玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ31話・32話、ネタバレ

第31話あらすじとネタバレ

時雨(じう)は負傷して戻り、ベッドで苦しんでいました。青妃(せいひ)は優しく息子に静養するように言い聞かせます。時影(じえい)が訪ねてきたと聞き、弟は興奮しますが、母の厳しい視線に気づき、口をつぐみます。青妃(せいひ)は息子の気持ちに気づき、時影(じえい)を招き入れることにしました。そして、侍医に薬を先に自分のところに届けるよう指示を出します。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、31話ネタバレ

青妃(せいひ)は密かに時影(じえい)に対抗する策を練っていました。時影(じえい)が到著すると、すぐに弟の治療を始め、時雨(じう)が自傷行為をした事実を暴きます。兄の問いに、時雨(じう)は軍営での任務を望んでいないことを告白し、民衆の命を理由に時影(じえい)に撤兵を要請します。意外にも、時影(じえい)は彼の願いをあっさり承諾します。

その時、青妃(せいひ)が薬を持って現れ、時影に薬を飲ませてくれるよう頼みます。しかし、時雨(じう)は自分で飲もうとします。青妃(せいひ)が止めようとする間もなく、時影は薬の入った碗をひっくり返し、霊珠(れいじゅ)も一緒に消えてしまいます。時雨(じう)は母の薬に毒が入っていたことに気づき、陰謀が露見した時、青妃(せいひ)は巧みに罪を無実の侍女に著せ、自害に追い込み、立ち去ってしまいます。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、31話ネタバレ

朱顔(しゅがん)は師匠の時影が世子(せいし)の地位に就くという噂を聞き、困惑と不安を感じます。白雪鶯(はくせつおう)からの手紙を受け取った後、彼女は師匠が権力を求める人間ではないと確信を深めます。大司命(だいしめい)は時影にこの機会を捉えて指導力を発揮するよう促し、時影は氷族(ひょうぞく)の背後で星尊(せいそん)大帝(せいそんたいてい)が操っていることを明かし、氷族(ひょうぞく)の危機は去り、残るは海国(かいこく)軍の問題だけだと説明します。大司命(だいしめい)はしきりに促しますが、時影は権力に対して依然として無関心です。

朱顔(しゅがん)は白雪鶯(はくせつおう)と時雨(じう)が駆け落ちを計画しているという話を聞き、心配しますが、二人の決意は固いものでした。時影は軍営で督軍として任務をこなし、白鳳麟(はくほうりん)の非協力的な態度にも迅速に対処します。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、31話ネタバレ

朱顔(しゅがん)は時影に近づこうとしますが、大司命(だいしめい)に阻まれ、師匠が白雪鷺(はくせつろ)と親しくする様子を見ていることしかできません。そのため、彼女はわざと師匠と距離を置き、二人の関係に心を痛めます。蘇摩(そま)は郡主の悲しみに気づき、優しく声をかけます。

時影は朱顔(しゅがん)を連れて影絵芝居を見に行きますが、それはかえって彼女の悲しみを深めます。白雪鷺(はくせつろ)に会った時、朱顔(しゅがん)は彼女のつけている玉佩に気づき、帰る途中、偶然にも師匠に会ってしまいます。これらの出来事は朱顔(しゅがん)の心をさらに複雑にします。

第32話あらすじとネタバレ

師匠・時影(じえい)が戦袍を脱ぐという話を聞いた朱顔(しゅがん)は、白雪鷺(はくせつろ)の件で責任を感じていると思い込み、自分が既に多くのことを理解したと伝えました。しかし時影(じえい)は彼女の真意に気づかず、朱顔(しゅがん)を見送った後、生涯をかけて彼女を守ると心に誓いました。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、32話ネタバレ

白雪鶯(はくせつおう)は時雨(じう)と落ち著いて暮らせるようになり、朱顔(しゅがん)に新しい住所を書き送って遊びに来るよう誘いました。しかし、その手紙を時雨(じう)が見てしまい、手紙を奪って愛する人を抱きしめ眠りにつきました。

蘇摩(そま)と郡主が話している時、蘇摩(そま)は母の仇を討ちたいという思いを口にしました。それを聞いた朱顔(しゅがん)は迷わず飴を蘇摩(そま)に渡し、空桑(くうそう)の折り紙術を教え始めました。その時、時影(じえい)は自分と弟子の肖像画をじっと見つめており、空に輝く帰邪星に気づきました。同時に、朱顔(しゅがん)もその新しい明るい星に気づきました。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、32話ネタバレ

その時、蘇摩(そま)が激しい頭痛を訴え、朱顔(しゅがん)は急いで近くの診療所へ連れて行きました。医者は最初は鮫(こう)人の治療を拒否しましたが、高額の報酬を提示されると渋々診察を始めました。しかし、蘇摩(そま)が海皇(かいこう)だと気づくと、口実を作って子供を上の階に連れて行き、逃げようとしました。

心配になった朱顔が蘇摩(そま)を探しに上の階へ上がると、既に姿はありませんでした。医者は蘇摩を連れて鮫(こう)人澗の長老の元にいき、取引を持ちかけていました。長老は蘇摩の正体を知ると医者を殺し、蘇摩の記憶を改竄しました。そして、彼の力を使って空桑(くうそう)人に攻撃を仕掛け、止淵(しえん)に罪を著せて、時影(じえい)の手によって止淵(しえん)を排除しようと企みました。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、32話ネタバレ

大司命(だいしめい)も帰邪星の異変に気づき、時影(じえい)は心配ないと慰めました。しかし、すぐにその星は思いもよらぬ変化を見せました。蘇摩を探していた朱顔は、殺戮を行う海国(かいこく)の君主に出くわし、襲われていた人を助けました。時影(じえい)が駆けつけ、罪のない民衆を救い、重明(ちょうめい)に行動を起こすよう指示し、自身も海皇(かいこう)を探しに向かいました。

一方、止淵(しえん)は澗の長老が同族を虐殺しているのを発見し、長老を倒しました。周りの鮫(こう)人たちは左権使である止淵(しえん)にこの厄介事を引き受けるなと進言しましたが、止淵(しえん)は海国(かいこく)軍を率いて進軍することを決意しました。

その後、時影は止淵(しえん)に死をもって償うよう要求しました。駆けつけた朱顔は状況を理解すると、止淵がそんなことをするとは信じられず、直接問いただしに行きました。しかし、止淵は全ての責任を一人で負うことを選び、別れ際に互いを気遣う言葉を交わしました。

翌日、時影は父皇に罪を謝罪し、父皇は彼に海皇(かいこう)をその場で処刑するよう命じました。時影は即座に命令に従いました。その時、止淵は海国(かいこく)軍の首領を討ち、海皇(かいこう)として兵士たちに碧落海へ戻るよう命じました。青罡(せいこう)たちが到著した時には、全てが終わっていました。青罡(せいこう)は軍の中のスパイを排除する計画を立てました。

最後に、白鳳麟は家に帰り、妹の白雪鷺(はくせつろ)を見つけ、青罡(せいこう)から情報を得るための協力を求めました。母の位牌を使って圧力をかける兄に対し、白雪鷺(はくせつろ)は仕方なく兄の頼みを聞き入れました。