双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ15話・16話、ネタバレ

第15話あらすじとネタバレ

呉吟(くれ・ぎん)は太后墨宝の真跡の行方を探るため、罄州女学の教師たちを捕らえ、拷問にかけるも成果は得られず、解放せざるを得なくなった。口封じのため金塊を渡すが、呉相の印が刻まれた金塊を見て、教師たちは口をつぐむことを選んだ。午後に侯爺の来訪を控えていたため、呉吟(くれ・ぎん)は教師たちに帰宅して身なりを整えるよう指示した。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、15話ネタバレ

一方、茉喜(まき)、陳文徳、沈書墨(しんしょぼく)は水牢に閉じ込められていた。そこで出会ったのは、死んだとされていた孫景雲(スゥン・ジンユン)。馮山長(さんちょう)に囚われていた彼女は衰弱しきっていたが、再会を喜び合った。茉喜(まき)たちに与えられた脱出道具は鍋一つだけだったことに激怒した馮山長(さんちょう)は、水量を増やし溺れさせようとする。侯爺の到著が迫る中、太后墨宝を見つけられずに焦る馮山長(さんちょう)は、白鳳瑶(ほうよう)の行書に目をつけ、刀で脅迫し太後の筆跡を模写させようとする。水牢の仲間の安否を案じ、重圧に耐えかねる白鳳瑶(ほうよう)は何度も失敗するが、水量を減らすよう懇願し、集中してついに模写に成功する。馮山長(さんちょう)は白鳳瑶(ほうよう)を殺そうとするも、その利用価値に気づき、罄州女学へ連れて行くことにした。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、15話ネタバレ

水牢では、陳文徳が孫景雲(スゥン・ジンユン)を救おうと鎖を切断しようと試みるも、びくともしない。水位が胸まで達し、 逃げるが不可能だと悟った孫景雲(スゥン・ジンユン)は、沈書墨(しんしょぼく)との思い出の詩を寮のベッドの側に刻んでほしいと言い残し、自ら命を絶つ。陳文徳は茉喜(まき)と沈書墨(しんしょぼく)を救出し、三人で白鳳瑶(ほうよう)の救出に向かう。茉喜(まき)は危険を顧みず先を急ぎ、陳文徳は御者に変装して馬車で追いかける。沈書墨(しんしょぼく)は茉喜(まき)に、陳文徳は信頼できる人物だと告げる。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、15話ネタバレ

罄州女学に到著した三人は、厳重な警備に阻まれるも、陳文徳が龍襄軍の令牌を見せ、なんとか中へ入る。馮山長(さんちょう)は偽造した太后墨宝を侯爺に献上し、一族の繁栄を願い、二人の従兄弟を推薦する。侯爺は初めは喜ぶそぶりを見せるも、すぐに偽物だと見破り、馮山長(さんちょう)を厳しく叱責する。馮山長は必死に否定するも、最終的には白鳳瑶(ほうよう)に罪をなすりつけ、茉喜(まき)たちの命を握っていることを匂わせる。白鳳瑶(ほうよう)は仕方なく罪を認めるが、脅迫されていたと弁明する。刺史が馮山長の働きぶりを訴え、訓練中の女性たちがもうすぐ仕上がることを告げると、侯爺は馮山長を許すことにした。

第16話あらすじとネタバレ

罄州女学で、普段温厚な白鳳瑶(ほうよう)が捕らえられているのを見て、生徒たちは騒然となった。馮山長(さんちょう)は薛嘉兒に白鳳瑶(ほうよう)のことなど気にせず献舞の準備をするよう指示し、この好機に己の出世を目論んでいた。しかし、馮山長(さんちょう)が去ると、陳文徳が突然現れ衛兵を製圧、白鳳瑶(ほうよう)を救出し、茉喜(まき)と白鳳瑶(ほうよう)に一刻も早く逃げるよう促した。茉喜(まき)は陳文徳に感謝し、今後の予定を尋ね、何か力になれることがないか尋ねた。驚くべきことに、陳文徳は侯爵の暗殺を企てていることを明かした。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、16話ネタバレ

事の重大さを悟った茉喜(まき)は白鳳瑶(ほうよう)を連れその場を離れた。二人は乱世において人の命は儚く、いつ何が起こるか分からないと嘆いた。茉喜(まき)はうっかり陳文徳の計画を口走ってしまう。白鳳瑶(ほうよう)は女学の無辜の人々が巻き込まれるべきではないと考え、茉喜(まき)の必死の説得にも関わらず、告発することを決意した。生徒たちとの情を断ち切れない茉喜(まき)は、白鳳瑶(ほうよう)を部屋に閉じ込め、一人で解決策を探しに出た。

一方、丁一苑の魁首である薛嘉兒は、その見事な舞で侯爵の寵愛を受け、彼の隣に座っていた。湘南は琴を持って現れ、侯爵が丁一苑の芸ばかりを好むことに不満を露わにした。湘南の挑戦に、薛嘉兒は憎悪を募らせながらも、侯爵が既に湘南の要求を受け入れていたため、応じざるを得なかった。琴の音色が山水画のような静けさから殺気を帯びたものへと変わると、湘南は侯爵が油断している隙を突いて襲いかかった。異変に気付いた呉吟(くれ・ぎん)が現れ応戦するが、侯爵は自らの身を守るため、薛嘉兒を盾にした。そのため湘南は好機を逃し、最後は呉吟(くれ・ぎん)に討たれてしまう。息絶える間際、湘南は信じられないといった様子で自分を貫く剣を見つめ、無念のうちに息を引き取った。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、16話ネタバレ

その頃、茉喜(まき)は内堂に潜り込み、まさに実行に移そうとしていた陳文徳を説得し、罪のない人々を巻き込むなと警告した。陳文徳は大事を成し遂げるには些細なことは気に留めるべきではないと主張したが、茉喜(まき)は大声を出すと脅し、一時的に彼を思い留まらせた。湘南が行動を開始すると、茉喜(まき)は陳文徳に湘南との関係を尋ねたが、陳文徳は他に何も計画はないと否定した。それを聞いた茉喜(まき)は急いで階下へ行き、隙を見て湘南に物を投げつけ、彼女の計画を阻止した。

陳文徳が戦いに加わり、呉吟(くれ・ぎん)が現れ、二人は激しい戦闘を繰り広げた。侯爵は隅に隠れることを余儀なくされ、彼の側近は侯爵を守って逃げようとしたが、陳文徳に阻まれ、呉吟(くれ・ぎん)に背後から刺されてしまった。負傷しながらも、陳文徳は侯爵を捕らえることに成功した。この時、湘南は既に呉吟(くれ・ぎん)に討たれ、息絶える間際に自分が孫湘南であることを明かした。

双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆あらすじ、16話ネタバレ

陳文徳は侯爵を人質に呉吟(くれ・ぎん)と交渉し、互いに腹を割って話した結果、二人が罄州女学に来た目的は鉄鉱山の地図であることが判明した。呉吟(くれ・ぎん)は馮銘(ふうめい)の死がこの事件と関係があると明かした。茉喜(まき)は侯爵が本当に殺されるのを見たくないので、何度も邪魔をし、陳文徳を不利な状況に追い込んだ。混乱に乗じて灰を撒き視界を遮り、最終的に陳文徳を救出した。茉喜(まき)は陳文徳に逃げる時間を稼ぐため、追っ手を自らおびき寄せた。

その後、白鳳瑶(ほうよう)の密告が功を奏し、侯爵は彼女の罪を許し、罄州女学に留まることを許可した。しかし、馮山長(さんちょう)は侯爵の前で刺史と長史の支持を得ており、白鳳瑶(ほうよう)は彼女に何もできなかった。

負傷した茉喜(まき)が戻ると、白鳳瑶(ほうよう)は深く自責し、彼女のために食事を用意した。しかし、食べる前に白鳳瑶(ほうよう)は茉喜(まき)に陳文徳の身分を明かすよう迫った。茉喜(まき)は頭痛を装い、白鳳瑶(ほうよう)を沈書墨(しんしょぼく)の部屋に誘導したが、そこでなんと陳文徳が既に茉喜(まき)の部屋に潜り込み、たらふく食べているところだった。彼はそこで療養するつもりだと宣言した。誰かに見つかることを恐れた茉喜(まき)は部屋の扉を閉めたが、陳文徳は彼女をからかい始め、妻にして一緒に世を忍ぼうと持ちかけた。