第13話あらすじとネタバレ
潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)に対する自分の好意を打ち明けるが、旭鳳(きょくほう)は錦覓(きんべき)の真実の身分を問いただす。彼女は水属性であるだけでなく、彼らとは異母の妹なのだと。この言葉に錦覓(きんべき)は天后(てんこう)が自分の継母であることを知り、恐怖に震える。潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)の感情が恋愛感情ではないことに気づき、他の誰かに好意を持っているかどうか尋ねる。錦覓(きんべき)は誰に対しても好意を持っていると答え、長芳主(ほうしゅ)は安堵すると同時に彼女の無邪気さを叱責する。
しかし、錦覓(きんべき)が天界で起こした騒動は天后(てんこう)に見逃されることはなかった。長芳主(ほうしゅ)は唯一の解決策は錦覓(きんべき)を花界に連れ戻すことだと考える。錦覓(きんべき)はそれに仮対し、旭鳳(きょくほう)に助けを求めるが、旭鳳(きょくほう)も潤玉(じゅんぎょく)も賛成しない。寝宮に戻ると、天后(てんこう)は錦覓(きんべき)への怒りが収まらない。穂禾(すいか)は寿宴の異常な状況について触れ、鼠仙(そせん)と彦佑(げんゆう)が関与しているのではないかと疑う。穂禾(すいか)が去った後、天后(てんこう)は奇鳶 (きえん)に誰が自分の寿宴を台無しにしたのか、特に十二生肖の神々に注目して調査するよう命じる。
長芳主(ほうしゅ)は錦覓(きんべき)が天界で正体を明かしたことで、天帝(てんてい)が彼女の出自を調べ、自分の実の娘だと誤解することを心配する。海棠(かいたん)は、もし本当にそうなら、天帝(てんてい)に先花神(せんかしん)の墓前で対峙させることができると長芳主(ほうしゅ)を慰める。同時に、錦覓(きんべき)と旭鳳(きょくほう)、潤玉(じゅんぎょく)の縁を断ち切ることもできる。最終的に、長芳主(ほうしゅ)は錦覓(きんべき)を水鏡に閉じ込めることに決める。錦覓(きんべき)はこれらの話を盗み聞きし、雷公(らいこう)電母(でんぼ)に捕まって灰になるよりも水鏡に閉じ込められた方がましだと考える。
眠りの中の錦覓(きんべき)は天帝(てんてい)に太虚幻境に呼び出され、そこで天帝(てんてい)は先花神(せんかしん)との出会いについて語る。言葉の端々に先花神(せんかしん)への深い愛情が感じられる。天帝(てんてい)は錦覓(きんべき)に、先花神(せんかしん)が死んでから天界と太虚幻境には4000年間花が咲いていないことを告げ、花を咲かせてほしいと頼む。錦覓(きんべき)は旭鳳(きょくほう)の言葉を思い出し、天帝(てんてい)は自分の父親なのだから孝行すべきだと考え、彼の願いを聞き入れる。そして、手を振って満池の蓮の花を咲かせた。錦覓(きんべき)は夢の中でわざと霊力が足りないと言うと、天帝(てんてい)はそれは先花神(せんかしん)が彼女にかけている禁術のせいだと考え、7749日間練習すれば真の姿を現すことができ、5000年の霊力を与えると告げる。別れる際、天帝(てんてい)は錦覓(きんべき)に潤玉(じゅんぎょく)と旭鳳(きょくほう)に恋愛感情を抱いてはいけないと繰り返し忠告する。
旭鳳(きょくほう)は天后(てんこう)に、錦覓(きんべき)を花界に送り返したのは救命の恩に報いるためであり、花界の衆芳主(ほうしゅ)の前で二度と錦覓(きんべき)に会わないと誓う。天后(てんこう)は、旭鳳(きょくほう)が天帝(てんてい)になり、穂禾(すいか)と結婚すれば安心できると言う。穂禾(すいか)との関係を聞かれると、旭鳳(きょくほう)は言い訳をしてその場を去る。天后(てんこう)は依然として錦覓(きんべき)を心配し、自ら花界を訪れることにする。鄺露(こうろ)と潤玉(じゅんぎょく)は偶然にもこのことを知り、それぞれ行動を起こす。鄺露(こうろ)は花界に行って錦覓(きんべき)を守り、潤玉(じゅんぎょく)は天帝(てんてい)に会いに行く。
潤玉(じゅんぎょく)は天帝(てんてい)に天后(てんこう)の怒りっぽい性格を伝え、天帝(てんてい)が遅れると錦覓(きんべき)が危険にさらされるかもしれないと忠告する。天帝は実の娘である錦覓(きんべき)を守りたいが、天后(てんこう)と衝突したくないため、潤玉(じゅんぎょく)を花界に派遣して天后(てんこう)を呼び戻し、天界の大赦について話し合うよう伝える。洛霖(らくりん)は錦覓の容貌を見つめ、沈思黙考する。風神(ふうじん)は先花神(せんかしん)を思い出したのかと尋ねる。風神(ふうじん)は、洛霖(らくりん)と仲良く過ごせて満足していると答える。洛霖(らくりん)が先花神(せんかしん)を恋しがっているなら、会いに行けばいいと言う。錦覓は先花神(せんかしん)の墓前で罪を認め、先花神(せんかしん)の娘になりすましたことで、本来得られない利益を得てしまったと考える。
錦覓は自分の霊力を試そうとするが、目を開けると天后(てんこう)が目の前に立っていた。天后(てんこう)は錦覓に、死ぬ前にいくつかのルールを教えると警告し、その顔だけで彼女を何千回、何万回も殺すことができると言う。天后が錦覓に手をかけようとした瞬間、洛霖(らくりん)が現れて彼女を阻止し、天后の行動は仁徳と寛容を示すべきだと指摘する。2人が対峙しているところに、潤玉(じゅんぎょく)が天帝の勅命を携えて駆けつけ、天后は恨みを抱えたまま立ち去る。
その後、錦覓は彦佑(げんゆう)を呼び、洛霖(らくりん)は彼女の属性を尋ねる。錦覓は旭鳳(きょくほう)が水係の術法を学ぶのに適していると考えたことを挙げ、氷雹を降らせたことがあると話す。彦佑(げんゆう)は洛霖(らくりん)の前で水を呼び出すようにとけしかける。2度目の試みで、錦覓は2つの大きな黒雲を呼び出すことに成功するが、この実験で彼女は吐血して昏倒してしまう。長芳主(ほうしゅ)と海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)は錦覓を連れ帰って休ませる。海棠(かいたん)は錦覓の体内に彼女と相克する陽剛の気が流れていることに気づき、最終的に洛霖(らくりん)がその霊力を鎮める。この時、洛霖(らくりん)は錦覓が自分の娘であることを確信する。その言葉を天界から帰ってきた潤玉(じゅんぎょく)が聞いてしまう。
第14話あらすじとネタバレ
海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)は彦佑(げんゆう)に目配せを送り、彦佑(げんゆう)は口実を作ってその場を離れた。潤玉(じゅんぎょく)は姿を消し、彦佑(げんゆう)は意味深長に、どの神仙にもそれぞれ物語があると語り始めた。洛霖(らくりん)は、芳主(ほうしゅ)たちが先花神(せんかしん)の前で誓いを立てていたことを知っており、錦覓(きんべき)が霜降の日に生まれたかどうかを慎重に尋ねた。長芳主(ほうしゅ)はそれを認めたため、洛霖(らくりん)は錦覓(きんべき)が自分の娘であると確信を深めた。
錦覓(きんべき)が目を覚ますと、洛霖(らくりん)が彼女のベッドの側に座っていた。洛霖(らくりん)は錦覓(きんべき)に、自分が先花神(せんかしん)・梓芬(しふん)との間に生まれた娘であることを告げた。その言葉に錦覓(きんべき)は夢を見ているような気持ちになった。洛霖(らくりん)は錦覓(きんべき)が自分を認めたくないのだと思い込んでいたが、長芳主(ほうしゅ)は錦覓(きんべき)の正体が天界に知られているため、洛霖(らくりん)の庇護を受けることは良いことだと説明した。錦覓(きんべき)は依然夢を見ているような気分だった。特に天帝(てんてい)は自分が錦覓(きんべき)の父親であり、5000年の霊力を与えたと主張していたからだ。洛霖(らくりん)は、錦覓(きんべき)の元神は梓芬(しふん)によって封印されており、修行が妨げられ、見た目も実際の年齢よりも幼く見えると説明した。これらの問題を解決するため、洛霖(らくりん)は師匠である玄霊斗姆元君(とぼくげんくん)に助けを求めることにした。錦覓(きんべき)は半信半疑ながらも、ようやく事実を受け入れ、「お父様」と呼びかけた。洛霖(らくりん)は錦覓(きんべき)を強く抱きしめ、これからもずっとそばにいると約束したが、彼女と相性の悪い人物を見つけなければ、錦覓(きんべき)の命が危ないとも付け加えた。
潤玉(じゅんぎょく)は姿を隠したまま、二人の様子を見ていた。洛霖(らくりん)は長芳主(ほうしゅ)と海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)に先花神(せんかしん)の死因について尋ね、海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)は先花神(せんかしん)が錦覓(きんべき)を守るために命を落としたことを思い出した。そして、彼女を愛していると言っていた人たちは、彼女が最も必要としている時に姿を現さなかった。特に先花神(せんかしん)が錦覓(きんべき)を出産後に亡くなった時、洛霖(らくりん)は風神(ふうじん)との結婚準備に追われていた。この会話から、洛霖(らくりん)は何かおかしいことに気づき、花界が先花神(せんかしん)の死を一年間も隠していたことを知った。老胡(ろうこ)がちょうど現れ、長芳主(ほうしゅ)と海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)を連れて行き、洛霖と二人きりになった。老胡(ろうこ)は当時の出来事を語り始めた。当時、天帝(てんてい)はまだ二殿下であり、先花神(せんかしん)の信頼を得るために彼女に媚びを売っていたが、最終的には皇位のために鳥族の姫君を娶った。失意の先花神(せんかしん)は、洛霖の慰めと支えを得て、二人は結ばれた。しかし、天帝(てんてい)は先花神(せんかしん)への執著を諦めず、暴力さえ振るった。事情を知らない先花神(せんかしん)は妊娠し、罪悪感に駆られて忘川河で全てを忘れようとした。しかし天帝(てんてい)はそれを許さず、彼女を幽閉した。先花神(せんかしん)に諦めさせるため、天帝(てんてい)は洛霖と風神(ふうじん)の結婚を画策し、先花神(せんかしん)に聞かせた。先花神はそれを阻止しようと追いかけたが、天后(てんこう)に阻まれた。嫉妬に駆られた天后(てんこう)は、先花神を誅仙台から突き落とした。老胡(ろうこ)は、先花神は自分の運命を予知しており、洛霖を巻き込まないためにわざと冷たく接していたのだと説明した。話を聞いた洛霖は拳を握りしめ、先花神の仇を討つと誓ったが、老胡(ろうこ)は過去を忘れるように諭した。
潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)と長芳主(ほうしゅ)が仲良くしている様子を陰から見守り、洛霖の娘と婚約していることを喜んだ。百合芳主(ほうしゅ)は鼠仙(そせん)に、なぜ錦覓(きんべき)を危険にさらしたのかと問いただした。鼠仙(そせん)はわざとではないと弁解し、復讐は完璧にはいかないものだと主張した。百合芳主(ほうしゅ)は鼠仙(そせん)との契約を破棄しようとしたが、鼠仙(そせん)はそれを脅迫材料にして、協力しなければ長芳主(ほうしゅ)に全てを告げると言った。潤玉(じゅんぎょく)は家に帰り、鄺露(こうろ)に錦覓(きんべき)が自分の婚約者であることを明かした。しかし鄺露(こうろ)は、旭鳳(きょくほう)が天帝(てんてい)と天后(てんこう)の寵愛を利用して錦覓(きんべき)を奪うのではないかと心配した。潤玉(じゅんぎょく)は心の中で、今回は旭鳳(きょくほう)に申し訳ないが、将来は必ず償うと自分に言い聞かせた。
天帝(てんてい)は長芳主(ほうしゅ)を訪ね、錦覓(きんべき)が自分の娘であることを認めさせようと説得した。長芳主(ほうしゅ)は彼の申し出を拒否し、天后(てんこう)が先花神の墓を破壊し、錦覓(きんべき)を殺そうとしたことを非難した。彼女は天帝(てんてい)に、過去の情けを考慮して、錦覓(きんべき)を危険にさらさないように求めた。天帝(てんてい)は天后(てんこう)との関係を修復し、天界全体が錦覓(きんべき)を受け入れ、盛大に天界に迎え入れることを約束した。長芳主(ほうしゅ)は冷淡にそれを受け止め、様子を見るだけだと答えた。
錦覓(きんべき)は、一度も会ったことのない母親のお墓参りに行き、自分の恨み、寂しさ、そして愛情を表現した。もう彼女は、両親のいない子供ではなくなった。錦覓が母親のお墓参りをしている間に、洛霖は長芳主(ほうしゅ)を訪ね、錦覓の体に別の封印があることに気づいたことを告げ、長芳主(ほうしゅ)が知っているかどうか尋ねた。長芳主(ほうしゅ)は、それは先花神が残した保護措置だと明かした。洛霖が去った後、海棠(かいたん)芳主(ほうしゅ)はなぜ陨丹のことを洛霖に言わなかったのかと疑問を呈したが、長芳主(ほうしゅ)は水神(すいじん)は常に自然の法則に従っており、錦覓の運命に幹渉して不必要なトラブルを起こすべきではないと考えていると答えた。
第15話あらすじとネタバレ
洛霖(らくりん)は錦覓(きんべき)を天界に連れて行き、天帝(てんてい)に体内の剛力を除去してもらうつもりだった。天界に到著するとすぐに、彼らは鼠仙(そせん)に出くわした。潤玉(じゅんぎょく)はこれを機に、鼠仙(そせん)と洛霖(らくりん)が話している間に法術を使って錦覓(きんべき)を引き寄せ、偶然の出会いを装った。潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)の純粋さを巧みに利用し、彼女に好意を持っていることは認めたものの、水神(すいじん)の長女との婚約があるため、結婚することはできないと打ち明けた。警戒心のなかった錦覓(きんべき)は理解を示し、皆が友人であること、そして潤玉(じゅんぎょく)への好意を表明した。
潤玉(じゅんぎょく)は洛霖(らくりん)にも会話が聞こえるようにわざと話し、洛霖(らくりん)が注意すると、衆人環視の中で洛霖(らくりん)に謝罪し、錦覓(きんべき)に本気で恋をしていること、神籍を剝奪されても、彼女と一緒にいる決意であることを表明した。潤玉(じゅんぎょく)の告白に、洛霖(らくりん)は表面上は満足し、後悔しているかどうか尋ねたが、潤玉(じゅんぎょく)は後悔していないと断言し、たとえ短い人生であっても、愛のために尽くす覚悟であると答えた。
ちょうどその時、天帝(てんてい)が新しい鳳首箜篌を手に入れ、家宴を開いて祝賀し、旭鳳(きょくほう)が演奏することになった。洛霖(らくりん)はこれを機に錦覓(きんべき)を大殿に連れて行き、天帝(てんてい)に錦覓(きんべき)体内の本来のものではない剛力を除去するよう直訴し、彼女が自分と先花神(せんかしん)の娘であることを明かした。この発言は衝撃を与え、旭鳳(きょくほう)だけが異常なほど喜んだ。天帝(てんてい)は検証の結果、錦覓(きんべき)が自分の血縁ではないことを確認し、異質の剛力を除去することに同意した。しかし、天后(てんこう)は錦覓(きんべき)を受け入れようとはせず、洛霖(らくりん)は一歩一歩迫り、ついに天后(てんこう)が先花神(せんかしん)を殺害した真相を暴こうとした。その時、潤玉(じゅんぎょく)が突然現れ、二人の会話を遮り、このまま追及を続ければ、今後の人生がさらに困難になると示唆した。それでも、潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)のために、あえて危険を冒すことを選んだ。
天帝(てんてい)は錦覓(きんべき)の真実の身分を知った後、彼女を洛霖(らくりん)の長女であり、潤玉(じゅんぎょく)の婚約者であると正式に発表した。突然の結婚話に、錦覓(きんべき)はためらうことなく承諾した。旭鳳(きょくほう)はそれを目の当たりにして複雑な心境になり、止めようとしたが、天后(てんこう)に阻止された。最終的に、錦覓(きんべき)は結婚を受け入れ、旭鳳(きょくほう)は失意を胸に秘めるしかなかった。
その後、月下仙人は旭鳳(きょくほう)を慰め、真の愛は不滅であり、真心があれば誰も引き裂くことはできないと告げた。一方、洛霖(らくりん)と風神(ふうじん)は錦覓(きんべき)を危険から守る方法を話し合い、唯一の後継者である彼女を共に守ることを決めた。一方、天后(てんこう)は穂禾(すいか)と旭鳳(きょくほう)の結婚を急いで進め、潤玉(じゅんぎょく)と洛霖(らくりん)の婚姻による脅威に対抗しようとしたが、旭鳳(きょくほう)はこれを拒否し、錦覓(きんべき)にしか興味がないことを表明した。前途は不確かだが、旭鳳(きょくほう)は外からの圧力に屈することなく、自分の気持ちに忠実であり続けた。
夜が訪れ、旭鳳(きょくほう)は錦覓(きんべき)にプレゼントを用意したが、その直後に部下から涅槃事件の調査進捗状況を報告され、潤玉(じゅんぎょく)と洛霖(らくりん)が疑われていることを知った。旭鳳(きょくほう)は鼠仙(そせん)も怪しいと考えているが、彼は土係の術法を修めているため、とりあえず嫌疑は晴れた。物語が進むにつれて、鼠仙(そせん)は洛霖に謝罪し、錦覓(きんべき)の正体を誤って暴露してしまったことを認めた。洛霖は、だからこそ父娘として再会できたのだと慰め、追及しないことにした。鼠仙(そせん)は洛霖を誘って一緒に碁を打とうとしたが、洛霖はそれが洞庭君(どうていくん)の未完成の碁盤であることを見抜き、そこに潜む殺意を感じ取って断固拒否した。鼠仙(そせん)が先花神(せんかしん)の悲劇を持ち出して洛霖を復讐に駆り立てようとしても、彼は冷静さを保ち、応じなかった。
最後に、天帝(てんてい)は自ら洛霖を訪ねて、かつて先花神(せんかしん)に対して行った行為は不適切であったことを認め、錦覓(きんべき)をできる限り補償すると約束した。洛霖は、錦覓(きんべき)と潤玉(じゅんぎょく)の愛を考慮しなければ、錦覓(きんべき)を天家の問題に巻き込むことはなかっただろうと答えた。
第16話あらすじとネタバレ
潤玉(じゅんぎょく)は錦覓(きんべき)を璇璣宮へ連れて行き、巧みな言葉で結婚契約書にサインをさせます。錦覓(きんべき)は慣れた筆使いを見せ、旭鳳(きょくほう)と何百年も練習したおかげだと説明します。潤玉(じゅんぎょく)はその後、魇獣(えんじゅう)を錦覓(きんべき)に贈り、自分は貧しいので高価なものは用意できないが、この魇獣(えんじゅう)は特別な意味があり、成長すれば彼女の乗り物になると説明します。錦覓(きんべき)はこの贈り物にとても喜びます。
潤玉(じゅんぎょく)は自分が地位も仙爵もないため、錦覓(きんべき)が自分を嫁ぐことで苦労するのではないかと心配します。しかし、錦覓(きんべき)はそんなことは気にしておらず、霊力を得るためにいつ霊修ができるのかと急いで尋ねます。潤玉(じゅんぎょく)は気まずそうに、結婚式の後まで待たなければならないと言います。二人はまた、曇花が咲いたら一緒に鑑賞しようと約束します。
彦佑(げんゆう)は天界に侵入しようとしますが、破軍(はぐん)に見つかってしまいます。幸いなことに、鼠仙(そせん)の助けで隠れて逃げることができました。鼠仙(そせん)は彦佑(げんゆう)を少主と呼び、なぜここにいるのかと注意します。彦佑(げんゆう)は鼠仙(そせん)が寿宴で錦覓(きんべき)の正体を明かしたことで、自分に多くの問題をもたらしたと責めます。しかし、鼠仙(そせん)は彦佑(げんゆう)が錦覓(きんべき)を連れ去るべきではなかったと考えています。彦佑(げんゆう)は錦覓(きんべき)は自分の親友であり、本来なら争いに巻き込むつもりはなかったが、今は目的を達成したと説明します。鼠仙(そせん)は洛霖(らくりん)が買収されていないことを伝え、これからは手紙を送る必要はないと言います。しかし、彦佑(げんゆう)は錦覓(きんべき)と潤玉(じゅんぎょく)の婚姻によって、天后(てんこう)が彼らを放っておかないだろうし、状況が変わるかもしれないと考えています。鼠仙(そせん)は手紙を隠そうとしますが、すでに無くなっていることに気づき、自分がばれていることを悟り、彦佑(げんゆう)に早く逃げるように促します。
一方、旭鳳(きょくほう)は錦覓(きんべき)と会う準備をしていましたが、彦佑(げんゆう)の行方に関する情報を受け取ります。仕方なく、彼は丹精込めて作った霊力粽子を聽に渡し、錦覓(きんべき)に渡して自分が約束を破らざるを得なかった理由を説明してくれと頼みます。錦覓(きんべき)は小仙娥が自分を妖孽と呼んでいるのを聞いて困惑し、なぜそう呼ぶのかと尋ねます。小仙娥は慌てて謝罪します。
錦覓(きんべき)が璇璣宮に戻って曇花を見る準備をしていると、突然旭鳳(きょくほう)との約束を思い出します。彼女が向かおうとした瞬間、魇獣(えんじゅう)が彼女の服を噛んで引き留めます。聽は粽子を持って璇璣宮に到著し、鄺露(こうろ)が現れて代わりに渡すと言います。それぞれの主人が錦覓(きんべき)と一緒になれるように、二人は言い争います。最終的に、鄺露(こうろ)は錦覓(きんべき)に粽子を渡し、旭鳳(きょくほう)が用意した赤い紐を残し、定められた縁は自然に任せるべきだと暗示します。
旭鳳(きょくほう)と潤玉(じゅんぎょく)は彦佑(げんゆう)をどのようにして包囲し、彼が以前の黒ずくめの男かどうかを探る方法を話し合います。潤玉(じゅんぎょく)は兄弟が錦覓(きんべき)のことで疎遠になるのではないかと心配していましたが、旭鳳(きょくほう)は公私混同しないと強調します。間もなく、彦佑(げんゆう)が璇璣宮に行ったという報告を受け、二人はすぐに追いかけます。彦佑(げんゆう)は錦覓(きんべき)に別れを告げ、旭鳳(きょくほう)と潤玉(じゅんぎょく)が自分を捕まえようとしていると言います。錦覓(きんべき)は自分が人質になることを提案し、その瞬間、旭鳳(きょくほう)が彼女を守るために駆けつけます。破軍(はぐん)は彦佑(げんゆう)を包囲し、彦佑は必死に突破しようとします。旭鳳(きょくほう)は彦佑を絡め取り、潤玉(じゅんぎょく)は氷の槍で攻撃し、彦佑はそれを避けるために逃げます。その時、鼠仙(そせん)が霊火珠を投げて皆を退け、彦佑の逃走を助けます。
鼠仙(そせん)は捕らえられますが、自分の境遇は気にしておらず、天帝(てんてい)の前で事実を明らかにするために服を著替えたいとだけ言います。鼠仙(そせん)の宮殿から黒い影が現れ、潤玉(じゅんぎょく)は追跡を命じます。潤玉(じゅんぎょく)と旭鳳(きょくほう)は鼠仙(そせん)を連れて大殿に到著し、天后(てんこう)も駆けつけます。鼠仙(そせん)は自分の罪を認め、天后(てんこう)の悪行を暴露します。天后(てんこう)は逆に鼠仙(そせん)を糾弾し、他の仙人と交わした手紙や禁術を修炼した証拠を突きつけ、潤玉(じゅんぎょく)と洛霖(らくりん)の共謀に責任を転嫁しようとします。鼠仙は彼女の陰謀を見破り、すべてのことは自分一人で行ったと主張します。
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