第17話あらすじとネタバレ
簪と忠告
舒棠(しょ・とう)は簪を張俊清(ちょう・しゅんせい)に渡し、彼女が身につければもっと美しくなると言いました。張俊清(ちょう・しゅんせい)は贈り物を受け取り、この機会に舒棠(しょ・とう)へ、男に希望を託すべきではないと忠告しました。
陸錚(りく・そう)の問いと対話
陸錚(りく・そう)は帰宅後、陸大人と話し合い、言葉遣いは非常に丁寧でした。彼は殺人について正当かどうか陸大人に尋ね、肯定的な返事を受けた後、朝廷への脅威となる人物の処遇についてさらに質問しました。陸大人は再びそのような人物は皆処刑すべきだと述べましたが、同時に、陸錚(りく・そう)は今はそうすることが正しいと納得できても、将来は揺らぐかもしれないと指摘しました。陸錚(りく・そう)はその日を待つと答えましたが、陸大人の返答は、それが陸錚(りく・そう)らしくないことを暗示しているようでした。
李霧(り・む)と舒棠(しょ・とう)の別れ
李霧(り・む)は舒棠(しょ・とう)を連れて去ろうとした際、彼女の切り絵を誤って破いてしまい、赤い紙を使わなかったことを非難しました。陸錚(りく・そう)に阻まれた時、李霧(り・む)は舒棠(しょ・とう)を先に逃がし、自分は残って対応しました。時間稼ぎのため、李霧(り・む)は舒棠(しょ・とう)に刃を向け、この光景は彼女に李霧(り・む)の過去の言葉を思い出させました。その後、李霧(り・む)は夜不収(やふしゅう)の百総を見つけ殺害し、手柄になると考えました。
難民と料理屋
城外の難民を見て、李霧(り・む)は心を痛め、彼らに食事をご馳走することにしました。難民たちが料理屋に入る様子を見て、彼は少し満足感を覚えました。しかし、鎮撫司衙門で急にめまいを感じ、部下に自分を支えるよう頼みました。陸錚はこの状況を見て心を痛め、彼に辞令を渡しました。李霧(り・む)は、父子は理解し合うのが難しい、父親は思慮深く、息子は狼のように飼いならしにくいと評しました。
計画と対抗
李東方(り・とうほう)は張俊清(ちょう・しゅんせい)を訪ね、京城的千総(せんそう)の現状について話し合い、自身の計画を明かしました。李霧(り・む)は城外の難民に同情し、食事を振る舞いました。その後、埠頭で李東方(り・とうほう)と遭遇し、腕が立たず捕らえられました。しかし、彼は巧妙に全てを仕組んでおり、李東方(り・とうほう)は最終的に陸錚に敗れ、李霧(り・む)自身も殺される運命を免れました。
出家と仲人
陸錚は負傷した李霧(り・む)を背負って立ち去り、錦衣衛(きんいえい)の仲間たちに気前よく金銭を配りました。李霧(り・む)は出家の望みを語り、自分の人生は鬼門関を通るように辛いと言いました。陸錚は寺で李霧を探し、既に出家していることを知りました。李霧を還俗させるため、陸錚は多くの仲人を呼び、結婚を勧めますが、李霧は困惑します。
梅豆(めまめ)の哲学
梅豆(めまめ)は「不逗」に改名し、李霧に教えられた哲学を陸錚に伝えました。陸錚は寺に入り李霧に会い、辞職が認められなかったことを伝え、この重要な時期に責任を放棄すべきではないと説得しました。李霧は仏になるのは簡単だが、官職修行は難しいと嘆きました。陸錚が連れてきた仲人たちと対面させられ、李霧は仕方なく出てきて、これらが全て陸錚の仕業だと悟りました。
第18話あらすじとネタバレ
陸羽林(りく・うりん)の告白
陸羽林(りく・うりん)は李霧(り・む)に、かつての逆党事件に隠された秘密を明かした。宋鶴鳴(そう・かくめい)の命を絶ったのは、他でもない自分自身だと。李霧(り・む)は驚きを隠せない。これまで宋鶴鳴(そう・かくめい)の命を奪ったのは自分だと信じて疑わなかったからだ。陸羽林(りく・うりん)は李霧(り・む)の正体を知っていたことを認め、緻命傷となった矢は確かに自分が放ったもので、その後の刀はただ死期を早めただけだと説明する。李霧(り・む)は陸錚(りく・そう)を引き取った理由を尋ね、陸羽林(りく・うりん)は幼い宋鶴鳴(そう・かくめい)の息子に手をかけることはできなかったと答える。今、王大人の息子が宮中で陸羽林(りく・うりん)と陸錚(りく・そう)を逆党だと訴え、李霧(り・む)が錦衣衛(きんいえい)ではないことも暴露したため、陸羽林(りく・うりん)は李霧(り・む)に後事を託しに来たのだ。内通者の件について、陸羽林は司向南(し・きょうだん)の名を挙げた。最近増えている縁談の申し出について、李霧(り・む)は人々が保身を求めているのだと考えている。陸羽林は李霧(り・む)に、今夜の話は陸錚(りく・そう)に伏せておくように、そしてもし恨むなら自分だけに恨むようにと頼む。
陸錚(りく・そう)の行動
一方、陸錚(りく・そう)は宿屋からある文稿を持ち出し、店主と従業員の秘密の連絡方法を盗み聞きする。陸錚(りく・そう)が誰かを問い詰めた時、相手はそれは一炷香前の出来事で自分は知らないと答える。張俊清(ちょう・しゅんせい)をおびき出すため、陸錚は趙公公を捕らえる。張俊清(ちょう・しゅんせい)は陸錚に見つかったことに驚き、陸錚は秦淮河に行ったことを話す。会話の後、張俊清(ちょう・しゅんせい)は隙を見て陸錚を気絶させる。
李霧(り・む)の心事
李霧(り・む)は梅豆(めまめ)を連れ、山奥に住む舒棠(しょ・とう)を訪ねる。姉の夢姐は李霧(り・む)に舒棠(しょ・とう)を妻に娶るよう勧めるが、李霧(り・む)は自分の危険な生活が舒棠(しょ・とう)を危険にさらすことを心配する。夢姐は舒棠(しょ・とう)に李霧の立場を理解するよう説得し、李霧は舒棠(しょ・とう)への気持ちとして金子を残す。舒棠(しょ・とう)には会えなかったものの、彼女の心の声を聞き、深く感動しながらも姿を現すことはできなかった。
舒棠(しょ・とう)の選択
翌日、夢姐は李霧に舒棠(しょ・とう)が李東方(り・とうほう)を探しに出たと伝える。手紙を読んだ李霧は彼女の意図を理解し、すぐに後を追う。
陸錚の覚醒
目を覚ました陸錚は袁大人に会い、袁大人は彼の能力を認め、宋鶴鳴(そう・かくめい)の息子であることを思い出させる。陸錚は張俊清(ちょう・しゅんせい)を見つけ、真実を隠していたことを責める。張俊清(ちょう・しゅんせい)は、袁中道が自分の言う恩人だと明かす。
李東方(り・とうほう)と舒棠(しょ・とう)の対峙
詔獄に囚われた李東方(り・とうほう)のもとに舒棠(しょ・とう)が現れ、放火して脱獄させると持ちかける。李東方(り・とうほう)は詔獄など恐るるに足らずと自信を見せるが、舒棠(しょ・とう)の好意には感謝する。舒棠(しょ・とう)は今回の行動は自分のためだけだと告げ、李東方(り・とうほう)は皇帝暗殺の任務を遂行すれば二人の間の借りは帳消しだと約束する。
李霧の追跡
最後に、李霧は張継真を訪ね、舒棠の行方を尋ね、宋真(そうしん)についての発見を伝える。そして、宋真(そうしん)を連れて来ると約束する。
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