君子盟あらすじ23話・24話、ネタバレ

第23話あらすじとネタバレ

張屏(ちょうへい)は家に帰ると、陳籌(ちんちゅう)が用意してくれた卵が手つかずのまま残っていることに気づき、陳籌(ちんちゅう)から食べ物を無駄にするなと注意される。翌日、殿試の日、張屏(ちょうへい)は大殿で待機していたが、景啓赭の姿が見えない。 やがて景啓赭が戎装で現れ、柳太傅(たいふ)は科挙という公式の場で正装でないことを非難する。 景啓赭は柳太傅(たいふ)と朝食の話になり、南方の戦乱の影響で胡椒が手に入りにくく、料理の味が落ちたと話す。南方の民衆を案じる景啓赭は、彼らが権力争いの道具にされるべきではないと考え、自ら出兵することを決意する。王墨聞は同行を申し出、太后からも勝利を祈る伝言が届く。その後、景啓赭は受験生たちに「君子有不戦戦必勝矣」をテーマに論述を課した。

君子盟あらすじ、23話ネタバレ

一方、蘭珏(らんかく)は古文書の断片を調べていた。そこへ偶然通りかかった辜清章(こせいしょう)が、文字の一つを解読する。普救寺の僧侶、素覚が同じ文字で書かれた医書を持っていたと語り、短い出会いであったため他の文字は知らないと言う。蘭珏(らんかく)が僧侶の法号を尋ねると、素覚だと知る。

旭東(きょくとう)は蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)に、かつて素覚と長時間話したことを明かす。素覚は自分が呪禁科の唯一の生き残りだと告白し、回生陣の歴史を説明した。三十年前、この陣法は病に倒れた今の聖上を救うために使われたという。張屏(ちょうへい)は陣法で本当に人を救えるのか疑問を抱き、聖上が自然に回復したか、替え玉の可能性を指摘する。蘭珏(らんかく)は、太后と聖上の疎遠な関係を考えると、替え玉の可能性も否定できないと推測する。二十年前、呪禁科は蠱毒の流出を機に閉鎖され、呪禁生は全員死亡したことになっている。これは先帝の崩御と幼い聖上の即位、太后の垂簾聴政という時期と重なり、口封じのために太后が関わっていた可能性が高い。摩箩村との関連は依然として謎のままである。

君子盟あらすじ、23話ネタバレ

陳籌(ちんちゅう)は巷で歌われている童謡を持ってくる。それは今の聖上が偽物であることを暗示していた。張屏(ちょうへい)は、蘭珏(らんかく)が素覚を見つけられたのは辜清章(こせいしょう)のおかげであり、さらに辜清章(こせいしょう)の声が以前聞いた鏡(きょう)湖先生(きょうこせんせい)と同じであることに気づき、不審に思う。蘭珏(らんかく)は偶然だと考えるが、張屏(ちょうへい)は偶然が多すぎると主張し、二人の意見は対立する。

景啓赭は張屏を散歩に誘う。景啓赭は張屏が殿試で実力を出し切っていないことに気づき、張屏は事件の進展が気になっていたと告白する。街では出徴する兵士たちのために民衆が募金や物資の提供に励んでおり、景啓赭は小さな力でも希望になると感慨深く語る。蘭珏は王墨聞のために送別会を開く。別れを惜しむ言葉は禁句としたが、二人の間には名残惜しさが漂っていた。

君子盟あらすじ、23話ネタバレ

大軍が出発して間もなく、陳籌(ちんちゅう)は蘭珏に太后が二つの布告を出したことを伝える。一つは火傷患者の治療のための名医の募集、もう一つは水器を持つ摩箩村の村民の捜索である。張屏が水器を持っているという噂が広まっているため、陳籌(ちんちゅう)は彼に京城を離れるよう勧める。張屏の父が上京してきて、ちょうど合格発表の日を迎える。張屏は辜清章(こせいしょう)を尾行し、彼が火傷治療の薬を購入しているのを見る。張屏が蘭珏にこのことを伝えると、それを辜清章(こせいしょう)に聞かれてしまう。辜清章(こせいしょう)は研究のためだと主張し、呪禁科との関係を否定する。張屏は言い訳だと考えるが、蘭珏は確たる証拠がないと指摘する。兵士が張屏を捕らえに来たその時、父が身を挺して時間を稼ぎ、陳籌(ちんちゅう)が張屏を裏口から逃がす。

第24話あらすじとネタバレ

張屏(ちょうへい)の師匠は官兵の行動を阻止しようとして命を落としました。駆けつけた時には既に手遅れで、深い悲しみに沈んだ張屏(ちょうへい)は気を失い、蘭珏(らんかく)の屋敷で目を覚まします。復讐心に燃える張屏(ちょうへい)でしたが、蘭珏(らんかく)に止められます。張屏(ちょうへい)は摩箩村へ帰り、過去の秘密を解き明かし、師匠と家族の仇を討つことを決意します。

君子盟あらすじ、24話ネタバレ

摩箩村へ向かう途中、張屏(ちょうへい)は近くの森で迷い、再び意識を失います。一方、蘭珏(らんかく)は旭東(きょくとう)に張屏(ちょうへい)が出発した時期を尋ね、既に三ヶ月が経ち、目的地に到著しているはずだと知ります。辜清章(こせいしょう)の調査について、旭東(きょくとう)は辜清章(こせいしょう)の毎日の行動はごく普通で、火傷の治療薬となる薬草の採取に専念していると報告します。蘭珏(らんかく)は辜清章(こせいしょう)の最近の行動に疑問を抱き、あまりにも出来過ぎていると感じます。

疑念を抱えた蘭珏(らんかく)は、散歩を口実に辜清章(こせいしょう)を訪ねます。会話の中で、蘭珏(らんかく)は張屏から聞いた話や辜清章(こせいしょう)が研究している薬について触れます。辜清章(こせいしょう)は太后に薬を献上したことは問題ないと弁明しますが、蘭珏はもし辜清章が本当に世捨て人なら、十年前、科挙を受けて都へ来ることはなかったはずだと指摘します。

君子盟あらすじ、24話ネタバレ

一方、意識を取り戻した張屏は、王墨聞と出会います。王墨聞によると、南境は気候が厳しく、瘴気によって兵士の戦力が低下し、南棟(なんとう)の軍隊と膠著状態にあるとのこと。王墨聞が率いる先鋒部隊は奇襲を受け、大きな被害を受けました。逃げる途中、王墨聞は倒れていた張屏を救出します。張屏は幼い頃の記憶の断片を思い出し、滝の裏に隠された洞窟へと王墨聞を導き、追っ手を振り切ります。

徐々に記憶を取り戻していく張屏は、洞窟を通って皆を摩箩村へ導きます。そこは過去の記憶が色濃く残る場所で、張屏は亡くなった人々の遺体を見つけ、幻覚のように幼い頃の自分と母親の姿を見ます。幻の中では、阿娘が幼い苦若(張屏)に術の使い方を教え、水器を使って人々の心の病を取り除く方法を伝えています。阿娘は、いつか苦若が真実を探れるように、秘密を水面下に隠すと約束します。

君子盟あらすじ、24話ネタバレ

この記憶によって、張屏は過去全てを思い出します。阿娘と一緒に都へ向かった時のこと、すぐに帰ってくると約束したまま、戻ってこなかった阿娘のこと…。