第7話あらすじとネタバレ
鳳千朔(オオトリ・チサト)は弦歌(ゲンカ)の部屋で目を覚ます。目の前には、彼が忌み嫌う妖僕、天耀(ティエンヤオ)の姿があった。しかし雁回(イエンフイ)は、鳳千朔(オオトリ・チサト)の怪我を治したのはまさにその天耀(ティエンヤオ)だと指摘し、鳳千朔(オオトリ・チサト)は言葉を失う。雁回(イエンフイ)は鳳千朔(オオトリ・チサト)が七絶堂(しちぜつどう)の主人だと気づき、かつて自分が大金を使ったその店を「ぼったくり」呼ばわりし、お金を返してほしいと迫るが、七絶堂(しちぜつどう)に返金はなし。弦歌(ゲンカ)への配慮と、天耀(ティエンヤオ)に命を救われた恩義から、鳳千朔(オオトリ・チサト)は二人に闘獣場(とうじゅうじょう)を探す手助けをし、入場許可証として金鳳羽(きんほうう)を渡す。
道中、雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)を見るたびに胸が高鳴り、抑えきれずに天耀(ティエンヤオ)に衣の端で顔を隠すように頼む。しかし、それがかえって天耀(ティエンヤオ)の神秘的な魅力を増し、雁回(イエンフイ)はますます興奮し、ついには鼻血を出してしまう。天耀(ティエンヤオ)は雁回(イエンフイ)の急な変化に驚き、毒にでも当たったのかと心配するが、雁回(イエンフイ)は「恋の病」だと主張し、その場から逃げ出す。
雁回(イエンフイ)に狐媚香(こびこう)を使ったことを後悔した王鵬遠(ワン・ポンユエン)は、急いで解毒薬を探しに行く。雁回(イエンフイ)の部屋の扉が閉まっているのを見て、自分が避けられていると思い込み、狐媚香のことなど全てを告白する。部屋の中にいた白暁生(バイ・シャオション)は全てを聞き、雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の間の親密さは薬によるものだと知り、考えを改める。戻ってきた雁回(イエンフイ)に王鵬遠(ワン・ポンユエン)はすぐに事情を説明し、解毒薬を飲ませる。正気に戻った雁回(イエンフイ)は安堵するが、二度とこのようなことをしないと王鵬遠(ワン・ポンユエン)に釘を刺し、彼の告白も断る。王鵬遠(ワン・ポンユエン)が父親と商売で遠くに旅立つことを知り、雁回(イエンフイ)は彼に本当の好きな人に出会えるようにと願う。
白暁生(バイ・シャオション)は天耀(ティエンヤオ)と雁回の仲が薬によって作られたものだと知り、騙されたと思い込み、二人を殺そうとする。しかし天耀(ティエンヤオ)は白暁生(バイ・シャオション)が影妖(えいよう)だと見抜き、雁回に灯りを消すように指示する。白暁生(バイ・シャオション)はすぐに灯りをつけ直し再び襲いかかるが、霊力の弱い天耀(ティエンヤオ)は雁回を守り抜く。それを見た白暁生(バイ・シャオション)は、二人の間に本当の愛情があることを信じ、雁回から落ちた金鳳羽に気づき、彼らが闘獣場に向かっていることを察し、二人を見逃す。
闘獣場に入った天耀(ティエンヤオ)と雁回は指示に従って進むが、白暁生(バイ・シャオション)が案内板を細工していたため、闘獣エリアへと迷い込んでしまう。仕掛けられた階段に乗る際、雁回は金鳳羽を落としてしまう。闘獣エリアの係員は横柄な態度で天耀(ティエンヤオ)を連れ去り、雁回に内容のわからない契約書にサインをさせる。先に進むため、雁回は仕方なくサインする。
弦歌(ゲンカ)は鳳千朔(オオトリ・チサト)に昨夜の天香坊(てんこうぼう)の事件のアリバイを証明させるため、忘語楼(ぼうごろう)に泊める。鳳千朔は喜ぶ。翌朝、鳳銘(ホウメイ)が鳳千朔を訪ね、昨夜射た黒装束の男について尋ねるが、鳳千朔はうまくかわす。鳳銘(ホウメイ)は家業の管理を口実に鳳千朔を連れ戻そうとする。弦歌(ゲンカ)も同行しようとするが、危険に巻き込みたくない鳳千朔はそれを拒否する。
闘獣場に入った天耀(ティエンヤオ)は、一層目で牢に入れられる。怪我をした葵牛(あおいぎゅう)の治療をし、次に戦う相手が強力な天淵貘(てんえんばく)だと知る。勝てば下層に進み、地底深くで感じる龍角(りゅうかく)に近づける。闘獣場に来た雁回は、自分が厳しい闘獣契約にサインしたことを知る。妖僕が怪我をすれば主人も怪我をし、主人の命令がないと動けない。状況の厳しさを理解した雁回は、ルールがわからなくても勝つしかないと決意する。何度か負けた後、相手の不正に気づき、相手の指示の後に行動することで逆転勝利する。熟練の天淵貘とその主人との対戦で、雁回と天耀(ティエンヤオ)は相手の左足に弱点を見つけ、そこを突破口に勝利を目指す。
第8話あらすじとネタバレ
雁回(イエンフイ)の不屈の闘誌は、対戦相手を震え上がらせた。天耀(ティエンヤオ)が天淵貘に襲われようとした瞬間、雁回(イエンフイ)は機転を利かせ、天耀(ティエンヤオ)に顔で攻撃を受け止めるよう指示。そして間一髪で指示を変え、天耀(ティエンヤオ)は跳躍し、相手の首を両足で締め上げ、そのまま豪快な投げ技を決め、天淵貘を跪かせた。しかし、勝利の喜びも束の間、飼い主に捨てられた天淵貘は、闘技場の残酷な掟によりその場で処刑されてしまう。雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)は、この冷酷な現実に言葉を失った。
天耀(ティエンヤオ)をこれ以上苦しませたくない一心で、雁回(イエンフイ)は試合からの棄権を決意。十金で門番を買収し、薬を持って牢獄に入り、天耀(ティエンヤオ)の傷の手当てをする。天耀(ティエンヤオ)の妖牌が八荒神木に掛けられ、力が製限されていることを知った雁回(イエンフイ)は、妖牌を取り戻す決意をする。だが、そこは点星陣が張り巡らされており、一歩間違えば警報が鳴ってしまう危険な場所だった。幸いにも、白暁生(バイ・シャオション)は雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)の忠誠心を確かめ、手を貸してくれることに。彼は妖牌の奪還だけでなく、ある交換条件を提示する。それは、この主従に一つの頼みを聞いてもらうことだった。雁回(イエンフイ)は機転を利かせ、白暁生(バイ・シャオション)に天耀(ティエンヤオ)の龍角探しへの協力を依頼。龍角を取り戻せば、自分たちの力が増すだけでなく、白暁生(バイ・シャオション)の頼みもより良く果たせると考えたのだ。
白暁生(バイ・シャオション)が意図的に起こした混乱に乗じ、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)は十八層に辿り著き、伝説の龍角を発見する。しかし、扉の結界が行く手を阻む。雁回(イエンフイ)は扉に嵌め込まれた宝石を剝がして金にしようと試みるが、誤って仕掛けを起動させてしまう。危機一髪、天耀(ティエンヤオ)は僅かな霊力で雁回(イエンフイ)を守り、護心鱗(ごしんりん)の力を使って扉を破るよう指示する。雁回(イエンフイ)は最初は霊力が足りなかったが、天耀(ティエンヤオ)の助けを借りて識海を開き、強力なエネルギーを放出。結界を破壊するだけでなく、闘技場全体を貫き、捕らわれていた妖僕たちに脱出の道を開いた。
一方、鳳千朔(オオトリ・チサト)は深夜に鳳銘(ホウメイ)と密会し、雁回(イエンフイ)と天耀(ティエンヤオ)への興味を明かす。鳳銘(ホウメイ)の妖への憎しみと七絶堂(しちぜつどう)への野心を前に、鳳千朔(オオトリ・チサト)は態度を決めかねていたが、闘技場の異変が彼に猶予を与えた。鳳銘(ホウメイ)は事態の深刻さを悟り、急いで十八層へ向かい、素影(スーイン)に報告する。
十八層を爆破した雁回と天耀(ティエンヤオ)は、一時的に安全を確保できたと思っていたが、素影(スーイン)は既に待ち構えていた。彼女は霊魂離体の力だけで二人を捕らえるが、薬剤の精製に集中していたため、全力ではなかった。その隙を突いて、雁回と天耀(ティエンヤオ)は逃走に成功する。
弦歌(ゲンカ)は逃げる妖僕たちを見て、彼らの行く末を案じ、玉瀝(ギョクレキ)に命じて救助に向かわせる。同時に、鳳千朔(オオトリ・チサト)の安全も考慮し、彼を連れ戻すよう指示を出す。素影(スーイン)は永州(えいしゅう)の封鎖を命じ、天耀(ティエンヤオ)を捕らえるため、家々を捜索し始める。
コメントする