マイ・ヒーリング・ガーデンあらすじネタバレ(全話)

都会のホテル業界を舞台に、クールな御曹司と自然を愛する女性が織りなす、心温まるラブストーリー「マイ・ヒーリング・ガーデン～僕の恋する葡萄園～」

主人公の張泯(ジャン・ミン)は、五つ星ホテルグループの跡取り息子。容姿端麗で冷徹な雰囲気をまとい、幼い頃から厳しい英才教育を受けてきた彼は、ビジネスには長けているものの、心の奥底では温もりと真実の愛を求めています。

一方、ヒロインの羅溪(ルオ・シー)は、自然保護区で働く明るく心優しい女性。自然と動物を愛し、純粋に生きる彼女は、張泯とは正反対の価値観を持つ存在です。

二人は偶然の出会いをきっかけに、互いに惹かれ合っていきます。羅溪の温かさや楽観的な姿勢は、張泯の凍てついた心を徐々に溶かし、自然保護区での穏やかな時間は、彼を日々の重圧から解放していきます。張泯もまた、羅溪の純粋さに惹かれ、彼女の生活や仕事に関心を寄せるようになります。

しかし、二人の恋路は順風満帆ではありません。張泯の父親は、家業に有利な相手との結婚を望んでおり、張泯は父親の期待と羅溪への愛情の間で葛藤します。また、ホテル業界での競争や誤解も、二人の関係に影を落とします。

それでも、数々の困難を乗り越え、二人の愛は深まっていきます。羅溪は、プレッシャーに苦しむ張泯を支え、彼自身の人生を歩むよう励まします。張泯もまた、羅溪の影響を受け、自分の価値観を見つめ直し、感情を大切にするようになります。

最終的に、二人は様々な試練を乗り越え、結ばれます。張泯はビジネスにおいても、羅溪の自然を愛する理念を取り入れ、環境に配慮したホテル経営を目指し始めます。羅溪もまた、ビジネスの世界を理解し、張泯の事業を支えていきます。

「マイ・ヒーリング・ガーデン～僕の恋する葡萄園～」は、都会の喧騒の中で繰り広げられる、愛と成長の物語。困難に立ち向かい、真実の愛を貫く二人の姿は、きっとあなたの心を温かく包み込んでくれるでしょう。

第1話あらすじとネタバレ

四海グループの張泯総経理は、父の張敬中の頼みで、ボルドーにある呉おじいさんの遺産を相続するためフランスへ向かいました。ある日、車で移動中、大学で勉強中の羅溪に出会います。羅溪は自転車に乗っていて、何かを落としたため停車していました。張泯は羅溪の存在に気づかず、電話中に危うく彼女を轢きそうになり、急ブレーキを踏んだ拍子に車が故障してしまいます。羅溪は助けを申し出ますが、機嫌の悪い張泯はそれを拒否し、立ち去るように言います。間もなく友人の肖正男(シアオ・ジョンナン)が到著し、張泯はレンタカー会社の手配を待つ間、羅溪にその場に残るよう指示し、彼女の卒業製作の絵を預かり、車の返却後に返すことを約束します。

ワイナリーに到著すると、管理人のAlex夫妻は張泯を歓迎しますが、張泯は彼らのことを覚えていないようで、冷たい態度を取ります。その後、呉おじいさんの弁護士から、張泯は唯一の相続人ではなく、呉おじいさんの生前の植物療法士、つまり彼の世話をしていた女性にも遺産の一部が贈与されていることを告げられます。これは張泯にとって予想外のことでした。ワイナリーに到著した羅溪は、自分がブドウ畑を相続することになったと知り、呉おじいさんへの感謝を述べ、遺産のためではなく、呉おじいさんのために「小聡聡」という名のブドウの樹の世話を続けたいと、相続権を放棄する意向を示します。

しかし、張泯がワイナリーを売却する計画だと知ると、羅溪は改めて相続権を主張することにします。小聡聡は張泯が子供の頃に植えたブドウの樹で、彼にとって特別な意味を持っていました。ある時、張泯は羅溪の後をつけ、彼女が落とした鍵を拾います。彼はその鍵を交渉材料に、ブドウ畑の所有権を交換しようと持ちかけますが、その過程で二人は言い争いになり、張泯はワインの醸造槽に落ちてしまいます。羅溪はその隙に逃げ出します。

張泯は羅溪を探しますが、見つかりません。Alex夫妻はこっそりと羅溪を守ります。夜になり、張泯は羅溪の部屋を訪ねますが、父親との電話の後、ベッドで眠ってしまいます。羅溪は見つからないように、一晩中ベッドの下に隠れていました。

翌朝、羅溪は鍵を盗み取ろうとしますが、目を覚ました張泯に見つかってしまいます。張泯は、羅溪が契約書にサインしなければ、更なる行動に出ると脅します。羅溪は、張泯が過去を忘れ、呉おじいさんや小聡聡への想いを失ってしまったと責めます。張泯は何も言わず、羅溪は彼の後をついて言い争いを続けます。張泯がブドウの樹を切り倒して金銭で償えばいいと言い出した時、羅溪は深く失望します。彼女は、呉おじいさんの心の中で生きている小聡聡をそんな風に扱ってはいけないと思い、張泯は思い出は何も持たない者の拠り所だと冷たく言い放ち、早くブドウ畑を売るように勧めます。

羅溪の友人、陶倫(タオ・ルン)は、彼女の卒業製作展を見るためにわざわざ中国からやって来ます。再会を喜び、二人は抱き合います。張泯は彼らを恋人同士だと勘違いし、何か理由をつけて陶倫(タオ・ルン)をワイナリーに泊めることを拒否します。

第2話あらすじとネタバレ

羅溪は張泯を無視して、陶倫(タオ・ルン)を連れて行ってしまった。肖正男(シアオ・ジョンナン)は張泯に、会長から電話があり、ドバイで問題が発生したため、至急仕事を片付けて帰国するようにと指示があったことを伝えた。

羅溪は陶倫(タオ・ルン)と食事に行き、陶倫(タオ・ルン)は卒業展について尋ねた。羅溪は張泯を偏執狂で、呉おじいさんが言っていた聡明な子供とは到底思えないと酷評した。それを偶然聞いてしまった張泯は、それでは羅溪はゴネ得ばかりで頑固な性格なのかと仮論した。しかし、羅溪と陶倫(タオ・ルン)は張泯の存在を完全に無視して会話を続けた。二人は小さい頃から孤児院で一緒に育ったことが判明する。張泯は羅溪の首にかけている鍵は何に使うのか尋ねると、羅溪は、この鍵は張泯しか開けられないが、張泯自身も覚えていないので自分も用途は分からないと答えた。

トイレから出てきた陶倫(タオ・ルン)は、眠っている外国人にいたずら書きをし、羅溪を連れて逃げ出した。羅溪は張泯のことが心配になり、彼も一緒に連れて逃げた。数人の外国人に追いかけられ、最後はバスに飛び乗って追手を振り切った。

ワイナリーに戻ると、張泯は二人に早く仕事に戻るように促した。陶倫(タオ・ルン)はホテルを探そうとしたが、羅溪はワイナリーに泊まるように勧めた。張泯は自分に許可を取ったのかと疑問を呈した。一方、肖正男(シアオ・ジョンナン)は張泯に薬を飲むように促した。羅溪と陶倫(タオ・ルン)は呉おじいさんの写真を見ながら、陶倫(タオ・ルン)は呉おじいさんに不思議な親近感を覚え、感謝の気持ちでいっぱいになった。羅溪は陶倫(タオ・ルン)に翌日一緒に呉おじいさんのお墓参りに行こうと誘い、陶倫(タオ・ルン)は承諾した。羅溪が張泯にも行くかどうか尋ねると、張泯はきっぱりと断った。

四海グループのドバイのプロジェクトでトラブルが発生し、記者の質問に対し、張泯は肖正男(シアオ・ジョンナン)にBKグループがドバイのプロジェクトに参入するという情報をリークするように指示し、メディアの関心を逸らそうとした。肖正男(シアオ・ジョンナン)は張泯にも呉おじいさんのお墓参りに行き、遺言に背いた理由を説明するべきだと提案し、呉おじいさんもきっと許してくれるだろうと言った。張泯は最初は同意しなかったが、翌日、羅溪と陶倫(タオ・ルン)と一緒に呉おじいさんのお墓参りに行った。張泯は呉おじいさんの写真に向かって、自分の気持ちを打ち明け、ワイナリーへの感謝と売却せざるを得ない事情を説明し、どんな罰でも受けると言った。

ワイナリーに戻ると、羅溪は張泯に、自分が小聡聡を「癒せる」まで、一年間ワイナリーを売らないと約束するように求めた。張泯は彼女の頼みを聞き入れた。陶倫(タオ・ルン)は羅溪にどうして気が変わったのか尋ねると、羅溪は、張泯の過去に何があったかは分からないが、彼の心の奥底には小聡聡という少年がまだ存在していると信じていると答えた。

その後、陶倫は教授から電話を受け、実は5年前から南極観測隊への参加が決まっており、羅溪に別れを告げるために来たのだと分かった。陶倫はずっと羅溪に片思いしており、教授は告白するように勧めたが、陶倫は躊躇していた。

翌日、弁護士がワイナリーに来て、羅溪は遺産相続放棄の書類にサインした。しかし、弁護士は張泯が張敬中と呉天華の実子ではなく、養子であるという内容のメールを受け取った。つまり、張泯は相続権を失う可能性があるということだ。それを確認するため、呉氏が言っていた、張泯が子供の頃に火傷を負い、背中に傷跡があるはずだということを確認した。調べた結果、張泯には確かに傷跡があったため、遺産相続の書類にサインすることができた。しかし、羅溪はAlex夫人から、張泯が子供の頃に負った火傷は左側なのに、以前張泯が服を脱いだ時に見た傷跡は右側だったと聞かされた。同時に、張敬中が派遣した人物がワイナリーにやって来て業務の引継ぎを始め、張敬中がこれらの取り決めを本当に認めているわけではないことを暗示した。