第7話あらすじとネタバレ
如意(ルーイー)の指導の下、楊盈(ヤン・イン)は礼儀作法を繰り返し練習していました。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は二人を眺めながら、楊盈(ヤン・イン)の急速な成長に喜びを感じると同時に、少し胸を痛めていました。その時、于十三(ユー・シーサン)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)の視線が常に如意(ルーイー)に向いていることに気づき、体はここにいるのに心はどこかに行ってしまっているとからかいました。于十三(ユー・シーサン)の冗談に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)はいら立ちを隠せない様子でした。
程なくして、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は京城からの知らせを受け、部下に今夜宿泊する目立たない宿を探すよう指示しました。それを見た于十三(ユー・シーサン)は元祿(ゲンロク)に、なぜ寧遠舟(ニン・エンシュウ)が手紙を受け取った後、深刻な顔をしているのか尋ねました。元祿(ゲンロク)は、寧遠舟(ニン・エンシュウ)が何らかの窮地に陥っている可能性があると明かし、于十三(ユー・シーサン)はそれを聞いて嬉しそうにしました。
如意(ルーイー)が徐山駅に到著し休息を取ろうとした時、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は新たな緊急情報を受け取りました。丹陽 (タンヨウ)王の側近、周健が大軍を率いて一行を待ち伏せする計画だというのです。奇襲を防ぐため、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は孫朗(ソン・ラン)に前もって誰もいない宿を見つけ、敵の注意をそらすよう命じました。相手は直接攻撃してくるのではなく、接待や護衛の機会を利用して混乱を起こそうとするだろうと考えたのです。周健が名高い武将であることを考慮し、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は于十三(ユー・シーサン)に周健の兵力配置を偵察するよう提案し、于十三(ユー・シーサン)もそれに応じました。
門の前にいる兵士たちが上半身裸であるのを見た如意(ルーイー)は、恥ずかしがるどころか、寒くないのかと不思議そうに尋ねました。しかし、楊盈(ヤン・イン)はこの光景に驚き、慌てて身を隠しました。その後、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は兵士たちに服を著るよう指示し、錢昭(セン・ショウ)を通して如意(ルーイー)がかつて人を殺めたことがあると伝えました。そのため、兵士たちは如意(ルーイー)を恐れました。錢昭(セン・ショウ)は冗談めかして、自分の従妹は本物の貂蝉(絶世の美女)だと語り、長年独身の部下たちがよこしまな考えを抱いていることを暗示しました。しかし、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)とは血縁関係にないと否定し、錢昭(セン・ショウ)のからかいに言葉を詰まらせ、最終的に如意(ルーイー)に謝罪しました。如意(ルーイー)は気にしていない様子でした。
暗殺の可能性を懸念し、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)に今日一日楊盈(ヤン・イン)のそばを離れないよう命じました。如意(ルーイー)は冷淡な態度でしたが、仲間たちの冗談を受け入れるしかありませんでした。
周健の行動に対し、如意(ルーイー)は敵の将を捕らえるべきだと考えましたが、まだ内力は回復していませんでした。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は周健が文才に長けていないことを知っていたため、知略で勝利することを望みました。如意は楊盈(ヤン・イン)に魅意を使って対応の仕方を教え、自分自身だけを信じるように強調しました。同時に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は周健に自分も丹陽 (タンヨウ)王に忠誠を誓っていると誤解させ、周健をうまく説得して危険な賭けに出させました。
周健とのやり取りの中で、如意は楊盈(ヤン・イン)に周健と話すよう指示しました。周健はこれが寧遠舟(ニン・エンシュウ)が仕組んだ偽の使節団だと勘違いし、自ら一行を関所まで護衛しました。楊盈(ヤン・イン)たちは難なく関所を通過し、皆驚きを隠せませんでした。このことを知った丹陽 (タンヨウ)王は激怒し、皇后も使節団の通行を妨げたとして丹陽 (タンヨウ)王を責めましたが、丹陽 (タンヨウ)王は自らの忠誠心を表明しました。皇后は太后になりたいという野望を口にしました。
如意は寧遠舟(ニン・エンシュウ)に、自分が足りないから子供を作ることを提案したのかと尋ねました。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は真剣に、如意は素晴らしいが、自分たちの生活は危険に満ちており、子供を作るのは適切ではないと伝えました。如意は、寧遠舟(ニン・エンシュウ)がどのように人と円滑な関係を築いているのか不思議に思い、自分はどのように交流すればいいのか分からないと打ち明けました。子供が好きかどうか分からないと言いながらも、娘娘から命じられた任務は果たすと約束しました。元祿(ゲンロク)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)が如意に気があるようだとからかい、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意を好きだと認めましたが、二人は同じ種類の人間ではないと言いました。彼は如意を任務だけをこなす人形のようだと感じ、彼女を変えたいと思っていましたが、元祿(ゲンロク)は話を聞いているうちに眠ってしまいました。
最後に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は周健が騙されていたことに気づき、兵を率いて追いかけてきているという密告を受け、すぐに孫朗(ソン・ラン)に第二の計画を実行するよう指示しました。
第8話あらすじとネタバレ
寧遠舟(ニン・エンシュウ)は追っ手に追いつかれるのは時間の問題だと予感し、戦闘は避けられないと悟る。如意(ルーイー)は元祿(ゲンロク)の手榴弾2つを借り、周健一行が必ず通る山道を爆破し、時間を稼ぐことを提案する。地図を確認後、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は述州を諦め、天星峡へ直行することを決断する。そこは全長約300丈、最も狭い所でわずか2丈しかない戦略上の要衝の地。10年前に義父と共に訪れたことがあり、ここで待ち伏せすれば周健の軍勢を効果的に阻止し、少数の兵力で多数の敵を打ち破ることができると考えたのだ。使節団には公主や杜大人など戦闘要員以外の者も多く、武者はわずか60名。周健の1000人の兵に対抗するには、二手に分かれる必要がある。
如意(ルーイー)はなぜ戦うのか理解できず、多くの死傷者が出ることを心配する。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は、指導者として避けられない状況下では犠牲を意味あるものにしなければならないと説明する。この戦いは、短期間で丹陽 (タンヨウ)王による使節団への妨害を阻止することが目的だ。如意(ルーイー)が自分の任務を尋ねると、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は少し躊躇った後、周健の暗殺を命じる。楊盈(ヤン・イン)も残って戦う意思を表明し、如意(ルーイー)はこの経験が安国での冷静さを保つのに役立つと考える。敵の戦力を削ぐため、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は水源に毒を盛ることを考えるが、周健はこの計略を見破り、進軍を続ける。しかし、途中で仕掛けに遭遇し、周健の部隊は大きな損害を被り、彼自身も落馬する。
戦闘が激化する中、元祿(ゲンロク)、于十三(ユー・シーサン)、孫朗(ソン・ラン)が戦場に参戦し、如意(ルーイー)は周健に接近し暗殺を試みる。錢昭(セン・ショウ)が窮地に陥ると、如意(ルーイー)は彼を救出しに行くが、その際に負傷し吐血する。楊盈(ヤン・イン)は杜大人の助けで難を逃れるが、この文官は自分が人を殺めなければならなかったことに苦悩する。周健は形勢不利と悟り撤退を試みるが、如意と寧遠舟(ニン・エンシュウ)の連携により逃走は困難となる。数々の困難に直面しながらも、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意を援護し、再び周健の暗殺を試みさせる。体力が尽きかけている如意は、ある極端な条件で寧遠舟(ニン・エンシュウ)を説得し協力を得る。ついに如意は周健に接近し退却を要求、この戦いに勝利する。
勝利の知らせは束の間の喜びをもたらすが、元祿(ゲンロク)が突然倒れる。錢昭(セン・ショウ)は彼に鍼治療を施す。戦争の残酷さに楊盈(ヤン・イン)は不快感を覚え、如意は朱衣衛の脅威への警戒を強める必要があると認識する。元祿(ゲンロク)の体調不良を知った如意は、彼の治療のために蛇胆を探しに行くことを申し出て、于十三(ユー・シーサン)が同行する。杜大人は刺史との面会を終え、旅の苦労を嘆く。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は今後の困難が続くことを予感する。如意外出で薬を探しに行っていることを知り、錢昭(セン・ショウ)が無事であることを保証するものの、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は心配する。
銀環蛇を探している途中、如意は足を滑らせ転倒するが、寧遠舟(ニン・エンシュウ)が駆けつけ彼女を救う。しかし、その際に寧遠舟(ニン・エンシュウ)は足を捻挫してしまう。二人はその場で夜を明かすことを余儀なくされ、互いに介抱し合う。夜が更け、二人は寄り添い眠りにつく。目覚めた如意は静寂の美しさを感じ、寧遠舟も彼女の笑顔に心を奪われる。如日の変化に寧遠舟は戸惑うが、彼女の言葉からは未来への前向きな姿勢が感じられる。
錢昭(セン・ショウ)は寧遠舟の従姉妹のことを冗談めかして話し、元祿(ゲンロク)は如意の救命の恩に感謝する。如意が元祿(ゲンロク)に花を贈る姿を見て、寧遠舟の心は揺れ動く。この経験は仲間たちの絆を深めると共に、これから待ち受ける更なる試練への心の準備となった。
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