祈今朝(ききんちょう)あらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

洛昭言(らくしょうげん)は洛埋名(らくまいめい)と会い、自身の生命力が呪いによって洛埋名(らくまいめい)に徐々に吸い取られていることに気付きます。しかし、二人を繋ぐ呪いを解くことには否定的です。

越今朝(えつきんちょう)は扁絡桓(へんらっかん)を尋問しようと閑卿(しずか)と共に試みますが失敗し、閑卿(しずか)の真の目的を疑い始めます。

一方、熱海を探る扁絡桓(へんらっかん)は八角塔に辿り著き、そこで待ち構えていた洛埋名(らくまいめい)と出会います。扁絡桓(へんらっかん)は洛家が熱海を礎に束縛を築き上げていることを指摘し、双子が二十歳まで生きられない呪いの根源が熱海の血縛にあると推測します。洛昭言(らくしょうげん)を救うため、洛埋名(らくまいめい)は血縛を解く意思を示し、扁絡桓(へんらっかん)に方法を尋ねます。その際、越祈(えつき)の意識の中にいる師匠が扁絡桓(へんらっかん)ではないかという自身の推測も明かします。

その頃、越今朝(えつきんちょう)と閑卿(しずか)は扁絡桓(へんらっかん)が作った草で編んだ蝶に誘われ、同じく八角塔へ辿り著きます。そこで洛埋名(らくまいめい)と扁絡桓の会話を耳にしますが、洛埋名(らくまいめい)の姿しか確認できません。存在に気付いた洛埋名はすぐに攻撃を仕掛け、その行動によって閑卿(しずか)は洛埋名が男装していることを見破ります。その後、駆けつけた洛昭言(らくしょうげん)が争いを止め、洛埋名は越今朝(えつきんちょう)と閑卿(しずか)に扁絡桓を中原正武盟へ連れて行き、彼の正体を探ることを提案します。

居十方は越祈(えつき)が酒に酔って倒れているのを発見し、知らせを受けた越今朝(えつきんちょう)はすぐに駆けつけます。

越今朝(えつきんちょう)が去った後、閑卿(しずか)は洛埋名の本当の性別を明かします。そして、洛望平が洛昭言(らくしょうげん)を救うため閑卿(しずか)に助けを求め、三ヶ月の約束を交わしたものの、約束の前に亡くなった過去を語ります。閑卿(しずか)はなぜ洛昭言(らくしょうげん)と洛埋名が入れ替わっているのか、なぜ洛埋名が自分の妖力を持っているのか理解できません。

越祈(えつき)が酔っている間、越今朝(えつきんちょう)は優しく彼女を看病します。

翌朝、越今朝一行は扁絡桓と共に旅立ちます。道中、扁絡桓が越祈(えつき)に蜜柑を求めるのを見た越今朝は嫉妬し、先に蜜柑を食べてしまいます。

閑卿(しずか)は明繡からの手紙を受け取り、彼女が正武盟に加入し、風煙駅で待っていることを知ります。

生命が衰え、意識を失いかけたその時、閑卿(しずか)は洛昭言(らくしょうげん)を呼び覚まします。目を覚ました洛昭言(らくしょうげん)は閑卿(しずか)に感謝し、同時にどこか懐かしい気持ちを抱きます。

第8話あらすじとネタバレ

一行は宿屋で休息を取っていた際、扁絡桓(へんらっかん)はこっそりと誰かに連絡を取っていたが、越今朝(えつきんちょう)たちはそれに気づかなかった。閑卿(しずか)は体調の優れない洛昭言(らくしょうげん)の世話を口実に、彼と同じ部屋に泊まることを提案した。状況が進むにつれ、洛昭言(らくしょうげん)は自分の体調不良が扁絡桓(へんらっかん)と関係しているのではないかと疑い始める。特に、扁絡桓(へんらっかん)と越祈(えつき)が作った藁の魚が全く同じであることに気づき、二人の間に何か隠された繋がりがあると確信を深めた。

明繡は閑卿(しずか)に呼ばれ、洛昭言(らくしょうげん)を診察した。明繡は彼の生命力が徐々に失われていることを診断し、洛家の双子の早世は古い呪いによるものかもしれないと推測した。さらに、閑卿(しずか)が渡修によって洛昭言(らくしょうげん)の命を救おうとしていることを見抜き、兄弟のために自身を犠牲にするべきではないと忠告した。

夜、越祈(えつき)は藁の魚を手に扁絡桓(へんらっかん)を問い詰めた。否定する扁絡桓(へんらっかん)に対し、越祈(えつき)はその嘘を暴き、彼が自分の師匠ではないかと尋ねた。いつか自分を連れて行ってくれるのかと問う越祈(えつき)に、扁絡桓(へんらっかん)は沈黙を貫いた。戸外でこの会話を偶然聞いてしまった越今朝(えつきんちょう)は、越祈(えつき)が自分の元を去ってしまうのではないかと不安に駆られた。結局、越祈(えつき)は扁絡桓が師匠ではないと判断したが、越今朝(えつきんちょう)はそれを信じようとしなかった。

洛昭言(らくしょうげん)が発熱したことに気づいた閑卿(しずか)は、献身的に彼を看病した。しかし、男女の差から洛昭言(らくしょうげん)が少し戸惑っているのを感じ取り、閑卿(しずか)は口実を作って部屋を後にした。一方、越今朝(えつきんちょう)はずっと扁絡桓の仮面の下の素顔を見たいと思っていたが、なかなか良い機会が見つからなかった。

翌日、一行が正武盟へ向かう途中、扁絡桓を助けに来た高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)に遭遇した。この衝突により、扁絡桓の正体が明らかになるだけでなく、越今朝(えつきんちょう)は宿屋で扁絡桓がわざと睡眠薬を仕込んだことを暴く機会を得た。高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)を撃退した後、今度は葛清霏(かつせいひ)と小媛(しょうえん)に阻まれた。扁絡桓が洛昭言(らくしょうげん)の体調不良の原因だと知り、激怒した越今朝(えつきんちょう)たちは葛清霏(かつせいひ)姉妹との激しい戦いに突入した。洛昭言(らくしょうげん)を守るため、閑卿(しずか)は妖の姿を現してまで葛清霏(かつせいひ)に立ち向かった。

一方、越今朝と越祈は小媛(しょうえん)と戦い、敗北を喫した。妹を守るため、越今朝は崖から突き落とされてしまった。