琅琊榜(ろうやぼう)あらすじ25話・26話・27話、ネタバレ

第25話あらすじとネタバレ

梁帝(りょうてい)は巡防営の指揮権を靖王(せいおう)に与えた。 靖王(せいおう)は最初は辞退しようとしたが、最終的にはこの重責を引き受けた。 褒賞として、梁帝(りょうてい)は靖王(せいおう)がいつでも靜妃(しずひ)がいる止萝宮に安請することができると許可した。 この待遇はほぼ親王と同じである。 同時に、十三叔は梅長蘇(ばいちょうそ)に、紅袖招の情報網がほぼ一掃されたことを報告した。 穆青(ぼくせい)は心配そうな様子で、霓凰(げいおう)と一緒に衛陵に行きたいと願っていたが、梁帝(りょうてい)の許可は得られなかった。

一方、般弱の情報網は突然連絡が途絶えた。 一部のメンバーは洗脳されて紅袖招を去ろうとしている。 蘇宅の内部情報を把握するため、般弱は監視を続けているが、蘇宅の警備は厳重で、侵入することは難しい。 最近、蒙摯(もうし)が頻繁に蘇宅に出入りしていることが梅長蘇(ばいちょうそ)の警戒心を高めた。 不必要な注意を引くのではないかと心配している。 黎舵主(れいだしゅ)が誉王(よおう)が怒鳴りながら蘇宅に押し入ったと報告すると、梅長蘇(ばいちょうそ)はすぐに蒙摯(もうし)を密室に隠した。

誉王(よおう)が怒っていたのは、梁帝(りょうてい)が兵部の指揮権を靖王(せいおう)に与えたことを知ったからである。 誉王(よおう)は靖王(せいおう)の進歩が早すぎると思っている。 靖王(せいおう)が結党している証拠はないが、行動パターンが変わったと感じている。 般弱の情報網が断裂したことについて、梅長蘇(ばいちょうそ)は驚いていない。 彼は、那些名簿は元々深く隠されていたことを知っているが、今は調査するのは難しくないだろう。

靖王もその後、蘇宅を訪れた。 密室で蒙摯(もうし)を発見して驚いた。 蒙摯(もうし)は、誉王(よおう)が突然来たので、梅長蘇(ばいちょうそ)に一時的にここに置かれたと説明した。 梅長蘇(ばいちょうそ)は誉王(よおう)に、梁帝(りょうてい)が靖王を支持する意思があることを認識している以上、過度に心配しても仕方がないと諭した。 最近、靖王が梁帝(りょうてい)から頻繁に寵愛を受けていることは、梁帝が靖王にさらなる権力と責任を与えたいと考えていることを示唆しているのかもしれない。 梅長蘇(ばいちょうそ)は、誉王(よおう)は過度に緊張する必要はなく、冷静さを保ち、太子を過度に抑圧しないようにすべきだとアドバイスした。 そうしないと、梁帝の不満や疑いを招く恐れがある。 誉王はすでに卓鼎風(たくていふう)一家を天泉山荘に送り返している。 卓鼎風(たくていふう)はかつて謝玉(しゃぎょく)に利用されていたため、梅長蘇(ばいちょうそ)は誉王に彼を頼らないように忠告した。

一方、般弱は四姐(しじぇ)を訪ねて協力を求めた。 靖王は現在、止萝宮に自由に出入りして靜妃(しずひ)に会うことができるため、地位が大幅に向上したことは明らかである。 般弱は、誉王の側近として長年築いてきた信頼が崩れ落ちていることを認識し、四姐(しじぇ)の魅力を利用して重要な人物の信頼を得ることを考えた。 梅長蘇(ばいちょうそ)は誉王に慎重な戦略を採用するよう説得したが、誉王は表面上は同意したものの、実際には靖王への警戒心を抑えることができず、打倒しようと企んでいる。 このような状況は、逆に梁帝が介入して事態を処理する可能性がある。 誉王は靖王の監視を強化することを決意し、般弱の情報員が不足していても、梅長蘇(ばいちょうそ)の助けを求めることなく、単独行動を貫いた。

第26話あらすじとネタバレ

靖王(せいおう)は密室で梅長蘇(ばいちょうそ)の『翔地記(しょうちき)』を読み返し、数日借りて読みたいと申し出た。書の注釈や筆跡に間違いはなかったものの、靖王(せいおう)がそのことに触れた時、梅長蘇(ばいちょうそ)は少し緊張した。というのも、その書には多くの過去の記憶が込められていたからだ。宇文念(うぶんねん)は公主府を訪れ、景睿(けいえい)を南楚へ連れ帰るつもりだった。しかし長公主は、景睿(けいえい)にとって大きな打撃となることを承知していたため、宇文念(うぶんねん)に景睿(けいえい)を連れ去らせることをずっと拒んでいた。景睿(けいえい)は表面上は落ち着いているように見えたが、長公主は彼の心の痛みを理解していた。彼女は、この辛い時期を景睿(けいえい)と共に過ごしたいと願っていた。

般弱が四姐(しじぇ)に助けを求めたのは、梅長蘇(ばいちょうそ)ではなく童路(とうろ)に対処するためだった。般弱の実力は削がれたとはいえ、彼女の情報網は彼らが壊滅させた部分だけではなかった。梅長蘇(ばいちょうそ)は童路(とうろ)に特に警戒するよう忠告した。同時に、童路(とうろ)は梅長蘇(ばいちょうそ)に景睿(けいえい)の南楚行き計画を知らせた。般弱は紅袖招の衰退は蘇宅が関わっていると確信しており、度重なる失敗によって誉王(よおう)からの信頼を失っていた。そのため、彼女は今、童路(とうろ)という壁を突破する必要に迫られていた。

ついに景睿は長公主に別れを告げ、宇文念(うぶんねん)と共に南楚へ向かった。豫津(よしん)は景睿に留まってほしいと願った。南楚のことは景睿には関係ないと考えたからだ。しかし、景睿にとっては実の父親であり、無視することはできなかった。景睿は自分がもう以前のようには戻れないことを悟っていたが、豫津(よしん)はそれでも構わない、友情が変わらなければそれでいいと語った。出発前、景睿はわざわざ梅長蘇(ばいちょうそ)に別れを告げに行った。梅長蘇(ばいちょうそ)は景睿に真実を明かしてしまったことを謝罪したが、景睿はそれが梅長蘇(ばいちょうそ)のせいではないことを理解していた。梅長蘇(ばいちょうそ)は朱沉(しゅちん)に景睿の南楚行きに同行させ、できる限りの世話を頼んだ。

梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王(せいおう)のために梁帝(りょうてい)の寿礼として弓矢を選んだ。靖王(せいおう)が弓を好んでいるため、その贈り物は靖王(せいおう)の気持ちを十分に伝えることができた。梁帝(りょうてい)は大変喜び、狩猟の際にその弓矢を使って靖王(せいおう)と腕比べをすることに決めた。高湛(こうたん)は梁帝(りょうてい)の体調不良に気づき、すぐに太医を呼んだ。診断の結果、梁帝(りょうてい)は脈が弱く、肝臓の気が滞っていることが分かった。数日静養し、適切な処置をすれば問題ないとのことだった。靖王は梁帝(りょうてい)の見舞いに行き、ちょうど靜妃(しずひ)が梁帝(りょうてい)のために甘いスープを作っていた。靖王が梅長蘇(ばいちょうそ)の『翔地記』を見たことを話すと、靜妃(しずひ)は興味を示し、後日それを持ってきて見せてほしいと靖王に頼んだ。

第27話あらすじとネタバレ

四姐(しじぇ)はわざと転倒して童路(とうろ)的注意を引いた。 太子は過ちを犯したが、皇太子として梁帝(りょうてい)に冷遇されていたため、梁帝(りょうてい)は太子が何を考えているのかを知るために自ら様子を見に行くことにした。しかし、梁帝(りょうてい)が太子のもとを訪れると、そこには歌舞音曲に興じる太子の姿があった。梁帝(りょうてい)は落胆した。太皇太后が亡くなって半年も経っていないのに、喪中にこのような宴を開くのは不孝である。梁帝(りょうてい)は太子に難題を突きつけられたと嘆き、怒りをあらわにしようとしたが、太子から不満をぶつけられると、責めることができず、蒙摯(もうし)に自分が間違っているのではないかと尋ねた。梁帝(りょうてい)は老いたのかもしれないと思った。そして、蒙摯(もうし)と高湛(こうたん)に今日のことを秘密にするよう命じ、東宮を封鎖して太子の行動を製限することを口頭で伝えた。蒙摯(もうし)は正式に詔勅を出すべきだと進言したが、梁帝は取り合わず、高湛(こうたん)は蒙摯(もうし)にこれ以上言うなと合図した。

誉王(よおう)は禁軍が東宮を封鎖したという知らせを受け、焦って蒙摯(もうし)のもとを訪れた。 一方、蒙摯(もうし)は靖王(せいおう)のもとを訪れ、梁帝の口頭による東宮封鎖の命令を伝えた。二人は密道を通り、梅長蘇(ばいちょうそ)に相談することにした。飛流(ひりゅう)は誉王(よおう)も梅長蘇(ばいちょうそ)を探していると伝え、靖王(せいおう)は誉王(よおう)も情報を得たと推測した。靖王(せいおう)は飛流(ひりゅう)が誉王(よおう)を毒蛇と呼ぶ理由を尋ねると、飛流(ひりゅう)は梅長蘇(ばいちょうそ)が誉王(よおう)を見ると気分が悪くなると説明した。靖王(せいおう)は自分が飛流(ひりゅう)にとってどのような存在か尋ねると、飛流(ひりゅう)は水牛と答えた。靖王(せいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)との過去の会話を思い出した。靖王(せいおう)の脸色が突然変わったため、梅長蘇(ばいちょうそ)は先ほどの話題を尋ねた。冗談だったと知ると、梅長蘇(ばいちょうそ)は霓凰(げいおう)の冗談だったと説明し、飛流(ひりゅう)に真価しないように注意した。

梁帝の今日の対応から、太子は梁帝の心証を失ったものの、すぐに廃位するつもりはないようだ。 梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に、誉王(よおう)が付け入る隙を与えないように、宮外の巡防営を厳重に監視する必要があると忠告した。誉王は支持する大臣たちを集め、当日の出来事を明らかにしようと試み、太子の失脚は誉王にとってチャンスだと警告した。蒙摯は梁帝に正式に詔勅を出してほしいと提案したが、高湛(こうたん)は何度も遮った。梅長蘇(ばいちょうそ)は、誉王が内監殺害事件で蒙摯をかばったことがあるため、蒙摯が今詔勅を要求すると、疑り深い梁帝が疑念を抱くかもしれないと説明した。そのため、梅長蘇(ばいちょうそ)は今は様子を見るべきだと提案し、この状況で誰かが行動を起こせば、その人が不幸になるかもしれないと警告した。蒙摯は誉王が黙っていないことを理解した。

梅長蘇(ばいちょうそ)は蒙摯に、靖王が前回借りた『翔地記』を読み終えたら返却してほしいと伝えた。 靖王は蒙摯に本を返すと言った。皇后は中秋節の家族の宴を利用して梁帝の太子の処遇を探ろうとしたが、梁帝は皇后の意図を見抜き、太子を許すつもりはないと明言し、家宴を中止して太皇太后に一晩中ひざまずくように命じた。靖王は靜妃(しずひ)を訪ねて『翔地記』を受け取りに行くと、靜妃(しずひ)は複雑な気持ちで本を返した。