玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ5話・6話、ネタバレ

第5話あらすじとネタバレ

大司命(だいしめい)は時影(じえい)の落ち著き払った様子を見て、山中で誰かの助けを得て劫難を乗り越えたのではないかと疑念を抱き、母の仇を忘れずに復讐を続けるよう促した。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、5話ネタバレ

しかし、時影(じえい)は母の教えを心に刻み、修行に専念し、二度と嘉蘭(からん)に足を踏み入れないと決意していた。大司命(だいしめい)が軽く仇について触れたことに対し、時影(じえい)の態度は大司命(だいしめい)を再び激怒させ、母仇を重んじるべきだと諭した。

だが、このような生活は時影(じえい)の望むものではなかった。仇に心を囚われれば、母が望まない姿になってしまうことを理解していた。時影(じえい)の強い意誌に、大司命(だいしめい)は不満を抱きながらも、翌日穀を出るよう告げ、実弟との面会を仕組んだ。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、5話ネタバレ

重明(ちょうめい)は時影(じえい)に病気を口実に欠席することを提案したが、時影(じえい)は大司命(だいしめい)の疑念を招かないよう会に出席することを決意し、同時に朱顔(しゅがん)との関係を断つことにした。

一方、白雪鶯(はくせつおう)は道で、人通りの少ない場所で弁舌の練習に励む青年と出会い、その姿に心を惹かれ、互いに臆病さを克服し、支え合って成長しようと約束を交わした。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、5話ネタバレ

翌日、祝賀会が開催され、白雪鷺(はくせつろ)は華麗な舞で喝採を浴びた。結果発表の直前、白雪鶯(はくせつおう)は再出場を要求した。

止淵(しえん)は郡主・朱顔(しゅがん)の言葉を思い返し、彼女に贈るにふさわしい品を探そうと決意する。夜、変装して鮫(こう)人市場を訪れた止淵(しえん)は、海国(かいこく)君(かいこくくん)と兵士たちが民から財産を奪う場面に遭遇する。止淵(しえん)はためらうことなく、虐げられている老人に手を差し伸べ、感謝の印として貴重な贈り物を授かった。鮫(こう)人たちは止淵(しえん)の身分を見抜いていたが、止淵(しえん)はあえて名乗りを上げなかった。

翌日、白雪鶯(はくせつおう)は観覧席で、舞台に立つのがあの日の青年、時雨(じう)大人であることに気付く。同時に、時影も弟と舞台上の様子を観察していた。これは大司命(だいしめい)が仕組んだことで、弟が自分の全てを奪う様を目の当たりにさせる狙いがあった。

時雨(じう)は演技中に台詞を忘れてしまうが、白雪鶯(はくせつおう)の励ましの言葉を思い出し、無事に演じきった。弟の姿に時影は心から安堵した。

朱顔(しゅがん)の演技中、大司命(だいしめい)は重明(ちょうめい)の羽根が白雪鶯(はくせつおう)に落ちていることに気付き、問い詰める。隠れていた朱顔(しゅがん)は自分の失態に気付き、時影に謝罪しようと帝王穀(ていおうこく)へ向かう。重明(ちょうめい)はこれを好機と捉え問題を解決しようとするが、そこに現れた時影は冷酷に枯木逢春(こぼくほうしゅん)の術を否定し、立ち去るよう命じた。

一方、白雪鶯(はくせつおう)は朱顔(しゅがん)に薬を届けに行く途中、傷心の時雨(じう)と出会う。時雨(じう)は手彫りの木彫りを贈り、想いを伝える。この様子を白雪鷺(はくせつろ)が偶然耳にしてしまう。

第6話あらすじとネタバレ

白雪鷺(はくせつろ)は一人屋敷に戻り、重苦しい気持ちで座り込んだ。かつて自分が愚かで無知だと思っていた妹、白雪鶯(はくせつおう)が、なんと時雨(じう)殿下と密かに関係を築いていたのだ。今になって、白雪鷺(はくせつろ)は自分が二人の恋を隠すための盾に過ぎなかったということに気づいた。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、6話ネタバレ

それでも白雪鷺(はくせつろ)は諦めなかった。妹と競い、時雨(じう)殿下の心を掴み、自分が望む地位を手に入れると決意した。一方、朱顔(しゅがん)も浮かない顔で戻ってきた。白雪鶯(はくせつおう)に誰か一目惚れしたのかと聞かれ、朱顔(しゅがん)はきっぱりと否定した。

その後、白雪鶯(はくせつおう)は時雨(じう)との恋物語を嬉しそうに友人に話した。話を聞いた朱顔(しゅがん)は、時雨(じう)が白雪鶯(はくせつおう)に本気だと感じ、二人の仲を取り持とうと考えた。しかし白雪鶯(はくせつおう)は、二人の関係には一族の利害も絡んでいると気づいていた。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、6話ネタバレ

その言葉を聞き、朱顔(しゅがん)は小世子(せいし)のことで再び涙を流した。重明(ちょうめい)は二人の様子を見て、朱顔(しゅがん)と時影(じえい)の間の複雑な関係に戸惑い、どうすれば良いのか分からずにいた。

その後、重明(ちょうめい)は朱顔(しゅがん)に会い、ある術を教えようと持ちかけた。朱顔(しゅがん)は疑念を抱きながらも、教えを受けることにした。その頃、白雪鶯(はくせつおう)は時雨(じう)からもらった贈り物を眺めていたが、そこに姉が突然現れ、贈り物を奪い取ってしまった。白雪鷺(はくせつろ)は一族を集め、妹と時雨(じう)の密会を暴露し、皆を騒然とさせた。時雨(じう)の指示で白雪鶯(はくせつおう)は沈黙を守ったが、それがかえって非難を招いた。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、6話ネタバレ

朱顔は七星灯(しちせいとう)を探している最中に危うく命を落としかけた。重明(ちょうめい)の様子がおかしいと感じた時影(じえい)は、真相を探ろうとした。過去の自分を蘇らせようとする朱顔の執念に不安を感じた時影(じえい)は、朱顔をあえて騙して連れてきたと言い、諦めさせようと、彼女との縁を切るとまで言った。

悲しみに暮れて戻った朱顔は、白雪鶯(はくせつおう)が虐げられていると聞き、すぐに前殿へ向かい、時雨(じう)を責め、白雪鶯(はくせつおう)を連れ去ろうとした。すると時雨(じう)は白雪鶯(はくせつおう)への想いを堂々と宣言し、彼女を守ると誓った。その言葉に皆が驚き、白雪鶯(はくせつおう)の父までもが二人の仲を認めようとした。

一件落著後、大司命(だいしめい)は白雪鶯(はくせつおう)の父に会い、小神官(しょうしんかん)の正体を明かし、時雨(じう)に媚びへつらうのをやめるよう諭した。家に帰った朱顔は悲しみのあまり部屋に閉じこもり、何も食べようとしなかった。止淵(しえん)は自ら郡主(ぐんしゅ)を慰め、一緒に街へ繰り出し、美味しい物を食べ、これからの悩みを打ち明け合う約束をした。

一方、時影(じえい)は母妃(ぼひ)の墓参りに行き、母への深い想いを語り、母妃が作ってくれた誕生日の菓子を思い出していた。