玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ33話・34話、ネタバレ

第33話あらすじとネタバレ

青罡(せいこう)と白雪鷺(はくせつろ)

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、33話ネタバレ

青罡(せいこう)が軍事の執務に追われていると、白雪鷺(はくせつろ)が自ら手伝いを申し出た。青罡(せいこう)は喜んで受け入れ、朱顔(しゅがん)の人柄に触れた。朱顔(しゅがん)の名を聞くと、白雪鷺(はくせつろ)は露骨に不機嫌になり、まだ朱顔(しゅがん)のことを想っているのかと問いただす。しかし、すぐに話題を本題に戻し、鮫(こう)人との戦況について尋ねた。会話を通して、二人の距離は縮まったように見えた。

親しげな青罡(せいこう)の様子を見て、白雪鷺(はくせつろ)は人生を変えたいという思いを吐露する。青罡(せいこう)は喜び、過去の過ちは気にしないと告げる。その後、白雪鷺(はくせつろ)は青罡(せいこう)の隙をついて鮫(こう)人の書き付けを盗み、別れ際に青罡(せいこう)から万一の時のためにと家宝の玉を受け取った。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、33話ネタバレ

白鳳麟と如意(にょい)

白鳳麟は、貼り出された鮫(こう)人の如意(にょい)の価顔絵を見て彼女だと気づき、これを利用して黒幕を誘き出そうと考えた。如意(にょい)の住まいを訪れ、彼女の奏でる曲を聴く白鳳麟。しかし、曲が終わりきる前に我慢できなくなり、部下に如意(にょい)を脅迫させ、海皇(かいこう)の居場所を吐かせようとする。白鳳麟の圧力にも屈せず、如意(にょい)は口を割らなかったため、厳しい罰を受ける。白鳳麟がさらに手を下そうとしたその時、時影(じえい)と重明(ちょうめい)が駆けつけ如意(にょい)を救出した。如意から、かつて秋水(しゅうすい)が時影(じえい)の父に濡れ衣を著せた事実を聞き出す。如意はその後倒れ、時影(じえい)がまだ他人を気遣い、自分のために弁明しないことに重明(ちょうめい)は憤慨する。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、33話ネタバレ

朱顔(しゅがん)と星海雲庭(せいかいうんてい)

朱顔(しゅがん)は部屋で玉笛を眺めながら、師である時影(じえい)との距離を感じていた。その時、如意の捕縛を知らせる貼り紙を見て、事態の悪化を悟る。白雪鷺(はくせつろ)に促される形で、朱顔(しゅがん)は星海雲庭(せいかいうんてい)へ時影(じえい)に相談しようと向かう。しかし、到著すると青罡(せいこう)に阻まれてしまう。白鳳麟は時影(じえい)が如意を尋問する様子を大げさに語り、朱顔の師への信頼を揺るがせようとするが、朱顔は信じなかった。結局、時影は朱顔を楼内に呼び入れるが、如意は既に逃げた後だった。

止淵(しえん)と朱顔の選択

妹の姿が見えなくなった止淵(しえん)は、すぐに捜索を開始する。時影が鮫(こう)人を捕らえようとしたその時、朱顔は勇敢にも止淵(しえん)の前に立ちはだかり、彼への想いを告白する。危機的状況における彼女の決意と勇気が示された。

第34話あらすじとネタバレ

時影(じえい)は目の前の人物の言葉に、信じられない思いだった。なんと朱顔(しゅがん)が想いを寄せているのは止淵(しえん)だという。それでも朱顔(しゅがん)は自分の気持ちを固く伝え、過去の辛い時期を語った。止淵(しえん)の陰ながらの支えと見守りがあったからこそ、彼女は暗闇から抜け出せたのだと。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、34話ネタバレ

しかし、朱顔(しゅがん)の真意を理解している止淵(しえん)は、説明しようとしたところを遮られた。時影(じえい)は冷笑しながら、全て自分の誤解だったと言い、話を続けようとする前に、朱顔(しゅがん)は自ら跪き、師である時影(じえい)に止淵(しえん)を許してほしいと懇願した。彼女は身を隠して争いから遠ざかることさえ厭わないと申し出た。しかし、時影(じえい)の決意は固く、この場で海皇(かいこう)を討ち、空桑(くうそう)を守るつもりだった。

師の決意を前に、朱顔(しゅがん)は術「千樹」を使って抵抗を試みたが、時影(じえい)の前ではあまりにも無力だった。それでもなお、彼女は止淵(しえん)と共に生死を共にする覚悟だった。弟子が傷つくのを見て、時影(じえい)は放った術を止め、その仮動を自身に受けた。倒れ込んだ時影の傍らで、重明(ちょうめい)は全力を尽くして朱顔(しゅがん)を救い出した。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、34話ネタバレ

重明(ちょうめい)は時影がなぜ自傷行為に及んだのか理解できなかったが、真相を知ると、時影は海皇(かいこう)との戦いが始まれば朱顔がどうなってしまうか分からないと、不安を口にした。そこに大司命(だいしめい)が駆けつけ、重明(ちょうめい)から時影が朱顔のために天誅(てんちゅう)を止め、傷を負ったことを聞くと、朱顔を災星だと非難し、いずれ排除しようと企んだ。重明(ちょうめい)は自分が時影と朱顔をくっつけようとしたことが間違いだったと悟った。

朱顔は三日三晩、昏睡状態に陥っていた。目を覚ますと、海皇(かいこう)がまだ生きていることを知り、自分が原因で師が負った傷を案じた。止淵(しえん)を救うためについた嘘を思い出し、朱顔は師に再び会えるかどうか分からなくなった。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、34話ネタバレ

夜、朱顔は再び師の前にひざまずき、皆の前で謝罪した。彼女を守るため、時影は衆人環視の中で彼女との師弟関係を断つと宣言し、ためらうことなく彼女の頭から玉骨を外し、部屋を出て行った。扉の外で朱顔は必死に師の名を叫んだが、部屋の中の時影は彼女に自分を憎ませようと決意していた。

その後、白雪鷺(はくせつろ)が桃ジュースを持って時影の元を訪れ、自分の立場を守るため、朱顔を送り返してはどうかと提案した。その時、青罡(せいこう)が突然現れ、白雪鷺(はくせつろ)は慌てて扉を閉めた。二人は部屋の中で話し合った。青罡(せいこう)は彼女が情報を盗んでいるのではないかと疑い、彼女が認めないため、策略を用いて白状させた。失望した青罡(せいこう)は首から青葉の玉佩を外し、彼女と袂を分かち、玉佩を返すように要求した。しかし白雪鷺(はくせつろ)はそれを渡そうとせず、青罡(せいこう)が去った後、彼女はひどく悲しんだ。

朱顔は止淵を訪ね、今後の計画を尋ねた。止淵の話を聞いた彼女は、すぐに彼の決断を支持することを表明した。一方、青罡(せいこう)は時影に会い、白鳳麟の内通を明かさなかったが、密かに彼を排除しようと企んでいた。

止淵は引き続き、一般の鮫(こう)人族を碧落海へ帰還させる手配を進め、海皇(かいこう)の代わりに自ら犠牲となり、両種族間の争いを鎮めようと準備していた。