灼灼風流あらすじ35話・36話、ネタバレ

第35話あらすじとネタバレ

刘皎 (りゅうきょう)の想い

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、35話ネタバレ

刘皎 (りゅうきょう)は、鎮国大長公主の選択が理解できないと打ち明けます。かつて、鎮国大長公主は最高位にあと一歩のところまで迫りながら、勇気がなく踏み出せませんでした。それに対し、刘皎 (りゅうきょう)は自分が同じ立場だったら、江南の小さな領地に閉じこもるようなことは決してしないと断言します。

劉琛(りゅうしん)の苦悩と選択

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、35話ネタバレ

一方、劉琛(りゅうしん)は群臣を宴でもてなすのに忙殺されていました。宦官は頃合いを見て、太后(たいこう)に献杯するよう促します。劉琛(りゅうしん)はこのような場、特に多くの貴女を前にするのが気が進まないものの、その責務を果たさなければなりませんでした。太后(たいこう)は都中の貴女を集め、皇帝に好みの女性を選ばせようとしていました。しかし、ある貴女が献杯に来た際、劉琛(りゅうしん)は無仮応で、太后(たいこう)はこれに不満を抱き、劉琛(りゅうしん)にどのような基準で選んでいるのか問いただします。なぜかその時、劉琛(りゅうしん)の脳裏には劉衍(りゅうえん)の姿が浮かびます。

耶沐蓁(やぼくしん)の敬意

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、35話ネタバレ

北涼(ほくりょう)の代表として耶沐蓁(やぼくしん)が献杯に訪れ、劉琛(りゅうしん)はやむなく杯を受け取り、酒を飲み幹します。この場面を慕灼華(ぼしゃくか)が目撃し、彼女の服は宮女によって濡らされてしまい、新しい服が届くまで偏殿で待つことになります。ちょうどその時、劉琛(りゅうしん)も偏殿で休息するために訪れ、偶然にも慕灼華(ぼしゃくか)と出会います。

宮廷の波乱

実は、劉琛(りゅうしん)は何者かによって薬を盛られていました。慕灼華(ぼしゃくか)は何も知らず、二人は偏殿から出ようとするものの、扉はすでに鍵がかけられていました。その後、皇太后(たいこう)と刘皎 (りゅうきょう)が噂を聞きつけ駆けつけます。暖閣の中に男女がいることを知り激怒し、真相を究明しようとします。しかし、彼らが到著した時には、劉琛(りゅうしん)が一人だけで激しく怒り、誰かに対して無礼な振る舞いをされたと非難していました。耶沐蓁(やぼくしん)は、そこまで大胆な行動ができるのは、劉衍(りゅうえん)以外に考えられないと推測します。

危機からの脱出

慕灼華(ぼしゃくか)と劉衍(りゅうえん)は後から振り返り、今日の出来事は非常に危険だったと語り合います。幸いにも劉衍(りゅうえん)が間一髪で駆けつけてくれました。慕灼華(ぼしゃくか)の姿が見えなくなったことに気づいた劉衍(りゅうえん)は、彼女を探し回ります。途中、孫紜紜(そんうんうん)に引き止められ妾になることを申し出られますが、劉衍(りゅうえん)は慕灼華(ぼしゃくか)を悲しませたくないと言い、きっぱりと断ります。

真心の吐露

劉琛(りゅうしん)は徐々に正気を取り戻し、慕灼華(ぼしゃくか)にはすでに想いを寄せる人がいることに気づきます。慕灼華(ぼしゃくか)は正直に、その人は自分のことを理解し、尊重し、才能を認めてくれる人で、すでに心は彼に傾いていると告げます。その言葉が終わるか終わらないかのうちに、劉衍(りゅうえん)がちょうど扉の前に到著し、全てを聞いてしまいます。

伝統的な礼儀と現代の愛情

劉衍(りゅうえん)に正式な身分を与えるため、慕灼華(ぼしゃくか)は郭巨力(かくきょりき)に結婚の支度を頼みます。郭巨力(かくきょりき)が持ち帰ってきたのは二羽の鴨で、慕灼華(ぼしゃくか)は困惑します。郭巨力(かくきょりき)はこれが聘雁(へいがん)で、本物の雁は見つからなかったが、これが最良の代替品だと説明します。慕灼華(ぼしゃくか)は劉衍(りゅうえん)のために服を作ろうとしますが、大総管から、慕灼華(ぼしゃくか)と劉衍(りゅうえん)の密通が告発され、法律により官職を続けることができなくなったと知らされます。

勇気ある告白

劉衍(りゅうえん)は知らせを聞きつけ駆けつけ、二人の関係を認め、自分が慕灼華(ぼしゃくか)の外室であることを勇敢に宣言します。慕灼華(ぼしゃくか)の理想を理解し、支えているため、結婚という形で束縛したくないのだと説明します。慕灼華(ぼしゃくか)は未婚であるため、律法には触れていません。最終的に、劉琛(りゅうしん)は劉衍(りゅうえん)を太廟で二時間跪かせる罰を与え、慕灼華(ぼしゃくか)の俸禄を一ヶ月分減額することにしました。処罰が軽すぎるとの声もありましたが、劉琛はこの決定を変えることはありませんでした。

批判に立ち向かう

ある大臣は、劉衍の行動は男性の尊厳を損なうものだと批判します。しかし、慕灼華(ぼしゃくか)が劉衍に後悔していないか尋ねると、彼はきっぱりと否定します。戸部に戻ると、同僚たちは慕灼華(ぼしゃくか)と劉衍の深い愛情に理解と感謝を示します。

第36話あらすじとネタバレ

宮中の波紋

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、36話ネタバレ

沈驚鴻(しんきょうこう)は刘皎 (りゅうきょう)を訪ね、慕灼華(ぼしゃくか)の事件の真相を問い質した。刘皎 (りゅうきょう)はあっさり認め、逆に沈驚鴻(しんきょうこう)になぜ慕灼華(ぼしゃくか)のことをそんなに気にするのかと尋ねた。刘皎 (りゅうきょう)の問いに沈驚鴻(しんきょうこう)は答えず、立ち去ってしまった。この一部始終を目撃した耶沐蓁(やぼくしん)は、宮中のどんな芝居よりも面白いと感じた。

慕灼華(ぼしゃくか)と劉衍(りゅうえん)の甘い時間

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、36話ネタバレ

一方、慕灼華(ぼしゃくか)は劉衍(りゅうえん)と共に帰宅した。屋敷は温かく心地よい雰囲気に飾り付けられており、これは庭の寂しさを避けるため慕灼華(ぼしゃくか)が手配したものだった。彼女は手作りの香袋を劉衍(りゅうえん)に贈り、二人の愛の証とした。劉衍(りゅうえん)は、もし慕灼華(ぼしゃくか)が身分を与えてくれると知っていたら、皆の前で外室だと認めることはなかったかもしれないと冗談を言った。慕灼華(ぼしゃくか)は劉衍(りゅうえん)に後悔していないか尋ね、劉衍(りゅうえん)は公になった以上、自分は慕灼華(ぼしゃくか)の人間だと答え、彼女に優しくキスをした。

友人とのひととき

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~あらすじ、36話ネタバレ

郭巨力(かくきょりき)は友人たちと酒を飲みながら、執墨(しゅうぼく)に料理を取り分けていた。その様子に執剣(しゅうけん)は呆れていた。郭巨力(かくきょりき)は、劉衍に服を作ってあげようとしたが、腕が悪く香袋しか作れなかったと説明した。執剣(しゅうけん)が北京ダックを提案すると、郭巨力(かくきょりき)は慌てて止め、あれは小姐が王爷への結納品だと告げた。

公務と私事の交錯

慕灼華(ぼしゃくか)は戸部の奏摺に関する相談のため呼び出され、深夜まで対応していた。劉琛(りゅうしん)は食事に誘ったが、慕灼華(ぼしゃくか)は丁重に断った。帰りが遅い慕灼華(ぼしゃくか)を心配した劉衍は宮中まで迎えに行き、やきもちを焼いているのかと冗談めかして尋ねた。慕灼華(ぼしゃくか)は話が長引いただけだと説明し、劉衍も人を深夜まで引き止めるべきではないと同意した。

刘皎 (りゅうきょう)の胸の内

刘皎 (りゅうきょう)は沈驚鴻(しんきょうこう)を訪ね、自分の気持ちを理解してくれるのは彼だけだと打ち明けた。鎮国大長公主は自分を可愛がってくれるが、心の内までは理解してくれない。沈驚鴻(しんきょうこう)は最近、屋敷で酒浸りの日々を送っており、訪ねてくることも少なかった。小秦宮にいると知った刘皎 (りゅうきょう)はわざわざ訪ね、彼に会った時は明るく振る舞ったが、沈驚鴻(しんきょうこう)は皮肉を言って去ってしまった。沈驚鴻(しんきょうこう)が去った後、刘皎 (りゅうきょう)は一緒にいた酒宴の相手を追い払った。

朝廷での論争

戸部尚書の候補として沈驚鴻(しんきょうこう)の名前が挙がったが、劉衍は彼がまだ若く、もっと経験を積むべきだと主張し、すぐに就任させるべきではないと仮対した。このことで劉衍と大臣たちは口論になり、劉琛(りゅうしん)は劉衍の無礼を叱責し、罰俸を科した。

刘皎 (りゅうきょう)の告白

刘皎 (りゅうきょう)は再び沈驚鴻(しんきょうこう)を訪ね、なぜ自分を避けるのかと問い詰め、彼の気を引くためにわざと自堕落な振る舞いをしたことを明かした。沈驚鴻(しんきょうこう)は刘皎 (りゅうきょう)にどう対応すべきか悩んでおり、どうするべきか決めかねていた。

思いがけない暴露

耶沐蓁(やぼくしん)が酒を飲んでいる沈驚鴻(しんきょうこう)を訪ねた際、刘皎 (りゅうきょう)がかつて皇兄と共謀して北涼(ほくりょう)の密偵を売った事実をうっかり話してしまった。失言に気づいた耶沐蓁(やぼくしん)は慌ててその場を去った。この話を聞いた沈驚鴻(しんきょうこう)は、刘皎 (りゅうきょう)の行動に衝撃を受けた。