第23話あらすじとネタバレ
楊盈(ヤン・イン)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)と如意(ルーイー)に、安国の侍衛に自分たちが教えた方法で難題を与えたことを得意げに話した。しかし、笑顔の裏には不安が隠されていた。三日経っても安国国君に会えなければどうすればいいのか。如意(ルーイー)は、安国国君が楊盈(ヤン・イン)の真意を探るために試しているのだと考えた。杜大人は楊盈(ヤン・イン)の手腕を評価しつつも、何か見落としているのではないかと案じ、詳しく事情を尋ねた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は、如意(ルーイー)が楊盈(ヤン・イン)を立派に育てたと感謝した。
夜、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)見舞い、昼間の出来事で楊盈(ヤン・イン)が怯え、夜中に目を覚ましたことを心配そうに語った。そして、如意(ルーイー)見の手の傷に気づき、優しく声をかけたが、如意(ルーイー)は気に留めなかった。二人は次第に深い話になり、如意は自分が朱衣衛で危険に遭ったらどうするかと寧遠舟(ニン・エンシュウ)に尋ねた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は冗談めかして他の女と子を成すと答えたが、如意見怒ると、真剣な表情で失望させないでほしいと告げた。そして、如意見の安全について、もう一人ではないこと、刺客であっても命を大切にすべきだと諭した。その言葉に心を打たれた如意は、寧遠舟(ニン・エンシュウ)に口づけをし、それ以上何も言わないようにと告げた。
翌日の任務について、如意は潜入調査だけで、危険は少ないと断言した。鄧恢に気を付けるように寧遠舟(ニン・エンシュウ)に忠告し、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意に迷蝶を必ず持っていくようにと伝え、何があっても助けると約束した。二人は作戦を練り、如意は改めて楊盈(ヤン・イン)の安全確保の重要性を強調した。
一方、李同光(リー・トンコウ)は屋敷に戻り、密室に入った。安皇は鄧恢に事件の真相を徹底的に調べるよう命じ、さもなくば厳しい罰を与えると告げた。安皇は北磐の侵攻の情報は誇張されていると疑いつつも、李同光(リー・トンコウ)が無から話を作り出すとは考えなかった。迦陵(キャリン)は如意見異変に気づき、左使に責任をなすりつけようとした。変装した如意は朱衣衛に潜入し、隠された秘密を暴こうとした。
杜大人はこの事件は楊盈(ヤン・イン)の身分を確かめるためだと推測し、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は楊盈(ヤン・イン)に対処法を教えた。如意は左使をうまく処理したが、有益な情報は得られなかった。帰る途中、街の警備が強化されていることに気づき、部下に警戒を強めるよう指示した。時を同じくして、梧皇は楊盈(ヤン・イン)に扮した人物を使って相手を試したが、結局本当の楊盈(ヤン・イン)を見抜いた。楊盈(ヤン・イン)は兄が自分だと気づかないのではないかと心配したが、梧皇は六道堂の証がなくても妹だと分かると断言した。
楊盈(ヤン・イン)と話す中で、梧皇は丹陽の謀仮の企みと自身の身の危険について語った。楊盈は兄が権力争いにばかり気を取られ、民の苦しみを見ていないと不満を漏らした。梧皇は文書に署名する予定だったが、外敵の脅威と寧遠舟(ニン・エンシュウ)の裏切りの可能性を恐れ、後日改めて聖旨を出すことにした。
楊盈は寧遠舟(ニン・エンシュウ)に、兄に聖旨を出してもらい、仲間たちの功績を認めさせたいと打ち明けたが、兄は救出された後にしか動かないと言っていると聞かされた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)はこの結果を予想していたものの、落胆を隠せなかった。如意は昭節娘娘に祈りを捧げている時、寧遠舟の様子がおかしいことに気づいたが、何も聞かなかった。
茶館で寧遠舟は如意に、楊盈は聖旨によって仲間たちの働きを認めさせたかったが、皇帝は冷淡で、彼らの犠牲をまるで他人事のように扱ったと語った。この出来事は、彼ら自身と仲間のために正当な評価を得る決意をより一層強固なものにした。
第24話あらすじとネタバレ
如意(ルーイー)は寧遠舟(ニン・エンシュウ)の苦悩を深く理解していた。彼女にとって、朱衣衛と六道堂は本質的に同じだった。どちらも皇帝のために身を捧げる組織だが、皇帝の眼中では彼らの命は羽根のように軽い。権力の頂点に立ったとしても、いずれは替えの駒にされる運命なのだ。寧遠舟(ニン・エンシュウ)はこの現実に失望し、支配者は自らの力を誇示するために、領土拡大という野望のために、無数の命を犠牲にするのだと感じていた。如意(ルーイー)はこのような暴挙を止める方法を探し、例えば牢獄に潜入して梧皇に退位詔書を書かせることを提案するが、寧遠舟(ニン・エンシュウ)はリスクが高すぎると考え、状況に応じて行動すべきだと諭す。
一方、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は金媚娘(キン・メイニャン)が褚国に情報を流したと推測し、これが両国間の書簡のやり取りに発展し、褚国に備えをさせることで、安帝の余裕を奪うと考えていた。如意(ルーイー)は六道堂を使って李同光(リー・トンコウ)を助けるための偽情報を流すことを提案し、李同光(リー・トンコウ)への心配を隠せない様子だった。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は如意(ルーイー)と共に行動できることを幸運と感じ、如意(ルーイー)は于十三(ユー・シーサン)と過ごすようになって寧遠舟(ニン・エンシュウ)が少し軽薄になったと指摘する。迫り来る危険に備え、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は解毒剤を手に入れようと焦っていた。
買い物の途中、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と如意(ルーイー)はかつての知り合いに会い、相手は寧遠舟(ニン・エンシュウ)を「古員外」と呼ぶ。如意はそれを面白がり、かつて自分が世子夫人だったことを明かし、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は少し嫉妬する。寧遠舟(ニン・エンシュウ)がアクセサリーを選ぶ際、如意は彼の選んだものが重すぎると言って嫌がり、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は慌ててそれらが中空で見た目より軽いことを説明する。結局、如意の主導で多くのアクセサリーを購入し、如意は寧遠舟の身だしなみも整えさせた。
如意は二皇子の状況を調べ、昭節娘娘に真実を伝える手伝いをしたいと話す。その時、于十三(ユー・シーサン)が慌ててやって来て、新しい装いの寧遠舟を見て、「第一の美男子」の座を奪われるのではないかと焦る。遠くでこの様子を見ていた李同光(リー・トンコウ)は、師匠が寧遠舟を選んだことを悟り、嫉妬に駆られる。しかし、師匠が自分の仇を討ってくれたことを知り、自分が師匠にとって大切な存在だと再確認し、安堵する。
初月(ハツキ)は李同光(リー・トンコウ)の行動に不満を抱き、再び衝突する。如意は自分が残した手がかりが効果を発揮し始めたと考え、鄧恢か迦陵(キャリン)が黒幕ではないかと疑う。かつての白雀の独特の印は、限られた人間しか知らないものだった。如意は迦陵(キャリン)と単独で会うことを決意する。迦陵(キャリン)は鄧恢の圧力によって分部を裏切ったことを認め、鄧恢の父が白雀に殺されたため、朱衣衛に深い恨みを抱いていると語る。そして、現在妊娠していることを明かし、如意の同情を引こうとする。
迦陵(キャリン)は如意に衝撃的な事実を告げる。皇帝に如意を皇后殺害の真犯人と信じ込ませた黒幕は、鄧恢だというのだ。しかし、如意は迦陵(キャリン)の言葉を完全には信じなかった。迦陵(キャリン)は如意に鄧恢を告発するために手を組もうと持ちかける。如意は承諾するが、内心では迦陵を信用せず、罠の可能性を警戒していた。案の定、如意は待ち伏せを発見し、迦陵もついに本性を現す。如意の体力を消耗させて戦いを有利に進めようとしたのだ。しかし、彼女は六道堂の寧遠舟がそこに現れることを予想していなかった。
如意が怪我をしているように見えたため、寧遠舟はすぐに戦いに介入する。迦陵は如意に本当に誰も信じないのかと問いかけ、如意は人は変われると答える。そして、両者は激しい戦いを繰り広げるのだった。
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