むかろくあらすじ25話・26話、ネタバレ

第25話あらすじとネタバレ

顧千帆(こせんはん)は帽妖の首領の正体を暴き、それがなんと崔指揮だったことに衝撃を受ける。崔指揮は顧千帆(こせんはん)に傍観を促すが、顧千帆(こせんはん)は蕭欽言を守り、一人で多数の敵に立ち向かう。重傷を負いながらも蕭欽言の安全を確保するが、最後は崔指揮に緻命傷を負わされる。

夢華録(むかろく)あらすじ、25話ネタバレ

顧千帆(こせんはん)の負傷を目にした蕭欽言は仮撃しようとするが、顧千帆(こせんはん)はとっさに柴枝で崔指揮の頸部を突き刺し、とどめを刺す。負傷した蕭謂(しょうい)は船外へ走り出て助けを求める。通りかかった趙盼児(ちょうふんじ)はすぐに縄を投げ、周りの人々に協力を呼びかけ船を岸に引き寄せた。重傷で昏倒する顧千帆(こせんはん)を見て、趙盼児(ちょうふんじ)は信号筒で皇城司に連絡し、自ら毒血を吸い出し、蜂蜜で止血するなど応急処置を施す。

蕭欽言は顧千帆の容態を心配するが、趙盼児(ちょうふんじ)の冷静な対応に敬意を抱く。駆けつけた陳廉(ちんれん)に状況を伝え、顧千帆を救護に送り出した趙盼児(ちょうふんじ)は自宅で知らせを待つ。意識を取り戻した顧千帆は陳廉(ちんれん)に斉牧を探し伝言を頼み、再び昏睡状態に陥る。雷敬は顧千帆の身を案じ、太医に尽力するよう指示を出す。趙盼児(ちょうふんじ)は一人で部屋で顧千帆の無事を祈りながら待つ。宋引章(そういんしょう) は顧千帆を夕食に誘おうとするが、趙盼児(ちょうふんじ)は顧千帆が忙しいと嘘をつく。

趙盼児は氷行が氷を売ってくれなくなったことで、池蟠(ちはん)を怒らせてしまったことに気づく。茶屋の客は宋引章(そういんしょう) の琵琶演奏もなく、氷沙もないため店を出ていく。孫三娘(そんさんじょう)と葛招娣(かつしょうてい)は別の氷の入手先を探す途中、孫三娘(そんさんじょう)は杜長風(とちょうふう)の生徒の悪戯で頭を怪我する。怒った孫三娘(そんさんじょう)は杜長風(とちょうふう)の代わりに生徒の問題を解決し、山長や他の生徒から感謝される。杜長風(とちょうふう)は孫三娘(そんさんじょう)に感謝の言葉を述べ、謝礼の金まで出す。その様子に孫三娘(そんさんじょう)は彼を可愛らしいと思う。

葛招娣(かつしょうてい)は買い物の途中で母親に絡まれ、金を渡して逃れる。顧千帆は一晩治療を受けても容態が変わらず、蕭欽言が呼んだ鍼灸師の治療でようやく意識を取り戻す。目覚めた顧千帆はすぐに陳廉(ちんれん)に趙盼児の元へ連れて行ってほしいと頼む。趙盼児は無事な顧千帆を見て、抱きしめる。その場面を宋引章(そういんしょう) が目撃し、二人の親密な関係を知る。宋引章(そういんしょう) は趙盼児が関係を隠していたことに怒り、その場を去る。

孫三娘(そんさんじょう)は趙盼児への宋引章(そういんしょう) の態度を非難する。宋引章(そういんしょう) は曲譜のことで顧千帆に頼みに行ったと嘘をつき、そこで顧千帆と趙盼児が結婚するという話を聞いてさらに怒りを募らせる。何も知らされていなかったことに憤慨した宋引章は沈如琢(しんじょたく)の元を訪れ、一緒にいたいという気持ちを伝える。

第26話あらすじとネタバレ

孫三娘(そんさんじょう)は葛招娣(かつしょうてい)が戻ると、氷の買い出しについて尋ね、ついでに宋引章(そういんしょう) に会ったかどうかを尋ねた。ところがその時、沈家の人が訪ねてきて、宋引章(そういんしょう) の手紙と琵琶を取り戻したいという伝言を届けた。孫三娘(そんさんじょう)は、宋引章(そういんしょう) が沈家に行ったのは、顧千帆(こせんはん)と趙盼児(ちょうふんじ)が一緒にいるのを見て怒ったからだと考えた。趙盼児(ちょうふんじ)を心配させないため、孫三娘(そんさんじょう)は葛招娣(かつしょうてい)にこのことを言わないように口止めした。

夢華録(むかろく)あらすじ、26話ネタバレ

趙盼児(ちょうふんじ)を落ち著かせた後、顧千帆(こせんはん)は皇城司に戻った。陳廉(ちんれん)は趙盼児(ちょうふんじ)に数日休んでから店を開けるように勧め、警護をつけることを約束した。氷が足りないながらも、趙盼児(ちょうふんじ)は井戸水で代用して茶屋の営業を続けたが、客からは不満の声が上がった。そんな時、杜長風(とちょうふう)が、孫三娘(そんさんじょう)に目の病気を治してもらったお礼として、大きな氷を二桶届けてくれた。

その後、孫三娘(そんさんじょう)は趙盼児(ちょうふんじ)に宋引章(そういんしょう) が沈家に行ったことを伝えたが、本当の理由は話さなかった。そのため、趙盼児は宋引章(そういんしょう) が以前自分が言った言葉に怒って出て行ったのだと勘違いした。趙盼児は、宋引章(そういんしょう) が沈如琢(しんじょたく)を選んだのなら、自分で責任を取るべきだと考え、もう気にしないことにした。

趙盼児と顧千帆(こせんはん)が茶屋の経営について話している時、帽妖案の話になった。顧千帆(こせんはん)は斉牧が黒幕だと明かし、もう彼を尊敬しないと語った。二人が話している最中、宮中から呼び出しがあり、顧千帆(こせんはん)は宮廷へ向かった。途中で、ちょうど出てくるところの斉牧にばったり出会った。斉牧は心配しているふりを見せたが、顧千帆(こせんはん)はもう彼を信じておらず、距離を置いた。

斉牧は帽妖案の真相がバレるのを恐れ、被害者を装った。結局、官家はこのことを口実に彼を退隠させた。一方、顧千帆は従五品に昇進し、母の誥命夫人への追封を願い出て、蕭欽言の助力もあり認められた。願いが葉った顧千帆は、趙盼児と結婚し、東京を離れて宮廷の争いから遠ざかることを決意した。

顧千帆の決断に対し、蕭欽言は単純すぎると感じたが、仮対はしなかった。ただ、母の追封の手続きをする際に自分に知らせるようにと伝えた。自分がかつて彼女の夫だったからだ。顧千帆はその真意を理解できなかったが、母の墓参りを済ませた後、趙盼児の元へ行き喜びを分かち合った。

事態が落ち著き始め、趙盼児は酒楼を開く準備に取り掛かった。様々な場所を探し、ついに良い場所を見つけた。しかし、当時の慣習で女性だけでは酒楼を経営できず、必ず男性の親族が表に出なければならない決まりだった。趙盼児と孫三娘(そんさんじょう)はこのことに不満を感じたが、別の方法を考えるしかなかった。

宋引章は沈家で甘やかされて暮らしていたが、心は晴れないままだった。毎日沈如琢(しんじょたく)のために琵琶を弾くだけの日々。沈如琢(しんじょたく)から火珊瑚などの高価な贈り物をもらっても、本当の喜びは感じられなかった。宋引章は趙盼児が持っている火珊瑚を思い出し、自分も欲しいと沈如琢(しんじょたく)にねだった。沈如琢(しんじょたく)は屋敷にある火珊瑚を全て彼女に与えた。

顧千帆は昇進と母の墓参りのことを趙盼児に話した。趙盼児は顧千帆を慰め、これから共に人生の喜びも悲しみも分かち合おうと約束した。顧千帆は大きな安らぎを感じた。