陳情令あらすじ22話・23話・24話、ネタバレ

第22話あらすじとネタバレ

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)は関係修復し、夜更けに屋上で語り合った。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は雲深不知処での出来事を懐かしみ、夷陵での自分の行動を姉に話さなかった藍忘機(ラン・ワンジー)に感謝した。藍忘機(ラン・ワンジー)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が邪道に足を踏み入れることを常に危惧しており、彼の心性に悪影響を及ぼすことを心配していた。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は自分が薛洋(シュエ・ヤン)の邪術ではなく、この三ヶ月の暗闇の中で悟った詭道術を修練していると説明した。彼は音律と符咒を用い、一本の竹笛で万物を操る。藍忘機(ラン・ワンジー)はこの方法が精神力に依存し、少しでも気を抜くと暴走してしまう危険性を理解していた。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は藍忘機(ラン・ワンジー)の心配を理解し、決して魔道に堕ちないと誓い、藍忘機(ラン・ワンジー)は頷いて信頼を示した。

赤峰尊は温氏討伐の軍を率い、不夜天城への進撃を開始した。温若寒(ウェン・ルオハン)の首級を挙げ、犠牲者を弔うべく、射日の戦いの最終決戦が始まった。江澄(ジャン・チョン)と金子軒(ジン・ズーシュエン)は岐山へ向かったが、藍忘機(ラン・ワンジー)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が同行しないことを不思議に思った。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は「あんな騒ぎには加わりたくない」と笑って答えた。以前は賑やかなことが大好きだった魏無羨(ウェイ・ウーシエン)のこの態度に藍忘機(ラン・ワンジー)は違和感を覚えたが、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)はただ微笑むだけだった。その時、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)が城門で彼らを見送り、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)たちに大声で気を付けるように言った。

江澄(ジャン・チョン)と金子軒(ジン・ズーシュエン)は岐山の温氏へ乗り込み、温氏の悪党を討伐しようとした。しかし、温若寒(ウェン・ルオハン)に訓練された傀儡の戦闘力は非常に高く、江澄(ジャン・チョン)と金子軒(ジン・ズーシュエン)は全滅寸前にまで追い込まれ、やむなく撤退した。この不夜天城への攻撃で、江氏と金氏は大きな損害を被った。赤峰尊は自分の判断ミスで陰鉄の力を過小評価していたことを悔やんだ。傀儡は不死身のようで、手足を切断されても攻撃を続けてきた。江澄(ジャン・チョン)は陰鉄の力が無限だとしたら、どうやって不夜天城を攻略できるのかと不安を口にした。正面攻撃が無効だと判断した赤峰尊は、単身で不夜天城に潜入し、温若寒(ウェン・ルオハン)を暗殺する計画を立てた。

しかし、温若寒(ウェン・ルオハン)の暗殺は容易ではなく、皆がこの計画に反対した。その時、藍曦臣(ラン・シーチェン)は赤峰尊に岐山の詳細な陣形図を手渡した。それは陰鉄の陣の秘密を示すものだった。図面の完成には数ヶ月かかり、多少の誤差がある可能性もあったが、藍曦臣(ラン・シーチェン)はその正確性を保証した。図面を作成した人物について、藍曦臣(ラン・シーチェン)は時機が来ていないため名前を明かすことはできないが、敵ではなく味方であると説明し、不夜天城へ誘い込むにも理由があると理解を求めた。赤峰尊は藍曦臣(ラン・シーチェン)を信じ、陣形図は精巧だが、温若寒(ウェン・ルオハン)が三つの陰鉄を陣眼としているため、自分だけでなく藍曦臣(ラン・シーチェン)たちにとっても非常に危険な任務であることを理解した。藍曦臣(ラン・シーチェン)は射日の戦いは背水の陣であり、誰にも退路はないと述べた。赤峰尊は温若寒(ウェン・ルオハン)を討ち取れるかどうかに関わらず、七日後に総攻撃を開始することを決めた。

戦闘中、傀儡の顔の血に触れた者も傀儡になってしまうことが判明した。藍忘機(ラン・ワンジー)は岐山の三つの陣が陰鉄の力を増幅させていることを発見し、感染者は三ヶ月以上、霊力を注ぎ込み続けなければ治癒しないことが分かった。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は姉に何かあったと聞き、急いでテントへ向かうと、泣いている姉と金子軒(ジン・ズーシュエン)の姿があった。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は怒りに満ちた様子で金子軒(ジン・ズーシュエン)に姉に何をしたのかと問い詰めた。

綿綿(ミエンミエン)の説明によると、江厭離(ジャン・イエンリー)は負傷兵の治療と食事の支度をしており、毎日三杯多くスープを作っていた。二杯は二人の弟に、もう一杯は金子軒(ジン・ズーシュエン)に渡していた。江厭離(ジャン・イエンリー)は金子軒(ジン・ズーシュエン)に直接渡すのが恥ずかしく、阿鳶に頼んでいた。ある日、江厭離(ジャン・イエンリー)が自らスープを届けに行ったところ、金子軒(ジン・ズーシュエン)に会い、侮辱されたのだった。魏無羨は姉の仕返しに金子軒(ジン・ズーシュエン)を殴り、外で全てを聞いていた藍忘機(ラン・ワンジー)が駆けつけ、魏無羨の手を掴んで落ち着かせた。魏無羨はやっとその場を離れた。

追っ手に追われ、不夜天城へ攻め入るしかなくなった。魏無羨は三隊の傀儡の目的は彼らを殺すことではなく、不夜天城へ追い込むことだと分析した。彼は岐山の陣形図の出所が気になり、藍曦臣(ラン・シーチェン)は旧友からもらったとだけ答え、その人物の身元を尋ねないでほしいと頼んだ。友であり敵ではないその人物には、彼らを不夜天城へ誘い込む理由があると説明した。

不夜天城内で、赤峰尊は温若寒(ウェン・ルオハン)の陰鉄で負傷し、孟瑶(モン・ヤオ)と遭遇した。かつて赤峰尊に清河から追放された孟瑶(モン・ヤオ)は、なんと温若寒(ウェン・ルオハン)に仕えていたのだ。不夜天城の外では、無数の傀儡が魏無羨、藍忘機(ラン・ワンジー)、江澄(ジャン・チョン)に襲いかかってきた。皆が必死に抵抗する中、魏無羨は無辜の民の死傷を見るに堪えかね、高台に立ち、陳情を吹奏した。陳情の旋律と共に黒い気が広がり、傀儡の体内に流れ込み、傀儡は藍忘機(ラン・ワンジー)たちへの攻撃をやめ、温氏の人々を攻撃し始めた。

第23話あらすじとネタバレ

温若寒(ウェン・ルオハン)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に陰鉄の起源と製御方法を問い詰め、薛洋(シュエ・ヤン)から授かったのではないかと疑った。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は笑いながら、それは陰鉄ではなく、新たに練成した法宝「陰虎符(いんこふ)」だと答えた。激怒した温若寒(ウェン・ルオハン)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の首を掴んだが、刀槍も火も通じないはずの傀儡たちが次々と倒れ、攻撃能力を失っていくのを目の当たりにする。温若寒(ウェン・ルオハン)は驚き慄く一方、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は内心でほくそ笑んだ。温若寒(ウェン・ルオハン)が「陰虎符(いんこふ)」と呟きながら力を加えようとしたその時、孟瑶(モン・ヤオ)が背後から彼を刺し、温若寒(ウェン・ルオハン)は血を吐いて倒れ、絶命した。同時に、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)も力を使い果たし倒れてしまうが、駆けつけた藍忘機(ラン・ワンジー)に支えられた。

藍曦臣(ラン・シーチェン)は拷問を受け、変わり果てた姿になった赤峰尊を救出した。蘇生した赤峰尊を見た孟瑶(モン・ヤオ)は思わず後ずさりする。赤峰尊は温氏に寝返り、悪事に加担した孟瑶(モン・ヤオ)を激しく非難し、命を奪おうとする。しかし、藍曦臣(ラン・シーチェン)は孟瑶(モン・ヤオ)を庇い、彼女がこれまで情報を提供して温氏を油断させ、温若寒(ウェン・ルオハン)を倒す機会を伺っていた事実を明かした。実は、雲深不知処が焼かれた際、孟瑶(モン・ヤオ)は藍曦臣(ラン・シーチェン)を救い出し、岐山温氏(きざんのウェンし)内部に潜入し、その後も密かに藍曦臣(ラン・シーチェン)に手紙で状況を知らせていたのだ。

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は三日三晩昏睡し、その間、江厭離(ジャン・イエンリー)はずっと彼の傍らで見守っていた。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が目覚めると、江厭離(ジャン・イエンリー)は安堵の表情を浮かべ、江澄(ジャン・チョン)と藍忘機(ラン・ワンジー)も無事であり、温氏も滅びたのでもう心配はいらないと慰めた。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は金宗主が蘭陵から温氏の残党狩りに来たことに触れ、射日の徴には姿を見せなかったのに、今になって急に積極的になったと呟いた。江厭離(ジャン・イエンリー)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に人の陰口を言うなと注意し、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は黙ってしまった。

江厭離(ジャン・イエンリー)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に無理に起き上がらないよう言い聞かせた。陰虎符(いんこふ)の使用で体力を消耗しているため、目覚めても数日は安静にする必要があるからだ。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は姉がそのことを知っていることに驚き、江厭離(ジャン・イエンリー)は今後、陰虎符(いんこふ)を軽々しく使ってはいけないと忠告し、藍忘機(ラン・ワンジー)が毎日朝晩、魏無羨のために琴を弾き、清心凝神を助けているおかげで早く回復したのだと話した。その言葉が終わらないうちに、藍忘機(ラン・ワンジー)が再び琴を持って現れた。江厭離(ジャン・イエンリー)は藍忘機(ラン・ワンジー)に魏無羨の世話への感謝を述べ、その場を去った。藍忘機(ラン・ワンジー)は琴を弾き始め、魏無羨はだいぶ良くなったと言おうとしたが、藍忘機(ラン・ワンジー)は無表情のまま静かにするようにと促し、魏無羨は従った。

一曲弾き終えると、魏無羨は元気になったと藍忘機(ラン・ワンジー)に告げたが、藍忘機(ラン・ワンジー)は真剣な表情で、邪気を払い心を静めるにはまだ三日間の療養が必要だと答えた。魏無羨は藍忘機(ラン・ワンジー)が自分の陰虎符(いんこふ)を邪悪なものだと考えているのかと怒って問い質したが、藍忘機(ラン・ワンジー)はそれが精神に影響を与えるのだと説明した。外から温氏の残党狩りの声が聞こえてきて、魏無羨は昏睡中の出来事について尋ねた。藍忘機(ラン・ワンジー)は、その時に三つの陰鉄も破壊されたと語った。

藍氏は常に教化を重んじる家訓であるため、藍曦臣(ラン・シーチェン)は無抵抗の温氏の眷属を解放することを提案した。金宗主は、世に流出した陰鉄が野心家の手に渡ることを懸念し、今は温氏の残党狩りと陰鉄の行方を捜すことが最優先だと主張した。孟瑶(モン・ヤオ)、すなわち金光瑤(ジン・グアンヤオ)は、温氏の老弱婦孺をまとめて保護し、再び騒ぎを起こさないようにすることを提案し、真に罪深い者には厳罰に処すべきだと述べた。金光瑤(ジン・グアンヤオ)は温氏の窮奇道に彼らを閉じ込めることを提案した。

魏無羨は藍忘機に善悪、白黒の基準について問いかけたが、突然、立ちくらみを起こし、藍忘機に支えられた。藍忘機は魏無羨に「洗華」の琴譜を学ぶ意思があるか尋ね、魏無羨は驚き、藍忘機も自分を疑っているのかと尋ね返した。藍忘機は温若寒(ウェン・ルオハン)の言葉を思い出し、いつ陰虎符(いんこふ)を修練したのかと尋ねた。魏無羨は暮溪山で玄武を討伐した際に陰鉄の剣を手に入れたと説明し、藍忘機に信じてくれるかと尋ねた。藍忘機は陰虎符(いんこふ)が正統な術ではなく、心が乱れると製御できなくなり、魏無羨が温若寒(ウェン・ルオハン)のように陰鉄に操られることを恐れていた。魏無羨は、陰虎符(いんこふ)は陰鉄ではなく、自分は温若寒(ウェン・ルオハン)ではないと強調した。

金子勳が温氏の老弱婦孺を射殺しようとした時、魏無羨と藍忘機は彼の蛮行を阻止した。魏無羨は、そんなことをすれば岐山の怨霊を増やすだけだと指摘し、今は「安息」の曲が最善策だと述べ、藍忘機と二人で、魏無羨が陳情を吹き、藍忘機が琴を弾き、霊を鎮めた。藍曦臣(ラン・シーチェン)、赤峰尊、金光瑤(ジン・グアンヤオ)の三人は義兄弟の契りを結び、勝利を祝った。

祝宴の席で、藍忘機は殿の外に出て、階段に座って一人で酒を飲んでいる魏無羨を見つけた。魏無羨は藍忘機に「洗華」を弾いてくれないかと冗談めかして尋ねた。藍忘機は新しい琴譜を研究中だと答え、魏無羨は藍忘機の粘り強さに感嘆し、本当に頑固だと呟いた。金宗主は宴席で、故人の霊を慰め、また故人のために金子軒(ジン・ズーシュエン)と江厭離(ジャン・イエンリー)を再び縁組させることを提案した。金宗主の提案に、江澄(ジャン・チョン)は複雑な思いを抱いた。姉がまだ金子軒(ジン・ズーシュエン)に想いを寄せていることは知っているが、この縁談は既に過去のものであり、今になって持ち出されると、江氏が蘭陵金氏に媚びているように思われてしまう。

第24話あらすじとネタバレ

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は広間に入り、金宗主に丁寧な感謝の言葉を述べたが、結婚の話になると、まずは姉の江厭離(ジャン・イエンリー)に相談すべきだと強調した。江厭離(ジャン・イエンリー)の方を見ると、彼女から安心させるような視線を向けられた。江厭離(ジャン・イエンリー)も金宗主の厚意に感謝したが、江氏は大きな変革を経たばかりで、江氏の一員として、一族の再建を優先し蓮花塢の復興に力を注ぐべきだと述べ、今は結婚の話をする時ではないと伝えた。その後、金光瑤(ジン・グアンヤオ)は父の代理として、皆を一月後に金陵台へ招待し、金氏が総力を挙げて盛大な百鳳山囲獵大会を再び開催すると発表した。

宴会の後、金宗主は金光瑤(ジン・グアンヤオ)の手腕に満足し、陰鉄の行方の調査について尋ねた。金光瑤(ジン・グアンヤオ)は不夜天城で温若寒(ウェン・ルオハン)が薛洋(シュエ・ヤン)に陰鉄があると話していたことを思い出し、聶氏で副使をしていた頃に薛洋(シュエ・ヤン)に会ったことがあるが、常氏からも薛洋(シュエ・ヤン)からも陰鉄は見つからなかったと報告した。金光瑤(ジン・グアンヤオ)は、もしかしたら誰かが薛洋(シュエ・ヤン)から陰鉄を奪ったのではないかと推測し、薛洋(シュエ・ヤン)と接触があったのは自分と魏無羨(ウェイ・ウーシエン)だけであることを考えると、陰鉄は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と関係があるかもしれないと考えた。それを受け、金宗主は金光瑤(ジン・グアンヤオ)に魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を監視するよう指示した。

温氏の滅亡に伴い、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)、江澄(ジャン・チョン)、江厭離(ジャン・イエンリー)の三人は蓮花塢に戻った。門を開けると、目の前には荒れ果てた光景が広がっていた。かつて馴染み深い場所を眺め、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の脳裏には過去の記憶が蘇ってきた。江楓眠(ジャン・フォンミエン)がここで彼と江澄(ジャン・チョン)に剣術を教え込んでいた時のことだ。懐かしい思い出に、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の顔には久々の笑顔が浮かんだ。しかし、屋根に残る温氏の紋章を見た途端、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は感情が高ぶり、陳情を強く握りしめた。江澄(ジャン・チョン)は紫電でその苦痛の記憶の象徴を破壊した。

雲深不知処の静室で、藍忘機(ラン・ワンジー)は琴を奏でていた。藍曦臣(ラン・シーチェン)は弟が戻ってすぐに蔵書閣へ行き、多くの楽譜を持ち出してきて昼夜練習していると聞いていた。その時、藍忘機(ラン・ワンジー)は兄に禁室に入り、琴譜の研究を続けたいと申し出た。ちょうどその時、叔父に呼ばれたと弟子が知らせに来た。叔父は射日の徴の最後の戦いの悲惨さを知っており、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)のことも耳にしていた。現在の死体の山と、温氏が修めていた邪術を考えると、これらの問題を早急に解決しなければならないと叔父は考え、藍曦臣(ラン・シーチェン)には怨霊退治を、藍忘機(ラン・ワンジー)には雲深不知処に残って蔵書と家訓の整理を命じた。藍忘機(ラン・ワンジー)の禁室への申し出は却下され、藍曦臣(ラン・シーチェン)と共に雲深不知処を離れさせない理由も説明された。

江澄(ジャン・チョン)は江氏の宗主となり、蓮花塢の再建に尽力していた。ある日、鄂州の宗門から挨拶状が届き、江澄(ジャン・チョン)は多忙だったため、弟子に魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を探して対応させようとした。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が蓮花塢にいないと知ると、江澄(ジャン・チョン)は怒りそうになったが、江厭離(ジャン・イエンリー)になだめられて冷静になった。江厭離(ジャン・イエンリー)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の気持ちを理解し、蓮花塢は再建中とはいえ、全てが変わってしまったため、魏無羨にはまだ慣れる時間が必要だと考えた。

藍曦臣(ラン・シーチェン)は雲夢を訪れ、酒場で酒を飲んでいた魏無羨と出会った。魏無羨は藍曦臣(ラン・シーチェン)を誘って一緒に酒を飲み、藍忘機(ラン・ワンジー)のように一杯で酔わない彼の酒量の多さに驚いた。会話の中で、魏無羨は藍忘機(ラン・ワンジー)がなぜ怨霊退治に参加していないのか尋ね、藍曦臣(ラン・シーチェン)は藍忘機(ラン・ワンジー)が家規を改訂するために残ったのだと説明した。魏無羨は藍忘機(ラン・ワンジー)が三千以上の家規を処理するには、かなりの時間がかかるだろうと笑いながら言った。藍曦臣(ラン・シーチェン)は魏無羨を姑蘇に招待し、藍忘機(ラン・ワンジー)が新しく習得した心を落ち著かせる効果のある古曲を聴かせようと提案した。そして、藍忘機(ラン・ワンジー)が「洗華」を熱心に練習していることを伝え、魏無羨にその意図を理解しているかどうか尋ねた。魏無羨は、藍曦臣(ラン・シーチェン)が自分を説得するためにわざわざ来たのだと気づいた。藍曦臣(ラン・シーチェン)は魏無羨が頑固になりすぎず、本当に自分を心配してくれる周りの人に迷惑をかけないようにと願っていた。魏無羨が自分と藍忘機(ラン・ワンジー)を信じれば、姑蘇藍氏(こそランし)は彼が剣道を取り戻すのを手伝うと申し出た。魏無羨は藍曦臣(ラン・シーチェン)が信頼できる人物だと分かっていたが、その申し出を受け入れたくなく、そう言うと立ち去ろうとした。藍曦臣(ラン・シーチェン)は魏無羨を呼び止め、邪道は心を蝕みやすく、虎符は製御しにくいと警告した。魏無羨はそれを遮り、自分はもしかしたら稀代の天才かもしれないと軽く言って立ち去った。

少し酔って蓮花塢に戻ると、魏無羨は普段剣を佩かず、酒場に出入りしていることを江澄(ジャン・チョン)に咎められた。魏無羨は江澄(ジャン・チョン)の機嫌を直そうとしたが、江澄(ジャン・チョン)は彼を強く突き飛ばした。魏無羨の体内には金丹がないため、その一押しで彼は倒れてしまった。江澄(ジャン・チョン)は訳が分からず、魏無羨がわざとやったのかと問い詰めた。衝突を避けるため、魏無羨は江澄(ジャン・チョン)に今は近づかないようにと言い、疲れているので後日改めて話そうと告げた。

江厭離(ジャン・イエンリー)の部屋の前を通りかかった時、魏無羨は彼女に呼ばれた。江厭離(ジャン・イエンリー)は魏無羨が蓮花塢にいたくないのかと尋ね、魏無羨はここからも、姉と江澄(ジャン・チョン)からも離れないと断言した。そして、もし江叔叔が自分を蓮花塢に連れてきてくれなかったら、まだ街を彷徨っていたかもしれないと感慨深げに言った。 戸口で聞き耳を立てていた江澄(ジャン・チョン)は、口ではいつも文句を言っているものの、本当は魏無羨のことをとても心配していた。

百鳳山囲獵大会まであと一ヶ月、射日の徴後初の百家による狩猟大会だ。江澄(ジャン・チョン)は魏無羨に蘭陵では目立たないように、金子軒(ジン・ズーシュエン)との衝突は避けるようにと忠告した。金子軒(ジン・ズーシュエン)は金光善(ジン・グアンシャン)の息子であるだけでなく、将来の蘭陵金氏の宗主でもあるからだ。魏無羨は江澄(ジャン・チョン)の好意を理解し、前回は姉のために結婚を承諾させようとしたのかと冗談めかして尋ねた。江澄(ジャン・チョン)は少し不満そうに、姉が金子軒(ジン・ズーシュエン)を好きなら仕方がないと答えた。