春うらら金科玉条(最終回)あらすじ18話・19話・20話、ネタバレ

第18話あらすじとネタバレ

春荼蘼(しゅんとみ)は葉っぱを吹いて遊んでいた。まるで外でも誰かが吹いているように聞こえたが、過児(かじ)は彼女だけにしか聞こえないと言った。外を見ても、本当に誰かがいるのかどうか分からなかった。

春うらら金科玉条あらすじ、18話ネタバレ

ある屋敷を調べに来た春荼蘼(しゅんとみ)は、門口で首弔り死体を発見する。急いで家主と共に死体を降ろすが、既に硬直しており、死後かなりの時間が経っていた。家主は恐れおののき、死者は借金で困っている遠い親戚だと説明した。多額の賭博の借金で金を無心に来たが、家主が断ると、門口で自殺すると脅し、本当に実行してしまったという。家主は自分に責任はないと主張した。

春荼蘼(しゅんとみ)は役人に届け出ることを勧めるが、家主と息子は出世への影響を恐れ拒否する。春荼蘼(しゅんとみ)は、死は脅迫が目的で、本気で死ぬつもりではなかったと推測する。門に新しい刀傷があることに気づき家主へ尋ねると、家主は昨日まで傷はなく、いつできたのか分からないと答えた。また、外で薪割り用のなたを見つけるが、家主は既に割られた薪を買っているので、なたは使わないと言った。

春うらら金科玉条あらすじ、18話ネタバレ

事件を迷宮入りさせるため、春荼蘼(しゅんとみ)は深夜に死体を梁に弔るし直し、首の勒痕と梁の痕跡を一緻させることを提案する。役人が死体を発見した時、何も知らないと言い張り、自殺の脅迫についても黙っていれば良い。死体には濃さの異なる二つの勒痕ができるため、生前と死後に暴行を受けたことが示唆され、犯人の存在が疑われるが、証拠がないため未解決事件になるだろう、と考えた。

過児(かじ)は春荼蘼(しゅんとみ)がなぜ家主を助けるのか理解できない。春荼蘼(しゅんとみ)は、門の刀傷は明らかに新しく、通常家主が門を切る必要はないため、親戚が家の中に入ろうとした跡だと指摘する。極端な手段で家主を脅迫しようとしたが、まさか命を落とすとは思わなかったのだろう。このような悪質な行為は一度関わると厄介であり、このような結末はある種の因果応報だと春荼蘼(しゅんとみ)は考えた。

春うらら金科玉条あらすじ、18話ネタバレ

家主は春荼蘼(しゅんとみ)たちに屋敷を謝礼として譲りたいと申し出る。祖父は、元々この屋敷を買うつもりだったので、相応の金額を支払うと言い、便宜を図るつもりはないと答えた。一方、阿意離(あいり)は韓無畏(かんぶい)に自分との結婚を公表させ、自分を狙う者を誘き出そうとする。白日鬼は外出を試みるが、夜叉(やしゃ)に止められ、これは罠だと忠告される。夜叉(やしゃ)は標的は誰かと問うが、白日鬼は閣の掟を理由に答えない。夜叉(やしゃ)は阿意離(あいり)に危害を加える者は許さないと警告する。

韓無畏(かんぶい)は阿意離(あいり)に、計画通りには敵が現れなかったと伝える。相手は用心深く、彼女が姿を現さない限り動かないだろう。阿意離(あいり)は自分が墨舞閣(ぼくぶかく)の大小姐であり、重大な秘密を知っているため命を狙われているが、自分も墨舞閣(ぼくぶかく)の滅亡を望んでいると明かす。韓無畏(かんぶい)は結婚を承諾し、康正源(こうせいげん)にこの件を陛下に報告したと伝える。康正源(こうせいげん)は春荼蘼(しゅんとみ)が夜叉(やしゃ)に特別な態度をとることを気にかけ、韓無畏(かんぶい)にどう説明すべきか相談する。

春うらら金科玉条あらすじ、18話ネタバレ

韓無畏(かんぶい)は春荼蘼(しゅんとみ)に、汴州のならず者に助けられたのかと尋ね、公堂で敵対することにならないよう、その者から離れるよう忠告する。春荼蘼(しゅんとみ)は、様々な出来事を共に経験し、彼が善人だと確信していると答える。もし本当にそうなったとしても、自分の信じることを主張し、たとえ流刑になっても共に罪を負う覚悟だと宣言する。

夜叉(やしゃ)が訪ねてきて春荼蘼に贈り物を渡し、一緒に灯籠流しに出かける。別れ際、夜叉(やしゃ)は遠出するがすぐに帰ると告げる。阿意離(あいり)は贈られた簪を試著し、父はいつも一緒にいてくれる優しい人だったと思い出す。韓無畏(かんぶい)は、父からは厳しい要求ばかりされ、常に期待に応えようと努力させられたと嘆く。

春うらら金科玉条あらすじ、18話ネタバレ

康正源(こうせいげん)から韓無畏(かんぶい)が側室を迎えることを聞いた春荼蘼は、外出先で夜叉(やしゃ)の後ろ姿を見かけ、心に疑問を抱く。

第19話あらすじとネタバレ

春荼蘼(しゅんとみ)は祖父に韓無畏(かんぶい)への贈り物について相談するが、祖父は困惑する。韓無畏(かんぶい)は巡獄隊の警護を担当しており、この時期に側妃への贈り物を用意するのは不適切で、職務怠慢とみなされる可能性があると指摘する。春荼蘼(しゅんとみ)は何か裏があると察する。

春うらら金科玉条あらすじ、19話ネタバレ

外で待っていた夜叉(やしゃ)は、春荼蘼(しゅんとみ)が今回の騒動に巻き込まれることを心配するが、春荼蘼(しゅんとみ)は既に巻き込まれていると答える。夜叉(やしゃ)は、韓無畏(かんぶい)が娶ろうとしているのは自分の妹だと明かし、絶望的な状況だと語る。春荼蘼(しゅんとみ)は妹の救出を阻むつもりはなく、無事に脱出できるよう願っていると伝える。

墨舞閣(ぼくぶかく)の刺客が阿意離(あいり)の命を狙い、韓無畏(かんぶい)と刺客が衝突する。夜叉(やしゃ)が駆けつけ韓無畏(かんぶい)を助けるが、刺客は一時撤退したものの、韓無畏(かんぶい)の部下に包囲されてしまう。阿意離(あいり)は、彼らの父は多年前、閣老(かくろう)に殺されており、今の命令は全て閣老(かくろう)が父の名を騙って出していることを明かす。彼女はその秘密を知ってしまったため、閣老(かくろう)に狙われているのだった。

春うらら金科玉条あらすじ、19話ネタバレ

春荼蘼(しゅんとみ)は韓無畏を見つけ、事の顛末を知っていることを伝える。韓無畏は夜叉(やしゃ)を殺そうとしたが逆に命を救われたと語り、春荼蘼は夜叉(やしゃ)が悪人ではないかと疑う。しかし、春荼蘼は彼らが友人であること、夜叉(やしゃ)も韓無畏を敵とは見ておらず、ただ状況に追い込まれているだけだと強調する。

韓無畏は、墨舞閣(ぼくぶかく)は複雑な組織で、その行動は善悪では簡単に判断できないと説明する。彼らは富裕層から財を奪い貧しい人々に分け与える一方で、汚職官吏も保護しているという。夜叉の無実を証明するのはほぼ不可能だが、春荼蘼は夜叉が命令に従って行動していたことを証明できれば、刑罰を軽減できるかもしれないと提案する。さらに、墨舞閣(ぼくぶかく)の壊滅に協力すれば、罪を償うことができるかもしれないと付け加える。韓無畏は夜叉が同意するとは思えないが、春荼蘼は彼と交渉してみることを提案する。

春うらら金科玉条あらすじ、19話ネタバレ

韓無畏は閣老(かくろう)の暗殺を考えているが、阿意離(あいり)は彼に危険を冒させたくないと止める。阿意離(あいり)が以前の約束を覚えているかと尋ねると、韓無畏は約束を守ることを誓う。墨舞閣(ぼくぶかく)を壊滅させるには夜叉の協力が必要であり、春荼蘼は夜叉に今は復讐の時ではないと説得する。

夜叉は最終的に韓無畏との協力を承諾し、指定の場所で待ち伏せをする。夜叉との面会を求める連絡を受けた閣老(かくろう)が現れ、巨子への裏切りを責める。両者は戦闘になり、夜叉は刺客たちを倒す。閣老(かくろう)は錦衣(きんい)を人質に取り、夜叉に自らの筋を断つよう脅迫する。夜叉に犠牲を強いることを拒んだ錦衣(きんい)は自害する。

春うらら金科玉条あらすじ、19話ネタバレ

その後、韓無畏が現場に到著し、なぜ合図を送らなかったのかと夜叉に問いただす。墨舞閣(ぼくぶかく)は徹底的に捜査され、密室で遺骨が発見される。夜叉と阿意離(あいり)は遺骨に敬意を表し、父が既に亡くなっていることを確認する。夜叉は毒が回り、春荼蘼は韓無畏と阿意離(あいり)に先に帰るように促し、夜叉が持ちこたえると信じる。

春荼蘼は夜叉を強く抱きしめ、彼への想いを伝え、生きるよう励ます。外で心配そうに待っていた阿意離(あいり)は、夜叉が無事でいることに安堵する。康正源(こうせいげん)は墨舞閣(ぼくぶかく)事件の審理を命じる聖旨を受け、韓無畏も密命を受け支援することになる。夜叉と阿意離(あいり)は父の遺骨を火葬することに決め、韓無畏は六榕寺への埋葬を手伝うことを約束する。六榕寺の住職は既に到著しており、以前巨子の占いをし、この結末を予見していたと語る。夜叉は証言することに同意し、阿意離(あいり)を春荼蘼に託す。春荼蘼は彼女の安全を守ることを約束する。

春うらら金科玉条あらすじ、19話ネタバレ

最終回(第20話)あらすじとネタバレ

阿意離(あいり)は、春荼蘼(しゅんとみ)と韓無畏(かんぶい)がなぜ自分たちをここまで助けるのか理解できず、春荼蘼(しゅんとみ)に夜叉(やしゃ)への好意があるのか尋ねた。春荼蘼(しゅんとみ)は夜叉(やしゃ)への想いを認め、阿意離(あいり)が愛らしい娘だからこそ手を差し伸べたと答えた。阿意離(あいり)は、春荼蘼(しゅんとみ)はまだ自分の可愛くない一面を見ていないと思っているようだが、春荼蘼(しゅんとみ)は既に彼女の兄を見て、兄妹はよく価ていると感じていると言う。夜叉(やしゃ)は無口だが、阿意離(あいり)は騒がしさで心の恐怖を隠しているのだと。

春うらら金科玉条あらすじ、20話ネタバレ

夜叉(やしゃ)は、自分たちの使命は常に汚職官吏の罪を追及することであり、正義を貫くことが彼らの責任であると説明した。閣老(かくろう)は、これらの人々を掌握するには彼らの心を知ることが重要だと考え、墨舞閣(ぼくぶかく)が巨子の息子に滅ぼされたことを嘆き、巨子が知ったらどう思うだろうかと呟いた。

韓無畏(かんぶい)は康正源(こうせいげん)に、夜叉(やしゃ)の証言を記録し、彼を帰す準備ができていると報告した。康正源(こうせいげん)は韓無畏(かんぶい)が何か悩みを抱えているように感じたが、韓無畏(かんぶい)はただ疲れていると答えた。夜叉(やしゃ)が戻ると、春荼蘼(しゅんとみ)は彼と阿意離(あいり)が安心して暮らせるように屋敷を用意していた。夜叉(やしゃ)は喜び、ここが彼らの家になると感じた。春荼蘼(しゅんとみ)も、親族がいればどこでも家になると同意した。

春うらら金科玉条あらすじ、20話ネタバレ

夜叉(やしゃ)は過去を振り返り、かつては任務の遂行しか頭になかったが、春荼蘼(しゅんとみ)に出会って人生が変わったと感慨深く語った。春荼蘼(しゅんとみ)は、人々はまだ彼を理解していないだけで、いずれ分かると慰めた。韓無畏(かんぶい)も自分の過去を語り、父の承認を得るために多くのものを諦めてきたが、もう春荼蘼(しゅんとみ)の信頼を裏切らないと決意した。春荼蘼(しゅんとみ)は、彼が幸せに暮らすことが自分への一番の恩返しだと答えた。

韓無畏(かんぶい)が物資を届けると、阿意離(あいり)は大変喜んだ。その前に、韓無畏(かんぶい)は閣老(かくろう)に全ての責任を巨子と夜叉(やしゃ)に押し付け、全て彼らが企てたことだと主張することを提案していた。韓無畏(かんぶい)はそうすれば自分にもまだ生きる道が残ると信じていた。彼が康正源(こうせいげん)に逮捕状への署名を求めた時、康正源(こうせいげん)は陛下が硯探しを口実に、墨舞閣(ぼくぶかく)を壊滅させる計画だったことに気づいた。康正源(こうせいげん)はなぜそこまで大袈裟なことをするのか理解できなかったが、韓無畏(かんぶい)は誰かを守るためだと答えた。康正源(こうせいげん)は韓無畏(かんぶい)に今後春荼蘼(しゅんとみ)とどう向き合うのか尋ねたが、明確な答えは得られなかった。

春うらら金科玉条あらすじ、20話ネタバレ

現在、夜叉(やしゃ)は盗賊捕獲の仕事で生計を立てている。春荼蘼は康正源(こうせいげん)が夜叉(やしゃ)を尋問したことを知り、困惑した。真の黒幕は閣老(かくろう)であるはずなのに、なぜ韓無畏(かんぶい)が尋問したのか。しかし夜叉(やしゃ)は楽観的に、どんな困難にも解決策があると信じ、心配していなかった。

韓無畏(かんぶい)は春荼蘼に玉佩を贈り、阿意離(あいり)に大切に保管するよう指示した。この玉佩は賢王の印であり、これを持っていればどの州でも通行できる。阿意離(あいり)はまた、韓無畏が巨子の遺体を処理する際に、あるツボを不自然に触っていたことを夜叉に伝えた。夜叉はそれが易容に使う風池穴ではないかと推測し、韓無畏が巨子の入れ替わりを確認していたのではないかと疑った。

春うらら金科玉条あらすじ、20話ネタバレ

春荼蘼は玉佩を見て、その特別な意味に気づいた。夜叉は韓無畏を訪ね、彼の真の目的は墨舞閣(ぼくぶかく)ではなく、別の何かがあると見抜いた。韓無畏は、かつて温厚な廃太子が皇帝の怒りを買い、廃位されたことを明かした。幽閉生活を送るはずだった廃太子は、火事で謎の失踪を遂げた。子供たちは事情を知らないながらも、巻き添えを食らってしまったのだ。

春荼蘼が突然現れ、大理寺がこの事件を審理し、康正源(こうせいげん)が夜叉の弁護を担当すると告げた。夜叉は、やっと春荼蘼のそばに堂々と立てるようになったのに、この幸せを自ら壊すことはしないと語り、長安での裁判を受けることを決意した。韓無畏は彼らが甘すぎると考え、春荼蘼に法の力を信じ、夜叉の未来のために戦うよう説得し、彼女も一緒に長安へ送ることを提案した。韓無畏は、これは茨の道であり、その覚悟があるのかと尋ねた。春荼蘼は、夜叉が公正な裁判を受けられるなら、どんなことでも受け入れると断言した。夜叉も同じ決意を示し、最終的に韓無畏は二人を長安へ護送することに同意した。

春うらら金科玉条あらすじ、20話ネタバレ