灼灼風流あらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

多くの人が劉衍(りゅうえん)が慕灼華(ぼしゃくか)を科挙の試験会場まで送る様子を目撃しました。しかし、今回の科挙の主考官の一人である劉衍(りゅうえん)が不正を働くのであれば、あのように堂々と振る舞うはずがありません。沈驚鴻(しんきょうこう)は慕灼華(ぼしゃくか)の姿を見つけると、親しげに挨拶を交わしました。慕灼華(ぼしゃくか)は以前、劉衍(りゅうえん)に不能の問題があると聞いていました。今回の機会への感謝の気持ちから、彼女は滋養強壮の秘伝を安く提供できると劉衍(りゅうえん)に持ちかけましたが、劉衍(りゅうえん)はそれを聞いてすぐに立ち去ってしまいました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、7話ネタバレ

陛下は太医を呼び、劉衍(りゅうえん)の診察を行わせました。医師は劉衍(りゅうえん)には古傷があるものの、大事には至らないと診断しました。陛下は劉衍(りゅうえん)に、長年暗衛の資料を調査させており、いずれ劉衍(りゅうえん)に送ると告げました。劉衍(りゅうえん)が皇太后(たいこう)に謁見したいと申し出ると、陛下は皇太后(たいこう)が病気のため面会謝絶だと伝え、劉衍(りゅうえん)はそれ以上何も言いませんでした。劉衍(りゅうえん)はあの衣冠塚が新しく建てられたものだと気づき、執剣(しゅうけん)に調査を命じ、衣冠塚に関するあらゆる情報を集めるように指示しました。

科挙初日、最初の試験は貼経でした。慕灼華(ぼしゃくか)は自分の知識に自信があり、諸子百家の内容は暗唱も問題ないため、この科目にかなりの自信を見せていました。採点中、ある役人は一分の誤りもない答案を見つけました。大殿下はきっと沈驚鴻(しんきょうこう)の答案だろうと推測しました。劉衍は大殿下に賭けをしようと持ちかけ、もし大殿下が勝てば、自分の玉佩を渡すと約束しました。ところが、満点の答案は慕灼華(ぼしゃくか)のものでした。沈驚鴻(しんきょうこう)の答案も満点でしたが、大殿下は賭けに負けてしまいました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、7話ネタバレ

二番目の試験は詩文創作でした。これは慕灼華(ぼしゃくか)にとって比較的苦手な分野で、彼女は文章が形式に合っており、主題から逸脱しないように努力するしかありませんでした。今回の試験では多くの受験者が問題文中の「黄花」を菊の花と誤解しましたが、実際には菜の花を指していました。策問では辺境政策に関する受験者の見解が問われ、慕灼華(ぼしゃくか)は大胆にも養辺の策を提案し、平和を優先する考えを示しました。これは戦争を支持する大殿下の考えとは全く正仮対の意見でした。しかし、劉衍は平和こそが相手に服従の機会を与えるものだと考え、慕灼華(ぼしゃくか)の意見を高く評価しました。

ようやく試験を終え、慕灼華(ぼしゃくか)は疲れ果て、ただ美味しいものを食べたいと思っていました。郭巨力(かくきょりき)が外で彼女を待っていて、全て準備が整ったと伝えました。皇太后(たいこう)は劉衍が自ら慕灼華(ぼしゃくか)を科挙の試験に送り届けたことを知り、慕灼華(ぼしゃくか)の身辺調査を命じました。そして、子孫のために心を砕いているのに、皆劉衍に親しみを感じているようで、困ったものだと嘆きました。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、7話ネタバレ

合格発表の日がすぐにやってきました。慕灼華(ぼしゃくか)は迷いに迷った末、結局榜を見に行くのはやめました。合格していれば自然と知らせが来るだろうし、もし不合格であれば、わざわざ恥をさらしたくないと思ったからです。宋韻(そういん)が慕灼華(ぼしゃくか)を訪ね、たとえ科挙に落ちても、医術があれば都で生活していけると励ましました。慕灼華(ぼしゃくか)は官吏になりたいという自分の希望を語り、都は賑やかだが、勉学には向かないと感じていると話しました。しばらくして、郭巨力(かくきょりき)が吉報をもたらしました。慕灼華(ぼしゃくか)は17位という好成績を収め、首席は沈驚鴻(しんきょうこう)でした。慕灼華(ぼしゃくか)はこの順位で十分満足でした。宋韻(そういん)はこの朗報を仲間たちに伝え、皆が慕灼華(ぼしゃくか)を祝福しに来ました。

刘皎 (りゅうきょう)は朝廷に戻り、先祖の祭祀に参加しました。陛下は公主が幼少期を江南で過ごしたため、あまり構ってやれなかったことを申し訳なく思いました。刘皎 (りゅうきょう)は皇姑祖(こうぐそ)に多くのことを学んだと答えました。陛下は公主の結婚について触れ、既に婚約者のために5年間喪に服しており、そろそろ再婚を考えるべきだと告げました。

第8話あらすじとネタバレ

宋韻(そういん)たちは慕灼華(ぼしゃくか)を誘い、酒を酌み交わし、楽しいひと時を過ごしていた。しかし、刘皎 (りゅうきょう)の侍女がやってきて、明日、公主主催の簪花詩会が開かれること、そして慕灼華(ぼしゃくか)にも参加してほしいと伝えた。喜んでいた慕灼華(ぼしゃくか)だったが、郭巨力(かくきょりき)が詩歌は苦手だと話すと、急に元気をなくしてしまった。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、8話ネタバレ

簪花詩会当日、皆の話題の中心は、近頃行われた科挙での慕灼華(ぼしゃくか)の活躍だった。彼女は女子受験者として最高の第十七位という成績を収めたのだ。しかし、皆が喜んでいるわけではなかった。女性は家庭を守るべきで、政治に関わるべきではないという意見や、彼女の平和主義的な立場は臆病さから来ているという批判もあった。こうした否定的な意見に対し、慕灼華(ぼしゃくか)は怯むことなく仮論し、刘皎 (りゅうきょう)からも支持を得た。公主は慕灼華(ぼしゃくか)の功績を称えるとともに、沈驚鴻(しんきょうこう)が同じ女性である慕灼華(ぼしゃくか)を庇わなかったことを非難した。

大殿下は、この議論に介入しようとしていたが、慕灼華(ぼしゃくか)の姿を見て考えを変えた。彼女が劉衍(りゅうえん)が重用する人材であることを理解し、今回の詩会は作者を伏せた状態で審査を行うことを提案した。才能のみで評価されるべきだという考えで、刘皎 (りゅうきょう)もこの提案に賛同した。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、8話ネタバレ

詩会の賞品は、貴重な鉢植えの花と一冊の稀覯本だった。劉衍(りゅうえん)は慕灼華(ぼしゃくか)の傍らを通り過ぎるときに、さりげなく玉佩を落とし、それとなく彼女に慎重に行動するよう促した。慕灼華(ぼしゃくか)はその稀覯本に強く惹かれ、詩会で全力を尽くすことを決意した。そして、詩の朗詠の際、ある詩を劉衍(りゅうえん)の作だとそれとなく匂わせ、皆の好感と支持を得た。その詩は見事一位に選ばれたが、本当の作者は慕灼華(ぼしゃくか)自身だった。この結果に皆は驚愕した。

その後、刘皎 (りゅうきょう)は沈驚鴻(しんきょうこう)のもとを訪れ、今回のことを気に病む必要はないと慰めた。沈驚鴻(しんきょうこう)は、慕灼華(ぼしゃくか)の策略を認め、敬意を表した。

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、8話ネタバレ

一方、執剣(しゅうけん)は傅聖儒が大量の至仙果を使って新薬を開発していたという情報をつかんでいた。傅聖儒は劉衍(りゅうえん)の母妃の病を治すことができず、罪の意識から自殺し、一族も処刑された。劉衍(りゅうえん)は傅聖儒の家を訪れ、荒れ果てた屋敷を見て、深い感慨にふけった。自分を陥れるために国を揺るがすような真価をする者もいるのだと。太后(たいこう)はこのような感傷的な劉衍(りゅうえん)に冷淡な態度を示した。また、佩蘭(はいらん)の調べで、慕灼華は塩州の慕家の出身で、淮州の慕家と親戚関係にあることがわかった。彼女が教育を受ける機会を得られた理由もこれで説明がつくかもしれない。太后(たいこう)は劉衍がなぜ慕灼華を高く評価するのか理解できず、もしかしたら個人的な好意を抱いているのではないかと疑っていた。