長風渡あらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

柳玉茹(リウ・ユールー)は、万老板の店を抵当に入れて彼を助ける決意をした。万老板は感謝のあまり涙を流した。柳玉茹(リウ・ユールー)は、万老板のような商人は顧家の事業を支える重要な存在であり、このような老舗が潰れてしまうと、いずれ顧家にも影響が出ると考えていた。賀老板は仮対し、今の景気では多くの店が既に債務超過であり、柳玉茹(リウ・ユールー)が全財産を投げ打っても救えないばかりか、前例を作れば後々大変なことになると主張した。しかし、柳玉茹(リウ・ユールー)は顧家の過去の帳簿を調べ、万老板との取引記録を見つけ、彼が誠実な商人であることを証明した。これには万老板も感動し、顧母も柳玉茹(リウ・ユールー)の行動を認めた。

万老板は契約書にサインした後、柳玉茹(リウ・ユールー)に跪いて感謝し、「柳老板」と呼んだ。柳玉茹は喜び、その夜、夢の中でも笑顔だった。彼女は顧九思(グー・ジウスー)に、これまで「柳お嬢様」や「顧夫人」と呼ばれていたのは、他の人への配慮あってのことだが、今日は自分の実力と信用で認められたのだと語った。そして、商売を学びたいと告げると、顧九思(グー・ジウスー)は顧家の財力と多くの店を考えれば簡単なことだと答えた。柳玉茹は将来もっとお金を稼ぎ、その時になったら顧九思(グー・ジウスー)が以前話していた離婚の件を考えられるかもしれないとほのめかした。この言葉を聞き、顧九思(グー・ジウスー)は表情を曇らせた。柳玉茹は笑顔だったが、顧九思(グー・ジウスー)はその夜、眠れなかった。

翌朝、顧九思(グー・ジウスー)が学堂へ行く準備をしていると、柳玉茹と印紅(インホン)が馬車に乗ろうとしていた。顧九思(グー・ジウスー)は自分が送られるのかと思ったが、柳玉茹は店の視察に行くと言うので、少しがっかりした。その時、葉世安(イエ・シーアン)が朱学究を訪ねてきて、柳玉茹に会い、少し話をした。葉世安(イエ・シーアン)は柳玉茹の暮らしぶりを気遣い、もし辛いことがあれば自分に言ってくれれば、自分が代わりに訴えてあげると言った。しかし、柳玉茹はきっぱりと断り、自分と顧九思(グー・ジウスー)は運命の赤い糸で結ばれていると答えた。印紅(インホン)は葉世安(イエ・シーアン)に「顧夫人」と呼ぶように促し、柳玉茹もそれを止めなかったので、葉世安(イエ・シーアン)は彼女の意思を理解した。

その後、学堂で顧九思(グー・ジウスー)は葉世安(イエ・シーアン)に呼び止められ、柳玉茹を大切にするように忠告された。顧九思(グー・ジウスー)は怒り、妻は自分の宝であり、葉世安(イエ・シーアン)に幹渉される筋合いはないと言い放った。授業中、上の空だった顧九思(グー・ジウスー)は、朱学究に指名され、教科書を暗唱するように言われた。暗唱できなければ二十回書き写すようにと。しかし、顧九思(グー・ジウスー)は見事に暗唱し、先生に褒められ、クラスメイトから拍手を受けた。

顧母は柳玉茹を鍛えるため、悠州から来た周老板との商談を任せた。周老板は最初、柳玉茹を顧母だと思ったが、柳玉茹が身分を明かした後も、彼女の物腰と風格に感心した。会談後、周老板は側近に、顧家のベテラン番頭たちが若い女性に従うかどうか不安だと漏らした。実際、柳玉茹はベテラン番頭たちを指揮するのに苦労していた。顧母に頼りたくなく、心の中で委屈を感じ、顧九思に話を聞いてもらおうとしたが、彼は理解してくれないようだった。真相を知った顧九思は柳玉茹を慰め、励ました。二人は、柳玉茹が百万の富を築くか、顧九思が科挙に合格するか、どちらが先に目標を達成するかで、離婚を切り出す権利を持つという約束をし、互いに手を打ち合った。

第8話あらすじとネタバレ

柳玉茹(リウ・ユールー)は目を覚ますと、顧九思(グー・ジウスー)の姿はもうなかった。印紅(インホン)によると、彼は早くに学堂へ行き、朝食を食べながら勉強していたという。昨晩の約束を思い出し、柳玉茹(リウ・ユールー)は微笑んだ。起き上がると、枕元に錦囊が置いてあった。それは顧九思(グー・ジウスー)からの手紙で、励ましの言葉と共に、顧家の掌櫃たちへの対処法が記されていた。

顧九思(グー・ジウスー)の助言に従い、柳玉茹(リウ・ユールー)は老掌櫃たちの問題を素早く解決し、周老板との取引の権利を獲得した。この取引を成功させるため、彼女は自ら店々を回り、腰も痛くなるほど働き、食事も忘れてしまうほどだった。それを見た顧九思(グー・ジウスー)は心を痛め、彼女の仕事をもっと支えようと決意する。

家族での食事の席で、顧老爷は朱学究から顧九思(グー・ジウスー)を褒める手紙が届いたことを話した。顧九思(グー・ジウスー)は柳玉茹(リウ・ユールー)に自慢したかったが、彼女は商売のことで頭がいっぱいで、途中で席を立って計算を始めた。顧九思(グー・ジウスー)は少しがっかりした。しかし、柳玉茹(リウ・ユールー)の様子を見に行くと、彼女は明日の周老板との会談に自信満々で、祝賀会の準備をしていた。彼女は明日から「柳老板」になると宣言した。平静を装っていたが、内心は取引がどうなるか不安で、寝巻のまま飛び出して仕事に向かうほどだった。

翌日、周老板は柳玉茹(リウ・ユールー)に、より安い価格と早い納期を提示した業者がいるため、契約を延期したいと告げた。柳玉茹は落胆したが、商人としての度量を示し、相手の選択を尊重すると述べた。そして、顧家に挑戦するほどの業者が誰なのかを知りたがった。周老板は、その名は洛子商(ルオ・ズーシャン)だと明かした。

この知らせを聞いた顧九思(グー・ジウスー)は、すぐに友人である楊文昌(ヤン・ウェンチャン)と陳尋(チェン・シュン)に洛子商(ルオ・ズーシャン)の調査を依頼した。一方、柳玉茹は洛子商(ルオ・ズーシャン)からの招待状を受け取り、彼の真意を探るため、会いにいくことにした。洛子商(ルオ・ズーシャン)は柳玉茹を買収しようとしたが、彼女はきっぱりと断った。さらに洛子商(ルオ・ズーシャン)は顧九思(グー・ジウスー)の人格を疑い、柳玉茹の心を揺さぶろうとしたが、彼女は動じなかった。帰る間際、洛子商(ルオ・ズーシャン)は顧家が彼女を娶ったのには裏があるかもしれないと警告したが、柳玉茹は気に留めず、その場を去った。

熟慮の末、柳玉茹は再び周老板を訪ね、顧家の製品の高品質を説明し、早期納入の不可能さを示した。そして、二割の値引きを提示し、顧家は短期的な利益ではなく、長期的な協力関係を重視していると伝えた。この説明を聞き、周老板は契約条件を再検討した。

家で、柳玉茹は顧九思(グー・ジウスー)に結婚の裏事情を尋ねようとしたが、印紅(インホン)に邪魔され、黙ってしまった。顧父と顧母は柳玉茹を褒めることが多く、顧九思(グー・ジウスー)は少し不満を感じ、両親に自分が柳玉茹の仕事をどれだけ支えているかを強調した。

一方、洛子商(ルオ・ズーシャン)は王節度使に、顧家の後ろ盾がもうすぐ崩壊するという重要な情報を提供した。その見返りとして、顧家の財産の三割を要求し、王節度使はそれに同意した。

最終的に、柳玉茹は周老板との契約に成功した。周老板を見送る途中、二人は王節度使の息子に遭遇した。彼は二人の関係を不正なものだと中傷しようとしたが、周老板は柳玉茹の名誉を守り、正義が邪悪に勝つことを証明した。