六扇門あらすじ37話・38話、ネタバレ

第37話あらすじとネタバレ

斉王と申力行(しんりこう)は、行方不明の大皇子の捜索を続けていた。そんな中、趙無極(ちょうむきょく)が訪れ、皇上が太子を立てようとしていることを伝える。

斉王は、自分が皇位継承から遠ざけられているのではないかと不安になり、蘇溢清(すいいせい)に大皇子の捜索を急ぐように指示する。

その後、申力行(しんりこう)は蘇溢清(すいいせい)に会い、皇上が大皇子を皇太子にしようとしていることを明かす。しかし、申力行(しんりこう)は、たとえ大皇子が見つかったとしても状況は変わらないだろうと示唆する。

斉王は、皇后が企んでいることを詳細に記した手紙を皇帝に送る。翌朝、皇帝は立太子を発表しようとしたが、斉王からの密書を受け取り、趙無極(ちょうむきょく)に斉王と申力行(しんりこう)を宮廷に召し入れるように命じる。

趙無極(ちょうむきょく)は斉王府に向かう途中、申力行(しんりこう)が姿を消していることに気づく。趙無極(ちょうむきょく)は、東廠の力を借りて申力行(しんりこう)を捜索しようとする。

一方、申力行は龚叔から衝撃の事実を聞かされる。実は、申力行こそ、かつて皇宮から連れ出された大皇子だったのだ。

申力行は、言亦東と蘇溢清(すいいせい)から自分が申梓木(しん しぼく)であり、大皇子であることを知らされる。そして、蘇溢清(すいいせい)に説得され、宮廷に向かう。

皇帝は、申力行が自分の息子であることを知り、斉王に感謝を述べる。そして、翌朝の朝議で天下に発表することを約束する。

しかし、皇后はすぐにこの出来事を知らされ、複雑な思いを抱く。皇后は、新しい皇帝となる息子に会いに行き、別れを惜しむ。

その後、皇后は毒入りの梨のスープを持って皇帝のもとを訪れ、潤肺のために飲ませる。皇帝は、何も疑わずにスープを飲み幹してしまう。

皇帝は、2人の貴妃の出産について質問した直後に血を吐き、崩御してしまう。皇后は、太医たちに皇帝は病死したと発表するように指示する。

翌日、朝議では、皇帝が体調不良のため出席できないと発表される。斉王は、趙無極(ちょうむきょく)に連絡を取ろうとするが、失敗する。状況の深刻さを悟った斉王は、すぐに京城から逃げることを決意する。

一方、趙無極(ちょうむきょく)は宮廷で新皇帝の即位準備を手伝っている。新皇帝は、趙無極の斉王に対する忠誠心を試すが、趙無極は斉王とは何の関係もないことを明言する。皇后は、龍袍を著た新皇帝の姿を見て、喜びと安心を覚える。

趙無極は東廠に戻ると、小栓子(しょう せんし)を派遣して斉王を捕らえさせ、新皇帝への忠誠心を示す。

第38話あらすじとネタバレ

東廠の兵士が王府を包囲し、小栓子(しょう せんし)は斉王らの首を取るように要求し、降伏を勧告します。しかし、蘇溢清(すいいせい)は素早く行動し、小栓子(しょう せんし)を人質に取って突破に成功します。

新帝が即位した後、劉吉(りゅうきつ)はできるだけ早く登基式の日取りを決めるように提案します。しかし、新帝は民衆の負担を減らすため、簡素にすることを決定します。大殿では、皇帝は劉吉(りゅうきつ)と徐尉に直接座るように命じ、この行動は趙無極(ちょうむきょく)にとって不利な状況であることを示唆します。小栓子(しょう せんし)は昨夜の状況を趙無極(ちょうむきょく)に報告し、趙無極(ちょうむきょく)は斉王を必ず捕らえるべきだと主張します。

皇帝は皇后と話し合った結果、斉王が弔問期間中に京に上って服喪し、悔悟の意を示した場合には、過去の行動を問わないことに決定します。意気揚々と東廠を巡視する劉吉(りゅうきつ)に対して、趙無極(ちょうむきょく)は慎重に接し、再び忠誠心を表明します。劉吉(りゅうきつ)は満足そうに笑いながら立ち去ります。

斉王府は兵士に包囲されており、蘇溢清(すいいせい)は皇宮の布告を見てすぐに報告に戻ります。申力行(しんりこう)は斉王に隠遁するように説得しようとしますが、斉王と蘇溢清(すいいせい)は冀遼総兵の張強(ちょうきょう)を取り込むことでしか天下の民を救えず、悪人の横行を阻止できないと説得します。申力行(しんりこう)は躊躇しますが、斉王は張強(ちょうきょう)に会いに行くことを決意します。一方、張強(ちょうきょう)は京の情勢を知り、トラブルが近づいていることを悟ります。

皇宮では、皇帝は先帝の急死を疑い、密かに太医に真相を調査するように命じます。劉吉(りゅうきつ)は皇帝と皇太后に謁見し、斉王を京に呼び寄せて申力行(しんりこう)を捕らえるように提案します。皇帝は劉吉(りゅうきつ)を護国公に封じます。劉吉が去った後、皇太后は皇帝に、斉王の問題を解決した後には、権力が大きくなりすぎて皇権を脅かす可能性がある劉吉を排除する必要があると忠告します。

劉吉が封じられたことを知った斉王は、すぐに張強(ちょうきょう)に会いに行くことを決意します。蘇溢清(すいいせい)は張強(ちょうきょう)の態度を探るために先に行きますが、張強(ちょうきょう)は姿を隠します。斉王は張強が旧情を重んじて友人を裏切りたくないと思っていると考え、軍営の外で待ちます。数日後、結果が出ないため、斉王は脅迫によって張強に会見を強要し、張強に関する記録をすべて握っており、現れなければ記録を提出すると告げます。

家族の安全を考慮して、張強は仕方なく斉王を軍営に招き入れます。食事の席で、張強は斉王たちを関外に逃がす準備をしていることを告げます。私的な場で、張強は斉王に先帝の急死の理由と申力行(しんりこう)が皇太子であることを尋ねます。その頃、小栓子(しょう せんし)が現れて斉王たちを連れて行くように要求しますが、張強は断固として拒否します。

軍営内で、張強は再び斉王に大明領土を離れるように勧めますが、斉王は張強を一緒に挙兵させたいと考えています。しかし、張強は拒否します。蘇溢清(すいいせい)は斉王と話し合った後、これが最後のチャンスだと考え、単青(たんせい)の死について言及します。斉王は蘇溢清(すいいせい)を騙すために嘘の話を作り上げます。蘇溢清は再び騙され、斉王に忠誠を尽くすことを決意します。

翌日、張強が家族を連れ出して遊びに行こうとしたところ、小栓子(しょう せんし)に止められます。両者は一触即発となり、張強は素早く行動して小栓子(しょう せんし)たちを包囲します。