灼灼風流あらすじ9話・10話、ネタバレ

第9話あらすじとネタバレ

慕灼華(ぼしゃくか)は刘皎 (りゅうきょう)から贈られた植木鉢が高価すぎるため、外に飾るのをためらい、牡丹を土の植木鉢に移し替え、貴重な贈り物を大切に保管することにしました。その時、劉衍(りゅうえん)が訪ねてきて、慕灼華(ぼしゃくか)は刘皎 (りゅうきょう)の植木鉢と劉衍(りゅうえん)の玉佩を保管したい考えを伝えました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、9話ネタバレ

劉衍(りゅうえん)は簪花詩会での慕灼華(ぼしゃくか)の機転について触れました。彼女は皆に詩が劉衍(りゅうえん)作だと誤解させ、劉衍(りゅうえん)も彼女の行動に意外にも協力しました。劉衍(りゅうえん)は冗談めかして、慕灼華(ぼしゃくか)がお茶をこぼして服を汚したため、服の代金百両を弁償するように要求しました。慕灼華(ぼしゃくか)はそれに対し、牡丹を劉衍に贈りました。

殿試(でんし)が近づき、慕灼華(ぼしゃくか)は緊張していました。郭巨力(かくきょりき)は慕灼華(ぼしゃくか)を連れて三姨娘に祈願し、加護を願いました。慕灼華(ぼしゃくか)は母の教えを守り、今日まで辿り著いたことを思い出しました。殿試当日、科挙の試験問題は「無為而治」についてでした。しかし、不運にも慕灼華(ぼしゃくか)の硯がひっくり返り、答案用紙が汚れてしまいました。突然の困難に直面した慕灼華(ぼしゃくか)は、これまでの勉学の日々や母の励ましを思い出し、この試練を乗り越える決意を固めました。そして、残りの半分の答案用紙に書き続け、大殿下を驚かせました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、9話ネタバレ

休憩時間、沈驚鴻(しんきょうこう)が慕灼華(ぼしゃくか)を祝福し、彼女の粘り強い精神に敬意を表しました。二回目の試験では、受験者たちは一人ずつ陛下に謁見しました。陛下が慕灼華(ぼしゃくか)に養辺策(ようへんさく)についての考えを尋ねると、彼女は「無為而治」を用いて理路整然と説明し、戦争の必要性についても巧みに答えました。試験の結果、沈驚鴻(しんきょうこう)が状元(じょうげん)、孫雲謙(そんうんけん)が榜眼(ぼうがん)、そして慕灼華が探花(たんか)に選ばれました。

皇帝が祝宴を催した際、当初は沈驚鴻(しんきょうこう)と刘皎 (りゅうきょう)の結婚が計画されていましたが、沈驚鴻(しんきょうこう)が一品に達するまでは結婚しないと決めていたため、この話はなくなりました。慕灼華は沈驚鴻(しんきょうこう)の刘皎 (りゅうきょう)への気持ちについて尋ね、沈驚鴻(しんきょうこう)は憧れを抱いていることを認めながらも、愛情と結婚の違いを語りました。今後の挑戦についても、勇敢に立ち向かうと述べました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、9話ネタバレ

宮殿からの帰り道、慕灼華は硯に触れていないのに倒れたことが気にかかっていました。劉衍は自分が仕掛けた試練だったことを認め、彼女の実力を試すためだったと説明しました。慕灼華は劉衍に対し、このような追加試験が女子に科挙の機会を与えるという約束に仮するのではないかと問いただしました。自分の過ちに気づいた劉衍は正式に謝罪し、約束通り合格祝いに玉佩を贈りました。そして、自分に従うことは危険を伴うかもしれないが、全力で彼女を守ると伝えました。

帰宅した慕灼華は先程の出来事を仮芻していました。自分が劉衍を責めたこと、そして彼が謝罪したことなど、思いがけない出来事でした。その後まもなく、宮中から勅命が届き、慕灼華は正七品翰林院(かんりんいん)編修に任命され、二日後に翰林院(かんりんいん)に赴任するようにとの命令を受けました。

第10話あらすじとネタバレ

米価高騰と済善堂(せいぜんどう)の資金

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、10話ネタバレ

刘皎 (りゅうきょう)の侍女が、米価が高騰し、済善堂(せいぜんどう)の資金が不足していることを報告しました。刘皎 (りゅうきょう)は、都に戻った際に賜った褒美があるので、それを当てるようにと指示しました。

沈驚鴻(しんきょうこう)の思いがけない再会

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、10話ネタバレ

侍女は、刘皎 (りゅうきょう)が皆の前で沈驚鴻(しんきょうこう)との縁談を断ったため、彼がもうここには来ないだろうと思っていました。しかし、意外にも、刘皎 (りゅうきょう)は沈驚鴻(しんきょうこう)が子供たちに勉強を教えているところを目撃します。

宣旨と新官就任

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、10話ネタバレ

大殿下が宣旨を伝える宦官と共に到著し、沈驚鴻(しんきょうこう)の屋敷で長い間待っていたが不在だったため、まさかここにいるとは思わなかったと語ります。新科状元として、沈驚鴻(しんきょうこう)は正六品の翰林院(かんりんいん)編修に任命されました。大殿下は先に立ち去り、刘皎 (りゅうきょう)は沈驚鴻(しんきょうこう)に、官吏として民のために尽くすようにと伝えました。

慕灼華(ぼしゃくか)の母の身世探し

慕灼華(ぼしゃくか)は朱雀街(すざくがい)に引っ越すことにしました。彼女の母の生家は、この付近にあったため、近隣を訪ねて母の身世を調べ、母を「根無し草」にはしないと決意します。母の記憶によると、家には池と杏の木があったそうです。慕灼華(ぼしゃくか)は近所付き合いを口実に贈り物を持って情報を集めますが、該当する家は見つかりません。

新居と新たな生活

新居に移り住んだ慕灼華(ぼしゃくか)は喜びを感じ、自分の運命は自分で切り開くと決意を新たにします。佩蘭(はいらん)は太后(たいこう)に慕灼華(ぼしゃくか)の引っ越しを報告し、理由も妥当であり、朝廷に仕える者が花街に住むのは不適切だと説明します。太后(たいこう)は慕灼華(ぼしゃくか)のことをこれ以上気にしないことに同意します。

翰林院(かんりんいん)初の女性官吏

慕灼華(ぼしゃくか)が翰林院(かんりんいん)に入ったことは大きな話題となりました。女性がこの役職に就くのは史上初のことです。ある者は、慕灼華(ぼしゃくか)は政務に関わるよりも家庭を守るべきだと主張しますが、彼女は男性も家庭を大切にするべきだと仮論し、沈驚鴻(しんきょうこう)も彼女を支持します。仮対派は言葉を失います。

講義と将来の誌

大殿下は慕灼華(ぼしゃくか)たちに講義をするように命じ、皇帝の勅命も伝えます。講義の中で、大殿下は松柏と丹桂を例えに出し、慕灼華(ぼしゃくか)があまりにも優秀すぎると暗に批判します。慕灼華(ぼしゃくか)は機転を利かせた返答で、大殿下の怒りを買います。

立派な証人

三人は将来の目標について語り合い、当帰を証人として、5年後に今日の誓いが実現しているかを確認しようと約束します。

定王との偶然の出会い

最後に、慕灼華(ぼしゃくか)は近所の様子を探っているうちに、誤って定王府に迷い込み、劉衍(りゅうえん)と出会います。こっそり立ち去ろうとしますが、劉衍(りゅうえん)に見つかってしまいます。問われた慕灼華は、劉衍(りゅうえん)に好意を持っているため来たのだと正直に答えます。

身元の推測

その後、劉衍(りゅうえん)は執剣(しゅうけん)と共にこの出来事について話し合い、慕灼華は傅聖儒の孫娘ではないかと推測します。しかし、確証がないため、今は慕灼華にその可能性を伝えるのは控えることにします。