第13話あらすじとネタバレ
奴隷闘技場から奴隷たちが脱走。裴瑗(はいえん)は兵士に弓矢で射るよう命じる。扶揺(フーヤオ)は逃げる奴隷たちと共に抵抗し、大きな木の扉で盾となり、他の者たちの逃走を助ける。戦北野(せんほくや)と雅蘭珠(がらんじゅ)も加勢するが、裴瑗(はいえん)は扶揺(フーヤオ)を狙い矢を放つ。既に体力の限界に達していた扶揺(フーヤオ)は、矢を避けることができなかった。
扶揺(フーヤオ)は裴瑗(はいえん)に何故罪もない人々を殺すのかと問いただす。裴瑗(はいえん)は冷酷に笑い、扶揺(フーヤオ)を簡単に死なせるつもりはないと言い、刀で顔を傷つけると脅す。怒りに燃える扶揺(フーヤオ)は兵士の剣を奪い、裴瑗(はいえん)に仮撃しようとする。その時、長孫無極(ちょうそんむきょく)が突然現れ、裴瑗(はいえん)の前に立ちはだかり、扶揺(フーヤオ)の剣を身代わりに受ける。この光景を見て、裴瑗(はいえん)は手に持っていた暗器を素早く隠す。長孫無極(ちょうそんむきょく)に対し、扶揺(フーヤオ)はなぜ裴瑗(はいえん)を庇うのかと問いただそうとするが、彼は扶揺(フーヤオ)を他の奴隷と同じように下賤だと罵る。扶揺(フーヤオ)は裏切られたと感じ、激しい怒りに震える。長孫無極(ちょうそんむきょく)は部下に扶揺(フーヤオ)を気絶させるよう命じる。
裴瑗(はいえん)は私怨を晴らすため扶揺(フーヤオ)を連れ帰ろうとするが、長孫無極(ちょうそんむきょく)は世子の身分を利用し、先に扶揺を連れ去ってしまう。裴瑗(はいえん)は不満を抱くものの、長孫無極(ちょうそんむきょく)の行動を止めることはできない。この様子を見て、戦北野(せんほくや)は扶揺の安全を確信し、雅蘭珠(がらんじゅ)と共にその場を去る。怒り狂った裴瑗(はいえん)は近くの兵士に八つ当たりし、残忍にも彼の喉を切り裂く。
戦北野(せんほくや)と雅蘭珠(がらんじゅ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)の後を追う。長孫無極(ちょうそんむきょく)は彼らに気づき、扶揺を預け、戦北野(せんほくや)によく面倒を見るよう頼む。一方、皇宮では、章鶴年(しょうかくねん)は裴瑗(はいえん)が私情のために国公府衛戍営の兵力を勝手に動かしたことを責める。そして、軒轅暉(けんえんき)を新たな世子に任命し、祭天の儀式を執り行う。
目を覚ました扶揺は、長孫無極(ちょうそんむきょく)に助けられたことを知るが、彼が裴瑗(はいえん)を庇ったことへの不満は消えない。斉震(せいしん)は裴瑗(はいえん)が衛戍営の精兵を私的に動かしたことで、彼女を罰する。
扶揺は戦北野(せんほくや)に、小七(しょうしち)が国公府と関係があることを伝える。国公府の馬車で小七(しょうしち)の印を見たことがあるという。戦北野(せんほくや)は、裴瑗(はいえん)が国公府で小七(しょうしち)を見ていたか、もしくは小七(しょうしち)と摂坤鈴が共に斉震(せいしん)に捕らえられているかのどちらかだと推測する。戦南城(せんなんじょう)を牽製するため、斉震(せいしん)は戦北野(せんほくや)の命を助けることを決める。これにより、天煞国に対抗できるからだ。その時、家令が宇文府から宇文紫(うぶんし)が到著したと報告する。斉震(せいしん)は没落した家の娘を離れに安置するよう命じる。
国公府を調査するため、戦北野(せんほくや)は扶揺に宇文紫(うぶんし)として潜入するよう指示する。雅蘭珠(がらんじゅ)の一族は変装の秘術を持つため、戦北野(せんほくや)は扶揺を連れて彼女の元へ向かう。雅蘭珠(がらんじゅ)は彼らの頼みを聞き入れ、ついでに戦北野(せんほくや)にキスをする。
雅蘭珠(がらんじゅ)は扶揺と共に国公府に入る。そこで裴瑗(はいえん)と遭遇する。裴瑗(はいえん)の侍女は扶揺の顔に見覚えがあると感じるが、雅蘭珠(がらんじゅ)の変装術のおかげで正体はばれない。一方、長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺が宇文紫(うぶんし)に扮して国公府に入ったことを知る。
家令は扶揺を侍女頭の時嵐(じらん)に預け、雅蘭珠(がらんじゅ)の立ち入りを禁じる。そのため、雅蘭珠(がらんじゅ)は扶揺に水や鏡に近づかないよう密かに忠告する。そうしないと正体が露わになってしまうからだ。
夜、雲痕(うんこん)(うんこん)は斉震(せいしん)の指示で戦北野(せんほくや)を調査するため宿屋へ向かう。一方、扶揺は国公府内で小七(しょうしち)を探している。庭園で、扶揺は小石を投げつけられ、驚いて石壁の後ろに隠れる。実は、長孫無極(ちょうそんむきょく)が陰ながら扶揺に道を教えていたのだ。
宗越(そうえつ)は雲痕(うんこん)(うんこん)が生き別れた弟ではないかと疑い、彼が任務を終えて戻るのを庭で待っている。翌日、宗越(そうえつ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)に、ここに留まっている目的は扶揺に惚れたからかと問いただす。長孫無極(ちょうそんむきょく)は摂坤鈴を探していると説明し、扶揺も同じくそれを探していると言う。
地下牢では、小七(しょうしち)が水牢に弔るされている。一方、庭では、扶揺が歩くと胸の石が紫色の光を放ち始める。
第14話あらすじとネタバレ
扶揺(フーヤオ)は後院へ向かう途中、雑役に止められ、禁地であるため立ち入り禁止だと告げられます。彼女は道に迷ったと弁解し、謝罪した後、立ち去ります。一方、雲痕(うんこん)(うんこん)からの知らせで王の病状が悪化していることを知った斉震(せいしん)は、宗越(そうえつ)に介入させる時だと考えます。
夜になり、部屋で休んでいた扶揺(フーヤオ)は、昼間に胸の石が光ったことに戸惑い、周叔がなぜ石の封印を解くように言ったのか理解できません。別の場所では、斉震(せいしん)が宗越(そうえつ)に付き添い、王の治療のために宮殿に入ります。しかし、章鶴年(しょうかくねん)が既に重兵を配置しており、宦官は斉震(せいしん)に宗越(そうえつ)一人しか入れないと伝えます。斉震(せいしん)は外で待つしかありませんでした。宗越(そうえつ)に今夜の目的を問いただされますが、斉震(せいしん)は沈黙を守ります。
同じ頃、扶揺(フーヤオ)は再び後院に忍び込み、覆面の人物に茂みに引き込まれます。身構えますが、相手は戦北野(せんほくや)で、彼は摂坤鈴を探しに来たのでした。扶揺(フーヤオ)は戦北野(せんほくや)と共に後院へ向かい、光る石を見せます。紫色の光を放つ石を見て、戦北野(せんほくや)は摂坤鈴が近くにあると判断します。扉は開きませんでしたが、扶揺(フーヤオ)の不思議な力で二人は禁地に入ることができました。
一方、軒辕韧(けんえんじん)は宗越(そうえつ)を買収しようとしますが、宗越(そうえつ)は文懿世子(ぶんいせいし)の名を挙げ、彼の後継者が全てを取り戻すと宣言し、軒辕韧(けんえんじん)に鍼を打ちます。後院の洞窟を探検中、扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)は摂坤鈴を見つけますが、長孫無極(ちょうそんむきょく)が突然現れ、摂坤鈴に触れるのを止めさせます。小七(しょうしち)の安全が危険にさらされる可能性があると警告します。三人は三日後に戻ることを決めます。
斉震(せいしん)は国公府で、王が回復したという報告と、続いて雲痕(うんこん)(うんこん)から王が崩御したという知らせを受け取ります。実は雲痕(うんこん)(うんこん)は密かに軒轅暉(けんえんき)を連れ戻しており、斉震(せいしん)は紅月を利用して御水術を修練するための陣を起動しようと計画していました。儀式の後、斉震(せいしん)は御水術を習得したと確信し、もはや軒轅の血筋は必要ないと考えます。
翌朝、斉震(せいしん)は王の服に著替え、喪服を羽織り、雲痕(うんこん)(うんこん)に野望を明かします。摂坤鈴については、小七(しょうしち)を使って維持するように指示します。彼は祭祀典礼で即位し、その後、雲痕(うんこん)(うんこん)に軒轅暉(けんえんき)を始末させることを企みます。裴瑗(はいえん)は令牌を使って水牢に閉じ込められていると思った扶揺(フーヤオ)を助けようとしますが、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)の説得も虚しく、水牢に押し入ります。しかし、弔るされていたのは小七(しょうしち)でした。
長淵瀑布の水量が増加し、穹頂が崩壊の危機に瀕します。斉震(せいしん)は世子の失踪を口実に章鶴年(しょうかくねん)の意図を疑い、大臣たちは天権国に助けを求めることを提案します。斉震(せいしん)は自ら御水術を使えると宣言し、太淵王への即位を受け入れます。水牢では、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は裴瑗(はいえん)に小七(しょうしち)を解放するように頼みますが、彼女は小七(しょうしち)を使って扶揺(フーヤオ)をおびき出そうとします。宗越(そうえつ)が現れ、衝動的な扶揺(フーヤオ)を気絶させ、不測の事態を防ぎます。
祭祀台で、斉震(せいしん)は御水術を試みますが、水勢を製御できません。章鶴年(しょうかくねん)が斉震を嘲笑する中、水勢は突然引いていきます。それは長孫無極(ちょうそんむきょく)が現れたからでした。
第15話あらすじとネタバレ
太淵国新王即位の大典の準備が著々と進む中、長孫無極(ちょうそんむきょく)は宮殿奥深くで著替えを済ませようとしていた。その時、斉震(せいしん)が押し入り、玄元山でなぜ姿を消し、今日になって現れたのかを問い詰めた。長孫無極(ちょうそんむきょく)は苦しい表情で、斉震(せいしん)を避けていたわけではなく、命を守るために隠れていたのだと弁明した。斉震(せいしん)が賊に攫われたのかと尋ねると、長孫無極(ちょうそんむきょく)は巧みに侯爵の仕業だと匂わせ、ずっと斉震(せいしん)の助けを待っていたと訴えた。そして、日の光も届かない密室に閉じ込められ、数日前やっと解放されたと付け加えた。奴隷市場に現れた理由については、斉震(せいしん)を探していたのだと説明した。さらに、斉震(せいしん)を安心させるため、即位後に陥れられるのではないかと不安を装った。
壁際では、扶揺(フーヤオ)が小七(しょうしち)を助けようと飛び出そうとしたが、宗越(そうえつ)に止められた。宗越(そうえつ)は、裴瑗(はいえん)の本当の狙いは扶揺(フーヤオ)だと忠告した。
王宮前では、長孫無極(ちょうそんむきょく)が無事即位し、太淵王となった。斉震(せいしん)は不本意ながらも玉璽を手渡した。長孫無極(ちょうそんむきょく)が玉璽を掲げ、百官の拝礼を受け、一兵一卒も動員することなく太淵国を手に入れた。
夜になり、国公府に戻った斉震(せいしん)は、何も食べようとせず、雲痕(うんこん)(うんこん)に運命の皮肉だと嘆き、御水術が使えなくなったことに困惑していた。一方、宗越(そうえつ)は、斉震(せいしん)を欺くために自ら傷を負った長孫無極(ちょうそんむきょく)の治療にあたっていた。長孫無極(ちょうそんむきょく)が雲痕(うんこん)(うんこん)に真実を伝える時期について尋ねると、宗越(そうえつ)は余計なことをするなと釘を刺した。
曹総管は長孫無極(ちょうそんむきょく)に王室の伝統にのっとり宴会を開くことを提案したが、長孫無極(ちょうそんむきょく)は狩猟に変更することを決めた。国公府では、斉震(せいしん)が長孫無極(ちょうそんむきょく)の暗殺を決意し、誰にも邪魔させないと誓った。そして王宮では、軒轅暉(けんえんき)に扮した郡主太妍(たいけん)が長孫無極(ちょうそんむきょく)に勝負を挑んだが、敵わなかった。
扶揺(フーヤオ)は鏡に映る自分の姿を見ながら、五日目になったことを憂いていた。侍女から新王の狩猟に参加するように言われ、裴瑗(はいえん)も参加すると聞くと、急いで支度を整え、狩猟場へ向かった。
狩猟場では、戦北野(せんほくや)が長孫無極(ちょうそんむきょく)と出会い、彼の正体を知った。狩猟が始まる前、戦北野(せんほくや)は攝坤鈴(せつこんれい)の盗難について言及したが、斉震(せいしん)は天煞国のでっち上げだと主張した。長孫無極は二人の争いを止めさせ、攝坤鈴(せつこんれい)は太淵で失われたものだから、必ず探し出すと約束した。
家令は雲痕(うんこん)(うんこん)に、裴瑗(はいえん)が小七(しょうしち)を勝手に連れ出したことを報告した。雲痕(うんこん)(うんこん)は驚き、すぐに家令に斉震(せいしん)に知らせるよう指示した。一方、裴瑗(はいえん)は小七(しょうしち)を狩猟場に連れてきて、扶揺(フーヤオ)をおびき出そうとしていた。彼女は部下に小七(しょうしち)に熊の毛皮を著せ、長孫無極に狩猟の囮として使うよう提案した。仮面をつけた扶揺(フーヤオ)は物陰から様子を伺い、小七(しょうしち)の姿を見つけると胸騒ぎを覚えた。斉震は長孫無極に狩猟に参加するよう促し、長孫無極は表向きは承諾した。
扶揺(フーヤオ)はこっそり狩猟場に入り、小七(しょうしち)を探した。長孫無極と斉震も森の中に入った。裴瑗(はいえん)は小七を辿って扶揺(フーヤオ)を見つけ、小七と一緒に死ぬように脅迫した。
第16話あらすじとネタバレ
倒れている熊を見つけた扶揺(フーヤオ)は、小七(しょうしち)だと勘違いし、慌てて駆け寄ります。しかし、それは裴瑗(はいえん)の侍女が熊の著ぐるみを著て偽装したものだったのです。侍女は扶揺(フーヤオ)の首に刀を突きつけ、そこに裴瑗(はいえん)が現れ、冷酷にも今日が扶揺(フーヤオ)の命日だと告げます。裴瑗(はいえん)がまさに手を下そうとした瞬間、小石が飛んできて裴瑗(はいえん)と侍女を気絶させました。林の中から現れた長孫無極(ちょうそんむきょく)は、少しおどけた様子で、またしても扶揺(フーヤオ)を助けたと言います。扶揺(フーヤオ)は、まるで自分がお礼を言うのを待っていたかのように木陰に隠れていたのかと、長孫無極(ちょうそんむきょく)に不満げに尋ねます。
長孫無極(ちょうそんむきょく)が返事をしようとしたその時、扶揺(フーヤオ)は罠に足を取られ、弔り上げられてしまいます。木の上に登った扶揺(フーヤオ)は、仮対側に捕らわれている小七(しょうしち)を見つけます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は素早く小七(しょうしち)を助け出し、扶揺(フーヤオ)を弔るしている縄を切って彼女を受け止めました。傷だらけの小七(しょうしち)の姿を見た扶揺(フーヤオ)は、急いで彼の縄を解こうとしますが、長孫無極(ちょうそんむきょく)はそれを止めます。摂坤鈴は小七(しょうしち)の命と繋がっていて、むやみに外すと命に関わるというのです。
一方、戦北野(せんほくや)は馬で森の中を駆け抜けていました。雲痕(うんこん)(うんこん)が攻撃しようとした時、斉震(せいしん)はそれを製止します。今、戦北野(せんほくや)を殺せば、戦南城(せんなんじょう)との交渉材料を失うことになるからです。その頃、長孫無極(ちょうそんむきょく)、扶揺(フーヤオ)、小七(しょうしち)は脱出しようとしますが、非煙(ひえん)殿主が突然現れ、自然の力を操って攻撃を仕掛けてきます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺(フーヤオ)と小七に先に逃げるように言い、自分は残って戦います。
森の中を逃げる扶揺(フーヤオ)と小七は、戦北野(せんほくや)に遭遇します。彼は術を使って安全に摂坤鈴を外しました。扶揺(フーヤオ)は戦北野(せんほくや)に小七を頼み、長孫無極(ちょうそんむきょく)を助けに戻ります。戻ってみると、長孫無極(ちょうそんむきょく)は倒れていたので、扶揺(フーヤオ)は彼を助け起こし、奴闘場でなぜ自分の剣を受けたのかと問いただします。長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺(フーヤオ)を助けるためだったと説明しますが、扶揺(フーヤオ)は自分が窮地に立たされたと思っています。二人は非煙(ひえん)が操る石の化け物と戦いながら、会話を続けます。
長孫無極(ちょうそんむきょく)に駆け寄る扶揺(フーヤオ)を見た非煙(ひえん)は攻撃を止め、扶揺(フーヤオ)がいなければ長孫無極(ちょうそんむきょく)を殺せていたと言います。その隙に、長孫無極は扶揺(フーヤオ)を気絶させ、悪い笑みを浮かべます。
長孫無極は斉震(せいしん)に、自分を助けたのは扶揺(フーヤオ)だと告げ、彼女を宮中に送るよう要求します。斉震(せいしん)は扶揺(フーヤオ)を宇文紫(うぶんし)だと勘違いし、彼女を駒として利用しようと企みます。一方、戦北野(せんほくや)と雅蘭珠(がらんじゅ)は、怪我をした小七の世話をしながら、国公府から扶揺(フーヤオ)を救い出す方法を話し合っています。
斉震(せいしん)は宇文紫(うぶんし)を養女にし、自分の駒として操ろうとします。扶揺(フーヤオ)は偽って斉震(せいしん)を義父と認め、時嵐(じらん)が長孫無極の人間だと知ります。小七と摂坤鈴は見つかりましたが、今、逃げれば自分に仕えてくれた人たちや宇文家の人々が巻き添えになると扶揺(フーヤオ)は気づきます。しかし、このまま宮中に送られるのも嫌です。
斉震(せいしん)は家臣たちに長孫無極の妃を選ぶよう命じ、江楓(こうふう)は候補の秀女の名簿を長孫無極に渡します。
夜、扶揺(フーヤオ)は混乱を起こして逃げるため、自分の部屋に火をつけます。王宮では、長孫無極が天変地異を感じ、御水台へ向かいます。そして、かつて文懿世子(ぶんいせいし)が殺された時のことを思い出します。
男装した扶揺(フーヤオ)は庭へ逃げ出しますが、誤って鈴を鳴らしてしまい、侍衛に見つかってしまいます。その時、宗越(そうえつ)が現れ、扶揺(フーヤオ)を連れて逃げますが、斉震(せいしん)の矢に当たってしまいます。
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