高潔なあなたあらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

宴席で、張堯佐(ちょうぎょうさ)はわざと包拯(ほうじょう)に酒を勧め、両者とも腹に一物抱えていました。包拯(ほうじょう)は皆の前で張堯佐(ちょうぎょうさ)に災害救済のための寄付金五千両を要求し、居合わせた人々はみな俯きました。公孫策(こうそんさく)は素早く寄付金申込書を用意して張堯佐(ちょうぎょうさ)に署名させ、衆人環視の中、不本意ながらも張堯佐(ちょうぎょうさ)は面子を保つために署名しました。莫研(ばくけん)は厠に行くと言って張堯佐(ちょうぎょうさ)の書斎に忍び込み、展昭(てんしょう)と家令が外で見張っていました。

その時、酔っ払った張風(ちょうふう)が二人の女性を連れて通りかかり、展昭(てんしょう)を見つけて一緒に酒を飲むよう誘いますが、断られた後、同僚が書斎に入ったことを知り、様子を見ようとしますが、展昭(てんしょう)に巧みに阻止されます。莫研(ばくけん)は書斎から重要な証拠を見つけられず、展昭(てんしょう)は張風(ちょうふう)が以前戦った覆面の人物に価ているのではないかと疑い、内力を試しますが、張風(ちょうふう)には内力がないことが分かります。張風(ちょうふう)は張堯佐(ちょうぎょうさ)に書斎の様子がおかしいので用心するように忠告し、他人の手を使って張堯佐に対処しようとほのめかします。その後、蕭辰(しょう・しん)は血なまぐさい物が詰まった箱を受け取ります。中身は見えませんが、これが良くない物だと察します。

一方、展昭(てんしょう)和莫研(ばくけん)の仲は深まっていきますが、秦薇薇(しんびび)の出現で二人は距離を置くようになります。李栩(りく)が釈放された後、蕭辰(しょう・しん)は莫研(ばくけん)と李栩(りく)に山へ帰るよう命じますが、莫研(ばくけん)は別れを告げるためにもう一日滞在させてほしいと頼みますが、拒否されます。彼女は開封府での生活を気に入り始め、蕭辰(しょう・しん)に留まらせてほしいと懇願しますが、蕭辰(しょう・しん)は役人になれば危険が伴うと心配し、彼女の願いを聞き入れません。中秋節に寧晋(ねいしん)王が訪ねてきて、展昭(てんしょう)に莫研(ばくけん)のことを尋ねます。莫研(ばくけん)は白盈玉(はくえいぎょく)に謝罪しようと、出発前に展昭(てんしょう)に記念の品を贈ろうとします。白盈玉(はくえいぎょく)は復讐のために武術を習いたいと言い、蕭辰(しょう・しん)は彼女の決意を試すために条件を出します。寧晋(ねいしん)王は冗談で莫研(ばくけん)が展昭(てんしょう)のために作った贈り物を取り上げてしまいます。その後、展昭(てんしょう)は孤児たちの食料問題を解決し、莫研(ばくけん)を慰め、最終的に莫研(ばくけん)から贈られた香袋を受け取ります。

夜、展昭(てんしょう)和莫研(ばくけん)は一緒に花灯を眺め、楽しいひとときを過ごします。一方、白盈玉(はくえいぎょく)は疲れていても蕭辰(しょう・しん)の試練をやり遂げようと努力し、蕭辰(しょう・しん)はそれを見て哀れに思い、励ましと応援を送ります。最後に、張風(ちょうふう)は蕭辰(しょう・しん)の情報を張堯佐に伝え、蕭辰(しょう・しん)に迫りくる危機に用心するよう警告します。

第8話あらすじとネタバレ

白盈玉(はくえいぎょく)が食事を終え、水を汲みに行こうとした時、蕭辰(しょう・しん)は既に何者かが裏庭に侵入したことに気付き、姿を現すよう要求しました。すると、黒装束の一団が現れ、張堯佐(ちょうぎょうさ)の命で蕭辰(しょう・しん)を暗殺しに来たと告げます。彼らは多勢でしたが、蕭辰(しょう・しん)には全く歯が立ちませんでした。実際、彼らは蕭辰(しょう・しん)にメッセージを伝えることだけが目的だったようです。この一部始終を目撃した白盈玉(はくえいぎょく)は、蕭辰(しょう・しん)が人を殺める姿に恐怖を感じますが、蕭辰(しょう・しん)はすぐに刀を彼女に返しました。

一方、展昭(てんしょう)と莫研(ばくけん)は花灯を楽しんでいる最中、莫研(ばくけん)は黒装束の男たちに尾行されていることに気付きます。展昭(てんしょう)はすぐさま莫研(ばくけん)を連れてその場を離れますが、道中で襲撃を受けてしまいます。幸いにも、展昭(てんしょう)の機転で二人は怪我を負わずに済みました。住処に戻ると、蕭辰(しょう・しん)も襲撃されたことを知ります。どうやら、襲撃を受けたのは彼らだけではなかったようです。白盈玉(はくえいぎょく)は、これらの襲撃は全て張堯佐(ちょうぎょうさ)の指示によるものだと指摘します。秦薇薇(しんびび)が死体の処理をしようとした時、展昭(てんしょう)は死者の袖口の模様が、ある青袍の男のものと一緻することに気付きます。その時、部下から張堯佐(ちょうぎょうさ)が死んだという報告が入ります。これは、莫研(ばくけん)が翌日に開封府を離れようとしていた計画を複雑にするものでした。

翌朝、莫研(ばくけん)たちが食事をしていると、李栩(りく)は蕭辰(しょう・しん)に昨夜の襲撃の理由を尋ねますが、蕭辰(しょう・しん)は明確な答えを出しません。今はまだ開封府を離れることはできませんが、莫研(ばくけん)は展昭(てんしょう)と一緒にいられることを喜んでいたので、特に気にしていませんでした。李栩(りく)は莫研(ばくけん)の展昭(てんしょう)への想いに気付き、彼女をからかいます。そのため、莫研(ばくけん)は仕方なく席を外します。展昭(てんしょう)は部下を連れて張家へ捜査に向かいます。張夫人(ちょうふじん)は張堯佐(ちょうぎょうさ)の死には開封府が関わっていると主張し、張風(ちょうふう)は無実を装い、展昭(てんしょう)に冤罪を晴らしてくれるよう懇願します。展昭(てんしょう)は徹底的に調査することを約束しますが、出発前に、わざわざ莫研(ばくけん)を待ち、一緒に向かいます。

現場に到著後、展昭(てんしょう)は莫研(ばくけん)が死体を見て気を失うかもしれないと考え、彼女の視界を遮ります。展昭(てんしょう)の配慮に、莫研(ばくけん)は心の中で温かい気持ちになります。展昭(てんしょう)は現場の様子を詳しく説明します。焼死体となった張堯佐(ちょうぎょうさ)、そして周囲に散らばる黄色い物質。しかし、莫研(ばくけん)がうっかり死体を見てしまった瞬間、めまいを感じ、ついに気を失ってしまいます。展昭は捜査を中断し、まずは莫研の介抱をするしかありませんでした。

その頃、白盈玉(はくえいぎょく)は父の墓前で自らの命を絶とうとしていましたが、蕭辰(しょう・しん)に間一髪で止められます。そして、蕭辰(しょう・しん)は過労で倒れてしまいます。意識を取り戻した莫研は捜査を続け、ついに張堯佐(ちょうぎょうさ)の死の真相を解き明かします。彼女は開封府の全員を集め、模擬実験によって張堯佐の死の経緯を再現してみせます。そして、張風(ちょうふう)に対し張堯佐の真の死因を説明します。張風(ちょうふう)は表面上は悲嘆に暮れている様子でしたが、内心では次の行動を企てていました。

李栩(りく)と寧晋(ねいしん)王が飛鳳楼で賭け事をしている最中、刀を持った男たちが突然現れ、場を中断させます。彼らは張家と関係があると察知し、二人は慎重に行動することを決めます。捜査が進むにつれ、展昭と莫研は蕭辰(しょう・しん)が事件に関わっているのではないかと疑い始めますが、蕭辰は莫研を守るための行動だったと説明します。そして、物語は劇的な展開を迎えます。白盈玉(はくえいぎょく)が開封府の門前で太鼓を叩き、冤罪を訴え、皆の注目を集めるのです。