護心(ごしん)あらすじ37話・38話、ネタバレ

第37話あらすじとネタバレ

凌霄(リン・シアオ)は龍火を媒介に、まるで星月をも掴むかのような力で封印を強化した。伏陰(フクイン)の識海は瞬時に龍火に包まれ、この光景に白曉生(バイ・シャオション)は冷笑を浮かべ、雁回(イエンフイ)が新たな黒気の主となり、伏陰(フクイン)は最後の切り札を失ったと指摘する。しかし、伏陰(フクイン)は既に密かに元神を白曉生(バイ・シャオション)の真身と融合させ、傀儡術で白曉生(バイ・シャオション)を操り、彼の体を使って識海から脱出しようとしていた。伏陰(フクイン)に操られた白曉生(バイ・シャオション)は素影(スーイン)を見つけ、陸慕生(リク・ムーシェン)がまだ生きていることを伝える。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、37話ネタバレ

素影(スーイン)は自分がこの世で血縁に恵まれず、唯一の妹である凌霏(リン・フェイ)を深く愛していた。凌霏(リン・フェイ)が伏陰(フクイン)に殺されたことを知り、彼女は激怒する。陸慕生(リク・ムーシェン)が青丘(チンチウ)で雲曦(ウンギ)の霊を守っていること、そしてそれが伏陰(フクイン)の罠だと分かっていながらも、素影(スーイン)は自ら青丘(チンチウ)へ向かうことを決意する。今日は雲曦(ウンギ)の誕生日。燭離(ショクリ)と幻小煙(ゲン・シャオエン)は花束と雲曦(ウンギ)の愛読していた話本を持って墓参に訪れ、雲曦(ウンギ)の霊前で静かに想いを語る。陸慕生(リク・ムーシェン)はこの穏やかな時間を愛おしく思い、死後は雲曦(ウンギ)と合葬されることを願う。その言葉が終わるや否や、素影(スーイン)が突然現れ、陸慕生(リク・ムーシェン)を連れ去ろうとする。塵意(ジンイ)は識海が破壊されたことを知りながらも、無理やり霊力を奮い起こして抵抗し、燭離(ショクリ)、幻小煙(ゲン・シャオエン)、そして陸慕生(リク・ムーシェン)を逃がす機会を窺う。素影(スーイン)は塵意(ジンイ)を傷つけるつもりはなく、ただ陸慕生(リク・ムーシェン)を連れ去りたいだけだった。しかし、塵意(ジンイ)は雲曦(ウンギ)を想う陸慕生(リク・ムーシェン)を守るため、元神を使って呪術を放ち、素影(スーイン)が彼と雪凛(セツリン)の子を連れ去るのを阻止する。仕方なく、素影(スーイン)は幻小煙(ゲン・シャオエン)と陸慕生(リク・ムーシェン)を連れ去る。

衰弱していく陸慕生(リク・ムーシェン)の体を案じた素影(スーイン)は、幻小煙(ゲン・シャオエン)を使って彼の記憶を吸い取り、珠に煉成し、仙土に埋め込んで肉体を再生させ、陸慕生(リク・ムーシェン)を永遠に自分のそばに置こうと考える。天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)は花報で塵意(ジンイ)国主が殺され、幻小煙(ゲン・シャオエン)と陸慕生(リク・ムーシェン)が捕らえられたという知らせを見て激怒し、素影(スーイン)に決著をつけようと決意する。彼らは救出に来た燭離(ショクリ)と、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)が素影(スーイン)を引きつけ、その隙に燭離(ショクリ)が幻小煙(ゲン・シャオエン)を救出する作戦を立てる。天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)はわざと騒ぎを起こし、素影(スーイン)をおびき出す。素影(スーイン)は陸慕生(リク・ムーシェン)の記憶を既に抽出したため、すぐさま応戦する。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、37話ネタバレ

雁回(イエンフイ)は正面から素影と戦い、天耀(ティエンヤオ)は赤焰龍牙を召喚して奇襲をかける。しかし、二人がかりでも素影には敵わない。素影は20年前に天耀(ティエンヤオ)を倒すために使った陣を張り、この陣は天耀(ティエンヤオ)の力を抑製する効果があり、さらに龍心は彼女の足元にあったのだ。燭離(ショクリ)は幻小煙(ゲン・シャオエン)を無事に救出するが、陸慕生も連れ出そうとする。しかし、陸慕生は素影の歪んだ愛に苦しめられ、既に生きることを諦めていた。彼は素影を刺し、記憶の珠を砕き、記憶を取り戻したものの、もはや素影を愛していないことを告げる。素影から逃れるため、彼は天耀(ティエンヤオ)に龍火で自分を焼き尽くすよう頼む。素影は涙を流し、陸慕生に去らないでと懇願するが、陸慕生の決意は固かった。天耀(ティエンヤオ)は龍火を使い、陸慕生を解脱させる。愛する者を失いたくない素影は、天耀(ティエンヤオ)に龍心を返し、愛する者と結ばれない苦しみを味わわせる。天耀(ティエンヤオ)の体内に龍心を戻した後、素影は倒れ、陸慕生との出会いの美しい思い出を回想するが、陸慕生が雲曦(ウンギ)を愛したことで味わった苦しみにもがき苦しむ。記憶を取り戻した陸慕生が何度も自分を殺そうとしたことを思い出し、悲しみに暮れる。その時、素影の額から黒い気が流れ出し、彼女は伏陰(フクイン)の計画通り、執念によって伏陰(フクイン)の人となる。

龍心を受け取った天耀(ティエンヤオ)は、雁回(イエンフイ)との出会いから今までの全ての記憶を取り戻す。目を開けると、そこは青丘(チンチウ)だった。傍らには燭離(ショクリ)と鳳千朔(オオトリ・チサト)がおり、天耀(ティエンヤオ)の記憶が戻ったことを心から喜ぶ。しかし、天耀(ティエンヤオ)は不安に駆られる。龍心が体に入った時、黒気を修炼していた雁回(イエンフイ)が黒気に変化して消滅してしまったのだ。天耀(ティエンヤオ)は黒気が新たな宿主を見つけるのではないかと心配し、それは伏陰(フクイン)の識海かもしれないと考える。燭離(ショクリ)と鳳千朔(オオトリ・チサト)もこの話を聞き、雁回(イエンフイ)の運命を案じる。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、37話ネタバレ

第38話あらすじとネタバレ

雁回(イエンフイ)と伏陰(フクイン)の因縁

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、38話ネタバレ

雁回(イエンフイ)は伏陰(フクイン)の深く危険な精神世界に迷い込み、伏陰(フクイン)の記憶を目撃する。かつて伏陰(フクイン)は雪凛(セツリン)に救われ、彼女の影響で人間らしい生活を送ろうと、他者を傷つけないよう努めていたことがわかる。雪凛(セツリン)は伏陰(フクイン)の心に善意を育むため、子犬を贈った。しかし、雪凛(セツリン)の関心を独占したいという私欲から、伏陰(フクイン)は残酷にも子犬を絞め殺し、雪凛(セツリン)には逃げ出したと嘘をついた。

時が経ち、伏陰(フクイン)は雪凛(セツリン)が自分の功法を研究していることに気づくが、当初は特に気に留めなかった。しかし、雪凛(セツリン)が青丘(チンチウ)国主の塵意(ジンイ)と結ばれた時、愛する人を奪われたと感じた伏陰(フクイン)は、心の闇を抑えきれず塵意(ジンイ)に襲いかかる。雪凛(セツリン)は塵意(ジンイ)を守り、伏陰(フクイン)は大きな打撃を受ける。この出来事が、より強大な存在になろうとする伏陰(フクイン)の決意を固めさせる。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、38話ネタバレ

伏陰(フクイン)の台頭と対立

世を彷徨う中で、伏陰(フクイン)は千年霊龍の天耀(ティエンヤオ)と出会い、その内丹を奪って自らの功力を高めようと企む。しかし、天耀(ティエンヤオ)の龍火によって逆に傷を負ってしまう。二度と傷つかないために、影を实体化できる白暁生(バイ・シャオション)に目をつけ、影族に白暁生(バイ・シャオション)を生贄として捧げさせ、あらゆる攻撃を防ぐ影袍を作り出す。

護心<ごしん>~デスティニー・ラブ~あらすじ、38話ネタバレ

雪凛(セツリン)は幽冥賦の研究を深め、第八重に達した時、功法の暴走を感じ、清広(セイコウ)、塵意(ジンイ)と協力して伏陰を誘き出し、倒そうと計画する。しかし、伏陰の力は凄まじく、罠を見破るばかりか、憎しみをさらに深める。最終的に清広(セイコウ)は自らを犠牲にして伏陰を体内に封印するが、伏陰は清広(セイコウ)の弱った隙を突いて彼の体を乗っ取る。

伏陰の陰謀と失敗

伏陰は素影(スーイン)が人間である陸慕生(リク・ムーシェン)の延命のために霊薬を探していることを知り、龍鱗が万物を傷つけるもの、老いさえも防ぐことができると伝える。素影(スーイン)の愛情を利用し、伏陰は彼女の結婚式で天耀(ティエンヤオ)を殺そうと企む。しかし、天耀(ティエンヤオ)の龍火が清広(セイコウ)の意識を呼び覚まし、清広(セイコウ)は最後の力を振り絞って自らを「手可摘星辰(てかさぐせいしん)」に封印し、素影(スーイン)が護心鱗(ごしんりん)を得るのを阻止する。

伏陰と素影(スーイン)の企みは失敗に終わり、天耀(ティエンヤオ)こそが唯一自分を抑えられる存在だと悟った伏陰は、天耀(ティエンヤオ)を排除するために様々な陰謀を巡らせる。

天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)の共闘

雁回(イエンフイ)の身を案じた天耀(ティエンヤオ)は、伏陰の識海に入り込み、彼を倒すことを決意する。同じ識海にいる雁回(イエンフイ)を傷つける可能性を考慮し、天耀(ティエンヤオ)は伏陰に呪いをかけられていた白暁生(バイ・シャオション)を見つけ、呪いを解く。二人は共に「手可摘星辰(てかさぐせいしん)」へ向かい、伏陰の識海へと侵入する。

雁回(イエンフイ)は伏陰と戦い、黒い気に飲み込まれそうになる。しかし、天耀(ティエンヤオ)が白暁生(バイ・シャオション)の呪いを解いたことで伏陰も仮動を受け、雁回(イエンフイ)はその隙に半分の影袍を奪う。駆けつけた白暁生(バイ・シャオション)と天耀(ティエンヤオ)は、雁回(イエンフイ)に影袍を著せ、天耀(ティエンヤオ)が全力で伏陰に攻撃を仕掛ける。

白暁生(バイ・シャオション)の影穴の術により、雁回(イエンフイ)は伏陰と天耀(ティエンヤオ)の激戦の最中に完全な影袍を奪い取り、天耀(ティエンヤオ)に伏陰を倒す機会を与える。ついに、天耀(ティエンヤオ)は龍火で伏陰を焼き尽くす。

愛の勝利

伏陰の滅亡と共に、天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)はついに結ばれる。影袍のおかげで、雁回(イエンフイ)は天耀(ティエンヤオ)に触れても火傷を負うことはなくなり、二人は深く抱き合い、キスを交わす。白暁生(バイ・シャオション)は二人の影に溶け込み、祝福の言葉を贈る。

新たな始まり

燭離(ショクリ)人は青丘(チンチウ)で天耀(ティエンヤオ)と雁回(イエンフイ)の無事を祈っていた。言不惑(ゲンフワク)は彼女に同行を許さなかったが、二人は無事に帰還する。その後、龍穀の精霊の命日を迎えるが、龍穀の龍気が雁回(イエンフイ)に悪影響を与える可能性を考え、雁回(イエンフイ)は辰星山に戻ることを選ぶ。

凌霄(リン・シアオ)は下山して用事を済ませている途中、「手可摘星辰(てかさぐせいしん)」の上に黒い気が立ち込めていることに気づき、伏陰の識海に異変が起きたのではないかと案じ、封印の中に入り、事態に備える。