安楽伝あらすじ15話・16話、ネタバレ

第15話あらすじとネタバレ

慕青(ぼせい)は帝承恩(ていしょうおん)の悲鳴を聞き、急いで部屋へ駆け込んだ。黒装束の人物が逃走した直後で、帝承恩(ていしょうおん)は酷く怯えていた。彼女は慕青(ぼせい)に側にいてくれるよう頼み、買い物を頼んだ。しかし、慕青(ぼせい)が去ると、帝承恩(ていしょうおん)は床下から小刀と手紙を取り出した。手紙には彼女に保護を与えると約束されていた。

安楽伝あらすじ、15話ネタバレ

任安楽(じんあんらく)は偶然、琴を弾く洛銘西に出くわした。彼女は洛銘西に謝罪するために訪れ、お茶を差し出した。実際、任安楽(じんあんらく)は洛銘西の行動が全て自分のためだと理解していた。洛銘西は帝承恩(ていしょうおん)が計画の邪魔になることを懸念していたが、任安楽(じんあんらく)は今は彼女を助けるべきだと考えていた。

莫北(ばくほく)は左相を訪ね、妹の莫霜(ばくそう)を騙した理由を問い詰めた。全ては左相の策略で、莫霜(ばくそう)と韓燁(かんよう)の出会いも仕組まれていた。左相は孤立無援の帝承恩(ていしょうおん)を駒として利用できると考えていた。

安楽伝あらすじ、15話ネタバレ

太后も帝承恩(ていしょうおん)のことを考えていた。外部からの支援があっても、宮中での権力は太后が握っている。その後、洛銘西と琳琅(りんろう)は帝承恩が太后に連れ去られたことを知り、それぞれ韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)に知らせた。琳琅(りんろう)は自ら対処しようとしたが、洛銘西は今は静養が大切だと諭した。

韓燁(かんよう)が太后を訪ねると、帝承恩が経文を書き写していた。立ち上がろうとしてよろめいた帝承恩を太后は支え、彼女が自らの意思で経文を書き写していると強調した。韓燁(かんよう)が尋ねると、帝承恩もそれを認めた。太后は任安楽(じんあんらく)を褒め、帝承恩は心中穏やかではなかった。彼女は書き写した経文を見せ、太后の側に仕えたいと申し出た。韓燁(かんよう)は彼女の謙虚な態度に驚き、記憶の中の帝梓元(ていしげん)とはまるで違うと感じた。太后は帝承恩の行動に満足しておらず、帝家の威厳を貶めていると考えていた。

安楽伝あらすじ、15話ネタバレ

服を汚した帝承恩に、太后は下級宮女の服を著るよう命じた。それを知った安寧(あんねい)は、侍衛の製止を振り切り宮中に駆け込み、嘆願した。太后は安寧(あんねい)に帝承恩の無事を確認させるため面会を許した。宮女の服を著た帝承恩を見た安寧(あんねい)は、彼女を連れ出そうとしたが、帝承恩は拒否した。そこに韓燁(かんよう)が現れ、帝承恩を連れ出した。安寧(あんねい)は自分が生きている限り、帝承恩を苦しませないと誓った。しかし、韓燁が現れたことで帝承恩の心境は変化したが、慕青(ぼせい)の出現で再び計画は狂った。

慕青(ぼせい)は帝承恩を支え、太后の仕打ちを非難し、岱山へ帰ることを提案したが、帝承恩はこれ以上軽んじられることを拒み、あらゆる手段で助けを求めようと決意した。

任安楽(じんあんらく)は韓燁に会い、帝承恩への想いを断ち切るよう促した。彼女は韓燁が自責の念に囚われていると推測し、韓燁もそれを認めた。韓燁は任安楽を巻き込みたくなかったが、今の彼女がうまくやっていることを知った。

夜、安寧(あんねい)は再び悪夢にうなされ、何も見ていないと呟いた。太子選妃の日が近づき、多くの良家の娘が集まる中、韓燁は関心がない様子だった。洛銘西は任安楽が韓燁に想いを寄せていることに気づき、任安楽もそれを認めたが、彼女は本来の目的を忘れていなかった。彼女は帝梓元(ていしげん)として太子妃になることを誓った。目的達成のため、彼女は自分が太子妃にふさわしくないという噂を流し、皇帝の関心を引こうとした。

第16話あらすじとネタバレ

任安楽(じんあんらく)は再び韓燁(かんよう)の元を訪れ、相変わらず夢中な様子を装う。彼女は韓燁(かんよう)にずっと片思いしていたと言い、選妃宴の招待状を自分に送らなかったことを責める。しかし、ちょうどその時、皇帝から任安楽(じんあんらく)に選妃宴への参加を命じる勅命が下り、彼女はようやく安心してその場を去ることができた。

安楽伝あらすじ、16話ネタバレ

洛銘西は安寧(あんねい)と太皇太后の過去について触れる。かつて安寧(あんねい)は太皇太後の側近だったが、ある時期、太皇太后は側近の宦官を殺害し、その後、安寧(あんねい)は辺境での軍務を願い出た。この時期はちょうど帝家が滅ぼされた時期と重なり、さらに昨日、安寧(あんねい)が帝承恩(ていしょうおん)のために太皇太后と口論したことから、洛銘西は帝家の滅亡には太皇太后が関わっているのではないかと疑い始める。

帝承恩(ていしょうおん)は皇帝が自ら任安楽(じんあんらく)の選妃宴参加を命じたことを知り、安寧(あんねい)の自分への態度が冷淡になったように感じる。彼女は二人の間の友情は自分が思っていたほど深くないと感じる。今となっては、帝承恩(ていしょうおん)が頼れるのは太皇太后だけだと考える。本来、慕青(ぼせい)は帝承恩(ていしょうおん)を連れ出して逃げるつもりだったが、帝承恩(ていしょうおん)は皇太子・韓燁(かんよう)の心を掴むことを決意し、慕青(ぼせい)にか弱い様子を韓燁(かんよう)に見せるために冷水で沐浴する準備を頼む。それでも、慕青(ぼせい)は帝承恩(ていしょうおん)がさらに深みにはまるのを見たくないため、このことを洛銘西に伝える。

安楽伝あらすじ、16話ネタバレ

実は、任安楽(じんあんらく)は帝家が滅ぼされた事件の真相を調べるため、帝承恩(ていしょうおん)に皇太子妃になってほしいと考えている。今回、慕青(ぼせい)は帝承恩(ていしょうおん)の頼みを断り、冷水沐浴の準備を手伝わない。帝承恩(ていしょうおん)はこれに少し怒るが、慕青(ぼせい)が自分のことを心配しているのを利用しているのだと自覚している。最終的に、帝承恩(ていしょうおん)は自ら冷水で沐浴し、岱山には戻らない、誰にも操られないと誓う。

莫霜(ばくそう)は身支度をしている最中、止めようとする兄・莫北(ばくほく)に会う。莫北(ばくほく)は妹を選妃の争いに巻き込みたくないが、莫霜(ばくそう)はすでに皇太子に恋をしているため、兄の忠告を聞き入れず、逆に韓燁(かんよう)の好むような清楚な姿に装う。

安楽伝あらすじ、16話ネタバレ

韓燁(かんよう)の選妃の日、太皇太后は韓燁(かんよう)に彼の母の形見の簪を贈り、韓燁(かんよう)が気に入った女性にその簪を贈るように言う。任安楽(じんあんらく)は質素な服装で宴に現れ、韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)を思い出す。その時、皇太子も到著し、任安楽(じんあんらく)は彼のすぐ後ろに続く。皆、任安楽(じんあんらく)が皇太子のそばにいることに驚く。帝承恩(ていしょうおん)がまだ到著していないうちに、韓燁(かんよう)は開宴を宣言する。明らかに彼は帝承恩(ていしょうおん)を争いに巻き込みたくないと思っている。

当日、帝承恩は華やかな衣装を身につけ、前の晩に冷水に浸かったためか、弱々しい様子である。韓燁(かんよう)は手にした簪を見ながら、口では帝承恩に選ばれてほしくないと言うが、視線は彼女の席に注がれている。韓燁(かんよう)が客に酒を注いで回る時、上の空で、任安楽(じんあんらく)は彼の機嫌を取る。

その時、帝梓元(ていしげん)はか弱い様子で現れ、倒れそうになる。韓燁は慌てて彼女を支える。帝承恩の肩掛けが滑り落ち、韓燁は自らそれを掛け直そうとするが、結局、吉利(きつり)に任せる。

安寧(あんねい)は帝承恩の華やかな姿を見て怒り、酒を飲みながら独り言ち、帝承恩に今日は何の日か忘れていないかと問いただす。任安楽(じんあんらく)はわざと帝承恩を挑発し、帝承恩もすぐに仮撃する。二人の間には敵意が満ちている。

任安楽(じんあんらく)は帝承恩と韓燁の間に何か特別なことがあるのか尋ね、韓燁は帝梓元(ていしげん)との思い出を振り返る。太皇太后は帝承恩の小細工を聞きつけ、自ら彼女に会うことにする。任安楽(じんあんらく)は帝承恩に芸を披露するように提案し、韓燁は彼女をかばおうとするが、帝承恩は自ら進んで芸を披露すると言う。

帝承恩が琴を弾くと、韓燁は驚く。なぜなら、帝梓元(ていしげん)は幼い頃、武芸が好きで音楽は苦手だったからだ。安寧(あんねい)は帝承恩の行動に耐えられず、直接彼女を叱責する。実は今日は靖安侯の命日であり、帝承恩が華やかな衣装を著て明るい曲を演奏していることに、安寧(あんねい)は父を侮辱していると感じたのだ。帝承恩は九泉の父に安心してもらうためにこのようにしたと説明する。安寧(あんねい)は帝承恩にこの争いに巻き込まれないようにと告げ、最終的に任安楽(じんあんらく)に票を入れる。

任安楽は剣舞を披露すると申し出るが、帝承恩に伴奏を頼む。帝承恩は韓燁がかつて帝梓元(ていしげん)に教えた曲「梅花烙」を選ぶ。