第9話あらすじとネタバレ
深夜、墓地。 申力行(しんりこう)は墓を掘り起こし、死者の体内から王府事件と同じ銀針を発見する。彼は亡き兄弟たちの仇を討つことを決意する。
翌日、六扇門。 申梓木(しん しぼく)は部下の様子がおかしいことに気付き、公文書と新任統帯について尋ねる。公文書に申力行(しんりこう)が六扇門への加入を申請したことを知ると、彼は怒って息子を追いかけ、殴りつける。その後、申梓木(しん しぼく)は吏部を訪れ、息子の六扇門からの異動を願い出るが、却下される。
自宅に戻った申梓木(しん しぼく)は、再び申力行(しんりこう)に家庭と六扇門のどちらかを選ぶように迫る。 息子の優柔不断な態度に激怒した彼は、申力行(しんりこう)を家から追い出す。
翌日、申力行(しんりこう)は六扇門に出勤する。 父の命令により、同僚たちは彼を避ける。それでも申力行(しんりこう)は義荘への同行を主張し、そのために父から叱責を受ける。怪我をした申力行を発見した蘇溢清(すいいせい)は、冗談を交えながらも、彼を気遣う。やがて、門外からノックの音が聞こえる。それは申梓木(しん しぼく)が食事を持ってきて、夜の見張りをしていた言亦東に帰宅を促し、申力行の世話をするためだった。
しかし、申梓木(しん しぼく)が息子の捜査を妨害したため、吏部官吏が六扇門を訪れ、彼を連れ出して説得し、息子を吏部に入らせるように勧める。 これを聞いた申力行は斉王に助けを求め、斉王は解決を約束する。一方、申梓木(しん しぼく)も吏部で緻仕(引退)申請を取り下げ、六扇門に残り、息子の仕事を支える意思を示す。
父子の関係を改善するため、申梓木(しん しぼく)は蘇溢清(すいいせい)に酒を託し、申力行に渡すように頼む。 そして、彼らに適切な距離を保つように忠告する。松葉杖をついた申力行は父親に謝罪し、それを目にした申梓木(しん しぼく)は心を軟化させ、最終的に息子の六扇門への入隊を認める。
正式に配属された申力行は、以前殺害された二人の兄弟に関する新しい手がかりを提出する。 これに対して、申梓木(しん しぼく)は不満を表明するものの、捜査を阻止することはできない。翌日、彼は表面上は部下たちに怠慢を指示するが、実際には事情を知らない言亦東と申力行は積極的に事件の調査に取り組んでいる。これを目にした申梓木(しん しぼく)も自ら誌願し、息子に任務を割り当てるように要求し、息子への支持を示す。
第10話あらすじとネタバレ
申力行(しんりこう)が六扇門の異変に気づく
申力行(しんりこう)は、六扇門のメンバーがいつもより従順なことに違和感を覚える。六扇門に戻ると、メンバーたちが怠慢にふけっていることが発覚する。怒りを抑えきれない申力行(しんりこう)は、王爷に状況を報告し、吏部に協力を要請する。吏部は、申梓木(しん しぼく)に一ヶ月の休暇を与え、その間、申力行(しんりこう)が六扇門の管理を引き継ぐことを提案する。
申力行(しんりこう)、六扇門の管理を引き継ぐ
六扇門の管理を引き継いだ申力行(しんりこう)は、すぐに任務を割り当て、規律を再確認する。しかし、メンバーたちは父親である申梓木(しん しぼく)と息子である申力行の争いに巻き込まれたくない様子で、困惑の表情を浮かべる。申力行は、指示に従わず闘蟋蟀に夢中になっているメンバーを発見し、罰を与える。この処罰に不満を持った他のメンバーは、次々と六扇門を去ってしまう。
申梓木(しん しぼく)、息子のために奔走
一方、申梓木(しん しぼく)は老友を訪ね、銀針の糸口から息子の事件解決に協力しようとする。六扇門の緊張した雰囲気の中、申力行は点呼を行うが、誰も応答しない。申梓木(しん しぼく)は、言亦東を連れて罰を受けたメンバーのもとを訪れ、これまで甘やかしすぎたことを悔いる。そして、弟子たちに申力行を助けて事件を解決し、六扇門の評判を取り戻してほしいと懇願する。
申力行、斉王に助言を求める
困惑する申力行は、斉王に助けを求める。斉王は、申梓木(しん しぼく)のように人との関係を築くことの重要性を説き、単独行動を避けるようアドバイスする。また、蘇溢清(すいいせい)に申力行の仕事をサポートするよう指示する。
申梓木(しん しぼく)、申力行に心を開く
家に帰った申梓木(しん しぼく)は、息子と酒を飲みながら、自分の過ちを認め、もっと早く息子をサポートするべきだったと語る。そして、3つの要求を提示する。1つは斉王に利用されないように身を守る、2つは六扇門のメンバーの安全を守る、3つは蕊溪の婚約を完瞭させることである。申力行は婚約への懸念を表明するが、最終的に申梓木(しん しぼく)は婚約を延期することに同意する。
六扇門、再び団結
再び立ち直った申力行は、六扇門のメンバーを集めると、全員が積極的に応答する。メンバーの一人が、張世傑(ちょうせいけつ)が生きている間に錦衣衛の人物と接触していたことを報告する。この情報は、賭場のオーナーによって裏付けられる。申梓木(しん しぼく)も、京の中で高度な鋼針技術を使用できるのは錦衣衛の指揮使である劉進(リュウ・ジン)だけだと指摘する。
劉進(リュウ・ジン)の逮捕
この情報を得た申力行は、すぐに斉王に報告する。二人は協議の結果、教坊司で劉進(リュウ・ジン)を秘密裏に逮捕することを決定する。初三の日に計画通り、劉進(リュウ・ジン)を罠に誘い込んで逮捕することに成功する。
蕊溪と蘇溢清(すいいせい)の活躍
一方、結婚式の準備をしていた蕊溪は、二人の父親の会話を偶然聞いてしまい、婚約が変更される可能性があることに気づく。そして、馬に乗って家を出る。任務に向かう途中、服装が不適切だったために教坊司から追い出されてしまった申力行。しかし、蘇溢清(すいいせい)が男装をして教坊司に入り込み、劉進(リュウ・ジン)の面会時間を聞き出すことに成功し、作戦の成功を確実なものにする。
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