護心(ごしん)あらすじ15話・16話、ネタバレ

第15話あらすじとネタバレ

早朝、雁回(イエンフイ)の布団が小精霊たちにいたずらで家の外に放り出され、彼女は穀の中を慌てて探し回ることになった。やっと布団を見つけ、天耀(ティエンヤオ)に合わせるように黒い服に著替えた。薬膏を見つけ、天耀(ティエンヤオ)が塗り忘れているのではないかと心配した雁回(イエンフイ)は、そっと二階へ上がり、彼の睡眠を妨げないように優しく薬を塗ってあげた。普段は寝つきの悪い天耀(ティエンヤオ)も、そのおかげで気持ちが安らぎ、深く眠りに落ちた。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、15話ネタバレ

天耀(ティエンヤオ)が露を好むことを思い出し、雁回(イエンフイ)は愛する人のために特別なことをしようと考えた。穀の朝の冷気に負けず、彼女は心を込めて露を集め、苦労してやっと一鉢分集めた。しかし、帰る途中でつまずいてしまい、大部分をこぼしてしまい、雁回(イエンフイ)は胸を痛めた。残った半鉢の露を大切に抱え、急いで家に戻った。階下から降りてきた天耀(ティエンヤオ)は、そこで待つ雁回(イエンフイ)の姿を見て、自分のために露を集めてくれたことを知り、複雑な気持ちになった。雁回(イエンフイ)の期待のこもった視線を受け、天耀(ティエンヤオ)は鉢を受け取り露を飲み始めた。その時、小太りの小精霊が誰かに押されて雁回(イエンフイ)にぶつかり、天耀(ティエンヤオ)が持っていた露は再びこぼれてしまった。雁回(イエンフイ)はいたずらをした小精霊たちを叱り、天耀(ティエンヤオ)は申し訳なく思い、場を収めようとした。天耀(ティエンヤオ)が去った後、雁回(イエンフイ)は小精霊たちから、天耀(ティエンヤオ)が情に流されたことで龍穀に災いが起きた過去を聞かされた。しかし彼女は、悪いのは天耀(ティエンヤオ)や愛情ではなく、愛情を利用して悪事を働く者だと信じていた。

幻小煙(ゲン・シャオエン)は指輪から脱出し、幻王(ゲンオウ)に精神的に追い詰められていた。彼女はすぐに雁回(イエンフイ)に助けを求めた。赤焰龍牙の力が必要だったからだ。しかし、今の天耀(ティエンヤオ)は剣を抜くことができず、雁回(イエンフイ)もどうすることもできなかった。赤誠の心を持つ者だけが赤焰龍牙を抜けることを知った幻小煙(ゲン・シャオエン)は、彼らと共に解決策を探すことにした。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、15話ネタバレ

白曉生(バイ・シャオション)は伏陰(フクイン)にアジトに監禁され、黒い気で縛られ、異心を持つなと警告されていた。青丘(チンチウ)から秘宝を持ち帰るのに適任者を見つけたことを知った伏陰(フクイン)は、一時的に白曉生(バイ・シャオション)を解放したものの、まだ警戒を解かず、一族の力ですべてを錬成した入り口を修復するように命じた。白曉生(バイ・シャオション)は怪我を負いながらも修復作業を進め、脅されても怯むことなく、むしろ相手が先に死ぬことを望んでいた。しかし、今はそれぞれに任務があり、伏陰(フクイン)は互いに殺し合うことを禁じていた。

龍穀に戻った白曉生(バイ・シャオション)は、雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の仲は偽りで、自分に見せるための演技だったという噂を聞き、内心喜んでいた。しかし、雁回(イエンフイ)はすぐに、以前は偽りだったけれど今は本当に天耀(ティエンヤオ)を愛していると明言し、白曉生(バイ・シャオション)にとっては大きな打撃となった。特に、かつて天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)を無理やり同衾させたことを思い出し、その苦しみを一人で抱え込むしかなかった。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、15話ネタバレ

天耀(ティエンヤオ)の心は閉ざされており、雁回(イエンフイ)はそれが天耀(ティエンヤオ)の背負う責任やプレッシャー、そして20年前に起きた悲劇のせいだと気づいた。天耀(ティエンヤオ)は過去の自分と向き合う必要があると考え、雁回(イエンフイ)は影絵芝居を企画し、白曉生(バイ・シャオション)にも稽古への参加を呼びかけた。小精霊たちは二人の様子を見て、恋人同士だと噂し、天耀(ティエンヤオ)の前でもその話をした。天耀(ティエンヤオ)は気にしながらもその場を離れたが、実際は二人の様子を見に行き、幻小煙(ゲン・シャオエン)に止められ、龍穀では恋愛禁止だと注意された。天耀(ティエンヤオ)は苛立ち、赤焰龍牙を抜こうとするもできず、怒りにまかせて剣を蹴飛ばした。

下山した時、小精霊たちはいつものように天耀(ティエンヤオ)を出迎えることはなかった。雁回(イエンフイ)が影絵芝居を用意し、ひまわりの種も用意したことを知ると、小精霊たちは行きたくないと言いながらも、興味津々な様子だった。結局、天耀(ティエンヤオ)は彼らを連れて行った。影絵芝居を通して、小精霊たちは悪いのは善良な人ではなく、悪狼であることを理解した。天耀(ティエンヤオ)は感動しながらも、過去の自分と向き合うことを頑なに拒んだ。雁回(イエンフイ)が彼を抱きしめた時、その優しさに彼の心はやっと解き放たれた。

第16話あらすじとネタバレ

雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の苦しい恋

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、16話ネタバレ

雁回(イエンフイ)は、長年自分を責め続ける天耀(ティエンヤオ)を不憫に思い、何度も彼のせいではないと訴えます。しかし、天耀(ティエンヤオ)は龍穀の精霊たちの死を自分の責任だと感じ、自分を許せずにいました。天耀(ティエンヤオ)の頑なな態度に、雁回(イエンフイ)は思い切って告白し、彼の苦しむ姿を見るのが辛い、と素直な気持ちを伝えます。天耀(ティエンヤオ)も雁回(イエンフイ)の気持ちに応えたいと思いつつも、勇気が出ず、残酷にも彼女を拒絶してしまいます。手を離すその瞬間、全ての希望を捨て去るようでした。

失恋した雁回(イエンフイ)でしたが、諦めません。天耀(ティエンヤオ)に心臓がないことを知ると、手でハートの形を作り、いつか本当の心臓を見つけてあげると約束します。それでも天耀(ティエンヤオ)は背を向け、その深い愛情を受け入れることなく去ってしまいます。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、16話ネタバレ

雁回(イエンフイ)の心の癒し、そして白曉生(バイ・シャオション)の慰め

振られた雁回(イエンフイ)は一人で酒を飲み、夜遅くに床に横たわって眠りにつこうとします。天耀(ティエンヤオ)は陰ながら雁回(イエンフイ)を見守り、彼女が眠りに落ちると、そっと識海に入り星力を集め、雁回(イエンフイ)の体内に注ぎ込みます。彼女が一生、心配事なく暮らせるようにと願って。そして、天耀(ティエンヤオ)の心の変化を感じ取ったのか、赤焰龍牙が自ら彼の元に戻ってきました。これは、彼が守るべきものを見つけた証なのかもしれません。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、16話ネタバレ

翌日、雁回(イエンフイ)は始まってもいない恋の終わりに落胆します。白曉生(バイ・シャオション)は他の相手を探してみるように勧めますが、雁回(イエンフイ)は自分が天耀(ティエンヤオ)に相応しくないのだと勘違いし、取り乱してしまいます。白曉生(バイ・シャオション)は慌てて、本当は天耀(ティエンヤオ)の方が雁回(イエンフイ)に相応しくないと訂正します。その時、天耀(ティエンヤオ)が警戒しながら赤焰龍牙を手に持ち降りてきて、白曉生(バイ・シャオション)を睨みつけ、言葉を遮ります。

幻族の運命と復讐の決意

幻小煙(ゲン・シャオエン)はずっと指輪に閉じ込められた幻王(ゲンオウ)を心配していました。天耀(ティエンヤオ)が赤焰龍牙を持っているのを見て安堵します。幻王(ゲンオウ)を救い出せる希望が見えたからです。天耀(ティエンヤオ)の助けにより、幻王(ゲンオウ)は無事に解放されます。幻王(ゲンオウ)は、黒い気は青丘(チンチウ)出身で瞳術を使う者によって作られたものだと明かします。白曉生(バイ・シャオション)ではないと確認はしたものの、天耀(ティエンヤオ)は依然として彼を警戒します。

幻族で唯一残った二人のうちの一人、幻王(ゲンオウ)が消えようとする時、彼は幻族の指輪を幻小煙(ゲン・シャオエン)に託し、幻族の伝統を受け継ぎ、発展させるように言い残します。一人残されることになった幻小煙(ゲン・シャオエン)は、一族の復讐を果たすことを決意し、天耀(ティエンヤオ)に共に青丘(チンチウ)へ行き、黒い気の主を探そうと頼みます。しかし、天耀(ティエンヤオ)は自身の力不足と、まだ果たすべき復讐があるため、彼女の頼みを一旦保留しますが、必ず覚えておく、と約束します。

白曉生(バイ・シャオション)の嘲笑、そして一人旅立ち

秘宝を狙う白曉生(バイ・シャオション)は、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)を青丘(チンチウ)に誘おうとしますが、天耀(ティエンヤオ)は行く気がなく、雁回(イエンフイ)も天耀(ティエンヤオ)の後をついていくため、一人で出発することにします。出発前、天耀(ティエンヤオ)が雁回(イエンフイ)を利用しているだけだと皮肉を言い残していきます。

素影(スーイン)と陸慕生(リク・ムーシェン)の葛藤

広寒宮で、素影(スーイン)は全ての力を使い果たし、陸慕生(リク・ムーシェン)の命を救います。意識を取り戻した陸慕生(リク・ムーシェン)の目には憎しみが宿っていました。素影(スーイン)は雲曦(ウンギ)の命を使って精製した丹药を陸慕生(リク・ムーシェン)に無理やり飲ませ、過去の美しい思い出を思い出させようとします。陸慕生(リク・ムーシェン)は過去を思い出しますが、それを認めず、剣を抜いて自害しようとします。素影(スーイン)は陸慕生(リク・ムーシェン)の死を決して許さず、陸慕生(リク・ムーシェン)自身も運命も彼の生死を決められない、と告げます。陸慕生(リク・ムーシェン)が自傷行為をしないよう、素影(スーイン)は彼の体に霊力で縛りをかけ、再び護心鱗(ごしんりん)を探しに出かけます。

危機迫る:素影(スーイン)の脅威と天耀(ティエンヤオ)の選択

素影(スーイン)は天耀(ティエンヤオ)の居場所を突き止め、洛川龍穀に現れます。そこで小精霊を一人殺し、他の小精霊たちを人質に取り、天耀(ティエンヤオ)に護心鱗(ごしんりん)を渡すよう脅迫します。一方、白曉生(バイ・シャオション)と幻小煙(ゲン・シャオエン)は雁回(イエンフイ)を気絶させ、天耀(ティエンヤオ)を青丘(チンチウ)におびき寄せようとします。しかし、素影(スーイン)の突然の襲撃により天耀(ティエンヤオ)は負傷し、護心鱗(ごしんりん)を通して危険を感じた雁回(イエンフイ)はすぐに龍穀に戻ります。

人質に取られた小精霊たちを救うため、天耀(ティエンヤオ)は苦しみながらも赤焰龍牙を使って雁回(イエンフイ)の心臓から護心鱗(ごしんりん)を取り出します。その瞬間、雁回(イエンフイ)は木の葉のように力なく倒れ、涙を流します。雁回(イエンフイ)が危機に瀕したその時、凌霄(リン・シアオ)が手可摘星辰(てかさぐせいしん)の封印を安定させ、護心鱗(ごしんりん)の封印が解かれたことを感じ取り、助けに向かいます。