第27話あらすじとネタバレ
李同光(リー・トンコウ)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)に、師匠に会うこと以上に重要なことはないと訴え、他のことは考えられない様子だった。屋根の上でこの様子を見ていた如意(ルーイー)は、李同光(リー・トンコウ)の頑固さに呆れ、ため息をつく。緊迫した状況を察した寧遠舟(ニン・エンシュウ)は、李同光(リー・トンコウ)を脇に連れ出し、二人だけで話し始めた。心配そうに後を追おうとする如意(ルーイー)を、于十三(ユー・シーサン)が止め、「寧遠舟(ニン・エンシュウ)様に任せましょう」と諭した。
寧遠舟(ニン・エンシュウ)は李同光(リー・トンコウ)を落ち著かせるため、強硬手段に出た。「如意(ルーイー)見の情がなければ、お前はもう生きていない」と警告する。六道堂の兄弟たちに重傷を負わせ、卑劣な手段を使い、さらに警告を無視して六道堂と殿下を傷つけ続ける李同光(リー・トンコウ)の無謀さを責め立てた。このような行為は既に一線を越えており、簡単には済まされないことを明確に伝えた。
非難される李同光(リー・トンコウ)は、自分は気が狂ったのではなく、なぜ師匠がこんな仕打ちをするのか理解できないと仮論する。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は、李同光(リー・トンコウ)が自分の気持ちばかり優先し、如意(ルーイー)見の気持ちを考えていないと指摘した。寧遠舟(ニン・エンシュウ)が事態の収拾に動いているのを見て、如意(ルーイー)も少し安心する。
その後、李同光(リー・トンコウ)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)の言う助力など、自分が礼 (レイ)王に会いに行くのを邪魔し、国主を早く救い出すための口実に過ぎないと主張した。寧遠舟(ニン・エンシュウ)もその意図を認め、中原の平和を最優先にするという条件で、李同光(リー・トンコウ)が国主になるのを手伝うと申し出る。李同光(リー・トンコウ)は約束を守ると誓い、初国公に皇帝への進言を頼み、梧帝の早期釈放を願うが、皇帝の態度は事態を複雑にする。
寧遠舟(ニン・エンシュウ)と李同光(リー・トンコウ)は梧帝救出計画について話し合い、事態が容易ではないことを知る。梧帝のいる場所は警備が厳重で、朱衣衛すら近づけず、如意(ルーイー)も内部構造を知らないという。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は第二皇子をけしかけて第一皇子と争わせることで注意を逸らすことを提案する。そこに如意が現れ、怒っていないどころか、安帝に復讐すると李同光(リー・トンコウ)を慰めた。李同光は安心する。
その後、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と如意は腹を割って話し合い、互いの思いを共有した。上機嫌で街に戻った李同光は、いじめられている初月(ハツキ)を助け、初月(ハツキ)は李同光に感謝と申し訳なさを伝える。
如意は踊り子に扮し、第一皇子を狙った計略に参加。昭節娘娘のもとへ誘い込み、娘娘の仇を討つことに成功する。第一皇子の侍衛から報告を受けた皇帝は激怒し、鄧恢を叱責、身代金の増額を要求し、真犯人を徹底的に調べ上げるよう命じる。他の息子たちへの信頼を覗かせた。
第28話あらすじとネタバレ
鄧恢は密室から汗だくで出てきた。彼は引退した官僚である陶謂(トウ・ウェイ)を試そうと考えた。陶謂(トウ・ウェイ)は多年前の出来事を覚えているはずがないと踏んだのだ。同時に、鄧恢はかつて失敗したことがないある刺客のことを疑っていた。皇帝に寵愛され、邀月楼にまで夜闖したというその刺客は、任辛(レン・シン)ではないかと推測した。確たる証拠はないものの、鄧恢は大皇子と他の者たちの死は任辛(レン・シン)と関係があると確信していた。彼にとって、5年前に亡くなった先皇后のことを覚えているのは任辛(レン・シン)以外に考えられず、ましてやあのような大胆な行動を取れる者もいないはずだった。しかし、鄧恢がそう言い終えるや否や、皇帝から罰が下った。窮地に立たされた鄧恢は、部下に籤を引かせ、黒い籤を引いた者を公開処刑することにした。不満を持つ者も多かったが、逆らうことはできなかった。
如意(ルーイー)は、安帝が無実の朱衣衛の者を処罰しようとしていることを知り、急いで現場へ向かった。鄧恢が処刑をためらっているところに寧遠舟(ニン・エンシュウ)が現れ、軟骨の下を狙って矢を放てば命を救えると助言した。鄧恢は即座に自ら処刑執行を命じた。如意(ルーイー)は深い苦痛を感じた。朱衣衛の製度を憎んでいたにもかかわらず、彼らのためになにもできなかったことを悔いたのだ。彼女は朱衣衛をもっと助けようと決意し、不足を補おうと考えた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)に、朱衣衛の必要としているものを金媚娘(キン・メイニャン)に尋ねるよう勧めた。
一方、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)に、安皇が梧国に13万両の黄金を要求していることを伝えた。如意(ルーイー)は、息子が亡くなっても安帝の金銭欲は変わらないと感じた。楊盈(ヤン・イン)と杜大人は既に梧都に手紙を送っていたが、章崧(ショウ・ソン)がそんな大金を用意できるはずがないことは分かっていた。そのため、別の救済策を考えなければならなかった。楊盈(ヤン・イン)は最近各国を訪問し、安帝に要求の撤回を求め、油断させようとしていた。如意(ルーイー)は朱衣衛内部の混乱を心配していた。梧帝の警備は厳重なままで、安帝は必ず彼らを疑うだろう。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は楊盈(ヤン・イン)が明日塔に梧帝を見舞うことを最も心配していた。梧帝が楊盈(ヤン・イン)に危害を加えるのではないかと恐れていたのだ。梧帝が楊盈(ヤン・イン)に脱出の手助けを求めた時、楊盈(ヤン・イン)は黄金で身請けしようとする兄の考えに不満を抱いた。梧国の国庫は空で、民は困窮しているからだ。
梧帝は楊盈(ヤン・イン)が時間を稼いで自分を弄んでいると思い、寧遠舟(ニン・エンシュウ)を信じて救出を待つことにした。楊盈(ヤン・イン)は、兄の今の状況は自業自得だと率直に言った。怒り狂う梧帝の前に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)が姿を現した。彼は兄弟が死の際に守っていた旗を見せ、梧帝に救われる価値があるのかを考えさせた。脅しが効かないと悟った梧帝の顔色は変わった。
初国公は脅迫を受け、李同光(リー・トンコウ)の提案を思い出し、自分の持つ資源を李同光(リー・トンコウ)に託して勢力を伸ばさせることにした。娘の初月(ハツキ)は驚いた。特に、李同光(リー・トンコウ)が大皇子を殺害して二皇子に罪を著せ、三皇子を擁立し、自らは輔国大臣になろうとしていることを知ると、彼女は事態の危険性、一族が滅亡する可能性を悟り、一刻も早く李同光(リー・トンコウ)との婚約を解消したいと思った。初国公はこれが唯一の道だと考えたが、初月(ハツキ)は李同光(リー・トンコウ)を操る術を持つべきだと考えた。初月(ハツキ)は武術で李同光(リー・トンコウ)に勝ち、李同光(リー・トンコウ)は初国公の期待に応えると約束した。
初月(ハツキ)は李同光(リー・トンコウ)に好意はないと否定したが、彼女の心には確かに微妙な変化が生まれていた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)たちは梧帝救出計画を進めていた。損失を最小限に抑えるため、それぞれが役割を分担した。于十三(ユー・シーサン)は如意(ルーイー)が李同光(リー・トンコウ)に会うと何かが起こるのではないかと心配したが、如意(ルーイー)はそれを否定した。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)に、心の悩みを書き出すことを勧めた。そうすれば気持ちが楽になるかもしれないと考えたのだ。
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