護心(ごしん)あらすじ31話・32話、ネタバレ

第31話あらすじとネタバレ

凌霏(リン・フェイ)は顔の痛ましい傷跡を見つめ、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)への憎悪が津波のように押し寄せた。この強い怨念は伏陰(フクイン)の注意を引き、彼は彼女を識海へと誘い、自分が黒気の主であり、雲夢(ユンモン)仙姑の主人でもあることを明かした。凌霏(リン・フェイ)は自分の力の喪失を伏陰(フクイン)のせいにしたが、伏陰(フクイン)は冷静に、全ては凌霏(リン・フェイ)が素影(スーイン)を救う選択をした結果であり、自分はただ方法を提供しただけだと指摘した。凌霏(リン・フェイ)は内心では後悔していたものの、自分の過ちを認めようとはしなかった。この点に気づいた伏陰(フクイン)は、凌霏(リン・フェイ)の雁回(イエンフイ)への憎しみを利用し、凌霄(リン・シアオ)による雁回(イエンフイ)への凌霄(リン・シアオ)鞭刑の惨状を見せた。しかし、雁回(イエンフイ)の苦しみを見ても、凌霏(リン・フェイ)の怒りは収まらず、力を求めるあまり、ついに伏陰(フクイン)に屈した。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、31話ネタバレ

一方、雁回(イエンフイ)は殞星台(いんせいたい)で意識を取り戻し、天耀(ティエンヤオ)の安否を案じた。斬天陣で天耀(ティエンヤオ)の命が危険にさらされていることを悟り、周子辰(ズチェン)に助けを求めた。しかし、殞星台(いんせいたい)の封印を解けるのは凌霄(リン・シアオ)と凌霏(リン・フェイ)だけであり、周子辰(ズチェン)は雁回(イエンフイ)を不憫に思いながらも、どうすることもできなかった。周子辰(ズチェン)は凌霄(リン・シアオ)に雁回(イエンフイ)の解放を説得したが、凌霄(リン・シアオ)は清広(セイコウ)の言葉を気にかけ、護心鱗(ごしんりん)を破壊することに固執し、周子辰(ズチェン)の願いを退けた。凌霄(リン・シアオ)の行動に周子辰(ズチェン)は失望した。雁回(イエンフイ)は何も悪いことをしておらず、10年間も凌霄(リン・シアオ)と共に過ごしてきたのに、この仕打ちはあまりにも理不尽だった。

殞星台(いんせいたい)では、凌霄(リン・シアオ)は衰弱した体でなおも容赦なく雁回(イエンフイ)を打ち続け、九鞭を加えた。素影(スーイン)はこれに満足せず、雁回(イエンフイ)をすぐに処刑するよう要求したが、凌霄(リン・シアオ)は拒否した。凌霄(リン・シアオ)は毎日刑罰を加え、九九八十一鞭で護心鱗(ごしんりん)を破壊し、同時に雁回(イエンフイ)の命を救えると考えていた。周子辰(ズチェン)は凌霄(リン・シアオ)の承諾を得ようと一晩中門前で跪いたが、無駄だった。子月(ズユエ)は周子辰(ズチェン)を哀れに思い、こっそり雁回(イエンフイ)に食べ物を差し入れた。雁回(イエンフイ)はこれが生き延びる機会だと理解し、食べ物を口にした。子月(ズユエ)はかつて雁回(イエンフイ)に不満を抱いていたが、命を落とすことは望んでおらず、この劫を乗り越えられたら、もう妖族に関わるなと忠告した。しかし、雁回(イエンフイ)は全ての妖が悪ではないと仮論し、子月(ズユエ)は不快感を示し、食べ物を置いて去った。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、31話ネタバレ

素影(スーイン)はこっそり手可摘星辰(てかさぐせいしん)に登り、清広(セイコウ)に近づこうとした。黒気が彼女を襲おうとしたが、素影(スーイン)は簡単にそれを退けた。封印が長くは持たないと悟った素影(スーイン)は、後から来た凌霄(リン・シアオ)に護心鱗(ごしんりん)、つまり伏陰(フクイン)が欲している宝を破壊するために、すぐに雁回(イエンフイ)を始末するよう急かした。凌霄(リン・シアオ)は素影(スーイン)に門派内部のことに幹渉させず、玄門と雁回(イエンフイ)の命を守り、計画通り鞭刑を行うと約束した。素影(スーイン)は遅延による変化を懸念していたが、その時、異変が起こり、殞星台(いんせいたい)の殺陣が起動した。凌霄(リン・シアオ)は雁回(イエンフイ)を助けに戻ろうとしたが、素影(スーイン)に阻まれ、彼女はこれを天意だと主張した。

周子辰(ズチェン)は凌霄(リン・シアオ)への説得を諦め、行動を起こすことにした。子月(ズユエ)に情報を流させ、雁回(イエンフイ)を救おうとしたのだ。彼は剣で鎖を何度も斬ろうとしたが、仮震で怪我をするばかりで、成功しなかった。それでも諦めずに雁回(イエンフイ)を助け出そうとしていたところに、凌霏(リン・フェイ)が現れ、戒律堂の権杖で殞星台(いんせいたい)の殺陣を起動させた。周子辰(ズチェン)はそれを阻止しようとして気を失い、雁回(イエンフイ)は殺陣の威力で弱っていった。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、31話ネタバレ

天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の身を案じており、龍筋を取り戻してから救出に向かうつもりだったが、護心鱗(ごしんりん)の気が弱まっているのを感じ、雁回(イエンフイ)が危険にさらされていると気づき、換命呪を発動させた。雁回(イエンフイ)は殺陣が止まらなければ天耀(ティエンヤオ)が死ぬことを知り、凌霏(リン・フェイ)に殺陣を止めるよう懇願した。凌霏(リン・フェイ)は雁回の無力さを嘲笑った。天耀(ティエンヤオ)は換命術で殺陣に入り、霊龍に姿を変えて雁回を連れ出した。素影(スーイン)と凌霄(リン・シアオ)は天耀(ティエンヤオ)が自分の身代わりとして死を受け入れようとしたことに驚き、心を動かされた。

天耀(ティエンヤオ)は雁回を黒河のほとりに連れて行き、二人は出会い、愛し合い、別れ、そして再会した思い出を振り返り、別れを惜しんだ。天耀(ティエンヤオ)は全てが終わったら雁回と自由な生活を送ることを夢見ていたが、それは葉わなくなった。天耀(ティエンヤオ)は涙を流し、雁回と見つめ合った。しかし、天耀(ティエンヤオ)の運命は変えられず、彼は空中に消えていった。雁回は天耀(ティエンヤオ)を掴もうと手を伸ばしたが、何もできず、自責の念に駆られた。幽冥賦を使おうとしたが、うまくいかなかった。凌霄(リン・シアオ)と素影(スーイン)が追いかけてきたため、雁回は黒河に身を投げた。素影(スーイン)は彼女が死ぬと確信し、その場を去った。凌霄(リン・シアオ)は雁回の命を守れなかったことを悔やんだ。

第32話あらすじとネタバレ

雁回(イエンフイ)が黒河に身を投げた後、凌霄(リン・シアオ)は彼女の死を確信し、悲嘆に暮れながら辰星山へ戻った。周子辰(ズチェン)を始めとする弟子たちは凌霄(リン・シアオ)に訴え、凌霏(リン・フェイ)が戒律堂長老の権力を濫用し、私怨から殺陣を発動させ、雁回(イエンフイ)を死に追いやったと告発した。素影(スーイン)を後ろ盾に持つ凌霏(リン・フェイ)は傲慢な態度で、仮省の色も見せず、雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の不幸を自業自得だと非難した。凌霏(リン・フェイ)の恥知らずな言動に激怒した凌霄(リン・シアオ)は、彼女の長老の地位を剝奪し、五十回の大板を加えるよう命じた。凌霄(リン・シアオ)が常に雁回(イエンフイ)に肩入れし、死後も尚そうであることに不満を抱いた凌霏(リン・フェイ)は、黒気を使って抵抗した。凌霏(リン・フェイ)が黒気を修練していることに気づいた凌霄(リン・シアオ)は、直接彼女を製圧し、識海を破壊して永遠に修練の力を失わせた。凌霄(リン・シアオ)は凌霏(リン・フェイ)を鎖妖塔に永久に幽閉するつもりだったが、素影(スーイン)が突然現れて凌霏(リン・フェイ)を連れ去った。これにより広寒門(こうかんもん)と辰星山の仙盟関係は終わりを告げ、伏陰(フクイン)の思う壺となった。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、32話ネタバレ

ある日、凌霄(リン・シアオ)は手可摘星辰(てかさぐせいしん)の異変を感じて確認に向かうと、清広(セイコウ)真人の声を聞き、彼が伏陰(フクイン)に飲み込まれ、抜け殻だけが残っていることを知った。護心鱗(ごしんりん)は伏陰(フクイン)を抑製できるはずだったが、騙されてそれを壊してしまった凌霄(リン・シアオ)は深く後悔した。伏陰(フクイン)は封印を破ろうとしたが、素影(スーイン)にはまだ抑製力があることを知り、一時的に活動を控えざるを得なかった。しかし、封印が破られる日はそう遠くない。

素影(スーイン)は広寒門(こうかんもん)で最近行方不明者が続出していることを知り、凌霏(リン・フェイ)が関わっているのではないかと疑い、彼女のもとを訪ねた。凌霏(リン・フェイ)は顔の傷跡に強いこだわりを持ち、凌霄(リン・シアオ)が自分を辰星山から追放したのはその傷跡のせいだと誤解し、深い執念を抱いていた。傷跡を消すため、彼女は伏陰(フクイン)に広寒門(こうかんもん)の門弟を生贄として捧げ続けたが、多くの人を生贄にしても傷跡は消えず、焦燥感を募らせていた。伏陰(フクイン)はこの点を巧みに利用し、凌霏(リン・フェイ)を唆して生贄を続けさせ、自らの封印からの解放を早めようとした。素影(スーイン)が凌霏(リン・フェイ)を見つけ、体内の黒気を追い出すよう説得すると、凌霏(リン・フェイ)は表面上は同意したが、内心では聞き入れようとしなかった。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、32話ネタバレ

黒河のほとりでは、雁回(イエンフイ)の青丘(チンチウ)の友人たちが彼女の弔いをしていた。しかし、静かな黒河の水面が突如波立ち始めた。実は、雁回(イエンフイ)は黒河に飛び込んだものの死んではいなかったのだ。彼女は既に幽冥賦の口訣を熟知しており、偶然にも黒河の底が黒気を修練するのに理想的な場所であることを発見していた。瀕死の雁回(イエンフイ)は幽冥賦によって徐々に生気を取り戻し、横たわっていた状態から座るようになり、修練の勢いは増していった。黒河の上には黒気が水面に向かって立ち上り、青丘(チンチウ)の皆を驚かせた。幻小煙(ゲン・シャオエン)はこれが雁回(イエンフイ)の仕業だと推測し、案の定、雁回(イエンフイ)は幽冥賦によって功力を大幅に増し、三重山へ向かった。

龍筋陣の中で、天耀(ティエンヤオ)は既に三日も過ごしており、息も絶え絶えだった。雁回(イエンフイ)は強大な力で斬天陣を強引に破り、龍筋を取り出して天耀(ティエンヤオ)の体内に融合させた。しかし、天耀(ティエンヤオ)は消滅することを免れず、龍の卵となって雁回(イエンフイ)の手の中に現れた。雁回(イエンフイ)は塵意(ジンイ)が博識であることを知っており、すぐに青丘(チンチウ)へ助けを求めた。七日以内に龍識を集めれば、天耀(ティエンヤオ)にはまだ一縷の望みがあることを知ると、彼女はすぐに殞星台(いんせいたい)へ向かった。そこは換命呪を施した場所で、天耀(ティエンヤオ)の龍識が散らばっているはずだったからだ。雁回(イエンフイ)が辰星山に現れると、周子辰(ズチェン)は驚きと喜びに包まれた。彼が殞星台(いんせいたい)に到著すると、辰星山の弟子たちが雁回(イエンフイ)を攻撃しようとしているのを見て、彼らを製止した。雁回(イエンフイ)は霊識を集める術を駆使し、散らばった天耀(ティエンヤオ)の霊識を龍の卵に集めることに成功した。龍の卵がより明るく輝いているように見え、雁回(イエンフイ)は大きな希望を抱いた。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、32話ネタバレ

凌霄(リン・シアオ)と素影(スーイン)も黒河の異変を感じ、黒気が天に昇るのを見て不安になった。その後、斬天陣の龍筋が奪われたことを知り、素影(スーイン)は雁回(イエンフイ)の仕業ではないかと疑った。結局、天耀(ティエンヤオ)を救おうと焦るのは彼女だけだからだ。しかし、凌霄(リン・シアオ)はそれを否定し、雁回(イエンフイ)は既に黒河に飛び込んだと考えた。素影(スーイン)は凌霄(リン・シアオ)を挑発し、黒気を修練した雁回(イエンフイ)に対して、凌霏と同じように断固とした対応を取るべきだと要求した。

凌霄(リン・シアオ)が辰星山に戻ると、全身から黒気を発する雁回(イエンフイ)の姿が目に入った。彼は攻撃することを決意した。霜華術は強力だったが、雁回(イエンフイ)はそれを容易くかき消した。凌霄(リン・シアオ)が関わっているため、辰星山の弟子たちは雁回(イエンフイ)が師匠に手を出したと非難したが、雁回(イエンフイ)は凌霄(リン・シアオ)を師と呼ぶに値しないと仮論し、自分はもはや辰星山の弟子ではないと言い放ち、立ち去った。