琅琊榜(ろうやぼう)あらすじ34話・35話・36話、ネタバレ

第34話あらすじとネタバレ

梁帝(りょうてい)の恩重警告

梁帝(りょうてい)は靖王(せいおう)を封じることで、誉王(よおう)を激怒させた。しかし、般若はこれは梁帝(りょうてい)からの恩重警告であり、皇恩を忘れず、軽挙妄動しないようにと靖王(せいおう)を戒めているのだと考える。

小金の死と小新(しょうしん)の回復

芷萝宮の侍女・小英は靜妃(しずひ)に、小新(しょうしん)を逃がすのを手伝った小金が急病で亡くなったこと、風邪をひいていた小新(しょうしん)が回復しつつあることを報告する。

夏冬(かとう) の帰京と梅長蘇(ばいちょうそ)の懸念

黎舵主(れいだしゅ)は夏冬(かとう) が帰京したことを梅長蘇(ばいちょうそ)に伝える。梅長蘇(ばいちょうそ)は、今回の行動が失敗すれば靖王(せいおう)の未来は絶たれてしまうことを懸念する。

除夕の夜

除夕の夜、飛流(ひりゅう)が糕点を食べているのを見た梅長蘇(ばいちょうそ)は、後で饺子もあることを告げる。すると、飛流(ひりゅう)は糕点を食べなくなった。梁帝(りょうてい)は各府に料理を賜り、靖王(せいおう)に料理を選ばせる。夏冬(かとう) は地牢に衛峥(えいせい)に食べ物を届け、夏江(かこう)はそれを監視する。

小新(しょうしん)と四姐(しじぇ)の密会

小新(しょうしん)は密かに四姐(しじぇ)と会う。小新(しょうしん)は滑族(かつぞく)の女性であり、四姐(しじぇ)は誉王(よおう)府の侍女として宮中に入った。夏江(かこう)は計画が完瞭したかどうかを尋ね、小新(しょうしん)は完瞭したと答える。靖王(せいおう)が入宮した際、小新(しょうしん)は夏江(かこう)の指示通り、靜妃(しずひ)の境遇を泣きながら訴え、靖王(せいおう)を激怒させた。四姐(しじぇ)は小新(しょうしん)に、今後も状況に応じて行動し、靜妃(しずひ)の一挙一動に注意するよう指示する。四姐(しじぇ)はまた、小新(しょうしん)はまだ完全に後戻りできない状況ではないと述べ、中には適当に済ませられることもあると示唆するが、小新(しょうしん)は四姐(しじぇ)の意図を理解できない。

梅長蘇(ばいちょうそ)の指示と盗賊事件

準備が整った梅長蘇(ばいちょうそ)は、黎舵主(れいだしゅ)に行動を開始するよう指示する。京城で盗賊事件が発生し、靖王(せいおう)は梁帝(りょうてい)に巡防営の失態を認め、盗まれた宝物を全力で取り戻すことを約束する。梁帝(りょうてい)は事件の全責任を巡防営に負わせることはできないと理解し、靖王(せいおう)に事件の処理を任せる。夏秋(か しゅう)は盗賊を捕まえるために巡防営が全員出動することに驚き、夏江(かこう)は靖王(せいおう)が動かないことを恐れる。

靜妃(しずひ)の祈り

新年を迎えた靜妃(しずひ)は、宮女たちを外で遊ばせ、自分は眠るふりをする。しかし、実際には宸妃(しんひ)に香を焚き、天国の宸妃(しんひ)に靖王(せいおう)の冒険を保護してくれるよう祈っている。小新(しょうしん)は部屋の外で物音を聞き、靜妃(しずひ)が本当に寝ているのか疑問に思う。

梅長蘇(ばいちょうそ)の依頼

梅長蘇(ばいちょうそ)は、前回甄平(しんへい)を助けてくれた豫津(よしん)に感謝し、偶然とはいえ、夏秋(か しゅう)が甄平(しんへい)を捕まえるのは難しいと考える。梅長蘇(ばいちょうそ)は言侯(げんこう)爷と豫津(よしん)に協力を依頼するために言侯(げんこう)府を訪れる。

小新の発見と靜妃(しずひ)の感謝

靜妃(しずひ)は小新に夜合丸と点心を恵妃(けいひ)に届けるように命じるが、小新が風邪をひいているのを見て宮中に残らせ、他の宮女を連れて恵妃(けいひ)のもとへ向かう。この機会に、小新は芷萝宮を探し、宸妃(しんひ)の霊位を発見する。恵妃(けいひ)と靜妃(しずひ)は言葉を交わし、靜妃(しずひ)は薬丸を持参しただけでなく、恵妃(けいひ)の召使いである小金に感謝するためにも訪れた。

言侯(げんこう)爷の決意

梅長蘇(ばいちょうそ)の依頼は並大抵のことではないため、豫津(よしん)は言侯(げんこう)爷が快諾したことに驚く。言侯(げんこう)爷は梅長蘇(ばいちょうそ)を好いていないが、彼の考えが読めないため、面と向かっていても揣測できない。しかし、今回は梅長蘇(ばいちょうそ)と靖王(せいおう)の決意に心を動かされ、快く引き受ける。言侯(げんこう)爷は豫津(よしん)と雑談をしていると、豫津(よしん)は過去の出来事を鮮明に覚えていると話す。小新は急いで宮を出て、靜妃(しずひ)の芷萝宮で宸妃(しんひ)の霊位を発見したことを報告しようとする。

第35話あらすじとネタバレ

牢獄からの救出作戦

梅長蘇(ばいちょうそ)は、薬王穀の名を借りて衛崢(えいそう)を救出する計画を立てた。失敗すれば薬王穀は苦境に陥るかもしれない。飛流(ひりゅう)は豫津(よしん)に手紙を送り、紀王を宮羽(きゅうう)のもとへ連れて行くように指示した。一方、般弱は誉王(よおう)に、四姐(しじぇ)を通じて夏江(かこう)に情報を伝えることを提案した。誉王(よおう)妃は、靜妃(しずひ)が内室で宸妃(しんひ)の位牌を密かに祀り、頻繁に拝んでいることを誉王(よおう)に告げた。誉王(よおう)はこれを重大な証拠と捉え、死罪にはならなくても靜妃(しずひ)を窮地に追い込むことができると喜んだ。

梅長蘇(ばいちょうそ)は、衛崢(えいそう)の救出作戦を成功させ、全員が無事に帰還できるように綿密な計画を立てた。

言侯(げんこう)と夏江(かこう)の密会

言侯(げんこう)は夏江(かこう)に手紙を送り、翌日の午前中に寒鍾観で会うように誘った。手紙には、夏江(かこう)が最も気にかけている人物の消息があると書かれており、夏江(かこう)は断ることができなかった。

この日、夏冬(かとう) は聶鋒(じょうほう)を弔うために孤山に向かう予定だったが、手元に事件を抱えていたため、夏春(かしゅん)に代行を頼んだ。言侯(げんこう)が寒鍾観に到著すると、夏江(かこう)と夏秋(か しゅう)が後を追ってきた。四姐(しじぇ)が伝言に来たが、夏江は誉王(よおう)に梁帝(りょうてい)の元に同行する口実を見つけるように命じた。

夏江は、言侯(げんこう)が言及した人物が息子であるかどうかを尋ねた。言侯(げんこう)は、夏江が妻ではなく息子ばかり気にかけていることに驚いた。実際、言侯(げんこう)は彼らの居場所を知らなかったが、夏江と璇璣(せんき)公主の関係が妻が息子を連れて去った理由かもしれないと推測した。

夏江の怒りと疑い

夏江は、言侯が彼らの居場所を知らないことに腹を立て、なぜ自分を呼び出したのかと詰問した。夏江の妻は、当年誰にも居場所を明かさなかったが、5年前に言侯に手紙を送り、自分が重病で息子はすでに亡くなったと伝えていた。夏江はこれを疑ったが、妻の筆跡であることを確認したにもかかわらず、怒りのあまり手紙を破り捨てた。それは亡き妻の最後の遺品だった。

夏江は、なぜ当初言わなかったのかと言侯を問い詰め、靖王(せいおう)が当日牢獄から救出する計画を立てているのではないかと推測した。

夏冬(かとう) の決断

夏冬(かとう) は懸鏡司に戻ると、門を開けるように命じた。

夏江は、言侯が自分をわざと遠ざけて靖王(せいおう)に牢獄からの救出作戦を実行させようとしていることに気づいた。彼は、靖王(せいおう)の巡防営の兵士が普段の2倍に増えていることに気づいた。これは、特に内通者がいる場合、作戦の成功を確実にするための措置だった。しかし、夏冬(かとう) が靖王(せいおう)に寝返ったことで、夏江は逆に夏冬(かとう) を利用して天牢から衛崢(えいそう)を解放することができるようになった。

しかし、懸鏡司の地下牢を突破しても、衛崢(えいそう)を見つけることはできなかった。そこには火雷が仕掛けられており、夏江は夏冬(かとう) の運命を気にしていないようだった。

第36話あらすじとネタバレ

火雷の爆発前に、事件は靖王(せいおう)とは無関係だった。しかし、巡防営が介入したことで、靖王(せいおう)は関わらざるを得なくなった。夏江(かこう)は靖王(せいおう)を簡単に逃がすことはせず、言侯(げんこう)爷の無罪をどのように証明するのか説明を求める。言侯(げんこう)爷は靖王(せいおう)とは関係がないと主張し、夏江(かこう)にこの件を追求しないよう忠告する。夏江(かこう)は旧友として、言侯(げんこう)爷に13年前の過ちを繰り返さないよう忠告するが、言侯(げんこう)爷は一刻も早く立ち去りたいと言い、もう我慢できないと告げる。

夏江(かこう)は言侯(げんこう)爷の突然の行動に困惑する。馬がいないことに気づき、事態がまずいと悟った夏江(かこう)は、夏秋(か しゅう)と共に急いで山を下り、麓で馬を奪って懸鏡司へと戻る。しかし、事態は彼の予想とは異なっていた。火雷は爆発しておらず、懸鏡司を襲撃した者たちは地下牢に入る気配もなかった。夏江(かこう)は衛崢(えいそう)が救出されたのではないかと懸念し、真の監禁場所へと急ぐ。そこで素老穀主と遭遇し、夏江の「案内」のおかげで衛崢(えいそう)の救出に成功したことを告げられる。夏江は大きな損失を被ったため、梁帝(りょうてい)に告発するだろうと予想される。今後の課題は靖王(せいおう)への対応となる。

靖王(せいおう)は梁帝(りょうてい)に玉を献上し、梁帝(りょうてい)は大いに喜んだ。靖王は梅長蘇(ばいちょうそ)の意図を理解する。懸鏡司に侵入し、大理寺(だいりじ)から囚人を奪還したことを正直に報告すれば、梁帝(りょうてい)を激怒させるだろう。特に夏江が報告すればなおさらだ。靖王は事態の重大さを理解しているが、決意を揺るがせることはない。また、このことが梅長蘇(ばいちょうそ)に累が及んで大業が妨げられる可能性があることも承知している。梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に、たとえ寵愛を失ったり疑いをかけられても、この事件には関与していないと主張し続けるよう忠告する。衛崢(えいそう)のことは自分が責任を持つという。しかし、この件は靜妃(しずひ)に累が及ぶのは避けられないため、梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に毅然とした態度を貫くよう望む。靖王は靜妃(しずひ)と話し合ったことがあり、靜妃(しずひ)の決意はさらに固い。

夏江は梁帝(りょうてい)に衛崢(えいそう)が奪還されたことを報告し、犯人は誰なのか心当たりがあると告げるが、証拠はない。夏江の推測では、唯一の可能性のある人物は靖王だ。梁帝(りょうてい)はこれを聞いて倒れそうになり、すぐに靖王を宮殿に呼び出す。誉王(よおう)は紅伝書を通じて靖王に時が来たことを知らせる。紀王は宮羽(きゅうう)の住居が簡素で誰も世話をしていないのを見て、豫津(よしん)に世話をするように指示するが、宮羽(きゅうう)は静かに過ごしたいと答える。豫津(よしん)は窓を開けた際、夏冬(かとう) が犯人を捕らえているところを目撃する。今日は初五なので、夏冬(かとう) は孤山にいるはずだと豫津(よしん)は疑問に思う。紀王はこの件については何も言及しない。

梁帝が靖王を逆子と叱責すると、誉王(よおう)は靖王に罪を認めるよう促す。しかし、靖王は任務を報告するために来たのであり、何の罪があるのかわからないと答える。梁帝は懸鏡司の衛崢(えいそう)が奪還されたことを挙げ、靖王の仕業ではないかと疑う。靖王はこれを否定し、巨盗を捕縛するよう命を受けただけだと主張する。さらに兵部尚書を召集するよう要請し、懸鏡司を攻略するには大量の人員が必要であり、自分の手持ちの兵力では不可能だと強調する。夏江は仮論できず、最終的に衛崢(えいそう)は実際には大理寺(だいりじ)から奪還されたことを認める。皇后は突然、靜妃(しずひ)の芷蘿宮(しろく)で宸妃(しんひ)の霊位が発見されたと報告し、梁帝は激怒する。梁帝はまず靜妃(しずひ)を処罰し、その後靖王を罰することに決める。