夢幻の桃花~三生三世枕上書~あらすじ25話・26話・27話、ネタバレ

第25話あらすじとネタバレ

白鳳九(はくほうきゅう)が東華に挨拶した後、東華は彼女に座るように促し、お茶を注いだ。突然の丁重な扱いに戸惑った白鳳九(はくほうきゅう)は、とっさに言い訳をして慌ててその場を去った。この様子を連宋(れんそう) と司命(しめい) が見ており、連宋(れんそう) は東華の行動に違和感を覚える。司命(しめい) は話題を変えるため、連宋(れんそう) と成玉(せいぎょく)の噂話を持ち出すが、連宋(れんそう) は意味が分からず、白鳳九(はくほうきゅう)は他の女仙とは違い、東華との関わりを避けているように見えるため、かえって東華の好奇心を刺激しているのだと説明する。

夢幻の桃花~三生三世枕上書~あらすじ、25話ネタバレ

一方、白鳳九(はくほうきゅう)は見合い相手を全員怖がらせて追い返してしまう。しかし、このことを知った白真(はくしん) は彼女を責めることなく、他の人を知る機会を持つようにと励ました。その後、白鳳九(はくほうきゅう)は阿離(あり)を連れて妙華鏡へ行き、霊力に気を付けるように阿離(あり)に言い聞かせ、強い仙力を持つ者だけが仙沢の害を受けないと説明し、今は東華帝君(とうかていくん)だけがそれをできるのだと語る。この会話は、たまたま近くに座っていた東華の耳にも届いていた。その後、白鳳九(はくほうきゅう)は阿離(あり)を連れて承天台へ芝居を見に行く途中、休憩中に知鶴(ちかく)の馬車を偶然見つける。

同じ頃、連宋(れんそう) は天君に瑶池の花霊が育ったことを報告し、天君は自ら見に行くことにする。成玉(せいぎょく)の操作によって花霊が突然暴走し、天君に襲いかかるが、最終的に花霊は自ら去っていく。司命(しめい) はすぐに後を追って調査に向かう。連宋(れんそう) と成玉(せいぎょく)が無事に千花盛典を執り行ったため、天君は今回の件を不問にした。

承天台では、白鳳九(はくほうきゅう)と阿離(あり)が神獣が暴走して迷穀(めいこく)たちを襲っているのを発見する。雨神である知鶴(ちかく)は助けようとはしない。白鳳九(はくほうきゅう)は阿離(あり)に白浅(はくせん)に知らせるように言い、自分は他の人を守るために神獣の注意を惹きつけることにする。その時、東華が空から舞い降り、自分の外衣で白鳳九(はくほうきゅう)を庇い、神獣を製圧する。その後、白鳳九(はくほうきゅう)は衣服を返し、これ以上迷惑をかけたくないと言うが、東華は巧みに衣服を預ける口実を作る。この一部始終を知鶴(ちかく)は見ており、嫉妬心を抱く。

連宋は用事を済ませた後、成玉(せいぎょく)から感謝されるが、連宋の不真面目な態度に成玉(せいぎょく)は司命(しめい) を連れて行くと告げる。白鳳九(はくほうきゅう)は自分の部屋に戻り、東華の衣服を眺めて物思いにふける。それを見た阿離(あり)はそれを定情の証だと勘違いし、結果として白浅(はくせん)が大量の書物を送りつけ、さらに多くの見合いを白鳳九(はくほうきゅう)に勧めることになる。

連宋は東華と会い、承天台の火事の噂について話し、噂を鎮めるために知鶴(ちかく)を娶ることを提案する。連宋が去った後、東華は白鳳九の言葉について考え込む。知鶴(ちかく)は太晨宮を訪れ、九重天に戻る手助けを東華に懇願する。大規模な見合いから逃れるため、白鳳九は温泉へ逃げるが、そこで入浴中の東華に遭遇してしまう。この場面を通りかかった連宋が目撃する。

最後に、阿離を通して、白鳳九は成玉(せいぎょく)が千花盛典で失敗したことを知り、急いで成玉の元へ向かう。そこで、白鳳九は自分が無くした腕輪が東華の所に落ちていることに気付く。

第26話あらすじとネタバレ

白鳳九(はくほうきゅう)は、成玉(せいぎょく)と連宋(れんそう) の仲が既に過去のものとなり、今や太晨宮で東華がとある仙女を寵愛しているという噂を耳にする。好奇心に駆られ、司命(しめい) にその仙女の素性を尋ねると、皆は知鶴(ちかく)ではないかと推測するが、司命(しめい) はそうではないと考える。そして、東華とその仙女が一緒に温泉に入ったという噂や、果ては成玉(せいぎょく)元君は東華と彼女との間に生まれた子ではないかという噂まであることを伝える。

夢幻の桃花~三生三世枕上書~あらすじ、26話ネタバレ

自分の腕輪を取り戻すため、白鳳九(はくほうきゅう)は成玉(せいぎょく)の助けを借りて東華の予定を把握する。毎年五月五日は、東華が仙籍を管理するため青雲殿で拝謁を受け付けている。白鳳九(はくほうきゅう)は、众仙が散った後、青雲殿に入り腕輪を取り戻そうと計画する。しかし、計画は思い通りに進まず、彼女の行動は周囲の注目を集めてしまい、面目丸つぶれとなる。彼女は夢遊病だと弁解するが、東華に見破られてしまう。窮地に陥った白鳳九(はくほうきゅう)は、後日改めて物を取りに来ると約束する。彼女が去ろうとしたその時、東華が現れ、腕輪を返してくれた。

この一件は連宋(れんそう) の耳にも入り、彼は東華をからかうが、東華は意に介さない。その後、連宋(れんそう) は魔族の動向と燕池悟(えんちご) の名前に触れるが、東華は冷淡な態度を示し、連宋(れんそう) は彼が以前の小狐のことをまだ想っているのではないかと疑う。同時に、東華は青丘の白鳳九(はくほうきゅう)に気が付き、彼女を面白いと感じる。

天君は、知鶴(ちかく)の献舞を認め、彼女に九重天への復帰を許す。東華はこれに異議を唱えない。知鶴(ちかく)を阻止するため、白鳳九(はくほうきゅう)は白真(はくしん) と協力し、言葉巧みに彼女を怒らせる。最終的に、天君は戦功が必要だとして知鶴(ちかく)の願いを退ける。東華は知鶴(ちかく)の代わりに自ら出征することを申し出て、白鳳九(はくほうきゅう)は静かに酒を飲んでいた。

ある宴席で、白鳳九(はくほうきゅう)は酔って愚痴をこぼし、ついには東華の腕の中で眠ってしまう。翌日目を覚ますと、東華の服が自分の所に残されていることに気づき、慌てて外に出て事情を尋ねる。すると、東華自ら彼女を慶雲殿まで送り届け、白鳳九(はくほうきゅう)が服をしっかり掴んでいたため、そのまま置いてきたのだと知る。着替えがないため、阿離(あり)は洗梧宮へ服を借りに行くが、大声で叫んだため周囲の人々を驚かせ、うっかり白鳳九(はくほうきゅう)と東華のことを洩らしてしまう。

東華の服を返そうとした白鳳九(はくほうきゅう)は、太晨宮の塀をよじ登り、服を庭に投げ入れることにする。ちょうどその時、知鶴(ちかく)が東華に羹を届けに来ており、彼女に西荒へ帰るように忠告する。その後、白鳳九(はくほうきゅう)は阿離(あり)と遊びに出かけた際に予期せぬ出来事に遭遇し、知鶴は白鳳九に危害を加えようとするが、逆に自ら転んで鳥の糞まみれになる。众仙はこれを賭けの対象にし、白鳳九は阿離(あり)に自分の名前に賭けるように言う。東華と連宋(れんそう) がやって来た時、白鳳九は慌ててハンカチに変身して隠れるが、東華に見破られてしまう。こうした一連の出来事に、白鳳九はひどく恥ずかしい思いをする。

第27話あらすじとネタバレ

東華と連宋(れんそう) は舟で湖上を遊覧していた。連宋(れんそう) は白鳳九(はくほうきゅう)の美貌を褒め称えるが、東華は彼女の美しさは認めつつも、あまり賢くないと言い、鳳九の過去のとんでもない出来事をいくつか持ち出した。それを聞いた鳳九は憤慨し、手にしていたハンカチが風に飛ばされて湖に落ちてしまう。東華は素早く術を使い、ハンカチを回収した。その後、連宋(れんそう) は昊天塔の操練に誘うが、東華に断られ、一人で去っていった。連宋(れんそう) は去り際に、あの二人は喧嘩するほど仲が良い、お価合いだと呟いた。

夢幻の桃花~三生三世枕上書~あらすじ、27話ネタバレ

太晨宮に戻った東華は、香を焚いている香炉を見て、鳳九をからかおうと思いつき、彼女のハンカチを香炉の上に置いた。香の匂いで鳳九は気分が悪くなり、東華は面白がっていた。阿離(あり)は折顔(せつがん)のもとを訪れ、東華に取られたハンカチを取り返してほしいと頼むが、既に夜遅かったため、折顔(せつがん)は翌日改めて行くことにした。

翌日、東華はハンカチを持って膳房に行き、魚料理を作ろうとしていた。その時、空腹に耐えかねた鳳九は元の姿に戻り、東華の作った魚を味見する。しかし、東華の料理の腕前はひどく、鳳九は自分で料理を作る羽目になった。そこに連宋(れんそう) がやってきて、二人は昊天塔の操練に出かけるが、誤って重霖(ちょうりん)を塔の中に閉じ込めてしまう。連宋(れんそう) は慌てて重霖(ちょうりん)を探すが見つからず、最終的に東華に助けを求めた。その後、連宋は糖酢魚の匂いに気づき、鳳九が膳房にいると推測し、彼女を現出させる方法を思いつく。膳房に著くと、東華は懐かしい魚の香りに気づき、小九が以前作ってくれた魚を思い出した。しかし、魚はすぐに連宋に食べられてしまった。連宋は大声で成玉(せいぎょく)が病気になり薬を届けなければならないと言い、鳳九を心配させた。

折顔(せつがん)は阿離(あり)を連れて太晨宮に行き、ハンカチを返してほしいと頼むが、東華は既に別のハンカチを用意していた。阿離(あり)は元のハンカチではないと気づき、帰りたがらなかったが、最終的に折顔(せつがん)は無理やり阿離(あり)を連れ帰り、うまく気を紛らわせた。

東華はハンカチを手に取り、いつ姿を現すのかと問いかけるが、鳳九は仮応しない。彼女をからかうため、東華はこのハンカチで剣を拭き、燕池悟(えんちご) との戦いに臨むことにした。夜、鳳九は逃げ出そうとするが、誤って香炉を倒してしまう。東華を起こさないよう、彼女は彼に昏睡術を使うが、東華には効果がなかった。彼は鳳九が逃げようとしていることを知っていた。鳳九は以前植えた寒石草を見つけ、青丘に持ち帰ることにする。涼亭に座り過去を思い出していたが、再び東華に昏睡術をかけられてしまう。東華は彼女を再びハンカチに変え、身につけて持ち歩いた。

燕池悟(えんちご) は、東華が彼と姫蘅(きこう)を引き裂いたことを恨み、東華に戦いを挑む。東華はハンカチを身につけて戦いに赴いた。戦闘中、燕池悟(えんちご) は偶然ハンカチを引きちぎり、鳳九が姿を現す。東華は彼女を守るために結界を張った。燕池悟(えんちご) は激怒し、東華が家族を連れて戦っていると思い込み、最終的に東華に敗北する。突然、竜巻が発生し、鳳九と燕池悟(えんちご) は崖下に吹き飛ばされ、六十年に一度しか開かない梵音穀に迷い込んだことに気づく。この状況に鳳九は焦り、燕池悟(えんちご) を責めるが、燕池悟(えんちご)は鳳九の呼び方に不満を持つ。なぜ東華と戦ったのかと聞かれると、燕池悟(えんちご)は愛する人のため、姫蘅(きこう)のためだと答えた。鳳九の身分を知っても、燕池悟(えんちご)の心の中では姫蘅(きこう)が最も完璧な女性だった。