春うらら金科玉条あらすじ7話・8話、ネタバレ

第7話あらすじとネタバレ

韓無畏(かんぶい)は春大山(はる だいせん)を隊正に任命し、護送隊の警護を担わせることで、春荼蘼(しゅんとみ)に同行する機会を与えた。その見返りとして、春荼蘼(しゅんとみ)は一族の軍籍離脱を条件に提示し、韓無畏(かんぶい)と康正源(こうせいげん)はこれに同意した。

春うらら金科玉条あらすじ、7話ネタバレ

しかし、娘が康正源(こうせいげん)らと護送に同行すると知った春大山(はる だいせん)は猛仮対。以前の訴訟で春荼蘼(しゅんとみ)の名誉が傷ついたことを考えれば、今回の任務への参加は娘にとって更なる負担になると考えた。自分の力不足は承知の上で、娘に一族の軍籍離脱という重荷を背負わせたくはなかったのだ。

春荼蘼(しゅんとみ)は祖父に、もし母が生きていれば自分の決断を支持してくれただろうと心情を吐露する。祖父は箱の中から大切に保管されていた訴状を取り出した。それは春荼蘼(しゅんとみ)が書いたもので、父が大切に保管し、後に祖父に託したものだった。春荼蘼(しゅんとみ)は、これらの大切な記憶が処分されずに残っていたことに驚く。

春うらら金科玉条あらすじ、7話ネタバレ

祖父は春荼蘼に、たとえ律法に精通していても、自身の安全と正義の間で選択を迫られた際には慎重に考え、父の気持ちも考慮するよう諭す。利害を天秤にかけて判断するようにと。同時に、祖父は春大山(はる だいせん)にも話をし、子供はいつまでも親の庇護下にいることはできないと指摘する。春大山(はる だいせん)は娘の才能を認めつつも、自分が彼女を守りきれるか不安を抱いていた。こんなにも聡明な娘と巡り合い、育てられたことは、自分にとって最大の幸運だと語る。

一方、夜叉(やしゃ)は毒が回り昏倒し、錦衣(きんい)衛は急いで閣老(かくろう)を呼び寄せる。薬の効果が急に切れたことに戸惑う夜叉(やしゃ)に、閣老(かくろう)は硯の件を早く片付けて墨舞閣(ぼくぶかく)に戻るよう促す。巨子にとって自分は既に死人同然だと感じていた夜叉(やしゃ)だが、その助言を受け入れる。さらに閣老(かくろう)は、新たに知り合った女弁護士を利用するよう助言する。

春うらら金科玉条あらすじ、7話ネタバレ

春荼蘼にとって、今回の護送は外の世界を垣間見る唯一の機会であり、彼女は諦めるつもりはなかった。康正源(こうせいげん)を探し回ったが見つからず、偶然韓無畏(かんぶい)と出会い、屋上に連れられて話をした。二人は家族の命日について語り合い、韓無畏(かんぶい)は母の思い出を語り、春荼蘼は母の形見である律法書を取り出し、母の教えを思い出した。韓無畏(かんぶい)は、自分が母の存在の証なのだと気づき、春荼蘼を抱きしめる。

春大山(はる だいせん)は隊正への昇進を祝い、同僚を招いて宴を開くことにした。徐氏(じょ し)も同行を申し出るが、春大山(はる だいせん)は今回は特別な事情で家族の同伴は認められないと説明する。ただし、春荼蘼は例外とした。万全を期すため、春荼蘼は小琴(しょう きん)の挙動がおかしいことに気づき、過兒に尾行させる。過兒の報告によると、小琴(しょう きん)は薬材など多くの物をこっそりと買い込んでおり、何かを隠しているようだった。

春うらら金科玉条あらすじ、7話ネタバレ

宴の後、春大山は酔って部屋に戻り、徐氏(じょ し)は醒酒湯を持ってきた。その時、春荼蘼も自分で用意した醒酒湯を持って現れ、徐氏(じょ し)に試飲を勧めるが、徐氏(じょ し)は拒否する。春大山は異変に気づき、春荼蘼に退出を命じる。

その後、春大山は徐氏(じょ し)を問い詰め、醒酒湯に下剤を入れて出徴を妨害しようとしたことを知る。春大山は徐氏(じょ し)に、この行為は軍令違仮であり、自分の命を危険にさらす行為だと警告する。そして、徐氏を実家に返し、戻り次第正式に離縁すると告げた。

春うらら金科玉条あらすじ、7話ネタバレ

第8話あらすじとネタバレ

祖父は長年苦労して貯めたお金を渡児に渡し、春荼蘼(しゅんとみ)の旅費として渡すように頼んだ。初め、春荼蘼(しゅんとみ)は受け取ろうとしなかったが、祖父は自分にはもう必要ないと言い、必ず受け取るようにと諭した。感謝と祈りを込めて、春荼蘼(しゅんとみ)は天灯に願い事を書いて飛ばした。

春うらら金科玉条あらすじ、8話ネタバレ

韓無畏(かんぶい)は春荼蘼(しゅんとみ)を訪ね、贈り物があると告げた。しかし、春荼蘼(しゅんとみ)は後々恩を感じてしまうことを懸念し、その申し出を断った。韓無畏(かんぶい)の忠告にも、彼女は自分の決断を後悔しないと断言した。巡獄隊出発の時、韓無畏(かんぶい)は康正源(こうせいげん)に尾行者がいることを伝え、魏州に著いたら数日滞在して安全を確保するよう勧めた。

その後、康正源(こうせいげん)は春荼蘼(しゅんとみ)に、韓無畏(かんぶい)からの贈り物が部屋に届いていると伝えた。韓無畏(かんぶい)の型破りな行動を考えると、春荼蘼(しゅんとみ)は贈り物に不安を抱いたが、康正源(こうせいげん)の公正な人柄を信じ、彼の判断を信頼することにした。箱を開けると、中には貴重な最新版の律法全書が入っていた。贈り物の価値に気づいた春荼蘼(しゅんとみ)は、すぐに韓無畏(かんぶい)に手紙を書き、自分の短慮を詫び、借用書を添えて書籍の貸し出しを申し込んだ。

春うらら金科玉条あらすじ、8話ネタバレ

夜叉(やしゃ)は深夜、密旨を探して侵入したが発見され、慌てて逃げ出した。同じ頃、春荼蘼(しゅんとみ)は蛍を捕まえようと夜に出かけて同じ森に来てしまい、足を捻挫してしまった。そこに通りかかった韓無畏(かんぶい)は、彼女がなぜここにいるのか尋ねた。韓無畏(かんぶい)は盗賊を追っていると説明し、春荼蘼(しゅんとみ)を家まで送り返した。

春荼蘼(しゅんとみ)が既に驚いていることを考慮し、康正源(こうせいげん)は春大山(はる だいせん)が彼女に厳しくしすぎるべきではないと考えた。韓無畏(かんぶい)は、春荼蘼(しゅんとみ)がもっと可憐な様子を見せることで康正源(こうせいげん)の庇護を受け、実家へ送り返されるのを防ぐことができると助言した。錦衣(きんい)は既に賊に気づかれてしまっている可能性を指摘し、これ以上の捜査は無駄骨になるかもしれないと述べた。夜叉(やしゃ)は春荼蘼に会ったことを話し、放任されて育った人間はああいう性格になるのだろうと呟いた。

春うらら金科玉条あらすじ、8話ネタバレ

康正源(こうせいげん)は春荼蘼に巻宗を調べさせた。彼女は、寡婦の周娘子が姑の呉氏の自殺で即座に罪を認めたことに疑問を抱いた。春荼蘼は事件が深夜に起きたにもかかわらず、近隣住民が争う声や椅子の倒れる音を聞いていないことに気づき、周娘子がすぐに罪を認めた裏には何か事情があると疑った。

真相を確かめるため、春荼蘼は周娘子の家へ調査に向かった。門が閉まっていたため、彼女は塀を乗り越えて侵入した。現場で男性の足跡と梁に掛けられた布切れを発見し、呉氏の自殺の様子を再現しようとして危険な目に遭いそうになった。幸い布切れが切れ、彼女は難を逃れた。駆けつけた韓無畏(かんぶい)に、彼女は事件を調べていると説明した。韓無畏(かんぶい)は屋内に残された衣の切れ端を見つけ、春荼蘼を送った後、再び家に戻ったが、不審な人物は既に姿を消していた。その後、春荼蘼は仵作を見つけ、呉氏は実際には絞殺されたことを確認した。

春うらら金科玉条あらすじ、8話ネタバレ

周娘子の裁判で、康正源(こうせいげん)は春荼蘼に尋問を任せた。春荼蘼は屋内の足跡が男性のものであり、呉氏は明らかに殺害されたと指摘し、周娘子に真実を話すよう促した。ついに周娘子は、あの夜、呉氏がある男と口論しているのを見て、二人の間に密通があると勘違いし、呉氏の体面を守るために自ら罪を被ったことを認めた。

春荼蘼はさらに、呉氏が普段から刺繍を雑貨屋に売っており、その店は呉氏の弟の呉勇が経営していることを明らかにした。呉勇は怠惰な生活を送っており、よく姉に金銭を要求していた。周娘子の生活に影響を与えないよう、呉氏はいつも夜に呉勇と会っていた。今回、呉勇は金銭を得られなかったため、呉氏の装飾品を売ろうとして口論になり、誤って呉氏を殺害し、自殺に見せかけたのだ。康正源(こうせいげん)は周娘子の公堂を混乱させた行為を戒めたが、その動機が孝心から出たものであることを考慮し、不問にすることにした。

春うらら金科玉条あらすじ、8話ネタバレ