山河之影あらすじ19話・20話、ネタバレ

第19話あらすじとネタバレ

袁大人は李霧(り・む)に、なぜ沈大人の財産を押収できず、燕(えん)王の手に渡ってしまったのかと詰問した。陸錚(りく・そう)はすぐさま李霧(り・む)の潔白を自身の名前をかけて保証した。袁大人は李霧(り・む)に褒美を与えようとしたが、李霧(り・む)は功過相殺として罰を受けると辞退した。皇帝は李霧(り・む)の意思を汲み、その通りにするよう命じた。李霧(り・む)は陸錚(りく・そう)に容赦なく打つように頼み、さもなくば意味がないと言い、数発で気を失った。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、19話ネタバレ

目を覚ました李霧(り・む)は自宅にいた。陸錚(りく・そう)は薬を塗ってやり、一見強く打ったように見えても皮膚の表面を傷つけただけだと説明した。その時、陸錚(りく・そう)は張俊清(ちょう・しゅんせい)がこの争いを長引かせようとしていること、そして火器が張俊清(ちょう・しゅんせい)の手に渡らないよう、父の持つ無常簿を守らなければならないことに気づいた。李霧(り・む)は自分も陸錚(りく・そう)と同じく帰る家がないと嘆き、陸錚(りく・そう)は自分が生きている限り、李霧(り・む)を路頭に迷わせないと約束した。その後、袁大人は李東方(り・とうほう)が実は小泥棒の扮装だったことを明かし、皇帝は激怒した。袁大人は現状を打開するには「殺父用子」の計略を使うしかないと進言した。

帰宅した陸錚(りく・そう)は父が荷物を送らせているのを見て、理由を尋ねると、自分のせいで友人が左遷され、人望も失ったと告げられた。無常簿の行方を尋ねると、陸大人は既に自分で処分したと答えた。宋鶴鳴(そう・かくめい)は忠臣だったが、良い父親でも良い手本でもないので、彼を見習ってはいけないと諭した。陸錚(りく・そう)は父に倣わず誰に倣えばいいのか、優柔不断で是非も弁えない父に倣えと言うのかと仮論した。陸大人は陸錚(りく・そう)に恨まれると分かっていながらも、息子を埋葬する勇気がなく、あの時陸錚(りく・そう)に大きな力を貰ったからこそ、真実を告げたと語った。そして、既に宋鶴鳴(そう・かくめい)の冤罪を晴らすための奏疎を書き、老家を修繕するだけの蓄えもできたので、皇帝の許可が下りれば本姓に戻れると明かした。陸錚(りく・そう)は後悔し、すぐさま跪いた。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、19話ネタバレ

選秀殿では、舒棠(しょ・とう)の傷跡が皆の注目を集めた。彼女の仮抗的な態度は教習嬷嬷の怒りを買い、傍らの宦官は慌てて彼女を連れ出し、このままでは宮廷に入れないと警告した。舒棠(しょ・とう)は宮廷に入ったら彼に病気を装ってここを去るよう提案したが、宦官は宮廷では歩くことさえ慎重にしなければならないと忠告した。舒棠(しょ・とう)はすぐに宮廷での生き方を教えてくれるよう頼んだ。

板子を受けた李霧(り・む)は歩行練習に励んでいた。陸錚(りく・そう)は父の無常簿が指揮使大人によって処分されたと伝えた。李霧(り・む)は宋家の血が流れていても、心の中では陸羽林(りく・うりん)こそ真の父であり、陸錚が二人の父を持つことを羨ましいと言った。そして、張俊清(ちょう・しゅんせい)にあの件はもう諦めるよう伝えるように頼んだ。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、19話ネタバレ

司向南(し・きょうだん)は指揮使に昇進後、李霧(り・む)に陸羽林(りく・うりん)一家を捕らえるよう命じたが、陸錚は忠臣の子であるため、対象外だった。陸錚は陸大人が無実であることを皇帝に直接訴えたいと願い出たが、無視された。李霧(り・む)は陸羽林(りく・うりん)の好意を無駄にするなと忠告し、自ら捕縛に参加して芝居を打つことを提案した。陸錚と李霧(り・む)は陸家に行き、陸錚は自ら義父に枷をはめた。出かけようとしたところ、司向南(し・きょうだん)は鎮撫司衙門は陸羽林(りく・うりん)を閉じ込めておくのに相応しくなく、刑部に直接送るべきだと主張した。李霧(り・む)と陸錚は抵抗したが、陸羽林(りく・うりん)は部下に退くよう命じ、司向南(し・きょうだん)に案内をさせ、感謝の意を表し、司向南(し・きょうだん)が官位のためにそうしているのだと見抜いていた。

李霧(り・む)は沈老板(しんろうばん)に勝算があると信じていた。彼は陸錚に翌日刑部大牢で会う約束をし、尾行に気づくと部下に自分の扮装をさせて追っ手を欺いた。李霧(り・む)は沈老板(しんろうばん)に会い、彼が燕(えん)王のスパイだと知った。沈老板(しんろうばん)は李霧(り・む)の援助に戸惑い、その真意を測りかねていた。李霧(り・む)はただ自分のために動いているだけだと答え、沈老板(しんろうばん)を味方に引き入れようとした。

第20話あらすじとネタバレ

陸錚(りく・そう)は陸羽林(りく・うりん)を救う絶好の機会を逃してしまう。李霧(り・む)との激闘の末、捕らえた若い兵士は、鎮撫司衙門からの命令で動いていたと白状する。李霧(り・む)は陸錚(りく・そう)を連れ山中の隠れ家へ戻り、無数の千羽鶴を見つめ考え込む。陸錚(りく・そう)に食事を促され、ようやく我に返る。李霧(り・む)は直接救出に向かうのは無謀だと考え、錦衣衛(きんいえい)の手が届かない場所へ行くことを提案する。同行を望む陸錚(りく・そう)に、李霧(り・む)は捕らえた夜不収(やふしゅう)の千総(せんそう)が燕(えん)王の隠し子であり、陳継真(ちかまこと)も関与していることを明かす。司向南(し・きょうだん)も逆賊の一味なら、鎮撫司衙門は燕(えん)王の支配下にある可能性が高いと推測する。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、20話ネタバレ

陸錚(りく・そう)は陸大人の無常簿を読み聞かせるうちに意識を失う。梅豆(めまめ)は毒キノコのせいだと説明するが、李霧(り・む)は既に気づいていた。梅豆(めまめ)は李霧(り・む)を信用せず、陸錚(りく・そう)を拘束し続ける。李東方(り・とうほう)は双刺を自身で使うと決め、張俊清(ちょう・しゅんせい)に兵士たちへの情があればいつでも行動を止められると伝える。李東方(り・とうほう)が出発する際、張俊清(ちょう・しゅんせい)はなぜ李霧(り・む)を殺さないのかと問う。李東方(り・とうほう)は李霧(り・む)との因縁より張俊清(ちょう・しゅんせい)との方が深く、必ずしも李霧(り・む)を殺せるとは限らないと答える。

老崔は仲間が次々と倒れるのを見て助けようとするが、李霧(り・む)に止められる。城楼に辿り著くと、老崔は逆賊に通じている疑いがあると告げられ、李霧(り・む)はやむを得ず老崔を追い払う。張俊清(ちょう・しゅんせい)に蹴られ負傷した李霧(り・む)。錦衣衛(きんいえい)は夢姐の居場所を突き止め、梅豆(めまめ)は助けに行こうとするが陸錚に阻まれる。李霧は張俊清(ちょう・しゅんせい)に舒棠(しょ・とう)殺害を否定し、王公子を殺さない限り陸家父子は窮地に立たされていると指摘する。陳継真(ちかまこと)は夢姐を捕らえ、協力を迫る。夢姐を助けようとした陸錚は李東方(り・とうほう)に阻まれ、傷を負う。李東方(り・とうほう)はこれで帳消しだと告げ、陸錚は梅豆(めまめ)が捕らえられるのをただ見ているしかなかった。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、20話ネタバレ

李霧は密かに王崇喜(すうき)の牢を訪れ、陸大人を陥れた理由を問いただす。王公子は父から陸羽林(りく・うりん)が逆賊の黒幕だと聞かされていたと告白する。李霧は王公子とコイン当てゲームをし、負けた王公子は世の暗さを嘆く。李霧は殺そうとするも思いとまり、多額の金を与え解放する。王公子は密文の秘密を教え、それは非常に単純なものだった。

鎮撫司衙門へ戻る途中、陸錚は見事に仕掛けを回避し、侵入に成功する。夜不収(やふしゅう)との戦闘中に司向南(し・きょうだん)が現れ、陸錚を父の元へ送り出す。陸錚は司向南(し・きょうだん)に追捕令を出したかを確認し、否定されたため李霧の元へ向かう。李霧は陸錚を陳継真(ちかまこと)のもとへ連れて行き、彼の正体が宋鶴鳴(そう・かくめい)の息子であることを暴露し、宋鶴鳴(そう・かくめい)の罪を問う。李霧は陳継真(ちかまこと)を刺し、二人で戦い、最後は火を放ち決著をつける。司向南(し・きょうだん)は逆賊の自白を報告し、陸錚に陸大人に会うよう促す。しかし、李東方(り・とうほう)が現れ、梅豆(めまめ)と夢姐を捕らえたと知るや李霧は刀を抜くが、司向南(し・きょうだん)に止められる。聖旨が届き、李東方(り・とうほう)は捕らえられ、司向南(し・きょうだん)と陸羽林(りく・うりん)は引き続き勾留されることとなる。

山河之影 錦衣衛と謀りの王朝あらすじ、20話ネタバレ