よくんかあらすじ16話・17話・18話、ネタバレ

第16話あらすじとネタバレ

かつて、斉焱(せいえん)と王揚 (おうよう)が仇子梁(きゅう・しりょう)に対抗する計画を企てていた時、王揚 (おうよう)は突然考えを変えた。仇子梁(きゅう・しりょう)が死ぬと、朝政がさらに混乱に陥ると考えたのだ。仇子梁(きゅう・しりょう)を生かしておく方が、むしろ事態の安定につながると判断した王揚 (おうよう)は、仇子梁(きゅう・しりょう)の暗殺計画を中止し、斉焱(せいえん)に行動部隊に停止命令を伝えるよう指示した。しかし、伝令に向かう途中、斉焱(せいえん)は偶然にも仇子梁(きゅう・しりょう)と遭遇してしまう。既に計画を察知していたと思われる仇子梁(きゅう・しりょう)は、あらゆる手段を使って斉焱(せいえん)を引き留め、任務を遂行させなかった。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、16話ネタバレ

弥纱郡主から韓岳(かん がく)の居場所を聞き出せなかった仇子梁は、彼女を監禁するよう命じた。連行される途中、弥纱郡主は大声で叫び、いつか必ず仇子梁に復讐すると誓った。

一方、仇煙織は密かに韓岳(かん がく)と会い、仇子梁に自分の本当の身分、つまり王揚 (おうよう)の孫娘であることを伝えるよう提案した。仇子梁は騙されることを最も嫌うため、真実を知れば激怒するに違いないと考えたのだ。韓岳(かん がく)はこの提案を受け入れ、仇子梁に密告させた。その後、仇煙織が去った後、韓岳(かん がく)と夏紫苑(かしようえん)は彼女の素性について話していた。この会話を通りかかった左馬(さま)が偶然耳にしてしまい、仇煙織の正体を知った左馬(さま)は、見つからないよう急いでその場を離れた。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、16話ネタバレ

仇煙織の身分をさらに確認するため、左馬(さま)は王揚 (おうよう)の孫娘を知る老僕を探し出し、通りかかる仇煙織をこっそり観察させた。老僕は注意深く観察した後、仇煙織は王揚 (おうよう)の孫娘である王若清(おうじゃくせい)に瓜二つだと断言した。確かな情報を得た左馬(さま)は満足げに微笑んだ。

一方、程若魚(てい・じゃくぎょ)が重傷を負い、斉焱(せいえん)は気が気でない様子で彼女を抱きかかえていた。夏紫苑(かしようえん)は薬を取りに行くよう指示されていたが、動こうとしない。程若魚(てい・じゃくぎょ)の命を救うため、斉焱(せいえん)は韓岳(かん がく)に会うことを申し出た。この時、珖王の即位を一心願う韓岳(かん がく)は、斉焱に退位詔書を書くよう迫った。斉焱はこの要求を断固拒否し、死んでも従わないと主張した。かつて仇子梁の命令で王揚 (おうよう)の家族3人を追ったことへの罪悪感が斉焱の胸を締め付けた。特に仇煙織を射た時のこと、急所は外したものの、仇煙織は長年自分を仇敵と見ているのだ。

斉焱が抵抗したため、韓岳は彼を殴打した。怪我を負って牢に戻った斉焱を、程若魚(てい・じゃくぎょ)は心配そうに迎えた。自身も危険な状況にあるにもかかわらず、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱の傷を気にかけた。斉焱は彼女を慰め、もう一度韓岳に程若魚(てい・じゃくぎょ)の治療を頼んだ。焦った斉焱は自傷行為に及んでまで韓岳を脅し、ついに韓岳は折れて程若魚(てい・じゃくぎょ)を治療に連れて行った。

左馬(さま)は仇子梁のもとに戻り、仇煙織の正体を報告し、今後の展開に伏線を残した。

第17話あらすじとネタバレ

程若魚(てい・じゃくぎょ)は部下と共に逃走する。その途中、部下は斉焱(せいえん)がかつて韓岳(かん がく)を救った時の様子を語った。韓岳(かん がく)は仇子梁(きゅう・しりょう)をおびき出し、臆することなく仇子梁(きゅう・しりょう)の命を奪うと宣言する。その時、仇煙織が現れ、左馬(さま)に重傷を負わせる。左馬(さま)は血を吐いて倒れ、仇煙織に頭を下げることを拒み、やがて息絶えた。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、17話ネタバレ

厳修(げんしゅう)は馬に乗った兵士と遭遇する。兵士は厳修(げんしゅう)に気づき警戒を解き、声をかけた。しかし、意外にも厳修(げんしゅう)はその兵士を殺害し、仇煙織の元に戻り、共に牢にいる斉焱(せいえん)を訪ねる。斉焱(せいえん)はかつて仇煙織を射たことがあった。仇煙織は斉焱(せいえん)がわざと急所を外したことを知らず、そのことをずっと恨みに思い、斉焱(せいえん)を殺したいと考えていた。一方、斉焱(せいえん)は仇煙織を探していたと語る。あの日、死体の山の中で仇煙織を探したが、見つかったのは重傷を負った韓岳(かん がく)だけで、彼を珖王の元に送り届けて治療させたのだった。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱を探して将碁営に侵入し、仇煙織と遭遇する。韓岳(かん がく)は仇子梁(きゅう・しりょう)を牢におびき寄せ、閉じ込めることに成功する。仇子梁(きゅう・しりょう)は牢の中に毒薬があることに気づき、逃げようとするが、毒煙を吸い込んで倒れてしまう。韓岳(かん がく)は牢を出て、程若魚(てい・じゃくぎょ)を取り押さえ、殺そうとする。しかし、仇煙織はそれを止める。彼女は斉焱に忠誠を誓っており、かつての韓岳(かん がく)と王揚 (おうよう)のように、韓岳にも英雄同士として程若魚(てい・じゃくぎょ)を助けるよう説得する。結局、韓岳は心を動かされ、程若魚(てい・じゃくぎょ)を解放することにした。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、17話ネタバレ

程若魚(てい・じゃくぎょ)は去った後も諦めず、神軍営の王統軍を率いて将碁営に戻ってくる。韓岳は既に牢に火薬を仕掛けており、王統軍が将碁営に到著した時、突然爆発音が響き渡る。驚いた王統軍は急いで爆発現場に向かう。現場は瓦礫の山と化しており、王統軍は部下に捜索を指示する。仇煙織は程若魚が王統軍を呼んだことを知り、自分の計画を邪魔したと激怒する。程若魚は仇煙織に共に斉焱を助けようと提案し、仇子梁(きゅう・しりょう)と戦う意思を示す。

夜が明け、捜索は難航する。仇子梁(きゅう・しりょう)の部下である王統軍は、仇煙織が黒幕だと疑い、彼女を捕らえようとする。厳修(げんしゅう)は剣を抜いて王統軍に立ち向かい、仇煙織は仇子梁の義娘であり、彼女に無礼を働けば仇子梁の怒りを買うと警告する。捜索は続けられ、将碁営の兵士たちの遺体はいくつか見つかるが、仇子梁と斉焱の姿は見つからない。仇煙織は嘘をついて王統軍から逃れ、馬に乗って密室へ向かい、何かを探しに行く。

一方、夏紫苑(かしようえん)は珖王を迎えに行かせ、玉娘(ぎょくじょう)は物陰から、珖王が夏紫苑(かしようえん)と共に去っていく様子を見つめていた。

第18話あらすじとネタバレ

韓岳(かん がく)は珖王の即位を支援しようと計画するが、珖王はそれを拒否する。彼は奪い取った帝位には就きたくないと言う。韓岳(かん がく)は皇帝になるかどうかは自分の意思だけでは決められないと忠告する。珖王は先帝も傀儡だったことを語り、自分も傀儡皇帝になったら先帝と同じになってしまうと危惧する。その時、玉娘(ぎょくじょう)が現れ、韓岳(かん がく)と戦う。程兮(ていせい)も珖王を助けに駆けつけ、韓岳(かん がく)は程兮(ていせい)に協力を持ちかけるが、彼女は断固として拒否する。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、18話ネタバレ

捜索隊が倒壊した建物を掘り進めていると、仇子梁(きゅう・しりょう)が瓦礫の中から姿を現す。兵士たちは驚き喜び、一斉に跪いて仇子梁(きゅう・しりょう)の無事を祝う。仇子梁(きゅう・しりょう)は倒れている韓岳(かん がく)を見て高笑いし、王統軍も仇子梁(きゅう・しりょう)の生存に安堵して跪く。仇煙織は韓岳(かん がく)に、自分は実は王若清(おうじゃくせい)ではないと告げる。真実を知った韓岳は大きな衝撃を受ける。

仇煙織は爆発後、牢に入り、仇子梁(きゅう・しりょう)の生死を確認しようとしていた。彼女は仇子梁(きゅう・しりょう)が近くに隠れていることに気づき、一計を案じる。彼女は声を上げて泣き、仇子梁の名前を呼び続ける。仇子梁は仇煙織の前に現れ、彼女が韓岳と組んで自分を陥れようとしたのではないかと疑う。仇煙織は韓岳に捕らえられ、命を守るために王揚 (おうよう)の孫娘・王若清(おうじゃくせい)だと嘘をつき、韓岳の信頼を得たと説明する。仇子梁はその言葉を信じ、韓岳の尋問を仇煙織に任せることにする。

与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~あらすじ、18話ネタバレ

韓岳は牢に入れられ、仇煙織は涙を流し、韓岳を救えないことを悲しむ。実はこれは仇子梁に見せるための演技であり、韓岳もそれを理解し、仇煙織が仇子梁の信頼を得られるよう協力していた。韓岳は仇煙織に、自分は第三勢力ではなく、第三勢力は仇煙織の行動を全て把握しており、常に先手を打っていると告げる。

厳修(げんしゅう)が仇煙織を訪ねると、韓岳は自害していた。仇煙織は沈痛な面持ちで仇子梁に韓岳の死を報告する。仇子梁は韓岳の自殺を半信半疑で受け止める。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)と共に宮殿に戻り、まず牢にいる劉弥紗(りゅう・びさ)を訪ねる。劉弥紗(りゅう・びさ)はやつれた姿で斉焱(せいえん)に謝罪し、彼を死に追いやるところだったと自責する。しかし、部下たちの犠牲は彼女の責任であり、韓岳を信じすぎたことが原因だった。

斉焱(せいえん)は劉弥紗(りゅう・びさ)を家に帰すことにする。劉弥紗(りゅう・びさ)は斉焱(せいえん)を抱きしめ、自分の想いを伝え、宮殿に残りたいと懇願する。斉焱(せいえん)は困った表情で隣に立つ程若魚(てい・じゃくぎょ)を見る。しばらく泣いた後、劉弥紗(りゅう・びさ)は斉焱(せいえん)の言葉に従って家に帰ることにし、斉焱が自分と結婚すれば精兵を差し出すと約束する。去り際、劉弥紗(りゅう・びさ)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に、斉焱を他の女に取られないようにと忠告する。

斉焱は劉弥紗を見送り、程若魚(てい・じゃくぎょ)に耳打ちの内容を尋ねる。程若魚(てい・じゃくぎょ)はとっさに嘘をつき、劉弥紗は自分のことを頼んだのだと答える。怪我をしている斉焱は宮殿に戻るとすぐに床に就く。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱に布団をかけ、斉焱は彼女を優しく見つめる。