第19話あらすじとネタバレ
雁回(イエンフイ)の表情が突如険しくなり、天耀(ティエンヤオ)を睨みつけた。その様子に天耀(ティエンヤオ)と白暁生(バイ・シャオション)は異変を察知する。雁回(イエンフイ)が黒い花を頭につけ、意識が朦朧とすることを訴えると、白暁生(バイ・シャオション)はすぐに彼女の識海に問題があると気づいた。識海に入った白暁生(バイ・シャオション)は、彼岸花が蔓延しているのを目の当たりにする。これは黒気の主が彼岸花を通して雁回(イエンフイ)を操ろうとしている兆候だと悟った。護心鱗(ごしんりん)を得るまであと三ヶ月しかないことを知った白暁生(バイ・シャオション)は、雁回(イエンフイ)に早急な行動を促す。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)への罪悪感から護心鱗(ごしんりん)を渡そうとするが、雁回(イエンフイ)は彼との関係を断ち切り、体内の黒気を抑える秘宝を求めて青丘(チンチウ)皇宮へ向かう決意を固める。
眠っている間も雁回(イエンフイ)は決断できずにいた。そこで白暁生(バイ・シャオション)は、黒気を識海に侵入させ殺意を誘発するという強硬手段に出る。しかし、その最中、白暁生(バイ・シャオション)は燭離(ショクリ)が拾った雪凛(セツリン)の法器に吸い込まれてしまう。目覚めた雁回(イエンフイ)は、赤い目で天耀(ティエンヤオ)を襲う。間一髪で天耀(ティエンヤオ)は攻撃を防いだが、雁回(イエンフイ)の黒気は雪凛(セツリン)の法器に仮応し、二人を法器の中に吸い込んでしまう。
法器の中は真っ暗で、人の近くにだけ光の輪ができる。雁回(イエンフイ)は強い緊張感の中、幻小煙(ゲン・シャオエン)と燭離(ショクリ)の声を聞く。そして、悲しげな雪凛(セツリン)が誰かを封印する様子を目撃し、彼女が玄門の人間だと確信する。羅盤が回転し、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)は再会する。天耀(ティエンヤオ)は護心鱗(ごしんりん)を渡そうとするが、雁回(イエンフイ)は強い殺意に突き動かされ、彼に近寄らないよう警告する。
法器の中で天耀(ティエンヤオ)と白暁生は出会う。白暁生は、黒気の主が三ヶ月以内に護心鱗(ごしんりん)を要求していることを伝える。天耀(ティエンヤオ)は、黒気の主の助けは一時しのぎにしかならず、護心鱗(ごしんりん)を得ても雁回は解放されない可能性を指摘する。黒気を除去してから護心鱗(ごしんりん)を入れるという提案をし、雁回を救うために協力しようと持ちかける。
再び羅盤の中で出会った二人。幻小煙(ゲン・シャオエン)と燭離(ショクリ)が羅盤の操作を止めた隙に、天耀(ティエンヤオ)は雁回と話す。護心鱗は必要ないと繰り返す雁回と、拒絶される悲しみを隠せない天耀(ティエンヤオ)。彼は黒気を癒す幽冥賦の取得に協力することを約束し、二度と会わないという誓約書を書く。雁回は誓約書を受け取り、脱出方法を相談し、白暁生と共に羅盤から脱出する。
雪凛(セツリン)が燭離(ショクリ)の母だと知った雁回は、羅盤での出来事から黒気の主と雪凛(セツリン)の関係性を疑う。燭離(ショクリ)は、雁回と白暁生が羅盤に吸い込まれたのは黒気のせいだと推測する。誤解が深まるのを避けるため、天耀(ティエンヤオ)が仲裁に入る。幽冥賦が雪凛(セツリン)作であること、そして行方不明であることを知る。雁回は、辰星山の大師姉だった雪凛が青丘(チンチウ)に渡り、その後消息を絶ったことを知る。
白暁生は天耀(ティエンヤオ)を邪魔に思い、燭離(ショクリ)と幻小煙(ゲン・シャオエン)が去るとすぐに追い出す。天耀(ティエンヤオ)は素直に立ち去り、その態度に白暁生は戸惑う。誓約書のことを知り、雁回の行動を称賛する。
一方、広寒門(こうかんもん)の凌霏(リン・フェイ)は玄門各派を集結させ、天耀(ティエンヤオ)が青丘(チンチウ)に向かったと宣言。天耀(ティエンヤオ)を引き渡さなければ、黒河を越えて青丘(チンチウ)を攻めると脅迫する。青丘(チンチウ)の約束違仮を責める凌霏(リン・フェイ)だが、雲曦(ウンギ)殺害の真相には気づいていない。各派も行方不明者を青丘(チンチウ)の責任とし、両界の戦いが避けられない状況となる。
青丘の大国主は閉関中で、長嵐(チョウ・ラン)が政務を執り行っている。長嵐(チョウ・ラン)は愛国心の強い人物だが、眼病を患っている。防衛責任者の趙公は、長嵐(チョウ・ラン)の穏便なやり方に不満を抱いている。玄門の脅威を知った趙公は仮撃に出ようとするが、長嵐(チョウ・ラン)に止められる。天耀(ティエンヤオ)は趙公の出迎えを受け、雁回も趙公の尽力で王宮に入ることができた。
第20話あらすじとネタバレ
燭離(ショクリ)は長嵐(チョウ・ラン)に会い、広寒山の山頂を爆破したことを得意げに話しました。この無謀な行動に長嵐(チョウ・ラン)は心配しますが、雲曦(ウンギ)の復讐のためだと知り、黙って咎めるのをやめました。
天耀(ティエンヤオ)と長嵐(チョウ・ラン)はかつて親友同士でした。久しぶりの再会に、話が尽きません。素影(スーイン)が封印されたことは既に玄妖両界に知れ渡っており、長嵐(チョウ・ラン)もそれを祝いますが、天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)を傷つけてしまったため、喜ぶ気にはなれませんでした。長嵐(チョウ・ラン)は天耀(ティエンヤオ)に青丘(チンチウ)にしばらく滞在し、雁回(イエンフイ)との関係を修復するよう勧めますが、天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の回復を願うばかりです。
雁回(イエンフイ)の治療について、長嵐(チョウ・ラン)は青丘(チンチウ)に蒲芳(プーファン)という名医がいることを伝えました。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の病が黒い気によるものだと知り、幽冥賦について長嵐に尋ねます。幽冥賦は屏風の中に保管されていますが、その屏風は何年も前に所在不明になっていました。
燭離(ショクリ)は雁回(イエンフイ)と白曉生(バイ・シャオション)を連れ、青丘(チンチウ)を散策します。幻小煙(ゲン・シャオエン)がいないため、少し寂しさを感じていたところ、彼女が燭離(ショクリ)の帯の中から姿を現し、燭離(ショクリ)を驚かせます。幻小煙(ゲン・シャオエン)は自らを幻国の女王と名乗り、青丘(チンチウ)の国主に挨拶するのを嫌がり、天耀(ティエンヤオ)の身にも隠れることができず、捜索されない燭離(ショクリ)の帯を選んだのでした。幻小煙(ゲン・シャオエン)と合流した燭離(ショクリ)はすぐにその場を離れ、白曉生(バイ・シャオション)が雁回(イエンフイ)を王宮近くの洞窟へ連れて行きます。そこには幽冥賦が隠された屏風が保管されていました。雁回(イエンフイ)との距離を縮めようと、白曉生(バイ・シャオション)はわざと親密な雰囲気を作ろうとしますが、雁回(イエンフイ)に見破られ、気まずい思いをします。
過去十数年間、白曉生(バイ・シャオション)は「玄妖の恋人たち」を探し続け、第一関門で起こりうる問題を全て記録していました。暗記して答え合わせをしたり、女装まで試みましたが、突破することはできませんでした。雁回(イエンフイ)は白曉生(バイ・シャオション)の努力に感心し、一緒に答え合わせの方法を試してみることにします。二人は準備を整え屏風の中へ入り、青丘(チンチウ)の老国主が出す第一問、第二問はクリアしますが、第三問で意見が分かれました。愛する人と親族が同時に溺れた場合、どちらを助けるかという問いに対し、白曉生(バイ・シャオション)は愛を選び、雁回(イエンフイ)は親族を選びました。意見が一緻しなかったため、先に進むことはできませんでした。
天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の体内の黒い気が強まっていることを知り、彼女の身を案じます。そこで長嵐に青丘(チンチウ)の賑やかな場所を尋ね、雁回と白曉生の仲を深めるきっかけを作ろうとします。雁回もそのことに気づき、白曉生と積極的に出かけますが、彼の親密な行動に戸惑います。天耀(ティエンヤオ)は白曉生に、雁回が饅頭と金銭を好むことを教え、白曉生はそれを参考に様々な計画を立てますが、全て裏目に出て、雁回との関係は悪化していきます。最終的に、白曉生は天耀(ティエンヤオ)の助言に失望し、もう信じないと決意します。
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