祈今朝(ききんちょう)あらすじ3話・4話、ネタバレ

第3話あらすじとネタバレ

越今朝(えつきんちょう)たちは洛昭言(らくしょうげん)と共に西域の洛家に到著すると、洛埋名(らくまいめい)は熱海鑰環を通じて彼らの来訪を察知し、すぐに面会を求めました。

洛家荘(らっかそう)にて、洛埋名(らくまいめい)は洛家の双子の妹として振る舞いますが、実際は男装の麗人です。彼は探るように越祈(えつき)と会話を交わし、自身は越祈(えつき)と越今朝(えつきんちょう)のことを調査済みで、啓元(けいげん)宗との繋がりは無いと断言します。洛埋名(らくまいめい)の疑念に対し、越今朝(えつきんちょう)は越祈(えつき)を庇い、たとえ彼女が啓元(けいげん)珠を吸収できたとしても、それは彼女が啓元(けいげん)宗と関係があることを示すだけで、彼女が溟主(めいしゅ)である証拠にはならないと主張します。

洛昭言(らくしょうげん)が持ち帰った啓元(けいげん)宗の帳簿から、一行は啓元(けいげん)宗が落日村にあるのではないかと推測し、調査に向かうことを決めます。

九泉は天道の一部であり、万物を育みます。洛家が砂漠で尽きることのない水源を有しているのは、先祖が洛埋名(らくまいめい)を祭品として熱海泉眼を活性化させたためです。この行為は洛埋名(らくまいめい)の魂を熱海に縛り付け、洛家から離れる自由を奪いました。幾度も試みましたが、洛埋名(らくまいめい)はこの呪縛から逃れることができません。しかし、彼は越祈(えつき)が熱海に変化をもたらすことができることに気づき、そこに一縷の望みを見出し、自身の呪いを解くために利用しようとします。

洛家に滞在中、越今朝(えつきんちょう)は洛埋名の立ち居振る舞いが真の当主のように思え、彼が越祈(えつき)に示す特別な関心に疑問を抱き始めます。

洛埋名は洛昭言(らくしょうげん)が外の世界から持ち帰った絵を受け取りますが、洛家を出られない苛立ちから、その贈り物にほとんど心を動かされません。

洛昭言(らくしょうげん)の父である洛望年は、息子の命を救うため、狼妖と命懸けの取引をしました。洛昭言(らくしょうげん)は洛埋名を双子の兄弟と信じて疑いませんが、洛埋名は密かに彼の生命力を奪い続けています。

熱海の情報を得るため、洛埋名は越今朝(えつきんちょう)がいない隙に越祈(えつき)のもとを訪れ、彼女の出生の秘密を解き明かす手助けができると持ちかけ、迷香を使って彼女を眠らせ、尋問を始めます。

越今朝(えつきんちょう)が洛家の禁地に侵入し、洛昭言(らくしょうげん)に阻まれた時、彼は越祈を召喚できないことに気づき、異変を察知してすぐに部屋に戻ります。そして、洛埋名が越祈に師匠について尋問している現場を目撃します。仕方なく、洛埋名は尋問を諦めます。

この一件で、洛埋名は越祈が溟主(めいしゅ)ではないと確信しますが、彼女が九泉に並外れた精通を示すことに気づきます。その後、彼は洛昭言(らくしょうげん)から越今朝が禁地に侵入したことを聞かされます。

呪いの影響で、洛埋名はもはや洛家の水源問題に関心がなく、ただこの地から逃れたいと願っています。一方、現当主である洛昭言(らくしょうげん)は、一族を守る責任を全うしようとします。

越祈は越今朝に洛家での出来事、特に洛昭言(らくしょうげん)と過ごした時間を話します。越今朝は部屋に残された迷香の痕跡を見つけ、洛昭言(らくしょうげん)を問い詰めます。

越今朝に問いただされた洛昭言(らくしょうげん)は、洛埋名は越祈の3年前の記憶を取り戻させるためにそうしたのだと説明します。しかし、越今朝は洛埋名の動機がそれほど純粋なものとは思えず、疑念を拭いきれません。

第4話あらすじとネタバレ

落日村へ向かう途中、越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)は洛昭言(らくしょうげん)の馬車に遭遇しました。越祈(えつき)が馬車に乗るのを見て、越今朝(えつきんちょう)も一緒に乗り込みました。

馬車の中で、越今朝(えつきんちょう)は居十方の水源探しに付き合うことを快諾し、さらに洛昭言(らくしょうげん)が持ってきたお菓子を何とかして越祈(えつき)に食べさせました。

一方、高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)は啓元(けいげん)宗の信者たちに暴力を振るっていました。越祈(えつき)と洛昭言(らくしょうげん)は彼らを助けようとしましたが、逆に攻撃を受けてしまいます。その後、越今朝(えつきんちょう)たちが駆けつけ、皆で協力して砂漠の毒サソリと戦いました。その時、閑卿(しずか)と青山派の明繡が現れ、加勢してくれたおかげで、高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)は退却しました。

越今朝(えつきんちょう)は下山修行中の閑卿(しずか)と明繡に感謝し、互いに知り合いました。明繡は負傷者の治療にあたりました。話し合いの結果、皆が啓元(けいげん)宗の人さらい事件を調査するために落日村へ向かう途中だと分かり、共に旅をすることになりました。

一行は負傷者を神医、扁絡桓(へんらっかん)のもとへ護送しました。彼は落日村に隠居していました。仮面をつけた扁絡桓(へんらっかん)に初めて会った時、越祈(えつき)は何となく親しみを感じました。扁絡桓(へんらっかん)は越祈(えつき)にとても優しく接しましたが、後から来た越今朝(えつきんちょう)と越祈が親密に接する様子を見て、少し寂しそうでした。

閑卿(しずか)が越今朝たちを助けたのは、洛昭言(らくしょうげん)の中に自分の妖力半分を感じ、彼女がかつて自分が助けた娘ではないかと推測したからです。

ある日、越祈は卵麺を食べたいと思いましたが、お金が足りませんでした。その時、扁絡桓(へんらっかん)が現れ、代わりに支払ってくれました。自分の卵を分けてくれた扁絡桓(へんらっかん)に、越祈は深く感謝しました。しかし、後から来た越今朝が彼女の卵を取り上げてしまいました。二人の口論を見て、扁絡桓(へんらっかん)は静かに立ち去りました。彼の後ろ姿を見ながら、越今朝は越祈に注意を与えました。

啓元(けいげん)宗の悪事を村人たちに警告するため、越今朝たちは落日村で情報を広げ始めました。

ある時、越祈は洛昭言(らくしょうげん)に扁絡桓と越今朝が似ていると感じていることを話しました。二人はさらに親しくなり、友達になりました。

村人たちは啓元(けいげん)宗の人を傷つける話を聞いて、扁絡桓に助けを求めに来ました。扁絡桓は皆を落ち着かせ、今後の知らせを待つように伝えました。