六扇門あらすじ35話・36話、ネタバレ

第35話あらすじとネタバレ

申力行(しんりこう)は蘇溢清(すいいせい)に誠心誠意に謝罪し、今後は絶対彼女を信頼し、二度と悲しませないと約束する。蘇溢清(すいいせい)は屋敷に戻り、斉王に師匠がなぜそこまで大きな犠牲を払ったのか尋ねる。斉王は申力行(しんりこう)は頭が良いので、遅かれ早かれ真相を突き止めるだろうし、このような結末は不幸中の幸いだと彼女を慰める。

言亦東は一人で酒を飲み、亡くなった曹懿恩(そういえん)を偲ぶ。申力行(しんりこう)は彼のそばに寄り添い、曹懿恩(そういえん)は愛する人の腕の中で亡くなったのは幸せなことだと、彼女にとっては解放だったと慰めようとする。一方、蘇溢清(すいいせい)は自分の部屋で悲しみに暮れ、单青(たん せい)を偲んでいた。

劉吉(りゅうきつ)とその仲間は、斉王が江陵(こうりょう)と焦溪(しょうけい)を見つける前に自分たちが先に動くことを決意する。焦溪(しょうけい)村に戻ったばかりの江陵(こうりょう)と焦溪(しょうけい)は、趙無極(ちょうむきょく)が送り込んだと名乗る一団に阻まれる。焦溪(しょうけい)が目を覚ますと、江陵(こうりょう)の姿は消えており、機の上には手紙が一枚残されていた。

劉吉(りゅうきつ)が失脚したことで、趙無極(ちょうむきょく)は皇后に対する警戒を緩める。皇子は師匠の情状酌量を訴えようとするが、皇后に止められ、宮廷では自分以外の人間は誰一人信用してはいけないと再び忠告される。斉王は江陵(こうりょう)の行方を知り、事態が複雑化するのを懸念して、申力行(しんりこう)と蘇溢清(すいいせい)を松江に派遣し、江陵(こうりょう)と合流させる。道中、申力行(しんりこう)は再び蘇溢清(すいいせい)に愛を告白するが、蘇溢清(すいいせい)は旅を続けることを理由にそれを断る。3人が合流して間もなく、錦衣衛の襲撃を受け、江陵(こうりょう)は負傷する。

彼らは慌てて酒楼に逃げ込むが、医館はすでに錦衣衛に占拠されており、東廠の人間と地元の官兵が合同で捜索を行っていた。申力行(しんりこう)は負傷した江陵を青楼に匿い、蘇溢清は城門の外で情報収集に出かける。そこで焦溪(しょうけい)が役人に連れ去られているのを発見し、2人はすぐに救出に向かうが、錦衣衛に捕まってしまう。申力行は徐大人と交渉し、江陵を焦溪(しょうけい)と交換することを提案する。

蘇溢清は人質を交換しに行き、焦溪を無事に連れ戻す。一方、申力行は江陵になりすまして人質交換を行い、本物の江陵と焦溪を無事に京に戻す。江陵は京に戻ると、すぐに宮廷に出向くことを決意する。しかし、入宮の際に江陵は突然暗殺され、斉王府に逃げ込んで追っ手をかわす。

劉吉(りゅうきつ)は人質となった申力行と対面し、2人は緊張した面持ちで睨み合う…

第36話あらすじとネタバレ

江陵(こうりょう)は矢毒に侵され、手遅れとなりました。臨終の際、彼は驚愕の事実を明かします。かつての皇子は殺害されておらず、張永(ちょう えい)という禁軍によって救出されていたのです。

一方、劉吉(りゅうきつ)は申力行(しんりこう)と江陵(こうりょう)の交換を提案する手紙を届けます。江陵(こうりょう)はためらうことなく取引に応じ、斉王も劉府の外で事態の推移を見守ります。しかし、劉吉(りゅうきつ)一味は約束を守るつもりはなく、引き渡し完瞭後に現場を包囲します。江陵(こうりょう)は自身の命を盾に、申力行(しんりこう)を解放させます。斉王と申力行(しんりこう)が脱出した直後、江陵(こうりょう)は毒に倒れて息を引き取ります。

王府に戻った斉王は、江陵(こうりょう)の最期の言葉を申力行(しんりこう)に伝え、彼の遺誌である行方不明の皇子の捜索を託します。申力行(しんりこう)は必ず果たすと約束します。

無事に帰還した申力行(しんりこう)と再会した蘇溢清(すいいせい)は、感慨深い思いに浸ります。その後、二人は焦溪(しょうけい)を見舞います。蘇溢清(すいいせい)を部屋から出した後、焦溪(しょうけい)は申力行に溢清を大切に扱うように諭し、自害を選びます。江陵を追うように逝った焦溪(しょうけい)は、江陵との合葬を望む遺言を残します。蘇溢清(すいいせい)と申力行は悲しみに暮れます。

趙無極(ちょうむきょく)は申力行と共に、仇敵である劉吉(りゅうきつ)への対処について話し合います。申力行は行方不明の皇子の捜索を開始し、父の友人から衝撃の事実を知らされます。彼の父、申梓木(しん しぼく)こそが、謎の張永(ちょう えい)だったのです。複雑な真相に戸惑う申力行は、蘇溢清(すいいせい)には真実を隠し、一人で父の墓前に解決策を求めます。

蘇溢清(すいいせい)は申力行の心の重さを察し、悩みがあるのかと何度も尋ねますが、申力行はそれ以上の人々を巻き込まないために曖昧な返答を繰り返します。

皇帝は趙無極(ちょうむきょく)に、劉吉(りゅうきつ)と斉王の争いの進捗状況を尋ねます。趙無極(ちょうむきょく)は一刻も早く劉吉(りゅうきつ)を処罰することを望みますが、皇帝は疑念を深め、皇后の宮殿を訪れて相談します。皇帝は斉王が皇子に脅威となることを懸念し、皇位は斉王に継承させないと明言します。

小栓子(しょう せんし)は、皇帝がなぜ今夜皇后の宮殿に泊まるのかと趙無極(ちょうむきょく)に尋ねます。この言葉によって、趙無極(ちょうむきょく)は復讐にばかり気を取られ、他の重要なことを疎かにしていることに気付きます。