第31話あらすじとネタバレ
夏江(かこう)の策略
夏江(かこう)は靖王(せいおう)に梅長蘇(ばいちょうそ)への疑念を抱かせるべく策を巡らす。晏大夫(あんたいふ)は梅長蘇(ばいちょうそ)の静養を命じ、甄平(しんへい)は蒙摯(もうし)が衛陵で梁帝(りょうてい)の守霊に赴くため宮中は暫く安全だと報告する。しかし、懸鏡司が衛崢(えいそう)を捕らえたとの知らせが入り、甄平(しんへい)は不安を隠せない。蒙摯(もうし)は梅長蘇(ばいちょうそ)の病状急変を心配するが、甄平(しんへい)は蒙摯(もうし)の帰還までには回復するだろうと慰める。
誉王(よおう)の企み
誉王(よおう)は皇后に靜妃(しずひ)の芷蘿宮(しろく)の薬材を太医に調べさせるよう要求し、靜妃(しずひ)が皇帝の健康を害する薬を使用したと難詰する。これは靜妃(しずひ)を陥れるための口実であり、皇后は不本意ながら屈辱を受け入れることになる。誉王(よおう)は皇后に事の成否は一挙にかかっていると説明し、事後に全てを明かすことを約束する。一方、夏江(かこう)は夏秋(か しゅう)から飛鴿伝書で計画通りに進んでいるとの報告を受け取る。
靜妃(しずひ)の窮地
晏大夫(あんたいふ)は梅長蘇(ばいちょうそ)を診察し、病状は芳しくないものの回復の見込みはあると診断する。しかし、梅長蘇(ばいちょうそ)の生活は病人が耐えられるものではないと指摘する。鄭太医は靜妃(しずひ)の芷蘿宮(しろく)で浣葛草を発見し、皇帝に有害な薬草であると判断する。皇后は靜妃(しずひ)を連れ出し、芷蘿宮(しろく)の人々を外出禁止にする。靜妃(しずひ)は皇后と共に宮中で20年以上を過ごしてきたのに、梁帝(りょうてい)の面目を汚す行為だと抗議する。
誉王(よおう)の次の手
誉王(よおう)の次の計画は、靜妃(しずひ)の侍女である小新(しょうしん)を解放して情報を外に伝えさせることだった。小新(しょうしん)が靖王(せいおう)に知らせようと脱走したとの報告を受け、誉王(よおう)は満足げな表情を浮かべる。また、般弱から衛崢(えいそう)が懸鏡司に捕らえられたと報告を受け、誉王は夏江(かこう)のもとへ急行する。
靖王(せいおう)への報告
靖王(せいおう)府にたどり著いた小新(しょうしん)は、戚将軍と共に衛陵へ梁帝(りょうてい)に報告することを決意する。薬王穀の老席が衛崢(えいそう)の逮捕を知らせに来る。黎舵主(れいだしゅ)と甄平(しんへい)は驚き、童路(とうろ)を十三叔のもとへ派遣して対策を練る。列戰英が梅長蘇(ばいちょうそ)に謁見を求めるが、甄平(しんへい)は梅長蘇(ばいちょうそ)の病状を理由に断り、靖王(せいおう)府から衛陵へ向かっているため問題ないと伝える。小新(しょうしん)と戚将軍は道中で梅長蘇(ばいちょうそ)の部下を名乗る謎の人物に阻まれ、衛陵への道が閉ざされる。
妙音坊の危機
般弱は童路(とうろ)の姉を人質にとり、童路(とうろ)が妙音坊の十三先生(じゅうさんせんせい)から命を受けたことを白状させる。十三先生(じゅうさんせんせい)と甄平(しんへい)は衛崢(えいそう)救出作戦を計画していたが、宮羽(きゅうう)から妙音坊が封鎖されたとの報告を受ける。これは偶然ではなく、十三先生(じゅうさんせんせい)は童路(とうろ)が秘密を漏らしたのではないかと疑う。誉王は万事整ったとして、皇后に靜妃(しずひ)を解放するよう指示する。
第32話あらすじとネタバレ
梁帝(りょうてい)の怒り
梁帝(りょうてい)は皇后を厳しく叱責した。皇后は、梁帝(りょうてい)に危害を加えようとする不穏な動きを聞き、焦って行動したと弁明するが、梁帝(りょうてい)は聞く耳を持たない。靜妃(しずひ)は皇后のためにとりなしを図る。
衛崢(えいそう)の逮捕
夏秋(か しゅう)は衛崢(えいそう)を懸鏡司へ連行する。甄平(しんへい)と飛流(ひりゅう)は救出を試みるが、懸鏡司の守備が厳重で断念せざるを得ない。薬王穀の素老穀主は知らせを受け、金陵城へ向かう。列戦英(れつせんえい)は夏秋(か しゅう)が金陵城外で交戦したことを知り、相手が13年前の逆犯・衛崢(えいそう)であると聞き、事態の深刻さを認識する。
救出作戦
甄平(しんへい)は負傷して戻り、城門での奇襲が失敗し、衛崢(えいそう)の救出に失敗したと報告する。童路(とうろ)的背叛により、城内の情報源を失った。梁帝(りょうてい)は宸妃(しんひ)の夢を見るようになり、靜妃(しずひ)は宸妃(しんひ)の霊位がないことが原因だと考える。梁帝(りょうてい)は靜妃(しずひ)に霊位を用意するよう指示する。
夏江(かこう)の思惑
夏江(かこう)は衛崢(えいそう)を鉄牢に閉じ込め、即刻処刑せず、救出に来る者を待つ。
四姐(しじぇ)と般若
四姐(しじぇ)は般若の仕事を終え、童路(とうろ)の利用価値がなくなったと判断し、解放を提案する。しかし、般若は童路(とうろ)を掌握することで四姐(しじぇ)を自分の側に留められると考える。列戦英(れつせんえい)は戚将軍に遅刻の理由を問いただし、梅長蘇(ばいちょうそ)の部下に阻止されたことを知る。
梅長蘇(ばいちょうそ)の動き
梅長蘇(ばいちょうそ)は目を覚まし、飛流(ひりゅう)から素老穀主が到著したことを知らされる。衛崢(えいそう)が同行していないことを聞き、甄平(しんへい)と黎舵主(れいだしゅ)に作戦を指示する。
靖王(せいおう)の帰還
靖王(せいおう)は金陵城へ戻り、誉王(よおう)は城門で出迎える。列戦英(れつせんえい)は衛崢(えいそう)の逮捕を報告しようとするが、誉王(よおう)はそれを阻止する。靖王(せいおう)は事情を知らずに宮殿へ向かい、梅長蘇(ばいちょうそ)はそれを憂慮する。
梁帝の怒り
靖王(せいおう)は梁帝に災害救済の報告をする。誉王(よおう)と夏江(かこう)は衛崢(えいそう)の逮捕を報告し、公開処刑を提案する。靖王(せいおう)はこれに異議を唱え、梁帝の怒りを買う。高湛(こうたん)は靜妃(しずひ)が食事前に怒るのは良くないと忠告し、梁帝は怒りを鎮め、靖王(せいおう)に靜妃(しずひ)に挨拶に行くよう指示する。
靜妃(しずひ)との再会
靖王は衛崢(えいそう)のことを気にして早く立ち去ろうとする。小新(しょうしん)は靖王が靜妃(しずひ)との再会を逃すところだったと告げ、靖王は緊張しながら靜妃(しずひ)に会いに行く。
第33話あらすじとネタバレ
小新(しょうしん)は靖王(せいおう)に、梅長蘇(ばいちょうそ)は靜妃(しずひ)の救出を全く考えていないと告げた。それを聞いた靖王(せいおう)は激怒した。さらに列戰英は、衛崢(えいそう)の救出について梅長蘇(ばいちょうそ)と相談しようとしたが、会うことさえできなかったと付け加え、靖王(せいおう)の怒りはさらに増した。体調が優れないにもかかわらず、梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王(せいおう)に会いに行ったが、靖王(せいおう)は彼の到著を歓迎しなかった。
列戰英は梅長蘇(ばいちょうそ)に、衛崢(えいそう)が懸鏡司に囚われていることを伝え、靖王(せいおう)は衛崢(えいそう)を救出することに固執した。梅長蘇(ばいちょうそ)は、靖王(せいおう)の行動は義理から来ていることを理解しているが、その危険性と無益さを説いた。そのため、彼は靖王(せいおう)にこの行動を諦めるように説得し、軽率な行動をとらないように懇願した。靖王(せいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)に良心が欠けていると判断し、今後の行動は梅長蘇(ばいちょうそ)に任せないと言い放った。靖王(せいおう)の決意に直面した梅長蘇(ばいちょうそ)は、甄平(しんへい)に靖王(せいおう)を止めるように頼み、靖王(せいおう)が軽率な行動に出ないように、病床で過ごした2日間の出来事を把握したいと訴えた。
体調が優れないにもかかわらず、梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に会いに行こうと決意した。甄平(しんへい)は体を休めるように説得したが、梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王が夏江(かこう)の罠に陥るのではないかと心配し、阻止しなければ、体を治しても意味がないと考えた。小新(しょうしん)は、恵妃(けいひ)の侍女である小金子(しょうきんし)の助けを借りて芷蘿宮(しろく)から逃げ出すために、仮病を使って抜け出したことを明かした。靜妃(しずひ)は、小金子(しょうきんし)に感謝の気持ちとして銀貨を贈ることにした。
梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王府の外で長時間待っていたが、靖王は姿を見せなかった。梅長蘇(ばいちょうそ)は列戰英を通じて靖王に、会わなければ立ち去らないと伝えた。梁帝(りょうてい)は靜妃(しずひ)に、赤焰軍(せきえんぐん)事件に対する考えを尋ねた。靜妃(しずひ)は、どんな答えをしても梁帝(りょうてい)を悲しませる可能性があると考えて、困ってしまった。梁帝(りょうてい)は彼女の善意を理解し、夏江(かこう)が赤焰軍(せきえんぐん)の残党を捕らえたと報告してきたことを伝えた。靜妃(しずひ)は、それが梅長蘇(ばいちょうそ)のことだと勘違いし、驚いて手にしていた水盃を落としてしまった。
ついに靖王が現れ、梅長蘇(ばいちょうそ)にこのような行動をとった理由を問い詰めた。梅長蘇(ばいちょうそ)は、靖王が真相を知らない限り立ち去ることはなく、また、靖王が独断で行動すれば、自分自身を危険にさらすだけでなく、衛崢(えいそう)の救出にも失敗する可能性があると説明した。靖王は梅長蘇(ばいちょうそ)に、自分が死んだら梅長蘇(ばいちょうそ)にどう説明するのかと仮論した。靖王の決意が固まったため、梅長蘇(ばいちょうそ)は自分が介入すると表明したが、靖王府は直接関与しないようにしてほしいと頼んだ。
梁帝(りょうてい)は靜妃(しずひ)に、捕らえられたのは梅長蘇(ばいちょうそ)の副官である衛崢(えいそう)だと告げた。梅長蘇(ばいちょうそ)の行動は靖王の原則を逸脱しており、靖王は衛崢(えいそう)の救出は絶対に必要だと考えた。梅長蘇(ばいちょうそ)が興奮して靖王の名前を叫んで止めようとしても、靖王は行動を続行することを決意した。梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に、自分の計画がなければ衛崢(えいそう)の救出は成功しないはずだと指摘し、将来、皇長兄と梅長蘇(ばいちょうそ)にどう説明するのかと問いかけた。梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王の気持ちを理解し、衛崢(えいそう)の救出には全力を尽くすと約束したが、靖王が表立って関与しないようにしなければならないと強調した。
梅長蘇(ばいちょうそ)は、誉王(よおう)と夏江(かこう)のターゲットは靖王であることを知っており、衛崢(えいそう)は当面の間は安全だと考えていた。蒙摯(もうし)は甄平(しんへい)の怪我の回復状況を尋ね、そこで靖王は江左盟が助けに来てくれたことを知った。梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に、梁帝(りょうてい)に情状酌量を求めれば、夏江(かこう)が父子関係を悪化させるための策略に陥ると警告した。梁帝(りょうてい)に疑われないようにするため、靖王は長い間冷遇される心の準備をする必要がある。梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王に冷静さを保ち、夏冬(かとう) が戻ってくるのを待つようにアドバイスした。なぜなら、彼女だけが亡夫の聶風のために事態を好転させることができるからだ。
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