玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ27話・28話、ネタバレ

第27話あらすじとネタバレ

朱顔(しゅがん)が人と議論している最中、師匠の時影(じえい)を救うため、突然大きな網に捕らえられ、脇へ引きずられてしまいました。自身の危険も顧みず、彼女は師匠に逃げるよう大声で叫びました。しかし、弟子が窮地に陥っているのを見て、時影(じえい)は去ろうとはしませんでした。体内の傷の痛みをこらえ、長剣を振るって敵と戦い、法力がほとんど残っていないにも関わらず、敵の首領の隙を突いた攻撃に、危険な真元を使って応戦しようとしました。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、27話ネタバレ

時影(じえい)が敵と激戦を続けている時、彼は海国(かいこく)軍が朱顔(しゅがん)を運び去るのを目撃し、驚愕しました。重明(ちょうめい)が到著した時には既に遅く、止めることができませんでした。朱顔(しゅがん)が鮫(こう)人の領地に連れ行かれると、一りの頭目が彼女が身に付けている龍血古玉(りゅうけつこぎょく)に気づき、彼女が止淵(しえん)の重要な関係者であることを理解し、それを利用しようとしました。

止淵(しえん)は外で海皇(かいこう)の気配を感じ、手掛かりを辿って蘇摩(そま)と魚姫(ぎょき)の状況を知り、朱顔(しゅがん)の居場所を突き止ました。彼は急いで現場へ向かうと、長老たちが朱顔(しゅがん)の命を盾に脅していました。すぐに止淵(しえん)は傷を負った朱顔(しゅがん)を連れて去り、同時に時影(じえい)は単身で鮫(こう)人の集落に突入し、その威名に皆身動きできません。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、27話ネタバレ

止淵(しえん)は多くを語らず、朱顔を時影(じえい)に預け、自分の代わりに彼女を守るよう頼みました。戻った後、時影(じえい)は朱顔の治療を施し、朱顔は時影が自分を救ったと勘違いし、師匠の傷を心配しました。止淵(しえん)は師弟の深い絆を感じ、自分が来るのが一歩遅かったと思いました。その後、時影は止淵(しえん)の正体に疑問を抱き、空桑(くうそう)に侵攻しないことを約束させようとしましたが、止淵は信号が鳴ったため去らなければならず、後日すべてを説明すると約束し、朱顔の面倒を時影に頼みました。

赤王(せきおう)は軍隊を率いて来て、娘だと気づき、鮫(こう)人と戦う準備をしました。鮫(こう)人の長老たちは空桑(くうそう)との決戦を決意し、この戦を歴史に刻もうとしました。止淵は頑固な長老たちを見て、止めようとしました。その時、妹の如意(にょい)が現れ、長老たちの決定を支持し、兄が自分の気持ちを無視して、空桑(くうそう)の郡主を待っていることを責めました。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、27話ネタバレ

一族に戻った止淵は、妹の非難に罪悪感を覚え、幼い頃に父が言った言葉を思い出し、心の中を明らかにしました。彼は真の海皇(かいこう)を探し続けることを決意しました。一方、魚姫(ぎょき)は蘇摩(そま)を連れて逃亡し、空桑(くうそう)の兵士の追跡から逃げていました。命からがらになった時、蘇摩(そま)は止淵に救われ、時影もまた海皇(かいこう)の存在を感じました。

第28話あらすじとネタバレ

海皇(かいこう)との出会い、そして誤解

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、28話ネタバレ

海皇(かいこう)を前にした止淵(しえん)は、蘇摩(そま)を安全な場所へ連れて行こうとした。しかし、蘇摩(そま)は目の前の人物を敵と信じ込み、ついていくことを拒否する。止淵(しえん)が強引に連れ出そうとしたその時、時影(じえい)が現れた。止淵(しえん)の体にある龍紋(りゅうもん)を見た時影(じえい)は、彼こそが探していた海皇(かいこう)だと誤解し、説明を求める。

蘇摩(そま)を守るため、止淵(しえん)は自分が海皇(かいこう)だと偽るしかなかった。言葉にできない苦悩を抱え、迫り来る長老(ちょうろう)たちを感じ、術を使ってその場から逃走する。時影(じえい)は止淵(しえん)の言葉に疑念を抱きながらも、一度は信じ、立ち去るに任せる。そして、引き続き様子を見ることに決めた。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、28話ネタバレ

軍営での再会

一方、海国(かいこく)の軍勢到来の報を受けた青罡(せいこう)は、兵を率いて駆けつけ、状況把握のため時影(じえい)と話す。その後、時影(じえい)は軍営に招かれ、そこで弟の時雨(じう)と再会する。兄弟の再会に、時雨(じう)は世子(せいし)の座を争うつもりはないと熱く語り、二人は海国(かいこく)の軍勢への対応について話し合う。時影(じえい)は弟の分析に満足し、賢明な君主になるだろうと確信する。

玉骨遥(ぎょっこつよう) あらすじ、28話ネタバレ

青罡(せいこう)は時影(じえい)に、彼の弟子が宮中に呼び出されたことを伝える。この知らせを聞いた時影は、すぐに宮中へ向かう。

宮廷の波乱

宮中で、朱顔(しゅがん)は青妃(せいひ)に頭を下げて挨拶をするが、青妃(せいひ)の真意が分からず、彼女の言葉に従うしかなかった。しかし、これが周りの宮女たちの嘲笑を招く。朱顔(しゅがん)は次第に、青妃(せいひ)が自分を使い、師匠を陥れようとしていることに気づく。それでも朱顔(しゅがん)は巧みに対応し、青妃(せいひ)の企みを阻止する。怒り狂った青妃(せいひ)は手を上げようとするが、その時、時影が到著し、弟子を連れ去ろうとする。皇帝(こうてい)が現れ、時影を阻む。冷酷な父に対し、時影は無関心を装い、毅然と弟子を連れて立ち去る。

皇帝は息子を厳しく叱責し、朱顔(しゅがん)も師匠を弁護するが、皇帝は朱顔(しゅがん)にも罰を与えようとする。時影は迷わず全ての責任を負おうとするが、皇帝は朱顔(しゅがん)の罪を認めず、時影はただ黙って見守るしかなかった。

事後の仮省

住まいに戻った時影は大司命(だいしめい)に海皇(かいこう)の件を報告し、戦袍(せんぽう)を脱ぎ、隠遁生活を送りたいという望みを伝える。しかし、大司命(だいしめい)はこの考えに強く仮対する。

その後、時影は朱顔(しゅがん)のもとを訪れ、自ら薬を飲ませ、これからは自分がそばにいると約束する。一方、止淵(しえん)は戻ると蘇摩(そま)の治療を続け、彼女にこれ以上の苦しみを与えないと心に決める。しばらくして、回復しつつある朱顔は、外で止淵(しえん)が残した手紙を見つける。