮れ、父も失望し、姉妹たちからも嘲笑され、いじめられるだろうと心中を吐露した。遠く離れたこの地で、楚修明(そしゅうめい)だけが自分の頼りだと訴えた。楚修明(そしゅうめい)は離縁の理由を説明しなかったものの、沈錦(しんきん)の願いを葉えるよう努力すると約束し、彼女をおぶって軍営に戻った。

肉肉(じくじく)は、清秋(せいしゅう)姨の代わりに、もうすぐ誕生日を迎える将軍に長寿麺を届けようと軍営に向かった。そこで意識を取り戻した沈錦(しんきん)は、楚修明(そしゅうめい)が自ら作った醒酒湯を飲み、深く感動した。楚修明(そしゅうめい)の誕生日が近いことを知った沈錦(しんきん)は、特別な贈り物をしようと計画し、豹子頭(ひょうずとう)に頼んで花火を作るための火薬を借りようとしたが、断られてしまった。次に楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)に助けを求めたが、これも葉わず、楚修遠(そしゅうえん)(そしゅうえん)は夫人の存在そのものが最高の贈り物だと告げた。

夜、沈錦(しんきん)は長寿麺を持って楚修明(そしゅうめい)を訪ねたが、彼はその気持ちに冷淡な仮応を示し、屋敷に戻るように命じた。楚修明(そしゅうめい)は、沈錦(しんきん)が軍営にいると不便が生じること、そして火薬を使おうとしたことが大きな問題になりかねなかったと考えていた。深く失望した沈錦(しんきん)は、楚修明(そしゅうめい)を冷酷な人間だと決めつけ、離縁状を書いて自ら楚修明(そしゅうめい)を離縁した。去り際に沈錦(しんきん)は枕だけを持って出て行き、楚修明(そしゅうめい)は彼女の出発に名残惜しさを感じていた。

その後、沈錦(しんきん)は朝廷から派遣された監軍として軍営に舞い戻った。出迎えた楚修明に対し、沈錦はすぐには馬車から降りず、楚修明が自ら迎えに来たところで、肉肉(じくじく)と共に降り立った。沈錦が朝廷から派遣された監軍だと知った楚修明は驚きと戸惑いを隠せず、皇帝が自分を監視するために送り込んだのだと悟った。