如意芳霏(にょいほうひ)あらすじ29話・30話、ネタバレ

第29話あらすじとネタバレ

傅宣(ふ・せん)は傅容(ふ・よう)のことで心配し、呉白は傅容(ふ・よう)に衣類を届けた後、彼女のそばに付き添います。皇帝は憂慮に満ちた様子で、傅容(ふ・よう)を陥れ、粛王を攻撃する企みがあることを悟っていました。恒京令の娘である傅容(ふ・よう)は弱いため、粛王を攻撃する標的にされてしまったのです。皇帝は傅容(ふ・よう)が徐晉(じょ・しん)の弱点であることを知っており、傅容(ふ・よう)が側にいる限り、徐晉(じょ・しん)は正妃を迎えないことを懸念していました。安王は2人を引き離すため、徐晉(じょ・しん)と傅容に離婚を提案し、傅容に圧力をかけることを皇帝に進言します。安王は、傅容は命を守るためにこの提案に同意すると考えていました。

しかし、徐晉(じょ・しん)は皇帝に7日間の猶予を願い出、その間に問題を解決すると約束します。失敗した場合には先皇の守霊を行い、二度と都には戻らないと誓いました。皇帝は不満でしたが、徐晉(じょ・しん)の願いを聞き入れました。

粛王が傅容の潔白を証明するために7日間の猶予を得たことを知った傅宣(ふ・せん)は喜びます。徐晉(じょ・しん)は提刑司(ていけいし)に食べ物を届け、手紙を添えます。「あまり心配しないでください。すべて私が処理します。困難な状況に陥っても、食事を忘れないでください。」 彼は手紙を傅容に託しました。

徐晉(じょ・しん)は問題が引継ぎ書類にあると推測し、提刑司(ていけいし)の仕業を疑います。しかし、提刑司(ていけいし)は成王と関係が深いため、真相を究明するのは困難でした。熟慮した徐晉(じょ・しん)は、陳司飾(ちんししょく)に会い、王妃を誣告した場合には決して許さないと警告します。陳司飾(ちんししょく)は成王と端妃(たんひ)に功績を報告し、端妃(たんひ)への忠誠を表明します。その忠誠心は玲瓏玉墜という褒美で報われました。

清平郡主は陳司飾(ちんししょく)が潜在的な脅威であると考え、彼女を排除することを決意します。端妃(たんひ)も同意し、成王に実行を命じます。陳司飾(ちんししょく)が殺されそうになった瞬間、徐晉(じょ・しん)が駆けつけ、彼女を救います。徐晉(じょ・しん)の問い詰めに対し、陳司飾(ちんししょく)は書類が改ざんされた事実を白状します。彼女は益母草の果汁を墨汁の代わりに使い、数字を書き直しました。傅容は違いに気づきませんでした。陳司飾(ちんししょく)は確認後、書類を宮中に持ち帰り、加熱して果汁の痕跡を消し、正しい数字を書き加えました。同時に、成王は提刑司(ていけいし)に如意(にょい)楼の書類をすり替えさせました。

押収された物資が衛陽(えいよう)城に運ばれたことを知った徐晉(じょ・しん)は、調査に向かいます。しかし、陳司飾が郊外で殺害され、傅容の事件は重要な証人を失ってしまいました。皇帝はこの機会に西河郡主(せいがぐんしゅ)と徐晉(じょ・しん)を結びつけようと画策し、西河郡主(せいがぐんしゅ)に情報を漏らします。

皇帝が提刑司(ていけいし)を訪れ、傅容に徐晉(じょ・しん)の嘆願を伝えた際、同時に徐晉(じょ・しん)から離れるべきだと暗示します。徐晉(じょ・しん)を巻き込まないために、傅容は心を痛めながらも離婚に同意します。釈放された傅容は、小七(しょうしち)と小八(しょうはち)に迎えられ、家に帰ります。彼女は如意(にょい)楼の封鎖を解除し、私物をいくつか取り戻します。阿沅は傅容の釈放を聞き、粛王が傅容の潔白を証明する証拠を見つけたものと勘違いします。しかし、傅容は徐晉(じょ・しん)との離婚を明かさず、阿沅に先に戻るように告げます。徐晉(じょ・しん)との幸せな日々を思い出し、傅容の心は痛みでいっぱいになります。

西河郡主(せいがぐんしゅ)は傅容が離婚届に署名したことを知り、急いで衛陽(えいよう)城に向かい、徐晉(じょ・しん)に傅容が離婚届に署名したことを伝えます。しかし、徐晉(じょ・しん)は彼女が離間を図っているとみなし、許嘉(きょ・か)に西河郡主(せいがぐんしゅ)を連れ去るように命じます。

第30話あらすじとネタバレ

傅容(ふ・よう)と徐晉(じょ・しん)の離縁

徐晉(じょ・しん)と西河郡主(せいがぐんしゅ)が言い争っている最中、蘇公公(そこうこう)が聖旨を持って到著します。傅容(ふ・よう)が離縁を要求したことを告げられます。傅容(ふ・よう)が自らの手で押印した離縁状を見せられても、徐晉(じょ・しん)は署名することを拒否します。そして蘇公公(そこうこう)を通じて皇帝に、事件の真相を明らかにした後、自ら離縁状を持って宮殿に赴くことを伝えます。その様子を見ていた粛王は、心ここにあらずといった様子。許嘉(きょ・か)は傅容(ふ・よう)の事件を追うべきかどうか尋ねますが、徐晉(じょ・しん)はそれは自分の責務であり、誰のためでもないとはっきり答えます。

傅宣(ふ・せん)と呉白起(ご・はくき)

傅宣(ふ・せん)と呉白起(ご・はくき)は傅容(ふ・よう)と徐晉(じょ・しん)の離縁の知らせに驚きます。傅宣(ふ・せん)と呉白起(ご・はくき)はどちらも恒京城にいないため、呉白起(ご・はくき)は傅(ふ)府に不利益をもたらす者が現れるのではないかと心配し、傅(ふ)府の外に警戒の人員を配置し、何かあればすぐに知らせるようにと指示します。傅宣(ふ・せん)は呉白起(ご・はくき)の気遣いに感謝します。

傅容(ふ・よう)の潔白を証明するために

傅容(ふ・よう)は自分の潔白を証明するため、衛陽(えいよう)城に向かいます。安王は傅容(ふ・よう)の噂を聞きつけて傅容(ふ・よう)を訪ね、鬼市に連れて行きます。徐晉(じょ・しん)と許嘉(きょ・か)も鬼市に向かうことを決意しますが、西河郡主(せいがぐんしゅ)も同行を希望し、従妹として同行することになります。鬼市で幻露石を見た傅容(ふ・よう)は、徐晉(じょ・しん)のことを思い出し、落ち込んでしまいます。西河郡主(せいがぐんしゅ)は徐晉(じょ・しん)にまとわりつきますが、徐晉(じょ・しん)は離れるように要求します。その後、西河郡主(せいがぐんしゅ)は露天商とトラブルになり、徐晉(じょ・しん)が止めて西河郡主(せいがぐんしゅ)を連れて行こうとした隙に、露天商は西河郡主(せいがぐんしゅ)の腕輪を盗んでしまいます。

腕輪の謎

傅容(ふ・よう)は偶然、西河郡主(せいがぐんしゅ)の腕輪を発見し、その出所を尋ねます。腕輪の由来を明らかにするため、傅容(ふ・よう)は鬼市のルールに従って、目隠しをして物を当てるゲームを提案し、巧みに勝利します。約束通り、露天商は腕輪の情報を開示します。それは、ある客が借金の担保として置いていったものだったのです。それが徐晉(じょ・しん)が調査している宮中の盗難事件と関係があることに気づいた傅容は、急いで徐晉(じょ・しん)と許嘉(きょ・か)のもとへ向かいます。

清風山匪寨

徐晉(じょ・しん)と許嘉(きょ・か)は、真珠が清風山匪寨から来たものだと知り、すぐに他の宮中の盗難品があるかどうかを探るために人々を派遣します。その後、傅容と安王が現場に到著し、縛られた露天商に、いわゆる「ボス」の身元を尋ねます。

徐晉(じょ・しん)と傅容の再会

傅容の姿を見た徐晉(じょ・しん)は、なぜ連絡しなかったのかと尋ねます。安王は仮面を外し、徐晉(じょ・しん)に傅容の生活を邪魔しないようにと警告します。徐晉(じょ・しん)がなぜ離縁状に署名したのかと問うと、傅容は、ずっと平凡な生活を望んでいて、徐晉(じょ・しん)と一緒にいることで疲れ果ててしまったと答えます。二人が一緒にいてもお互いに足を引っ張り合うだけなので、ここで終わりにした方がいいと考えるようになったのです。その言葉を聞いた徐晉(じょ・しん)は、悲しみに耐え切れず、涙を流します。

新たな展開

文刑(ぶん・けい)は鬼市の露天商を追跡し、彼が如意(にょい)楼の三叔(さんしゅく)であることを突き止めます。小七(しょうしち)と小八(しょうはち)は、如意(にょい)楼の京中の勢力が一掃されたことを報告します。三叔(さんしゅく)が如意(にょい)楼を再建する意思があると知った安王と文刑(ぶん・けい)は、すぐに三叔(さんしゅく)のもとを訪ねて話し合います。

傅容の決意

安王は傅容を衛陽(えいよう)城の最高地点に連れて行き、街の美しい景色を見渡します。徐晉(じょ・しん)と月を眺めた時のことを思い出し、傅容の気持ちは重くなります。偶然、宮中の盗難品に関する手がかりを耳にした傅容は、すぐに調査を開始します。