第16話あらすじとネタバレ
應淵は情罰によって昏睡状態に陥り、帝尊が見舞いに訪れ治療を施した。帝尊は仙侍に應淵の世話と、自身の来訪を秘密にするよう命じた。目覚めた應淵は、顔淡(がんたん)が繕ってくれた腰帯がないことに気づき、遣雲宮の焚元炉へと飛び込み、腰帯を探し出した。仙侍に支えられながらも、應淵は衍虚天宮(えんきょてんぐう)へ戻ることを拒否した。そこは仙界の憧れの地ではあるが、彼にとっては自由を奪う牢獄でしかなく、長い歳月を生きてきた中で真の喜びを知ることはなかった。彼は青離帝君の職を辞し、宮殿を去ると宣言した。
應淵は地涯を訪れた。かつて顔淡(がんたん)が灯を灯し、彼に寄り添ってくれたこの場所で、今度は彼が彼女を待つ番だった。目を治したら一緒に花見をしようと顔淡(がんたん)と約束したことを思い出す。しかし、夜忘川での顔淡(がんたん)の冷酷な言葉を思い返し、彼女は既に自分を忘れてしまったのではないかと考えた。ふと、顔淡(がんたん)の姿が見えた気がしたが、近づこうとすると消えてしまう。自分は顔淡(がんたん)に償いきれないほどの借りがあると感じていた。
余墨(よぼく)は地涯を訪れ、顔淡(がんたん)が應淵を救うため剜心取胆し、命が危ないことを知る。彼はこの地に一人でいる應淵を非情だと責めた。録鳴(ろくめい)は、顔淡(がんたん)が天刑台に上がる前に、應淵は既に彼女を救うため免責天書を探しており、彼女を傷つける意図はなかったと説明した。もし應淵が偽善者なら、天規に背いて橋から飛び降りて彼女を救ったりはしないだろう。録鳴(ろくめい)は余墨(よぼく)に手の傷跡を見せ、生死の境を彷徨った顔淡(がんたん)が、あの仙力で無傷で済むはずがなく、應淵が救ったに違いないと告げた。
目の前の蓮の種は應淵が顔淡(がんたん)のために植えたもので、録鳴(ろくめい)は顔淡(がんたん)が既に忘川を渡り人界へ行ったと推測した。今は下界へ行く方法を探すことが先決であり、ここで問題を起こして懸心崖(けんしんがい)に閉じ込められてはいけない。余墨(よぼく)は顔淡(がんたん)を救う決意を固め、下界への方法を探し始めた。芷昔(しせき)は顔淡(がんたん)が残した物を見て後悔し、自分が騙され、顔淡(がんたん)を責めていたことに気づいた。彼女は神殿で顔淡(がんたん)のために祈りを捧げる。そこに現れた螢灯に侮辱され、芷昔(しせき)は顔淡(がんたん)の仇を討つことを誓った。
仙侍は螢灯に、芷昔(しせき)が仙籍官(せんせきかん)に賄賂を渡し、夜忘川の渡川名簿を手に入れたことを報告した。螢灯は臆病な芷昔(しせき)が賄賂を渡したことに驚き、仙籍官(せんせきかん)に偽造名簿を作らせ、顔淡(がんたん)は無事に忘川を渡り人界へ行ったと偽るよう指示した。もし顔淡(がんたん)が渡川に失敗して消滅した場合、彼らの仮応を見ようとしたのだ。芷昔(しせき)は地涯を訪れ、應淵にこの「朗報」を伝える。應淵は顔淡(がんたん)が自分を忘れたと思い込み、もう余計な想いはしないと決意し、ただ彼女の無事を願った。
余墨(よぼく)は下界の天門を通るには帝尊の文牒が必要で、しかも真の姿を現さなければならないため、九鰭の身分が露見し災いを招き、下界がさらに困難になることを知る。九鰭の文典で龍の角はあらゆるものを砕くことができると知り、自らの角を削り取って天の裂け目をこじ開けようとした。朝瀾(ちょうらん)はそれを止め、灰飛煙滅する危険があると指摘し、まずは霊力を回復するよう勧めた。余墨(よぼく)を助けるため、朝瀾(ちょうらん)は帝尊に結婚の宴を設けてもらい、九転金丹を賜ることを提案した。帝尊は快く九転金丹を授け、朝瀾(ちょうらん)はそれを録鳴(ろくめい)に渡し、余墨(よぼく)に飲ませた。
應淵は魔界へ行き、残党を討伐し民を安定させた。天界に戻り神殿で菡萏の霊力を感じ、仙魔大戦の時、顔淡(がんたん)が柱を修復したことを知る。彼は顔淡(がんたん)が人界で幸せに暮らせるよう願った。朝瀾(ちょうらん)は余墨(よぼく)に九転金丹を飲ませた後、録鳴(ろくめい)から帝尊の祝いの品を受け取ったことで、敖宣(ごうせん)との結婚は避けられないだろうと言われる。朝瀾(ちょうらん)は敖宣(ごうせん)が好きではないが、余墨(よぼく)を救うために自身を犠牲にする覚悟だった。朝瀾(ちょうらん)の行動を見て、録鳴(ろくめい)は余墨(よぼく)が目を覚ますまで待つように言うが、朝瀾(ちょうらん)はそうなったら自分が別れられなくなることを恐れていた。
目を覚ました余墨(よぼく)は事情を知り、朝瀾(ちょうらん)に別れを告げ、本当に敖宣(ごうせん)と結婚するのかと尋ねた。朝瀾(ちょうらん)は喚心鈴に触れ、余墨(よぼく)の気持ちを確認した。余墨(よぼく)は何としても天の裂け目をこじ開けて人界へ行き、顔淡(がんたん)を救うと答えた。朝瀾(ちょうらん)は今が下界へ行く絶好の機会だと伝え、天の裂け目を開く手助けを約束した。敖宣(ごうせん)は朝瀾(ちょうらん)が来ないことに気づき戻ってくると、二人の計画を邪魔しようとしたが、余墨(よぼく)は天の裂け目を開き、下界へと降り立った。朝瀾(ちょうらん)は余墨(よぼく)への名残惜しさを感じ、返元術の威力を見た敖宣(ごうせん)は應淵の正体に疑念を抱いた。
第17話あらすじとネタバレ
録鳴(ろくめい)は二人の親友、余墨(よぼく)と顔淡(がんたん)が下界で出会い、穏やかで幸せな日々を送ることを願っていた。しかし、彼は顔淡(がんたん)が忘川で苦しみ、渡河できずにいること、そして余墨(よぼく)は既に下界へ降りて人間界で暮らしていることを知らなかった。八百年後の今日、顔淡(がんたん)の誕生日。録鳴(ろくめい)は毎年この時期になると、顔淡(がんたん)と過ごした楽しい日々を懐かしみ、下界での彼女の状況や余墨(よぼく)と出会えたかどうかを案じていた。
蔵書閣の仙侍から、夜忘川の冥王(めいおう)が書類を提出したことを聞かされる。世間に伝わる話では、九百年忘川を渡れなかった者は消滅してしまうため、七日以内に渡らなければならないという千年の掟がある。しかし今日、冥府の使いが特別な名簿を届け、そこには八百年間も渡河できていない天界の仙女の名前が記されており、天界への特赦の嘆願が書かれていた。録鳴(ろくめい)はその名簿に顔淡(がんたん)の名前を見つけ、いてもたってもいられず地涯へと向かい、八百年もの間眠り続けている応淵(おうえん)を起こし、消滅の危機に瀕した顔淡(がんたん)を救うよう懇願する。芷昔(しせき)もまた地涯に現れ、過去の過ちを償い、顔淡(がんたん)の無事を願って応淵(おうえん)を目覚めさせるための術を使う。一方、蛍灯(けいとう)は疾音蝠を使って彼らの会話を盗み聞きしていた。
顔淡(がんたん)が九百年以内に忘川を渡れなければ魂が消滅してしまうことを知った録鳴(ろくめい)は、応淵(おうえん)が何もしないはずがないと信じていた。期限まであと三日、録鳴(ろくめい)は応淵(おうえん)に下界へ行き顔淡(がんたん)を助けるよう頼む。応淵(おうえん)は過去に自分が顔淡(がんたん)への想いを理解していなかったことに気づき、自ら救出に向かうことを決意する。帝尊は応淵(おうえん)に職務を放棄すべきでないと厳しく叱責するが、応淵(おうえん)は顔淡(がんたん)を救いたい一心で、罰を受ける覚悟で申し出る。ついに帝尊は彼の願いを聞き入れた。蛍灯(けいとう)は嫉妬の炎を燃やし、顔淡(がんたん)を天界に生かして帰さないと誓う。
忘川に到著した応淵(おうえん)は、八百年もの間、苦しみ続け、すっかり変わってしまった顔淡(がんたん)の姿を目の当たりにする。応淵(おうえん)は胸を締め付けられ、顔淡(がんたん)に駆け寄り支える。顔淡(がんたん)は応淵(おうえん)を冥府の役人乙藏(おつぞう)と思い込み、過去の出来事を忘れられず、忘川を渡れないことを嘆く。応淵(おうえん)は顔淡(がんたん)を慰め、宿屋に連れて行き、沈香炉に火を灯し、湯たんぽを用意して温め、ゆっくり休ませる。顔淡(がんたん)を介抱する中で、応淵(おうえん)は彼女の足の傷と大切に持っていた簪を見つけ、顔淡(がんたん)を守ろうという決意をさらに強くする。
一方、敖宣(ごうせん)は南海へ朝瀾(ちょうらん)に求婚に行くが、朝瀾(ちょうらん)は病を理由に結婚を先延ばしにしようとする。実際には朝瀾(ちょうらん)は重病ではなく、余墨(よぼく)の鱗を蚌珠の霊露で手入れするために言い訳をしていた。敖宣(ごうせん)が朝瀾(ちょうらん)の部屋に押し入ると、彼女の顔色が健康そうなのを見て、結婚をわざと引き延ばしていることに気づく。朝瀾(ちょうらん)は敖宣(ごうせん)の無礼な行動を非難し、父に婚約破棄を申し入れると告げる。言い争いの最中、朝瀾(ちょうらん)の鱗が一枚落ち、敖宣(ごうせん)に奪われてしまう。朝瀾(ちょうらん)は敖宣(ごうせん)が自分に本気ではないことを問い詰め、敖宣(ごうせん)は南海の国力を目当てに結婚を考えていたことを認めながらも、朝瀾(ちょうらん)にはどうすることもできないと告げる。
龍宮に戻った敖宣(ごうせん)は父に求婚の顛末と、手に入れた鱗が伝説の九鰭族のものではないかということを報告する。この発見は龍王に警戒心を抱かせ、九鰭族が現れることで他の水族が追従することを恐れる。敖宣(ごうせん)は朝瀾(ちょうらん)が結婚を拒む理由がこれではないかと疑い、龍族の安全を守るため、余墨(よぼく)を生かしておくわけにはいかないと考え、父に余墨(よぼく)を討つ許可を求める。龍王はかつて九鰭族を滅ぼした際に使用した秘密兵器「砕魂鉤」を敖宣(ごうせん)に渡し、この問題を完全に解決するよう命じる。
蛍灯(けいとう)は冥王(めいおう)に会い、天界の神薬、四葉菡萏(しようはんだん)が人間の姿になり、顔淡(がんたん)と名乗り、天条を犯して夜忘川に逃げたことを伝える。冥王(めいおう)にとって四葉菡萏(しようはんだん)を手に入れる千載一遇のチャンスだと唆す。
最後に、応淵(おうえん)は顔淡(がんたん)を蓮池に連れて行く。顔淡(がんたん)は目が見えないものの、花の香りは感じることができた。応淵(おうえん)はこれで一緒に花見をするという約束を果たせたと思う。顔淡(がんたん)は過去の出来事を忘れられず、忘川を渡れないこと、下界がどんなに素晴らしくても自分には関係ないと嘆く。応淵(おうえん)は彼女が望むなら、自分が助けると伝える。冥府の役人が小夢蝶を見て、古文書に記されている内容を話そうとした時、応淵(おうえん)は術を使ってそれを遮るが、顔淡(がんたん)は何かを感じ取ったようだった。
第18話あらすじとネタバレ
顔淡(がんたん)は冥差の言い残した言葉について應淵に尋ねます。應淵は、夜忘川では情を断ち切ることこそが輪廻転生への道であり、この地にはそもそも情がないと説明します。この言葉に顔淡(がんたん)は深く傷つき、茅屋で蝶が夢に現れたのは應淵の好意ではなく、最初から最後まで愛されていなかったのだと悟ります。顔淡(がんたん)を忘川を渡らせるため、應淵は苦しみながらも水障を破り、彼女を下界へ送ろうとします。この方法では顔淡(がんたん)は記憶の一部を保つことになります。しかしその時、冥王(めいおう)が配下を引き連れて顔淡(がんたん)を捕らえに現れます。應淵はすぐさま結界を張り、冥王(めいおう)と戦いを始めます。
一方、余墨(よぼく)は下界で900年近く顔淡(がんたん)を探し続け、あらゆる場所を巡り、多くの人に出会いましたが、彼女の行方は依然として分かりません。敖宣(ごうせん)は余墨(よぼく)の鱗を持ち、余墨(よぼく)が術を使えば追跡できるため、彼を見つけ出しました。
冥王(めいおう)との戦闘中、應淵は相手が天界の疾音蝠を持っていることに気づき、天界の誰と繋がっているのかと激しく問い詰めます。また、冥王(めいおう)が左手だけで攻撃していることにも気づきます。これは右手の仮噬の痕跡を見られないようにするためであり、冥王(めいおう)が顔淡(がんたん)を捕らえようとしている真の理由、つまり四葉菡萏(しようはんだん)を得るために彼女を殺そうとしているためです。もちろん、冥王(めいおう)は應淵の敵ではなく、應淵は彼の正体が青離帝君であることを見破ります。
應淵の追及に対し、冥王(めいおう)は許しを請います。應淵は彼の手に七曜金印の傷跡があることに気づきます。これは灣雲帝君の法器によるものです。しかし、冥王(めいおう)は灣雲帝君と戦ったことがありません。なぜこの傷があるのでしょうか?実は、冥王(めいおう)は仙魔大戦で灣雲帝君に傷つけられ、邪神の影響で心を乱されたのでした。しかし、彼は裏切るつもりはなかったと主張します。
應淵は疑問を抱きます。もし三人の帝君が玄襄(げんじょう)/柳維揚(りゅういよう)を倒したなら、魔界は崩壊し、支える大将もいないはずなのに、なぜ三人の帝君は戦死したのでしょうか?冥王(めいおう)は、敗北後、天兵に捕らえられ、天牢に幽閉され、帝君から夜忘川への万年流刑を言い渡されたと説明します。應淵は、仙魔大戦の真相が天史の記録と異なることに気づき、当時の天界の壊滅的な損失の裏には何か隠された事情があると推測します。
まずは顔淡(がんたん)を下界へ送ってから冥王(めいおう)を尋問しようと決めた應淵が振り返ると、顔淡(がんたん)の姿がありません。彼はひどく焦ります。実は、顔淡(がんたん)はこれ以上應淵に迷惑をかけたくないと、一人で川を渡ろうとしていました。顔淡(がんたん)を見つけ出した應淵は、焦る必要はない、忘川の水を渡る方法を見つけ、直接下界へ送ると言います。しかし、顔淡(がんたん)はどこへ行っても果てしない忘川であるため、下界へ行きたくない、ここで死んだ方がましだと言います。彼女は自分の無力さを責め、應淵は彼女の半分の心を奪っただけなのに、なぜ灰になっても彼を忘れられないのかと嘆きます。
顔淡(がんたん)は、あまりにも長い間應淵のために苦しんできたため、彼を忘れようと決意し、ただ解放を求めます。應淵は顔淡(がんたん)との約束を果たせなかったことを悔やみ、今回は彼女の願いを葉えようと決めます。顔淡(がんたん)が忘れたいと望むなら、記憶を消すと。ただし、この過程で顔淡(がんたん)は肉体的な苦痛を伴います。幸い、沉花簪には癒しの効果があり、いくらか和らげることができます。
應淵は二人の髪の毛を燃やし、情縁が断ち切られ、もう一緒にいられないことを示します。應淵は、顔淡(がんたん)に自分を忘れさせることがこれほど辛いとは予想していませんでした。顔淡(がんたん)の應淵への記憶を消すには、情の根を断ち、彼への想いを消し去る必要があります。應淵は悲しみをこらえ、顔淡(がんたん)の記憶を消し、最後の瞬間に彼女にキスをし、本当の気持ちを伝え、彼女が完全に吹っ切れることを願います。
應淵は記憶を失った顔淡(がんたん)を抱きかかえ、川を渡ります。周囲にはたくさんの小さな夢蝶が舞っています。顔淡(がんたん)のかつての願いは自由な人間になることでしたが、忘川を渡って初めて人型になれるのです。今日、應淵は無理やり顔淡(がんたん)の情の根を断ち、恨みを消し去りました。霊力がなければ、顔淡(がんたん)は耐えられないかもしれません。彼女を妖の姿で去らせるしかありません。妖は束縛されません。應淵は顔淡(がんたん)が下界で自由な花妖(かよう)として生きていけることを願います。これからの道のりを共に歩むことはできませんが、沉花簪が彼女と共にあり、彼女の安全を守ってくれることを願います。
顔淡を見送った後、應淵は冥王(めいおう)の印の件を調べに戻ろうとします。しかし、帰る途中、何人かの黒ずくめの覆面者に襲われ、重傷を負います。應淵は相手が隻者ではないこと、時間を稼いでいること、そしてこれが調虎離山之計であることに気づきます。彼が戻ると、冥王は既に殺害され、冥丹は砕かれていました。口封じのために容赦なく殺されたのです。應淵は仙魔大戦の裏に秘密が隠されていると確信します。疾音蝠は死に、冥王も殺された今、黒幕は姿を隠すでしょう。真相を突き止め、その正体を暴くには、魔族から調べ始めるしかありません。
敖宣(ごうせん)は余墨(よぼく)を執拗に追いかけ、碎魂鉤で彼の竜丹を破壊し、余墨(よぼく)はもはや助からないと考えます。幸いにも、紫鱗が余墨(よぼく)を救い出し、囚蜥(しゅうせき)の温泉へこっそりと連れて行き、治療を受けさせます。不思議なことに、余墨(よぼく)の竜丹は回復します。紫鱗と余墨(よぼく)は囚蜥(しゅうせき)の縄張りを離れようとしますが、囚蜥(しゅうせき)に見つかり、阻まれます。
今日、朝瀾(ちょうらん)は父王と共に東海へ行き、結婚の日取りについて話し合い、敖宣(ごうせん)に鱗を返却するように求めます。敖宣(ごうせん)はわざと返しませんでした。朝瀾(ちょうらん)は約束を破ったと非難し、結婚の話はなしだと宣言します。敖宣(ごうせん)は気にしません。なぜなら、朝瀾(ちょうらん)の想う人、余墨(よぼく)は既に死んでいることを知っているからです。彼は朝瀾(ちょうらん)がいつまで持ちこたえられるか見物したいと思っています。
コメントする