護心(ごしん)あらすじ29話・30話、ネタバレ

第29話あらすじとネタバレ

凌霄(リン・シアオ)は深い眠りから覚めると、伏陰(フクイン)識海の中にいた。そこは黒い気が満ち、周囲には人俑がずらりと並んでいた。よく見ると、それらは行方不明になった各大仙門の者たちの姿だった。凌霄(リン・シアオ)は驚きを隠せない。その時、一筋の光が彼を導き、清広(セイコウ)真人の前に辿り著いた。清広(セイコウ)真人は、長年この場所で伏陰(フクイン)の黒気を抑え、黒気に侵食された人俑たちの均衡を保ってきたと説明した。玄門を守るため、均衡を崩す護心鱗(ごしんりん)を壊すよう凌霄(リン・シアオ)に頼む。凌霄(リン・シアオ)が返答する前に、清広(セイコウ)真人は自らの力で黒気を抑え込み、凌霄(リン・シアオ)が脱出できる道を開いた。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、29話ネタバレ

天耀(ティエンヤオ)は龍角と龍骨を取り戻した後、様々な出来事を経験した。今、彼の霊龍之火だけが黒気を抑えることができる。その責任を感じ、天耀(ティエンヤオ)は体の他の部分を探すことを決意する。しかし、龍筋の一部は玄門の三重山にあり、玄妖両界の関係は緊迫しているため、黒河源を渡るのが難題となっていた。塵意(ジンイ)は事態を重く見て、国璽印を天耀(ティエンヤオ)に渡し、密かに川を渡る手助けをした。

天耀(ティエンヤオ)は青丘(チンチウ)をしばらく離れるため、鳳千朔(オオトリ・チサト)を訪ねた。鳳千朔(オオトリ・チサト)は天耀(ティエンヤオ)が雁回(イエンフイ)の世話を頼みに来たと思い、雁回(イエンフイ)が弦歌(ゲンカ)の親友であることから、天耀(ティエンヤオ)が口を開く前に快諾した。しかし、天耀(ティエンヤオ)の真意は、雁回(イエンフイ)への花報の配当を忘れないよう念押しすることで、自分が不在の間も雁回(イエンフイ)が十分な金銭を持てるようにするためだった。天耀(ティエンヤオ)がそれほど誠実さを重んじているとは思わず、鳳千朔(オオトリ・チサト)は「男の魅力は約束を守ることだな」と呟いた。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、29話ネタバレ

燭離(ショクリ)は花束を持って鳳千朔(オオトリ・チサト)に恋愛相談をした。鳳千朔(オオトリ・チサト)がかつて妾を娶ったと聞き、恋愛に詳しいと思ったからだ。燭離(ショクリ)は幻小煙(ゲン・シャオエン)に好意を抱き、求婚を考えていた。しかし、鳳千朔(オオトリ・チサト)は幻小煙(ゲン・シャオエン)の感情がまだ芽生えておらず、燭離(ショクリ)も幼すぎると指摘し、燭離(ショクリ)は落胆する。幻小煙(ゲン・シャオエン)は幻族の力を取り戻し、復讐を果たし、幻妖戒指もより輝きを増していた。燭離(ショクリ)が近づくと、すぐに去ってしまうかと思いきや、幻小煙(ゲン・シャオエン)は幻族を復興させる場所を探したいと言い、燭離(ショクリ)は青丘(チンチウ)に残ることを提案し、将来国王になったら王妃に迎えると約束した。幻小煙(ゲン・シャオエン)は動揺し、雁回(イエンフイ)に相談する。

雁回(イエンフイ)は育毛剤を塗っている最中で、幻小煙(ゲン・シャオエン)の言葉に驚いた浦芳が薬をこぼしてしまい、雁回(イエンフイ)は嘆き悲しむ。浦芳は燭離(ショクリ)の幻小煙(ゲン・シャオエン)への深い愛情を知っており、青丘(チンチウ)の結婚の六つの手順を話し始めた。青丘(チンチウ)には婚姻届がないことを知り、雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)からもらった婚姻届を思い出し、それが彼の真心だと気付く。彼女は婚姻届を燃やした場所に行き、散らばった文字を一つ一つ拓本し、繋ぎ合わせて、天耀(ティエンヤオ)の深い愛情と永遠の愛の誓いを知った。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、29話ネタバレ

雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)を訪ね、彼が龍身の探索に出かけようとしていることを知る。彼女に苦労をかけまいと、一人で行くつもりで、多額の財産を彼女に残した。雁回(イエンフイ)は最初は財宝に喜んだが、すぐに天耀(ティエンヤオ)が出かけるのだと気づき、一緒に行くことを決意。お金は天耀(ティエンヤオ)に預け、後で一緒に使うことにした。

浦芳は天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)が三重山へ向かうことを知り、鍼治療で禿頭を治す方法で雁回(イエンフイ)を説得し、同行しようとする。しかし、玄妖両界の緊張状態を考え、雁回(イエンフイ)は浦芳の身を案じ、同行を断る。出発の日、鳳千朔(オオトリ・チサト)と弦歌(ゲンカ)が見送りに来て、白曉生(バイ・シャオション)と凌霄(リン・シアオ)の行方を探すことを約束した。鳳千朔(オオトリ・チサト)は花為(カタイ)の助けを失い不便を感じていたが、花報に雁回(イエンフイ)の分もあることを知り、天耀(ティエンヤオ)が彼女のために尽力していたことを理解した。

黒河に著くと、雁回(イエンフイ)は竹を切って筏で渡ろうとしたが、天耀(ティエンヤオ)は青丘(チンチウ)の国璽印を取り出し、それを使うだけで一瞬で川を渡ることができた。浦芳は秘宝を発動させた拍子に巻き込まれ、一緒に黒河を渡ってしまう。雁回(イエンフイ)は気づき、彼女を帰そうとするが、浦芳は兮風(シーフォン)に会うため、こっそり逃げ出す。兮風(シーフォン)には会えたものの、凌霏(リン・フェイ)に見つかり、拷問を受ける。

第30話あらすじとネタバレ

三重山にて、浦芳は凌霏(リン・フェイ)に捕らえられ、命の危険に晒される。兮風(シーフォン)は事態の収拾を図り、玄妖両界の争いを避けるよう凌霏(リン・フェイ)に懇願するも、聞き入れられず、浦芳は窮地に追い込まれる。反撃を試みる浦芳だったが、多勢に無勢、雁回(イエンフイ)の時宜を得た登場によって助けられる。天耀(ティエンヤオ)の姿が見えないため、凌霏(リン・フェイ)は雁回(イエンフイ)を軽視し、共に捕らえるよう命じる。しかし、間一髪で天耀(ティエンヤオ)が現れ、辰星山の弟子たちを撃退、凌霏(リン・フェイ)の顔に傷を負わせる。激怒した凌霏(リン・フェイ)は、天耀(ティエンヤオ)に手が出せない腹いせに、兮風(シーフォン)を厳重に監視するよう命じる。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、30話ネタバレ

浦芳の傷は深く、雁回(イエンフイ)の治療でも出血が止まらない。兮風(シーフォン)は浦芳の危機を知り、自らの危険を顧みず救助に向かう。しかし、凌霏(リン・フェイ)の妨害により、経脈を自ら断った後もなお攻撃を受け、識海を破壊される。弟子のひとりが、この惨状に耐えかねて兮風(シーフォン)を逃がすが、既に浦芳の命は尽きていた。浦芳の墓前で、兮風(シーフォン)は仙道を追い求めたこと、浦芳を早く排除しなかったこと、そして真心を抱きながらも全てを捨てて彼女を守らなかったことを深く後悔し、自らの経脈を断ち、浦芳と共に風に消える。

白暁生(バイ・シャオション)は、強大な伏陰(フクイン)に立ち向かう中で恐怖を克服する。彼は自分が光の下の影であり、伏陰(フクイン)が自分の真身を使ってあらゆる攻撃を防ぐ黒衣を作っているため、自分を殺せないことに気づく。伏陰(フクイン)は人の心の弱みにつけ込むが、雁回(イエンフイ)によって救出された白暁生(バイ・シャオション)は恐怖から解放される。白暁生(バイ・シャオション)は武器で伏陰(フクイン)を攻撃するも、黒気は減らず、驚愕する。伏陰(フクイン)は、長嵐(チョウ・ラン)の献身によって星へのわずかな隙間が開かれ、それが斬られた黒気よりも強力だと豪語し、白暁生(バイ・シャオション)を黒水に沈め、雁回(イエンフイ)をどのように苦しめたかを見せつけようとする。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、30話ネタバレ

玄門各派が撤退を選び、玄妖両界の関係は緩和しつつあるように見えた。辰星山の弟子たちは門派への帰還を喜ぶが、戒律堂の長老である凌霏(リン・フェイ)に阻まれ、留まるよう命じられる。兮風(シーフォン)が凌霄(リン・シアオ)によって識海を破壊され、行方不明だと知った周子辰(ズチェン)は、凌霏(リン・フェイ)に激しい憎しみを抱き、弟子たちを辰星山へ帰還させ、自身は兮風(シーフォン)を探す旅に出る。

凌霏(リン・フェイ)は誰も自分の言うことを聞かないことに不満を抱く。そこに雲夢(ユンモン)が現れ、血縁の力を使えば素影(スーイン)を蘇らせられると告げる。素影(スーイン)の支持を得るため、凌霏(リン・フェイ)は言われた通りにするが、自身の霊力が素影(スーイン)に吸収され、倒れてしまう。目覚めた素影(スーイン)はそれが血祭の術だと気づき、雲夢(ユンモン)の正体を問いただす。すると雲夢(ユンモン)は、かつて天耀(ティエンヤオ)を殺すために共謀したことを認め、協力はまだ終わっていないと明かす。妖物と手を組むことを拒む素影(スーイン)は、雲夢(ユンモン)に攻撃を仕掛ける。雲夢(ユンモン)は黒気に変化し、伏陰(フクイン)の遣いであること、そして素影(スーイン)もいずれ自分の側につくと予言する。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、30話ネタバレ

蘇生した素影(スーイン)は、すぐさま陸慕生(リク・ムーシェン)と天耀(ティエンヤオ)の居場所を尋ね、天耀(ティエンヤオ)が龍筋を求めて三重山に来たことを知り、行動を起こす。星閃亮に命じ、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)は計画を変更し、急いで龍筋の場所へ向かう。阵法の場所に到着すると、誰もいないことに違和感を覚える。雁回(イエンフイ)は心头血を以て天耀(ティエンヤオ)と共に阵法の入り口を開く。天耀(ティエンヤオ)が阵法に入ろうとした瞬間、素影(スーイン)が現れ、陸慕生(リク・ムーシェン)の行方を問いただす。天耀(ティエンヤオ)は陸慕生(リク・ムーシェン)の後半生を守るため、彼を殺したと嘘をつく。激怒した素影(スーイン)は、天耀(ティエンヤオ)を阵法に押し込み、阵法の入り口を維持する雁回(イエンフイ)にも襲いかかる。凌霄(リン・シアオ)が駆けつけ、雁回(イエンフイ)は救われる。護心鱗(ごしんりん)が再び雁回(イエンフイ)に戻ったことを知り、複雑な心境の凌霄(リン・シアオ)は、雁回(イエンフイ)を強引に殒星台へ連れ帰る。素影(スーイン)は雁回(イエンフイ)が妖族の功法を修練していることを理由に、凌霄(リン・シアオ)に雁回(イエンフイ)を殺すよう要求する。清広(セイコウ)の言葉を思い出し、玄界の平和のためには護心鱗(ごしんりん)を破壊するしかないと考えた凌霄(リン・シアオ)は、碎魂鞭で雁回(イエンフイ)の識海と護心鱗(ごしんりん)を破壊しようとするが、九鞭打った後、続けることができなくなる。