第7話あらすじとネタバレ
賀連信(がれんしん)は駱青蓮(らくせいれん)に、なぜ自分を助けたのか問いただした。駱青蓮(らくせいれん)は、民のことを思う賀連信(がれんしん)の心に動かされたと答えた。医者を見つけるため、駱青蓮(らくせいれん)は機転を利かせ、自分がハンセン病にかかったと偽り、医者を呼び寄せることに成功する。兵士たちが価顔絵を持って捜索に来る頃には、二人は既に助けを得ていた。治療中、賀連信(がれんしん)が刀を取り出したため、駱青蓮(らくせいれん)は口封じをされるのではと誤解するが、実際は刀の装飾品を医者に謝礼として渡すためだった。一度は立ち去った賀連信(がれんしん)だが、兵士たちに追われる医者を見て戻り、彼を救う。
一方、呂北逸(りょほくいつ)は東籬(とうり)と共に呂家村に戻ったが、そこで悲惨な光景を目にする。賤民としての苦しい生活に耐えかね、呂北逸(りょほくいつ)の家族は自らの命を絶っていたのだ。深い悲しみに暮れる呂北逸(りょほくいつ)。そこに駱青蓮(らくせいれん)と賀連信(がれんしん)も到著し、東籬(とうり)から事情を聞く。呂北逸(りょほくいつ)はもう戻ってこないかもしれないと心配する東籬(とうり)に対し、駱青蓮(らくせいれん)は何があっても彼を助けると誓う。賀連信(がれんしん)は、自分が権力を得たら呂北逸(りょほくいつ)を赦免すると約束し、駱青蓮(らくせいれん)に共に帰るよう誘うが、彼女はそれを断る。
賀連信(がれんしん)が何者かに襲われそうになったその時、七公子が兵を率いて駆けつけ、事なきを得る。駱青蓮(らくせいれん)は立ち去ろうとするが、世子(せいし)が賀連信(がれんしん)を告発したため、戻らなければ賀連信(がれんしん)が危険に晒されると説得される。七公子は賀連信(がれんしん)の潔白を証明するために共に帰るよう懇願し、土下座までして頼み込む。駱青蓮(らくせいれん)は呂北逸(りょほくいつ)が来るまで待つことに同意するが、呂北逸(りょほくいつ)は現れず、彼女は賀連信(がれんしん)と共に帰ることを決意する。ただし、呂北逸(りょほくいつ)を賤民から解放するという条件付きで。彼女は賀連信(がれんしん)から贈られた櫛を呂北逸(りょほくいつ)の家族の墓前に残した。実は、呂北逸(りょほくいつ)は物陰から全てを聞いていたが、姿を現すことはなかった。
王府では爵位授与の会議が開かれた。長男と四男は爵位を得たものの、賀連信は除外されていた。王は賀連信に跪くよう命じ、世子(せいし)は得意げな様子を見せる。しかし、駱青蓮(らくせいれん)は既に王に事の真相を説明していた。賀連信は確かに逃亡したが、民を救うために負傷したのだと。調査の結果、賀連信が民を救った事実、そして世子(せいし)が民の生死を無視していたことが明らかになり、王は賀連信に昭徳将軍の称号を与えることを決める。賀連信は喜びを隠せない。王は世子(せいし)に、なぜ皇帝に爵位を願い出たのかを問う。世子(せいし)は兄弟たちの奮起のためだと考えるが、王は激怒し、それは世子(せいし)自身に己の行いを仮省させるためだと叱責する。
駱青蓮(らくせいれん)は賀連信の元を訪れる。賀連信は彼女に、今までの生活とは別れを告げ、これからは自分の地位を固めるために力を貸し、そして生き延びるように告げる。屋敷に戻ると、嫡夫人(ちゃくふじん)が謝罪に訪れ、方爾格(ほうじかく)に動くなと指示したことを認め、賀連信に自分を廃してほしいと願い出る。周囲は嫡夫人(ちゃくふじん)を庇うが、賀連信は嫡夫人(ちゃくふじん)が方家の名誉を重んじるからこそ、自分が戻ってきたのだと語り、方家への責任を示す。
賀連信は駱青蓮(らくせいれん)を翠微居に住まわせる。これは陌夫人(ばくふじん)が以前から希望していた場所であったため、彼女は不満を抱く。賀連信は瑤夫人を見舞い、彼女が懐妊していることを知る。駱青蓮が自分の部屋に戻ると、そこには既に侍女や下男たちが待機していた。彼らは世渡りが下手なため、他の夫人たちには敬遠されていたのだ。駱青蓮は彼らに、忠誠心は求めない、自分の心に従って行動すれば良いと告げる。
第8話あらすじとネタバレ
駱青蓮(らくせいれん)は過去の出来事に対して達観しており、各房の噂話も気に留めずに過ごしていた。部屋に入ると、賀連信(がれんしん)がいた。彼は部屋の模様替えを指示していたが、駱青蓮(らくせいれん)はそれを断っていた。
駱青蓮(らくせいれん)は、賀連信(がれんしん)が自分に気を配り、世話を焼いてくれていることを理解していた。その頃、暉公子の件にも進展があり、賀連信(がれんしん)には大きなプレッシャーがかかっていた。彼の戸惑いに対し、駱青蓮(らくせいれん)は、彼が理解していないのではなく、むしろ先を見拠え、過去にとらわれず未来を見ているのだと告げた。賀連信(がれんしん)は駱青蓮(らくせいれん)に、自分の指示があるまでその場を離れないようにと命じた。駱青蓮(らくせいれん)は賀連信(がれんしん)が民のことを思う良い指導者だと信じていたが、同時に瑶夫人の陰謀や慕家の勢力が彼にとっての脅威になるのではないかと心配していた。
王府内の情報をより深く把握するため、駱青蓮(らくせいれん)は賀連信(がれんしん)から得た人脈を利用し、各夫人や王府内部の秘密を探らせた。その一人である東籬(とうり)は外出を許され、皆の動向を探る任務を担っていた。
五ヶ月後、曲涼(きょくりょう)河の災害による財政難のため、王爷は皆を集めて対策を協議した。誰も税金の徴収役を担おうとしない中、袁大人は賀連信(がれんしん)を推薦した。王爷はこの提案を受け入れ、賀連信(がれんしん)にその重責を任せた。四公子(しこうし)はこの件を喜び、賀連信(がれんしん)にとっても他の大臣にとっても難しい問題だと考えていた。
賀連信(がれんしん)が駱青蓮(らくせいれん)を連れて王爷に謁見するため向かう途中、二人は陌夫人(ばくふじん)に出会った。その際、駱青蓮(らくせいれん)がかんざしを落としてしまう。この場面を瑶夫人の元へ向かっていた陌夫人(ばくふじん)が目撃し、瑤夫人は動揺した。
王爷との謁見で、駱青蓮(らくせいれん)は賀連信(がれんしん)の能力への信頼を語り、父子間の息の合った様子をさりげなくアピールした。王爷は駱青蓮(らくせいれん)の謹慎中の様子を尋ね、彼女は前向きな返答をした。賀連信(がれんしん)は任務に全力を尽くし、民のために尽力することを誓った。
一方、瑤夫人は賀連信の外部への対応に不安を感じ、如画(じょが)に慰められても更に興奮した。ついに怒りが頂点に達した瑤夫人は、床に落ちていた物に躓き転倒した。
王府に戻った駱青蓮(らくせいれん)は、すぐに瑤夫人の元へ連れて行かれた。そこで彼女を驚かせたのは、瑤夫人が出産していたこと、そしてその子供が亡くなっていたことだった。瑤夫人は駱青蓮をその原因だと責め立てたが、駱青蓮は身に覚えがないと主張した。しかし、陌夫人(ばくふじん)や他の夫人が到著し、状況は複雑になった。彼女たちは、瑤夫人が躓いたのは駱青蓮が落としたかんざしだと主張し、二人の間に関連性があることを暗示した。瑤夫人はすぐに部下に駱青蓮の口を塞ぎ、彼女を拘束するように命じた。
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