琅琊榜(ろうやぼう)あらすじ37話・38話・39話、ネタバレ

第37話あらすじとネタバレ

梁帝(りょうてい)は靜妃(しずひ)を芷萝宮に幽閉し、皇后はそれに不満を抱いている。梁帝(りょうてい)は皇后に、靜妃(しずひ)に白绫を与えて罰するのかと問う。この件を処理した後、梁帝(りょうてい)は大殿に戻り、衛崢(えいそう)が誘拐された事件について話し合う。靖王(せいおう)は夏江(かこう)に、巡防営は大理寺(だいりじ)の管轄下にあるのに、なぜ逆賊の罪を彼だけに負わせるのかと疑問を呈する。誉王(よおう)は主審官でも目撃者でもなく、事件とは直接関係がないが、議論が白熱しているのを見て、梁帝(りょうてい)に徹底的に調査して真相を明らかにするよう進言する。梁帝(りょうてい)は誉王(よおう)の提案を受け入れ、夏江(かこう)に事件の審理を任せ、関連する人物の取り調べは靖王(せいおう)が幹渉しないようにと強調する。夏江(かこう)は、江左盟の宗主である梅長蘇(ばいちょうそ)の取り調べを要求し、靖王(せいおう)は緊張した様子を見せる。

梁帝(りょうてい)は、梅長蘇(ばいちょうそ)が穆霓凰(げいおう)の文試に参加していたことを思い出し、靖王(せいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)は自分の人間ではなく、調査対象になるべきではないと仮論する。しかし、夏江(かこう)は梅長蘇(ばいちょうそ)の取り調べが必要だと主張し、靖王(せいおう)は不本意ながらも仮対できない。梁帝は夏江(かこう)の言う通りに調査を行うことを決め、靖王(せいおう)には禁足処分を下し、宮中への立ち入りを禁じる。梅長蘇(ばいちょうそ)は事前に甄平(しんへい)和黎舵主(れいだしゅ)に、夏江(かこう)が来た時には妨害せず、靖王府と蒙摯(もうし)との連絡は今後数日間甄平(しんへい)が担当することを伝えておく。その後、夏江は梅長蘇(ばいちょうそ)を連れ去りに来る。

靜妃(しずひ)は、自分が宸妃(しんひ)の位牌を私的に設置したことで重罰を受けなかったのは、梁帝の黙認があったからだと理解している。小新(しょうしん)に対して、靜妃(しずひ)は慎刑司に送るか、解放するかという2つの選択肢を与える。小新(しょうしん)は、なぜ靜妃(しずひ)が自分を疑うのか理解できないが、すぐに自分が碁局の中の1つの駒に過ぎないことに気づく。現在の状況は、靖王と梅長蘇(ばいちょうそ)の関係を悪化させるためのものであり、小新(しょうしん)は現在彼女にとって脅威ではないため、靜妃(しずひ)は小新(しょうしん)に自白させることを選択する。

夏江は、梅長蘇(ばいちょうそ)の取り調べをとりあえず延期し、懸鏡司に2泊させて、ここの厳しい環境を体験させることにする。靖王は、その日梅長蘇(ばいちょうそ)が靜妃(しずひ)が連座するかもしれないと言っていたが、言い終わらなかったことを思い出す。明らかに、梅長蘇(ばいちょうそ)は夏江が自分たちに何か行動を起こすことをすでに予測していた。靖王は懸鏡司に行きたいと考える。なぜなら、事件は自分のせいであり、梅長蘇(ばいちょうそ)に自分の代わりに苦しんでほしくないからだ。しかし、列戦英(れつせんえい)は靖王を説得し、禁足されていることを思い出させ、勝手に屋敷を出れば抗命行為になると忠告し、梅長蘇(ばいちょうそ)も靖王が軽率な行動に出ることを望まないだろうと信じる。梅長蘇は懸鏡司に2泊し、ここからは夏江の許可なしでは誰も出られないことを知っているが、逃げることは考えていなかった。

最終的に、梅長蘇は夏江に自分の計画をすべて白状し、靖王と共謀し、靖王が主犯で、自分が計画者であることを認める。彼は夏江に自分の供述書を書いて、押印して梁帝に渡すように要求する。梅長蘇のこの行動は、梁帝に自分の取り調べをさせるためであり、その時に翻供するつもりだ。夏江は梅長蘇の意図を理解し、今一番知りたいのは衛崢(えいそう)の居場所だ。梅長蘇は、衛崢(えいそう)はすでに無事に城外に出たと明かす。

第38話あらすじとネタバレ

夏江(かこう)の執念と梅長蘇(ばいちょうそ)の覚悟

夏江(かこう)は衛崢(えいそう)がすでに城外に出たことを信じないが、梅長蘇(ばいちょうそ)は確かに懸鏡司が衛崢(えいそう)を城外に連れ出したと告げる。夏江(かこう)は数日前に夏春(かしゅん)も城外に出たことを思い出し、すぐに衛崢(えいそう)を追跡するよう命じる。しかし、衛崢(えいそう)はすでに一日も経っており、追いつく可能性は極めて低い。梅長蘇(ばいちょうそ)は夏江(かこう)に無駄な努力は諦めるよう説得する。

豫津(よしん)は紀王に靖王(せいおう)が禁足になったことを報告する。これはすべて懸鏡司の逆犯が原因だった。彼は紀王に逆犯である衛崢(えいそう)の肖像を見せ、紀王はそれが宮羽(きゅうう)家で夏冬(かとう) に捕らえられた犯人だと認識する。

梅長蘇(ばいちょうそ)は夏江(かこう)が自分に不利な行動を起こすことを知っているが、恐れていない。夏江(かこう)には自分に対して何もできないと知っているからだ。さらに、たとえ彼が懸鏡司で死んだとしても、梁帝(りょうてい)は責任を追求し、江左盟の兄弟たちも夏江を見逃さないだろう。夏江は梅長蘇(ばいちょうそ)が梁帝(りょうてい)の前で自分を告発することを恐れ、強引に梅長蘇(ばいちょうそ)の手をつかみ、なぜ靖王(せいおう)を支持するのか真実を語らせるように求める。梅長蘇(ばいちょうそ)は江左盟で安穏とした生活を送ることができたはずなのに、この争いに巻き込まれた。それは、靖王(せいおう)を通してしか自分の目標を達成できないと考えたからだ。

事態の深刻さを悟った紀王は、すぐに梁帝(りょうてい)に報告しようと決意し、甄平(しんへい)は蒙摯(もうし)に急報を送る。夏江の脅迫にもかかわらず、梅長蘇(ばいちょうそ)は怯えることなく振る舞う。夏江は7日後に発作を起こす毒薬である烏金丸を取り出し、梅長蘇(ばいちょうそ)が梁帝(りょうてい)の前で自分の意向に従って答えるなら解毒剤を渡す、そうでなければ確実に命を落とすように告げる。梅長蘇(ばいちょうそ)は烏金丸を飲み込むが、薬を飲む際にわざと時間を引き延ばし、なぜ靖王(せいおう)を殺そうとするのか夏江に問い詰める。夏江は、かつて祁王(きおう)を恐れていたように靖王(せいおう)を恐れ、懸鏡司の首尊の座を奪うために祁王(きおう)と七万の赤焰軍(せきえんぐん)を殺害したと告白する。これらの告発を聞いた夏江は激怒し、梅長蘇(ばいちょうそ)に暴行を加えて無理やり毒を飲ませ、どんなに優れた人物でも死ねば何も残らないと主張し、梅長蘇(ばいちょうそ)を始末した後、靖王(せいおう)にも手を出すことを計画する。

そのとき、夏冬(かとう) が現れる。彼女は夏江の最近の行動に疑問を抱き、たとえ梅長蘇が罪人であっても、懸鏡司がこのような扱いをするべきではないと考える。夏冬(かとう) は多くのことを無視することができるが、今日のことは追及しなければならない。祁王(きおう)の旧事件が彼女と密接に関係しているため、彼女は夏江がこの事件でどのような役割を果たしたのかを問い詰め、解毒剤を渡すよう懇願する。彼女は、悔い改めなければ、10人の梅長蘇を殺しても無駄だと警告する。夏江は夏春(かしゅん)と夏秋(か しゅう)に夏冬(かとう) を連れ戻すよう命じ、許可なく面会することを禁止する。その後、蒙摯(もうし)が聖旨を奉じて懸鏡司に現れ、夏冬(かとう) を宮中に連れて行くように命じる。

梁帝(りょうてい)の疑惑と夏冬(かとう) の決断

梁帝(りょうてい)は夏冬に懸鏡司の逆犯の行方と、初五日に登甲巷に行ったかどうかを尋ねる。夏冬は最初は行動したことを否定する。紀王は夏冬が衛崢(えいそう)に価た人物を連れ去ったのを目撃したと指摘する。梁帝の追及に直面し、夏冬は最終的に登甲巷で衛崢(えいそう)を連れ去ったことを認める。

第39話あらすじとネタバレ

梁帝(りょうてい)は夏冬(かとう) の陳述を聞き、事件の真相が夏江(かこう)の仕業であることを理解した。 夏春(かしゅん)は夏江(かこう)に夏冬(かとう) が蒙摯(もうし)に連れ去られたことを報告し、夏江(かこう)は夏冬(かとう) が懸鏡司を裏切ったことに気付いた。夏冬(かとう) は梁帝(りょうてい)に、初五日に兵を率いて懸鏡司に侵入し衛崢(えいそう)を殺害したことを告白したが、それは自分個人の行動であり、夏江(かこう)とは無関係だと主張した。しかし、梁帝(りょうてい)は彼女の言葉を簡単に信じず、欺君の罪を厳しく責めた。幸いにも紀王爷が証言してくれたため、靖王(せいおう)は無実の罪を著せられることはなかった。その後、梁帝(りょうてい)は蒙摯(もうし)に懸鏡司の封鎖を命じ、夏江(かこう)が面会を求めてきたら報告せずに直接夏冬(かとう) と一緒に牢に送るよう警告した。

夏春(かしゅん)は梅長蘇(ばいちょうそ)の処刑を準備していたが、梅長蘇(ばいちょうそ)は夏春(かしゅん)に夏冬(かとう) も過去は師命に従っていたのに、なぜ今師門を裏切ったのかと尋ねた。 夏春(かしゅん)は梅長蘇(ばいちょうそ)が時間を稼ごうとしているだけだと思ったが、その時に夏秋(か しゅう)が到著し、梅長蘇(ばいちょうそ)の説明を聞きたいと言った。夏江(かこう)は当初、梁帝(りょうてい)が自分を直接逮捕して蒙摯(もうし)と衝突するとは思っていなかったが、すぐに蒙摯(もうし)に製圧されてしまった。禁軍が懸鏡司を封鎖したという知らせを受け、夏春(かしゅん)は梅長蘇(ばいちょうそ)を生かしておくわけにはいかないと考え、梅長蘇(ばいちょうそ)に手をかけようとしたが、飛流(ひりゅう)が突然現れて夏春(かしゅん)を倒した。誉王(よおう)はこの事態に困惑し、夏江がなぜ簡単に捕らえられたのか理解できなかった。

沈追(しんつい)と蔡荃(さいせん)は緊急に入宮して梁帝(りょうてい)に謁見した。 彼らは、以前の私砲坊の爆発が事故ではなく、誰かが故意に起こしたものであり、その証拠を提出した。梁帝はそれを聞いて激怒し、黒幕がなんと大理寺(だいりじ)卿の朱樾(しゅえつ)であり、朱樾(しゅえつ)が誉王(よおう)の内弟であることを知った。梁帝はこれらの事件は複雑そうに見えるが、実際には脈絡がはっきりしており、大理寺(だいりじ)自体には問題はないが、懸鏡司は党争に巻き込まれるべきではなかったのに、今は誉王(よおう)のために巻き込まれていると考えた。そこで、梁帝はすぐに誉王(よおう)を宮殿に呼び出して問い詰めた。

夏江は梅長蘇(ばいちょうそ)に、あと7日しか時間がないと告げたが、梅長蘇(ばいちょうそ)の現在の体調では、7日も持たないかもしれない。 彼は、靖王(せいおう)が衛崢(えいそう)を救出したことで梅長蘇(ばいちょうそ)を失ったが、その交換は本当に価値があったのかと疑問を投げかけた。蒙摯(もうし)はその意味がわからなかったが、奏折を読むまでだった。誉王(よおう)は自分が冤枉されていると主張し続けたが、梁帝は最近彼が大胆な行動を繰り返していることを指摘した。夏冬はすでに夏江が靖王(せいおう)を陥れた事実を自白している。誉王(よおう)は関係を否定しようとしたが、梁帝は聞く耳を持たず、彼を激しく叱責した。そして、朱樾(しゅえつ)の官職と爵位を剝奪し、吏部が自由に朱樾(しゅえつ)を尋問することを決定した。この事件はこれで終わりであり、これ以上追求しない。蔡荃(さいせん)は依然として異議を唱えたが、沈追(しんつい)は彼にこれ以上議論しないように合図した。

梅長蘇(ばいちょうそ)は体調が優れなかったが、それでも甄平(しんへい)に靖王(せいおう)に今日は入宮しないように伝え、夏冬はしばらく牢にいる必要があるため、蒙摯(もうし)に気にかけてもらうように頼んだ。 蒙摯は、衛崢(えいそう)が懸鏡司に秘密裏に監禁されている可能性があると疑った。夏江は衛崢(えいそう)を利用して靖王(せいおう)を陥れようとしているのだ。そこで、蒙摯は夏江を尋問することを提案したが、梁帝はそれは無駄だと考えた。なぜなら、夏江は衛崢(えいそう)を引き渡すことはないだろうし、靖王(せいおう)が衛崢(えいそう)を誘拐したと思っているからだ。もし夏江が衛崢(えいそう)を引き渡せば、かえって彼の罪を証明することになってしまう。