護心(ごしん)あらすじ9話・10話、ネタバレ

第9話あらすじとネタバレ

天耀(ティエンヤオ)は素影(スーイン)が竜角陣で永州(えいしゅう)城を封鎖したことに気づき、弦歌(ゲンカ)に累が及ぶのを避けるため、立ち去ろうとしました。しかし、弦歌(ゲンカ)はそれを許さず、二人を以前秘密裏に作った地下城へと案内しました。闘技場の爆発事件で多くの妖怪が逃げ出し、弦歌(ゲンカ)は救える命は全て救おうと尽力した結果、地下城にはあっという間に多くの妖怪が集まりました。天耀(ティエンヤオ)は人間である弦歌(ゲンカ)が妖怪を助けることに疑問を抱きましたが、彼女が妖怪に育てられ、病気で苦しむ妖怪たちの姿を見てきたことを知り、苦労して回復させた自分の霊力を妖怪たちの治療に使う決意をしました。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、9話ネタバレ

傷がみるみるうちに癒えていくのを見て、妖怪たちは天耀(ティエンヤオ)に畏敬の念を抱き、彼こそが伝説の霊龍ではないかと尋ねました。真実を知った妖怪たちはひざまずき、「竜主」と叫び、彼の帰還が妖怪たちの希望だと信じました。雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)が体の不調をこらえて妖怪たちを治療し続ける姿を見て心を痛め、命を何度も拾ってきたのだから大切にするようにと、こっそりと忠告しました。素影(スーイン)が既に天耀(ティエンヤオ)の姿を見ていることから、雁回(イエンフイ)はもう隠す必要はないと考え、天耀(ティエンヤオ)との僕役契約を自ら解除し、彼の尊厳を取り戻させました。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の配慮に深く感謝し、いつか恩に報いると約束しました。

雁回(イエンフイ)の識海を探るため、天耀(ティエンヤオ)は彼女の額にそっと近づき、彼女を導こうとしました。雁回(イエンフイ)の心臓は高鳴り、狐媚香の影響はとっくに消えていましたが、それでも不思議な感情の揺れを感じ、額を合わせることで識海に入れると理解してようやく落ち著きを取り戻しました。雁回(イエンフイ)の識海は黒岩山仞によって守られており、それは大宗師が仕掛けた封印で、雁回(イエンフイ)の実力がその宗師を超えない限り、解くことはできません。下山時に凌霄(リン・シアオ)が彼女の心臓にかけた不思議な術を思い出し、雁回(イエンフイ)は凌霄(リン・シアオ)の仕業ではないかと疑いましたが、何も言いませんでした。素影(スーイン)が20年も前に既に宗師の域に達していたことを知り、雁回(イエンフイ)はさらに修行に励む決意を固めました。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、9話ネタバレ

素影(スーイン)は九尾狐の雲曦(ウンギ)公主が命と引き換えに作った記憶を呼び覚ます丹药を陸慕生(リク・ムーシェン)に飲ませようとしましたが、陸慕生(リク・ムーシェン)は命を犠牲にして薬を作るという事実に耐えられず、善悪の区別もつかない素影(スーイン)を本当の妖怪だと非難しました。深く傷ついた素影(スーイン)は陸慕生(リク・ムーシェン)を雲曦(ウンギ)に会わせました。今の雲曦(ウンギ)は汚れきって正気を失っており、陸慕生(リク・ムーシェン)が抱きしめると、彼の肩に噛みつきました。素影(スーイン)は陸慕生(リク・ムーシェン)が怒るか雲曦(ウンギ)を嫌うと思いましたが、彼はただ雲曦(ウンギ)を抱きしめ、二人の家や満開の梨の花の思い出を語り、雲曦(ウンギ)の記憶を呼び覚ましました。雲曦(ウンギ)は家に帰りたがり、陸慕生(リク・ムーシェン)は連れて帰ると約束しました。この様子を見て、怒りと嫉妬に駆られた素影(スーイン)は、手を振って雲曦(ウンギ)を倒れさせました。激怒した陸慕生(リク・ムーシェン)は素影(スーイン)を絞め殺そうとしましたが、逆に気絶させられてしまいました。

弦歌(ゲンカ)は青丘(チンチウ)一族が血筋を重んじ、また自分に恩があることから、雲曦(ウンギ)の情報を伝えようとしましたが、全ての連絡手段が遮断されていることに気づきました。仕方なく、彼女は鳳千朔(オオトリ・チサト)に助けを求めました。七弦堂の店主から鳳千朔(オオトリ・チサト)が父・鳳銘(ホウメイ)に連れ去られたことを知り、彼が残した遺品を受け取った弦歌(ゲンカ)は、鳳千朔(オオトリ・チサト)が危険な状況にあると悟り、彼を救う決意をしました。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、9話ネタバレ

実は鳳銘(ホウメイ)は七絶堂(しちぜつどう)を乗っ取ろうと鳳千朔(オオトリ・チサト)を拷問していました。瀕死の鳳千朔(オオトリ・チサト)は父の残した品を見つけ、弦歌(ゲンカ)と結婚できなかったことを悔やみました。逃げ出した彼が弦歌(ゲンカ)と再会すると、彼女の後を追い地下城へやってきました。多くの妖怪を前に鳳千朔(オオトリ・チサト)は不安を感じ、妖怪たちも彼に警戒心を抱きました。鳳千朔(オオトリ・チサト)が弦歌(ゲンカ)に何故妖怪を助けるのかと問いただすと、弦歌(ゲンカ)は自分が両親に捨てられ、妖怪に育てられた過去を語り、自分の立場を理解させようとしました。

雁回(イエンフイ)は凌霏(リン・フェイ)が九尾狐を捕らえるために奔走していたことを思い出し、全ては素影(スーイン)のためだったのではないかと推測しました。天耀(ティエンヤオ)は辰星山と広寒門(こうかんもん)が繋がっているのではないかと考えましたが、雁回(イエンフイ)は凌霄(リン・シアオ)がそんなことをするとは信じられず、二人は言い争ってしまいました。雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の喧嘩を見かねた白曉生(バイ・シャオション)は、仲良くしないと素影(スーイン)を呼ぶぞと脅しました。白曉生(バイ・シャオション)を刺激できないと悟った雁回(イエンフイ)は、すぐに天耀(ティエンヤオ)と親密なふりをしました。二人の様子に満足した白曉生(バイ・シャオション)でしたが、警戒を解かず、時々様子を見に来ました。白曉生(バイ・シャオション)の足音が聞こえるたびに、雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)は素早く姿勢を直し、親密な様子を装いました。白曉生(バイ・シャオション)が何故二人の関係にこだわるのか分かりませんでしたが、天耀(ティエンヤオ)は大きな恩には裏があると考え、白曉生(バイ・シャオション)には何か深い理由があって自分たちを素影(スーイン)から救ったはずだと示唆しました。

第10話あらすじとネタバレ

鳳銘(ホウメイ)は雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の闘獣契約書を素影(スーイン)に提出し、闘獣場の爆発事件は二人の仕業だと報告しました。意外なことに、素影(スーイン)は雁回(イエンフイ)を知っていました。鳳千朔(オオトリ・チサト)の失踪を知ると、配下を調査に送り、結界に損傷がないことから、鳳千朔(オオトリ・チサト)は誰かに助けられたと推測します。以前姿を消した妖怪たちのことも考え合わせ、永州(えいしゅう)城内には妖怪を助ける者がいると確信を深めました。逃亡を防ぐため、素影(スーイン)は牛角陣を地下深くまで展開し、永州(えいしゅう)城を飛び立つことのできない牢獄にしました。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、10話ネタバレ

地下城に入った鳳千朔(オオトリ・チサト)は、実は妖窟に迷い込んでいました。弦歌(ゲンカ)の妖僕たちは彼に冷たく、世話をするのも面倒くさそうで、衝突寸前でした。雁回(イエンフイ)はこれに気づき、鳳千朔(オオトリ・チサト)がなぜ妖怪と仲が悪いのか尋ね、弦歌(ゲンカ)がなぜ彼を好きになったのか不思議がります。それを聞いた鳳千朔(オオトリ・チサト)は、嬉しそうに弦歌(ゲンカ)の元へ向かいました。弦歌(ゲンカ)は七絶堂(しちぜつどう)の店主から預かった鳳千朔(オオトリ・チサト)の遺品、「花為(カタイ)」と呼ばれる物を調べていました。鳳千朔(オオトリ・チサト)は千裏伝達ができるこの宝物を弦歌(ゲンカ)から取り戻し、七絶堂(しちぜつどう)を築けたのは父が残したこの「花為(カタイ)」のおかげだと語ります。弦歌(ゲンカ)は鳳千朔(オオトリ・チサト)に「花為(カタイ)」を使って青丘(チンチウ)に雲曦(ウンギ)公主の消息を伝えるよう頼みますが、拒否されます。二人の押し問答の最中、「花為(カタイ)」が誤作動し、雲曦(ウンギ)が素影(スーイン)に殺されたことを知ってしまいます。

白曉生(バイ・シャオション)は永州(えいしゅう)に残る危険を説明しましたが、鳳千朔(オオトリ・チサト)はここを守る決意を曲げません。龍角の持ち主である天耀(ティエンヤオ)は龍角を取り戻す方法を知っていますが、雁回(イエンフイ)の協力が必要です。雁回(イエンフイ)の識海が開いたばかりで力が弱いため、難航します。しかし鳳千朔(オオトリ・チサト)の「花為(カタイ)」が解決策を提示し、天耀(ティエンヤオ)と弦歌(ゲンカ)は妖怪たちを集め、現状を説明します。妖怪たちは玄門の人間を警戒し、雁回(イエンフイ)を信用しませんでしたが、葵牛の説得もあり、天耀(ティエンヤオ)を信じて雁回(イエンフイ)に霊力を貸すことに同意します。大きな責任を背負った雁回(イエンフイ)は、成功できるか不安に押しつぶされそうになります。白曉生(バイ・シャオション)は弦歌(ゲンカ)と鳳千朔(オオトリ・チサト)が鳳銘(ホウメイ)を、天耀(ティエンヤオ)が素影(スーイン)の注意をそらす間に、雁回(イエンフイ)が破陣を試みることを提案します。龍角が手に入れば、白曉生(バイ・シャオション)がすぐに天耀(ティエンヤオ)に届け、永州(えいしゅう)城の危機を解除する計画です。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、10話ネタバレ

弦歌(ゲンカ)の穴掘りが得意な二人の妖僕は、素影(スーイン)の龍角陣が地下を探知し始めていることに気づき、地下城に長くは隠れていられないと悟ります。二人は隠れた出口を見つけ、弦歌(ゲンカ)が使えるように開通させました。出発前、弦歌(ゲンカ)は十二公子に封印が解かれた時に弱い妖怪たちを守り、妖牌を壊して自由を与えるよう指示します。妖僕たちは長年の世話への感謝を込めて、弦歌(ゲンカ)に別れを告げました。

弦歌と鳳千朔(オオトリ・チサト)は井戸から這い上がり、ちょうど鳳銘(ホウメイ)が忘語楼(ぼうごろう)を捜索しているところに遭遇します。鳳千朔は鳳銘(ホウメイ)の性格を知り、香坊の倉庫を爆破して注意を逸らしました。激怒した鳳銘(ホウメイ)はすぐに倉庫へ犯人を捕まえに向かいますが、路地裏に追いつめた時には、弦歌はすでに鳳千朔を連れて別の場所に隠れていました。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、10話ネタバレ

陸慕生(リク・ムーシェン)の命は風前の灯火で、素影(スーイン)は毎日霊力を送り込んで命を繋いでいますが、それも長くは持ちません。護心鱗(ごしんりん)を得るため、素影(スーイン)は広寒門(こうかんもん)の禁術を使い、凍気を地下深くまで送り込み、多くの妖怪が凍死してしまいます。天耀(ティエンヤオ)はこれを見て、急いで霊火で寒気を抑え、妖怪たちを守りました。龍角を取り戻すことが急務となり、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)はすぐに地上に戻る必要があります。小五(ショウゴ)と小九(ショウキュウ)が自ら申し出て、氷の通路を開き、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)を地上へ導きました。

以前、雁回(イエンフイ)は白曉生(バイ・シャオション)に霊力を分けてもらおうとしましたが、天耀(ティエンヤオ)は白曉生(バイ・シャオション)を信用できないと言って止めました。今、二人はそれぞれの任務に向かう別れ際、天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の肩を掴み、気を付けるようにと声をかけます。雁回(イエンフイ)も天耀(ティエンヤオ)に注意するよう言い、二人は別れを惜しみます。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の後ろ姿を見ながら、彼女が体を元に戻す手伝いをする約束や、銅鑼村で自分のために強く出てくれたことを思い出し、感慨にふけります。雁回(イエンフイ)は命を懸けても龍角を取り戻すと決意を新たにしました。

天耀(ティエンヤオ)が現れ、広寒門(こうかんもん)の弟子を倒します。その際に発現した霊龍の影に気づいた素影(スーイン)は、すぐに駆けつけます。二人は出会うや否や戦闘になり、天耀(ティエンヤオ)は意外にも素影(スーイン)の攻撃を受け止め、彼女を驚かせます。しかし、素影(スーイン)は天耀(ティエンヤオ)がすでに背中に傷を負っていることに気づいていませんでした。