護心(ごしん)あらすじ13話・14話、ネタバレ

第13話あらすじとネタバレ

雁回(イエンフイ)の決断

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、13話ネタバレ

白曉生(バイ・シャオション)に棒で殴られ気を失った大師兄を見て、雁回(イエンフイ)は心を痛め、急いで傷の手当てをする。白曉生(バイ・シャオション)は彼女に集中するよう警告し、手を引き離し、言動に注意するよう促す。白曉生(バイ・シャオション)が簡単に諦めないことを悟った雁回(イエンフイ)は、怒りに任せ手近な物を投げつけ、ついに白曉生(バイ・シャオション)を追い払う。

大師兄は白曉生(バイ・シャオション)が去ったことを確認すると、すぐに目を開け、再び雁回(イエンフイ)に辰星山へ戻るよう求める。しかし、雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)のことが気がかりで、彼の体の残りの部分を取り戻す手伝いをしたい一心で、帰るつもりは全くない。大師兄に連れ戻されるのを避けるため、雁回(イエンフイ)は体の不調を治療する必要があると嘘をつく。大師兄はそれを聞くとさらに焦り、雁回(イエンフイ)を連れて行こうとする。仕方なく、雁回(イエンフイ)は大師兄に棒で一撃を加え、一時的に静かにさせる。その後、雁回(イエンフイ)は罪悪感に苛まれ、天耀(ティエンヤオ)の取剣がうまくいかないことを心配し、寝返りを打って眠れない。天耀(ティエンヤオ)の邪魔をしないため、どんなに恋しくても、自ら眠りに落ちることを選ぶ。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、13話ネタバレ

白曉生(バイ・シャオション)と天耀(ティエンヤオ)の連絡

白曉生(バイ・シャオション)は雁回(イエンフイ)の腕輪の伝訊装置を通して天耀(ティエンヤオ)に連絡し、大師兄の決意を伝える。天耀(ティエンヤオ)は白曉生(バイ・シャオション)に雁回(イエンフイ)を守るよう指示し、同時に取剣の歩みを速める。極寒の地で赤焰龍牙に近づくと、天耀(ティエンヤオ)はその剣が抜けないことに気づく。かつて小妖たちが赤焰龍牙にかけた祝福を思い出し、真心を持ってこそこの剣を使えることを知る。抜剣を試みてできた手の傷跡を見ながら、天耀(ティエンヤオ)は初心を失ってしまったことを悟り、かつての祝福は今や束縛となっていることを理解する。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、13話ネタバレ

迷霧森林での出来事

大師兄が雁回(イエンフイ)を辰星山へ連れ戻すことばかり考えていることに不満を抱いた白曉生(バイ・シャオション)は、大師兄に教訓を与えるため、彼を迷霧森林に突き落とす。雁回(イエンフイ)は追いかけて大師兄を助けようとするが、白曉生(バイ・シャオション)に阻まれ、謎の蔓に大師兄は巻き取られてしまう。雁回(イエンフイ)は迷霧森林に飛び込んで彼を探すが見つからず、いつの間にか伝訊装置を失くしていることに気づく。

迷霧森林で、原住民の幻小煙(ゲン・シャオエン)は雁回(イエンフイ)にこの森の特性を説明する。ここはほとんど人が住んでおらず、「鬼打牆」(きうちゅう:同じ場所をぐるぐる回ってしまう現象)が起こるという。一方、森に入った白曉生(バイ・シャオション)は様子がおかしくなり、何かの力に影響されたかのように、次第に自分の思い出の中に沈み込んでいく。

白曉生(バイ・シャオション)の記憶の渦

指輪に誘われるままにそれをはめた白曉生は、深い思い出に囚われる。悪童として伏陰(フクイン)に送られた日々、そして幾度となく母が迎えに来るのを待ち望んだ光景を思い出す。その後、偶然村に戻った白曉生は、村人たちの冷たい言葉に心を痛め、悲しみは怒りに変わり、ついに悲劇を引き起こす。思い出の中で、白曉生は母が自分を迎えに来たことがあるのかと問い詰め、失望と怒りの果てに許されざる過ちを犯してしまう。

指輪は白曉生の心の闇を増幅させ、迷霧森林に大量の茨を生えさせる。雁回(イエンフイ)は幻小煙(ゲン・シャオエン)と共に逃げながら、指輪の秘密を知る。彼女は急いで白曉生を見つけ、彼が百まで数える前に指輪を払い落とし、正気に戻らせる。

闇の襲撃

指輪が落ちると迷霧森林は静けさを取り戻すが、指輪の背後にいる大王は音もなく、続いて森に大量の黒い霧が現れる。白曉生はすぐに防御壁を張り二人を守り、雁回(イエンフイ)に逃げるよう促す。危機的な状況の中、雁回(イエンフイ)は龍火を放って黒い霧に対抗しようとするが失敗する。幸いにも、天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の窮地に気付き、人を救いたい一心でついに赤焰龍牙を抜き、駆けつけて黒気を払いのけるが、その後力尽きて倒れる。自由になった赤焰龍牙は、自ら龍穀へと飛んで帰る。

第14話あらすじとネタバレ

大師兄は雁回(イエンフイ)の識海に巣食っていた黒気が消え去ったと知り、ようやく安堵の息をつきました。そして、自分が妖怪に捕まり迷霧森林に連れ去られた時の出来事を語りました。それはどうやら誤解だったようで、妖怪が本当に探していたのは黒気を帯びた人間だったのです。大師兄が玄門の玉牌で妖怪を撃退すると、相手はすぐに姿を消しました。雁回(イエンフイ)はひそかに、その妖怪の真の狙いは白曉生(バイ・シャオション)だったのではないかと考えます。

黒気が人を暴走させることを知っている大師兄は、これは玄門の弟子を狙った陰謀ではないかと疑い、事態の深刻さを痛感します。雁回(イエンフイ)に別れを告げ、辰星山へ急ぎ戻り凌霄(リン・シアオ)に報告しようとしました。雁回(イエンフイ)が見送る中、大師兄は前回の襲撃のこともあり、警戒しながら振り返ります。その様子に雁回(イエンフイ)は少し気まずさを感じました。辰星山に戻った大師兄は、師妹から凌霄(リン・シアオ)がまだ戻っていないことを聞き、さらに不安を募らせます。

一方、雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)のために粥と薬を用意し、目を覚ますのを待っていました。あの出来事の後、初めて意識がはっきりした状態で再会した二人は、互いの体の状態を気遣います。白曉生(バイ・シャオション)がいなくなり、大師兄が辰星山へ戻り、そして自分の赤焰龍牙が勝手に離れていったことを知った天耀(ティエンヤオ)は、雁回(イエンフイ)を龍穀へ連れて行き、赤焰龍牙を製御し、力を高めることを決意します。雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)がなぜ龍牙を製御できないのか不思議に思い、じっと見つめます。その様子に天耀(ティエンヤオ)は苦笑いを浮かべました。二人はすぐに龍穀の近くに辿り著きます。豊富な霊気に雁回(イエンフイ)は驚き、天耀(ティエンヤオ)はかつて霊気が精霊に姿を変えていた時の話を始めます。

龍穀の入り口で、雁回(イエンフイ)は古い切り株の焼け跡に気づきます。それは幼い頃、妖怪に追われていた時に自分がつけた跡でした。なんと、あの時の火が縛魂木に囚われていた天耀(ティエンヤオ)の魂を解放し、逃げるきっかけを作っていたのです。記憶が蘇るにつれ、雁回(イエンフイ)は自分が生まれつき妖気を吸い寄せる体質で、それが護心鱗(ごしんりん)と関係があること、そしてそれが自分が生き延びてこられた理由の一つであることに気づきます。彼女と天耀(ティエンヤオ)の縁はただの偶然ではないようです。天耀(ティエンヤオ)が今日あるのは、雁回(イエンフイ)が幼い頃につけた火と、その後、龍骨と龍角を取り戻すのを手伝ってくれたおかげです。その恩に深く感謝する天耀(ティエンヤオ)は、将来自分のすべてを雁回(イエンフイ)に捧げると約束します。しかし、雁回(イエンフイ)は思わず「天耀(ティエンヤオ)さんのものは奥さんしか貰えない」と言ってしまい、すぐに失言に気づき、その場を離れます。天耀(ティエンヤオ)はその言葉に興味を持った様子でした。

現在、龍穀は子供たちの住処となっており、彼らは両親の遺言で真の龍主が戻るまでこの地を守ると言います。天耀(ティエンヤオ)は自分を覚えている者がいることに感動し、同時に素影(スーイン)のせいで多くの精霊を失ったことを思い出し、罪悪感に苛まれます。龍角を見せて自分が龍主であることを証明しますが、小精霊たちは簡単には信じません。しかし、雁回(イエンフイ)から迷霧森林の指輪を贈られると、龍穀へ入ることを許可します。彼らは赤焰龍牙は天耀(ティエンヤオ)しか抜けないと信じているため、心配はないと考えているのです。

満月の夜、天耀(ティエンヤオ)にとって辛い夜であることを知っている雁回(イエンフイ)は、天耀(ティエンヤオ)にベッドで寝るように言い、自分は傍で見守ると申し出ます。しかし、天耀(ティエンヤオ)にはやらなければならないことがあり、雁回(イエンフイ)は一緒に向かいます。穀で、先祖を祀る小精霊たちに出会います。それは、素影(スーイン)との戦いで精霊たちが命がけで龍鱗を届けてくれた日の記憶を呼び起こし、天耀(ティエンヤオ)の罪悪感をさらに深めます。その夜、天耀(ティエンヤオ)は激しい痛みに襲われ、気を失ってしまいます。雁回(イエンフイ)は胸を締め付けられる思いで見守ります。

翌朝、天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の膝枕で目を覚まします。雁回(イエンフイ)は一晩中、天耀(ティエンヤオ)を慰め、心臓に手を当てていました。その様子は素影(スーイン)に刺された時のことを思い起こさせ、天耀(ティエンヤオ)は複雑な気持ちになり、慌ててその場を離れます。天耀(ティエンヤオ)の様子の変化に気づいた雁回(イエンフイ)は、こっそりと後をつけ、赤焰龍牙の火傷で苦しむ天耀(ティエンヤオ)の姿を見つけます。小精霊たちに治療薬を聞き、丁寧に調合します。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の髪に葉っぱがくっついているのに気づき、取ってあげます。雁回(イエンフイ)が髪を梳いているのを見て、梳子を受け取り梳いてあげますが、それが夫婦間で行われることだと知ると、すぐに離れていきます。

雁回(イエンフイ)は自分が天耀(ティエンヤオ)を愛していることを確信します。以前、毒に侵された時に想いを伝え断られたことを思い出し、今回はきちんと計画を立てて告白しようと決意します。天耀(ティエンヤオ)の好きなものを尋ね、小精霊たちも二人の様子に気づき、恋をしているのではないかと気づき始めます。龍穀はかつて龍が人間に恋をしたことで災いが起きたため、今は絶情穀と名前を変えています。小精霊たちは同じ悲劇を繰り返さないよう、雁回を強引に下の階へ追いやり、休ませます。