第25話あらすじとネタバレ
南平王(なんぺいおう)が旭鳳(きょくほう)に謁見を求めた際、体調不良を理由に旭鳳(きょくほう)は姿を現さなかった。傅相と南平王(なんぺいおう)は、外界で噂されているように旭鳳(きょくほう)が病に冒されているのではないかと推測するが、南平王(なんぺいおう)は表面上は忠誠を尽くすのみだと答える。
病床の旭鳳(きょくほう)
数日後も旭鳳(きょくほう)は病と称して朝議に出席せず、傅相と南平王(なんぺいおう)は燎原君の製止を無視して旭鳳(きょくほう)の寝殿に押し入る。そこで彼らは、咳き込み、帕子に黒い血がついた旭鳳(きょくほう)の姿を目にする。二人の心配をよそに、旭鳳(きょくほう)は単なる風邪だと軽く受け流し、相変わらず軍政事について質問する。南平王(なんぺいおう)は、傅相が国事を総括していると伝え、旭鳳(きょくほう)に安心するよう促す。錦覓(きんべき)が診察に訪れ、南平王(なんぺいおう)とすれ違う際、二人は互いに意味深な視線を交わす。
傅相と南平王(なんぺいおう)
寝殿を出た後、傅相は南平王(なんぺいおう)が自分を陥れようとしていると非難するが、南平王(なんぺいおう)は巧みに話題を旭鳳(きょくほう)の病状へとすり替える。傅相は、旭鳳(きょくほう)が妃選びを避けていることに不安を募らせる。
南平王(なんぺいおう)と穂禾(すいか)
傅相が去ると、南平王(なんぺいおう)は密かに旭鳳(きょくほう)が危篤であるという情報を流布し、穂禾(すいか)に状況を確認させるよう仕向ける。
鎏英(りゅうえい)と奇鳶
一方、鎏英(りゅうえい)は奇鳶の匂いを追って崖っぷちにたどり著き、奇鳶を現れさせようとする。鎏英(りゅうえい)は、奇鳶との因縁を断ち切るために、命を返すと宣言し、躊躇することなく崖から飛び降りる。奇鳶は咄嗟に鎏英(りゅうえい)を救出する。その後、鎏英(りゅうえい)は奇鳶が暮辞(ぼじ)であることを認めようとしない理由を問い詰め、幽冥之怒後の出来事について言及する。奇鳶は幽閉されていた経験を思い出すが、鎏英(りゅうえい)に詳細は明かさず、世の中にはもう暮辞(ぼじ)という人物は存在しないと答える。
旭鳳と穂禾(すいか)
穂禾(すいか)が旭鳳に謁見し、軍事兵法について議論する。旭鳳は剣舞を披露し、穂禾(すいか)は彼に心酔する。錦覓(きんべき)が薬を持って現れると、突然旭鳳は激しく咳き込み、倒れ込む。錦覓(きんべき)が脈を診ている間に、穂禾(すいか)は錦覓(きんべき)の顔をはっきりと見ようと迫る。その瞬間、旭鳳は再び「発病」する。穂禾(すいか)が去ると、旭鳳はすぐに元気を取り戻し、錦覓(きんべき)の演技を称賛する。これは、南平王(なんぺいおう)に病気を信じ込ませるための策略だったのだ。
旭鳳と錦覓(きんべき)
旭鳳は冗談めかして、自分が「六陽不挙」と噂されていることを気にしており、今後誰も嫁いでくれなくなるのではないかと心配する。錦覓(きんべき)は、この作戦は旭鳳が同意したものであり、彼は七情散を服用する覚悟があったと仮論する。旭鳳は、錦覓(きんべき)の仮面の下の素顔を見たいと熱烈に語り、彼女が自発的に仮面を外すように約束する。錦覓(きんべき)は旭鳳の言葉に心を動かされ、体内の隕丹が仮応し始める。しかし、聖医族(せいいざく)の聖女(せいじょ)としての責任を強調し、旭鳳の感情的な要求を拒否して、その場から逃走する。
旭鳳と燎原君
事後、旭鳳は燎原君の策が効果がなかったことを責め、兵法を使って錦覓(きんべき)を攻略しようと考えるが、兵書が穂禾(すいか)に借り出されていることに気づく。月老(げつろう)と機縁仙子(きえんせんし)は、これは旭鳳が自業自得であるとそれぞれ意見を述べる。
南平王と穂禾(すいか)
南平王は、旭鳳の病気を理由に泣いている穂禾(すいか)を慰めつつ、それとなく情報を聞き出そうとする。穂禾(すいか)は、長年準備してきた嫁衣と喪服を披露し、旭鳳への深い愛情を表現する。南平王は彼女の情熱に驚きつつ、旭鳳の寿命が長くないことを示唆する。
南平王と錦覓(きんべき)
南平王は錦覓(きんべき)を呼び出し、旭鳳の真の状態を尋問する。錦覓(きんべき)は計画通り、旭鳳の寿命が残り一年であると答える。南平王は大喜びし、十日後に旭鳳が吐血して倒れるように錦覓(きんべき)に要求する。彼は、朝議で旭鳳を廃位するつもりなのだ。錦覓(きんべき)は重苦しい気持ちで戻ると、羌活(きょうかつ)は聖医族(せいいざく)に助けを求めることを提案する。二人の権力者からの圧力に直面し、彼女たちの状況は非常に厳しいものだった。
第26話あらすじとネタバレ
錦覓(きんべき)はすぐに姑姑からの返事を手にしました。そこには、聖医族(せいいざく)が代々熠王(えきおう)に忠誠を誓い、共に生きることも死ぬことも厭わないと書かれていました。今や熠王(えきおう)は帝位に就き、南平王(なんぺいおう)は野心を抱いているため、良い結末は迎えられないでしょう。姑姑は錦覓(きんべき)に熠王(えきおう)と苦楽を共にするよう言い含めました。手紙を読んだ錦覓(きんべき)は南平王(なんぺいおう)府に向かいます。
その頃、南平王(なんぺいおう)は旭鳳(きょくほう)の病状が悪化したという知らせを受け、錦覓(きんべき)への信頼を幾分か深めていました。錦覓(きんべき)は予定通りに旭鳳(きょくほう)の病を発症させるため、過去一年の彼の食事記録が必要だと告げると、南平王(なんぺいおう)はためらいなく彼女の要求を承諾しました。
書類を整理していると、不敬な言葉を書き連ねた紙が錦覓(きんべき)の前に舞い降りてきます。彼女は少し考えた後、その紙を南平王(なんぺいおう)に返し、彼の覇業達成を支持する旨を伝えました。書斎を出て間もなく、錦覓(きんべき)は穂禾(すいか)に呼び止められます。穂禾(すいか)は錦覓(きんべき)が南平王(なんぺいおう)を助けて旭鳳(きょくほう)に対抗する意思があるかどうかを尋ねました。錦覓(きんべき)はこれが試されていると思い、自分は彼らの一員であると急いで表明します。しかし、穂禾(すいか)は自分が乱臣賊子ではないと明言し、父が旭鳳(きょくほう)に対して行動を起こすことは阻止できないものの、仮逆者に対処する独自の手段を持っていると語ります。錦覓(きんべき)は逆に穂禾(すいか)を試してみることにしました。南平王(なんぺいおう)が勢力を拡大した時、彼女はどのように行動するのかと問います。穂禾(すいか)は、旭鳳(きょくほう)が生きていれば南平王(なんぺいおう)は安穏と晩年を過ごせるが、南平王(なんぺいおう)が帝位に就けば旭鳳(きょくほう)は逃れられないだろうと答えました。錦覓(きんべき)はそれを聞いて皮肉だと感じ、穂禾(すいか)は真の簒奪者を阻止する力はないのに、取るに足りない小臣にしか怒りをぶつけられないと指摘しました。
二人が話している最中、穂禾(すいか)は突然悲鳴を上げました。蛇が彼女の体に這い上がってきたのです。錦覓(きんべき)は雄黄粉を使って蛇を追い払い、潤玉(じゅんぎょく)に一瓶の酒を借りているので、蛇を連れて行かせてもらうよう穂禾(すいか)に頼みます。雄黄の跡をたどって、錦覓(きんべき)は樹のそばに倒れている彦佑(げんゆう)を見つけました。彦佑(げんゆう)は怯えているふりをするものの、錦覓(きんべき)はすぐに彼が占いの師匠であることを見抜きます。その後、穂禾(すいか)が人々を連れて駆けつけると、彦佑(げんゆう)は錦覓(きんべき)の記憶が本当に消されているかどうかを試すために、彼女に占いをします。その後、錦覓(きんべき)と彦佑(げんゆう)は酒場に行き、彦佑(げんゆう)は自分の名前が撲哧君(ぼくちくん)であり、その名前も妻がつけたものだと明かします。
旭鳳(きょくほう)の体調が悪化するにつれ、傅相や他の大臣たちは後継者を作るために妃を迎えるよう進言します。旭鳳(きょくほう)は、どんな女性の青春も無駄にしたくないと拒否しました。大臣たちが後継者の指名を進言してきたことに、旭鳳(きょくほう)は悩まされます。寝殿で彼は、これらの悩みを錦覓(きんべき)に打ち明けます。錦覓(きんべき)は胸が苦しくなり、将来の王妃のために滋養強壮の薬草を調合し、旭鳳(きょくほう)が多産であることを確実にすることを約束します。旭鳳(きょくほう)はそれを聞いて内心腹を立てますが、何も言わず、錦覓(きんべき)に熠王(えきおう)妃になるという別の生き方を考えたことがあるかどうか尋ねます。錦覓(きんべき)の胸の隕丹がわずかに痛み、彼女は旭鳳(きょくほう)に捧げることができるのは忠誠心しかないと言いました。
夜が訪れると、羌活(きょうかつ)は錦覓(きんべき)に旭鳳に恋をしているのか、あるいは旭鳳が錦覓(きんべき)に気があるのかと尋ねます。錦覓(きんべき)は、自分が聖医族(せいいざく)の聖女(せいじょ)である以上、族の規則に背くことはないと言い切ります。夜、錦覓(きんべき)は龍鱗を使って潤玉(じゅんぎょく)を呼び出し、醸造した酒の準備ができたことを告げます。潤玉(じゅんぎょく)が袖を振ると、庭は瞬く間に光り輝き、曇花が咲き乱れます。錦覓はそれを大いに喜びます。間もなく、奇鳶 (きえん)が錦覓の庭を訪れ、滅霊箭(めいれいせん)を彼女に向けます。旭鳳が駆け付けると、奇鳶 (きえん)は手を引かざるを得なくなりました。固城王(こじょうおう)の部下が奇鳶 (きえん)を攻撃すると、彦佑(げんゆう)は魔族の姿に変身して滅霊箭(めいれいせん)を奪い取ります。奇鳶 (きえん)が敵を撃退した後、彦佑(げんゆう)は滅霊箭(めいれいせん)を捨てたふりをするものの、実はすり替えていました。
鎏英(りゅうえい)が追いかけ、奇鳶 (きえん)に旭鳳と錦覓に危害を加えないよう警告します。奇鳶 (きえん)は滅霊箭(めいれいせん)を失ってしまったため、もうどうしようもないと答えます。鎏英(りゅうえい)は奇鳶 (きえん)に仮面を外すようにせがみ、もみ合った後に怪我をしたふりをして、奇鳶 (きえん)の仮面を奪い取ります。すると、それは彼女がずっと恋い焦がれていた暮辞(ぼじ)の姿だったのです。彦佑(げんゆう)が錦覓の庭に戻ってくると、錦覓は驚きます。潤玉(じゅんぎょく)は錦覓を連れて行こうとしますが、旭鳳は仮対します。三人は武術で決著をつけることに同意します。彦佑(げんゆう)の登場でこの場は中断され、潤玉(じゅんぎょく)は仕方なくみんなの記憶を消しました。彦佑(げんゆう)は潤玉(じゅんぎょく)だけが恩主(おんしゅ)を阻止できると気付き、わざと潤玉(じゅんぎょく)に滅霊箭(めいれいせん)のことを告げます。潤玉(じゅんぎょく)は天界に戻り、鄺露(こうろ)と一緒に滅霊箭(めいれいせん)の情報を探しますが、偶然彦佑(げんゆう)の恩主(おんしゅ)の肖像画を発見してしまいます。
第27話あらすじとネタバレ
奇鳶 (きえん)が去ろうとしたそのとき、固城王(こじょうおう)の手下が再び現れ、滅霊箭(めいれいせん)が見つからないため、鎏英(りゅうえい)を殺せば任務完瞭だと告げた。奇鳶 (きえん)と鎏英(りゅうえい)は多くの人に囲まれ、その戦いで二人はかつての息の合った連携を取り戻した。しかし、鎏英(りゅうえい)は戦いで負傷し、激怒した奇鳶 (きえん)は、襲ってきた者たちを全員斬り殺した。奇鳶 (きえん)の姿を見て、鎏英(りゅうえい)は心の中で思った。おそらく、彼が危険な状態にあると考えた時だけ、奇鳶 (きえん)は本当に彼女を気にかけてくれるのだろう、と。
一方、旭鳳(きょくほう)は深夜まで書斎で政務を処理していた。彦佑(げんゆう)は滅霊箭(めいれいせん)を持って彼のそばに現れ、恩主(おんしゅ)から命じられた任務が正しいことなのかどうか悩んでいた。最終的に、彦佑(げんゆう)は髪の毛を使って滅霊箭(めいれいせん)を旭鳳(きょくほう)の頭上に弔るし、彼の運命を天に委ねることにした。奇鳶 (きえん)が天后(てんこう)に滅霊箭(めいれいせん)が失われたことを報告すると、天后(てんこう)は激怒した。奇鳶 (きえん)は、滅霊箭(めいれいせん)を奪った人物の中に彦佑(げんゆう)と魔界の人間が含まれており、彦佑(げんゆう)が最も疑わしいと述べた。天后(てんこう)は奇鳶 (きえん)にこの事件を徹底的に調査し、特に彦佑(げんゆう)が以前の鼠仙(そせん)と関係があるかどうかを調べ、必ず滅霊箭(めいれいせん)を取り戻すように命じた。もし見つからなければ、自分の心臓の血を使って新しいものを作り直さなければならない。任務を受けた奇鳶 (きえん)は小屋に戻ると、鎏英(りゅうえい)の姿が見えなかった。失望したのも束の間、鎏英(りゅうえい)が突然現れて彼を抱きしめ、彼が戻ってくることを知っていたと告げた。鎏英(りゅうえい)を悲しませたくない気持ちはあったが、二人は結局、誌が合わず、道が分かれてしまった。
一方、小泥鰍(こどじょう)は恩主(おんしゅ)の前で水霧術を披露したが、何度やっても失敗し、恩主(おんしゅ)は激怒して、3歳の時よりも下手だと叱責した。彦佑(げんゆう)が部屋に入ってきたとき、その様子を見て小泥鰍(こどじょう)を助け起こし、滅霊箭(めいれいせん)を奪えなかったことを伝え、天后(てんこう)は悪事を働けば必ず報いを受けると信じ、焦らずに待つように説得した。しかし、恩主(おんしゅ)は不満そうに叫び、もう待てないと告げた。
燎原君は旭鳳(きょくほう)の命令で蓮の花灯を作る材料を購入したが、部下たちは不満を漏らした。燎原君は、今回は涼虢(りょうかく)人よりも重要な敵に立ち向かうのだと彼らに思い出させた。途中、彼らは森の中で迷い、偶然、白髪の老夫婦に出会った。老婆は危篤状態で、老爺に楽にしてほしいと頼んだ。燎原君は見て見ぬふりをすることができず、持っていた銀をすべて彼らに渡し、治療を受けさせた。老婆は燎原君の優しさに感謝し、老爺に彼を助けるように頼んだ。老婆が亡くなると、燎原君は彼女を埋葬し、老爺を軍営に招待した。老爺は感謝の印に印鑑を燎原君に贈り、去っていった。部下は燎原君は騙されたと思ったが、彼は見返りを求めることはせず、印鑑を老婆の墓前に置いておいた。しかし、何度歩いても印鑑は彼の元に戻ってきてしまい、燎原君は最終的にその贈り物を受け入れた。
南平王(なんぺいおう)は部下を集めて、旭鳳(きょくほう)に禅位を迫る計画を立てたが、それを穂禾(すいか)が偶然聞いてしまった。南平王(なんぺいおう)は、これは江山社稷のためだと主張したが、穂禾(すいか)は彼の真の目的は王位に就くことだと指摘した。怒った南平王(なんぺいおう)は彼女を幽閉するよう命じた。翌日、朝堂では、南平王(なんぺいおう)の計画通りに事が進んだが、旭鳳(きょくほう)は体調が悪いことを否定した。錦覓(きんべき)は旭鳳(きょくほう)が健康であることを発表し、問題は食事にあると指摘し、虎狼相克の薬膳は実際には有害であると述べた。尋問に対し、南平王(なんぺいおう)は責任を膳食を担当する王瑞喜(ずいき)に押し付けた。身を守るため、王瑞喜(ずいき)はすべての罪を認めた。傅相は事件の徹底的な調査を提案し、旭鳳(きょくほう)は王瑞喜(ずいき)の逮捕を命じた。南平王(なんぺいおう)はその後、王瑞喜(ずいき)に圧力をかけて秘密が漏れないようにした。旭鳳(きょくほう)が無事でいることを知った穂禾(すいか)は安心したが、すぐに毒を盛った人物がすでに明らかになっているのではないかと心配になった。
第28話あらすじとネタバレ
錦覓(きんべき)は羌活(きょうかつ)と一緒に街へ出て、語り部が旭鳳(きょくほう)がいかにして涼虢(りょうかく)の包囲網を突破したかという勇猛な武勇伝を語っているのを聞きます。しかし、錦覓(きんべき)は語り部の説明が正確ではないと考えて、自発的に立ち上がって訂正します。この行動は語り部を非常に気まずい気持ちにさせ、観客は誰の話を聞くべきか分からなくなってしまいます。羌活(きょうかつ)は錦覓(きんべき)がなぜ旭鳳(きょくほう)のことについてそんなに知っているのかと尋ねます。錦覓(きんべき)は、これらの物語は南平王(なんぺいおう)に対抗する計画を立てている時に旭鳳(きょくほう)から直接聞いたものだと説明します。
都北苑山荘に戻ったばかりの錦覓(きんべき)は、燎原君に呼ばれて旭鳳(きょくほう)に会いに行きます。すると、旭鳳(きょくほう)は鳳凰灯を作っている最中で、錦覓(きんべき)に手伝ってほしいと言います。錦覓(きんべき)は一生懸命手伝いますが、なぜかいつも邪魔をしてしまい、最終的には奇妙な形の鳳凰灯を作ってしまいます。錦覓(きんべき)は旭鳳(きょくほう)がこの醜い灯を自分にプレゼントしないようにと心の中で祈りますが、旭鳳(きょくほう)は実際にそうしないと言います。その後、旭鳳(きょくほう)が2回拍手すると、宮女たちが門を開け、錦覓(きんべき)の前に美しい鳳凰の花灯がずらりと並べられます。旭鳳(きょくほう)はこれらはすべて自分が以前作ったもので、錦覓(きんべき)が気に入ってくれるかどうか尋ねます。この心遣いに、錦覓(きんべき)は感動し、すべての花灯が気に入ったと伝えます。旭鳳(きょくほう)は錦覓(きんべき)を見つめますが、錦覓(きんべき)体内の隕丹の仮応に慌ててその場を逃げ出します。この様子は羌活(きょうかつ)がすべて見ていました。
旭鳳(きょくほう)は燎原君に錦覓(きんべき)を残すべきかどうか尋ね、花灯を錦覓(きんべき)の住まいに届けるように指示します。一方、穂禾(すいか)は旭鳳(きょくほう)が錦覓(きんべき)に花灯を贈ったことを知って激怒します。奇鳶は天后(てんこう)の命令に従って穂禾(すいか)の仙家の記憶を呼び覚まします。目覚めた最初の行動として、穂禾(すいか)は奇鳶に錦覓(きんべき)を排除する計画を立てるように命じ、自分の地位を守るために南平王(なんぺいおう)に自分を旭鳳に嫁がせるように説得しようとします。南平王(なんぺいおう)は現在の状況が自分に不利であることを考慮して、この計画に同意します。催促の奏折が旭鳳に次々と提出されるにつれて、彼はこの結婚にますます不満を感じていきます。錦覓(きんべき)は旭鳳の深い愛情を感じて、聖医族(せいいざく)に戻ることを希望しますが、返事はなかなか来ません。
彦佑(げんゆう)は滅霊箭(めいれいせん)の状態を確認すると、まだ落ちていないことがわかり、月下仙人と一緒に現場にいます。旭鳳の心配そうな様子を見て、月下仙人は彦佑(げんゆう)と対策を相談します。旭鳳が錦覓(きんべき)の聖医族(せいいざく)への帰還を求める奏折を読んだ後、2杯の桂花酒を飲み、錦覓(きんべき)の住まいへ向かいます。錦覓(きんべき)は近づいてきて、彼の体から漂ってくる酒の香りを嗅ぎます。羌活(きょうかつ)から見ると、まるで2人が親密に接触しているように見えます。錦覓(きんべき)は旭鳳に奏折を読んだかどうか尋ねると、旭鳳は彼女が去ることを認めないとはっきりと言います。この時、旭鳳は錦覓(きんべき)に告白し、彼女に一目惚れしたことを伝え、彼女を守る決意を語ります。錦覓(きんべき)は聖医族(せいいざく)の聖女(せいじょ)としての責任感を表明し、族の規則に背きたくないと言います。旭鳳は聖女(せいじょ)の身分から解放する手助けをできると提案しますが、錦覓はどんな方法を使っても聖医族(せいいざく)の支配から逃れることはできないのではないかと心配します。旭鳳は聖医族(せいいざく)の人々の命を脅す手段さえも使いますが、錦覓は自分の選択を貫き、旭鳳に理解してほしいと願います。旭鳳は仕方なく立ち去り、羌活(きょうかつ)は2人の状況を心配してしまいますが、錦覓は彼女をなだめるしかありません。
傅相と南平王(なんぺいおう)からの圧力に直面して、旭鳳は涼虢(りょうかく)を倒すまでは絶対に結婚しないと断言します。錦覓はこの言葉を聞いて心を躍らせますが、羌活(きょうかつ)はますます不安になります。ある事件で、彦佑(げんゆう)は穂禾(すいか)が結婚式の準備のために外出している間に彼女を気絶させて連れ去り、コントロールします。南平王(なんぺいおう)と旭鳳が穂禾(すいか)を探そうとしていると、燎原君が穂禾(すいか)と撲哧君(ぼくちくん)が面会を求めてきたと報告します。彦佑(げんゆう)は旭鳳に会い、穂禾(すいか)と恋に落ちたと主張し、成全してほしいと頼みます。その時、月下仙人は穂禾(すいか)に傀儡の呪いをかけ、旭鳳に成全を求めるように強要します。旭鳳はこの提案を快く受け入れ、錦覓と羌活(きょうかつ)はそれを目撃します。錦覓は内心喜びますが、羌活(きょうかつ)の不安は少しも減りません。
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